両親が帰ってきた。
 毎年8月第3週は家族行事(主に旅行)だったんだが、弟の休みが取れないので両親だけで北海道へ行っていた。弟ひとり置いて行くのは可哀想、だからわたしも残れ、というのが彼らの主張。
 いいオトナなので、可哀想もクソもないんだがな……べつにどーでもいいことなので、両親を気持ちよく見送りましたよ。

 彼らがいないからってどーってことはないのだが、面倒なのは庭の水やりだった。
 母が「あたしの孫」と呼んでいる、あの奔放に生えまくった植物ども。
 めんど〜〜!!

 母ときたら、行く前にさんざん含みおきし、さらにわざわざ携帯メールで「水やりたのむ」と言ってくる固執ぶり。
 ほんとに心配事は花壇だけだったのね。

 家の前の花壇と、裏庭の花壇と大小様々な植木鉢。緑に浸食されてるので、どれが育てている植物なのか、勝手に生えているものなのか、わかりゃしねえ。
 わたしは植物に興味ないのよ。
 きれいに整えられた花壇ならともかく、母の性格そのまんまなダイナミックすぎる花壇は、わたしの趣味じゃない。

 裏庭はホースで水やりするけど、家の前の花壇はじょうろを使うしかない。
 ちょろちょろと水をやりながら、郷愁にふけりました。
 そーいや小学校のころは、やってたな、水。夏休みのお手伝いで。あのころはまだ裏庭には花壇を作ってなかったから、この家の前の花壇だけだった。
 ほんとに、大昔のことだよ……。

 北海道は大雨だったらしい。台風の影響で。
 大阪は快晴だったのにね。
 天気が逆なら、わたしも水やりしないですんだのにな。

 

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