緑川ヴォイスのダーリン、GETォ〜〜!!

 弟エンディングを見たあと、プレイを反省し、どーやったら彼の心を得られるのかを考えた。
 そういや、「運動」のパラメータが低かったなー。
 つーことで、1年ばかりさかのぼり、そこから「運動」を上げるように努力。

 そしたら、やってきましたよ、王子様。
 ラストの「約束の教会」へ、目当てのダーリンが。

 はあ。
 緑川ヴォイスで「愛してる」を聞きました。
 おなかいっぱいっす!

 この達成感。

 さて。
 このキャラの名前は、葉月珪くん。第一印象は「キムちゃんと名前が似ている」。……ダメ女ですがな、わたし。
 前にも書いたとおり、絵だけ見ていると最悪ですが、実際に彼と対話してみると、なかなかどーして、せつないっすよ。

 わたし、いかにもなヒーローは好きじゃないのです。
 殿さんと「萌えな男のタイプ」を話していたときに、指摘されたんだけど。

「緑野さんってさ、フアン(by『血と砂』)みたいな男、タイプなんだね」

 …………。
 図星です。

 殿さんには叱られましたさ。
「だめだよ、緑野さん! そーゆー男はダメ! 不幸になるだけだよ」
 って、わたし、殿さんより年上なんだがな……。
 つーか、「萌え」の話だから、現実の男の好みとは微妙にチガウんですけど。殿さん、混同してるよ。

 「萌え」としては。
 ダメダメなヘタレ男が好きなんだ、わたし……。

 弱い男が好きなので、ヒーロータイプの男に興味はないのです。

 少女マンガや、ボーイズものに出てくる攻タイプは、興味の範囲外。
 つまり、美形で背が高くて高収入で地位があって、頭脳明晰スポーツ万能、自信家で強引で誰からも愛されあこがれられているけれどクールで孤高、だけど主人公にだけはやさしい、そーゆー男。
 そーゆーの、いちばんきらい。

 『ときめきメモリアル Girl’s Side』の主役格キャラである葉月くんも、ヒーローだから、このタイプに近い設定がしてある。
 超絶美形でモデルでハイソでハーフだかクォーターだかで成績はいつも首席でスポーツ万能、強引ではないがマイペースで他人の顔色はおかまいなし、クールで孤高だ。
 芸能人で追っかけがいて、女にいつもきゃーきゃー言われ、アイドルの美少女とかも振っちゃってるよーな、そんな男。
 ……設定だけでいえば、大嫌いだぞ(笑)。

 その、わたしにとってはマイナスでしかない設定を背負い、わたしに好意を持たせてしまったのだから、大したもんだ。

 ポイントは、「不器用さ」だ。
 これほどなにもかも持ち合わせているのに、彼はいまひとつ自分の才能を理解していない。周囲が勝手に騒いでいる「美貌」だって、たぶんきっと、本人的にはあまり重要ではないんだろー。つーか、理解していなさそう。
 他人の見る「自分」と、「自分自身」とのギャップを埋められないまま、途方に暮れている不器用な子ども。
 それゆえにどんどん孤立していき、本来の性格も加わって、高嶺の花と成り果てる。そしてその姿は、とても寂しい。

 泣き方を知らないゆえに、他人からやさしくしてもらえない子どもが、主人公を愛することによって少しずつ喜怒哀楽や「他人と関わること」をおぼえていく。
 その不器用さが、せつなくていいのだ。

 あと、主人公の徹底した鈍感ぶりとかな(笑)。
 ふつー、あそこまで言われたら気づくだろー? と、つっこみつつ、無事にエンディングだ。

          ☆

 追記、殿さんの推察。

「緑野さんが、なんでケロを好きなのかわかったよ。ヘタレ男やらせたら、ヅカ一だもんね」
 包容力の男をやらせても、ヅカで5本の指に入ると思うけどな。

 

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