続・破壊者の円盤。@ヤング・クルセイダーズ
2002年12月21日 タカラヅカ 昨日からのつづき。
わたしは音楽に暗い。ジャンル分けが正確にできるわけでもない。
ムード歌謡と演歌の、正しい差もわかってはいない。
だが、わたしが演歌を「演歌」だと判断する基準のひとつは、「合いの手を入れられる」ということだ。
曲の合間に、「ハ〜、ヨッコラショ」とか「ソイヤソイヤ」とか「ア〜、コリャコリャ」とか入れることができ、かつ違和感がなかったら、それは演歌だと思っている。
『タカラヅカ・ヤング・クルセイダーズ』の10曲目は、まちがいなく合いの手が似合う曲だった。
びっくりして、歌詞カードを見る。
10曲目、タカネくん『L.A.ダウンタウン』。
はあっ?!
目を疑う。
演歌なのに、L.A.っ?!!
歌い方も、コブシまわってるし……。
L.A.なのに……アメリカなのに……何故に演歌調?
すまんタカネくん。タカネくんに罪はないが、このCD中、いちばん最悪なのはかよちゃんの『エゴイスト』を超えて君に決定だ。
ムード歌謡まではゆるせても、演歌は勘弁……。
L.A.に暮らす日本人青年を演歌で表現するなんて、斬新かもしれないけどさ。
「ハ〜、ドッコイ」「ソラソラ、ドーシタ」なんて合いの手の似合う歌は好きじゃないっす……。
10曲目で再び悶絶しかかっていたわたしは、11曲目で救われる。
11曲目、のんちゃん『たそがれ気分』。
正塚晴彦&高橋城コンビ。
うわああぁぁん、正塚せんせぇ。
これぞ正塚だぁ。よかったー、まともだ、いつもの正塚だぁ。
のんちゃんの丁寧な歌い方にも好感。ああ、深い歌声だわ。「たそがれ気分」つー言葉にはとほほ感がただよってるけどな……しかもタイトルか……。
12曲目。お花様『私の薔薇が咲く頃に』。
……なによりも、ここにお花様がいることにおどろいた……。まだ星組だよ。ミーミルのころっすか? すげー抜擢だ……。
歌詞の現実離れしたかわいらしさに、ちょっと萎え。エプロンドレスの少女萌えないいトシした男が創った、ありえない美少女キャラみたいな感じの歌。
でも花ちゃんの当時のイメージはこうだったんだろーなぁ。
13曲目。リカちゃん『そして歩きはじめた君は』。
おお、リカちゃんだわ。ちゃんと「ヅカ」で「男役」。ほっとするわ。
14曲目。純名『マイ・ガーディアン・エンジェル』。
うまい。
いちばんうまい。文句なし。
この曲だけ、他とぜんぜんちがうよ。びっくりした。
他の曲はカンチガイした寒いものだったり、あるいはふつーにヅカだったりしたけど。
この曲だけは、「ミュージカル」。物語が見える。
わたしはこの曲知らないけど、きっとこの曲が使われている作品があるんだな。ミュージカルのなかの1曲なんだわ。……そう思えるの。
情感たっぷり、余裕の歌声。語りかけるよう。
純名……ほんと、うまかったんだ……。
15曲目。マミさん『愛はルナティック』。
吹き出した。
ああ、マミさんここにあり。つーかマミさんて、こんな時期からすでに「真琴つばさ」だったんだ……。
腰を振って歌ってるのが見えるよーだ。ショーの中の1曲って感じ。
16曲目。あやかちゃん『ラヴ・イマジネーション』。
きれい。わーん、きれいな歌声だよー、あやかちゃーん。
純名につづいて2番目にうまいと思う。好き。
ちゃんと「ヅカ」で「娘役」。純白のドレスが似合う感じ。いいなあ。ヅカの醍醐味だよなあ。
最後はタータン『花咲く丘で』。
おお、さすがにトリはタータンですか、実力者でシメますな。
きれいに歌ってくれていますが……最初の方「歌のおねえさん」風なのはどうかと……。途中からの感じで通して欲しかった。せっかくヅカなんだから、「男役」であって欲しかったのね。
でもタータンだからなあ。舞台以外ではかわいいお嬢さん、なんだよねえ。
それがそのまんま出た歌。
通して聴くと、ほんとにすばらしい破壊力。
チャー様、かよちゃん、コウちゃん、そしてタカネくん。彼らが最高の兵器ナリ。ぜえぜえ。
それにしても、豪華に作ってあるよ。
歌詞の載っているブックレットはオールカラー24pだぜ。
中の写真で、「ぐんちゃん(花)、トド(雪)、ぶんちゃん(星)」が1ページにきれーに揃い踏みしているのを見て、ちょっと感動。
これが出た当初、この3人が同じ組でTOP3になるなんて、誰が思ったろう。3人とも組がちがうんだぜぇ。
本日……じゃねーや、この日記は2日にわたって書いてるんだった……昨日我が家にやってきたBe-Puちゃんは、このCDの面子を見ながらおどろきの声をあげた。
「すごいわ、このメンバー。コウちゃん以外は全員トップになってる!!」
たしかに。
正しい人選だったんだなあ。
今残っているトップは、リカちゃんと……お花様。うーん、深い。
今のメンバーで『ヤング・クルセイダーズ2』を出すとしたら、誰になるんだ?
2、3番手あたりの男役と、トップと新進娘役……。
水くん、タニちゃん、あさこ……や、やめとこう、考えるの……。
まあ、9年前に出たっきり2度と出てないってのはきっと、売れなかったんだろうねえ、これ。
つーかBe-Puちゃん、よく買ったよな、これ……。
「好きになったばっかで、どうかしてたのよ」
チャー様に恋した途端、転勤で鹿児島に行くことに決まったのよね。
ビデオだろうがCDだろうが、なんでも買いあさっていたよね。
月に1度以上の頻度でムラまで現れていたから「交通費を考えたら、大阪に住んだ方が経済的」つって、また大阪に転勤してきたのよね。会社を辞めたあとも、実家には戻らず、ヅカのために大阪で暮らしつづけてるのよね。
一途なヤツだ。
「緑野さんがあたしをヅカに連れて行くから……おかげで人生狂っちゃって……」
行ってみたいって言ったのは君じゃん。まさかそこまでハマるとは思わなかったよ(笑)。
たしか君、ファンでもなんでもないのに、トドロキの写真集買ってたよな、2冊も。んで1冊は、ヅカを知らない子に「きれーだから!」つってプレゼントしてたし。それ、今考えると、すげーイタイのでわ……?(笑)
ほんとに、なんでも買う人だった。おかげでわたしは、いろいろ見せてもらったなあ。
このすばらしいCDも、今聴けてよかったよ。
なんて価値ある1枚だ。
破壊力のあるCDなんて、そうそうないからな。
値打ちもんだと思うから、大事にしておいてね(笑)。
わたしは音楽に暗い。ジャンル分けが正確にできるわけでもない。
ムード歌謡と演歌の、正しい差もわかってはいない。
だが、わたしが演歌を「演歌」だと判断する基準のひとつは、「合いの手を入れられる」ということだ。
曲の合間に、「ハ〜、ヨッコラショ」とか「ソイヤソイヤ」とか「ア〜、コリャコリャ」とか入れることができ、かつ違和感がなかったら、それは演歌だと思っている。
『タカラヅカ・ヤング・クルセイダーズ』の10曲目は、まちがいなく合いの手が似合う曲だった。
びっくりして、歌詞カードを見る。
10曲目、タカネくん『L.A.ダウンタウン』。
はあっ?!
目を疑う。
演歌なのに、L.A.っ?!!
歌い方も、コブシまわってるし……。
L.A.なのに……アメリカなのに……何故に演歌調?
すまんタカネくん。タカネくんに罪はないが、このCD中、いちばん最悪なのはかよちゃんの『エゴイスト』を超えて君に決定だ。
ムード歌謡まではゆるせても、演歌は勘弁……。
L.A.に暮らす日本人青年を演歌で表現するなんて、斬新かもしれないけどさ。
「ハ〜、ドッコイ」「ソラソラ、ドーシタ」なんて合いの手の似合う歌は好きじゃないっす……。
10曲目で再び悶絶しかかっていたわたしは、11曲目で救われる。
11曲目、のんちゃん『たそがれ気分』。
正塚晴彦&高橋城コンビ。
うわああぁぁん、正塚せんせぇ。
これぞ正塚だぁ。よかったー、まともだ、いつもの正塚だぁ。
のんちゃんの丁寧な歌い方にも好感。ああ、深い歌声だわ。「たそがれ気分」つー言葉にはとほほ感がただよってるけどな……しかもタイトルか……。
12曲目。お花様『私の薔薇が咲く頃に』。
……なによりも、ここにお花様がいることにおどろいた……。まだ星組だよ。ミーミルのころっすか? すげー抜擢だ……。
歌詞の現実離れしたかわいらしさに、ちょっと萎え。エプロンドレスの少女萌えないいトシした男が創った、ありえない美少女キャラみたいな感じの歌。
でも花ちゃんの当時のイメージはこうだったんだろーなぁ。
13曲目。リカちゃん『そして歩きはじめた君は』。
おお、リカちゃんだわ。ちゃんと「ヅカ」で「男役」。ほっとするわ。
14曲目。純名『マイ・ガーディアン・エンジェル』。
うまい。
いちばんうまい。文句なし。
この曲だけ、他とぜんぜんちがうよ。びっくりした。
他の曲はカンチガイした寒いものだったり、あるいはふつーにヅカだったりしたけど。
この曲だけは、「ミュージカル」。物語が見える。
わたしはこの曲知らないけど、きっとこの曲が使われている作品があるんだな。ミュージカルのなかの1曲なんだわ。……そう思えるの。
情感たっぷり、余裕の歌声。語りかけるよう。
純名……ほんと、うまかったんだ……。
15曲目。マミさん『愛はルナティック』。
吹き出した。
ああ、マミさんここにあり。つーかマミさんて、こんな時期からすでに「真琴つばさ」だったんだ……。
腰を振って歌ってるのが見えるよーだ。ショーの中の1曲って感じ。
16曲目。あやかちゃん『ラヴ・イマジネーション』。
きれい。わーん、きれいな歌声だよー、あやかちゃーん。
純名につづいて2番目にうまいと思う。好き。
ちゃんと「ヅカ」で「娘役」。純白のドレスが似合う感じ。いいなあ。ヅカの醍醐味だよなあ。
最後はタータン『花咲く丘で』。
おお、さすがにトリはタータンですか、実力者でシメますな。
きれいに歌ってくれていますが……最初の方「歌のおねえさん」風なのはどうかと……。途中からの感じで通して欲しかった。せっかくヅカなんだから、「男役」であって欲しかったのね。
でもタータンだからなあ。舞台以外ではかわいいお嬢さん、なんだよねえ。
それがそのまんま出た歌。
通して聴くと、ほんとにすばらしい破壊力。
チャー様、かよちゃん、コウちゃん、そしてタカネくん。彼らが最高の兵器ナリ。ぜえぜえ。
それにしても、豪華に作ってあるよ。
歌詞の載っているブックレットはオールカラー24pだぜ。
中の写真で、「ぐんちゃん(花)、トド(雪)、ぶんちゃん(星)」が1ページにきれーに揃い踏みしているのを見て、ちょっと感動。
これが出た当初、この3人が同じ組でTOP3になるなんて、誰が思ったろう。3人とも組がちがうんだぜぇ。
本日……じゃねーや、この日記は2日にわたって書いてるんだった……昨日我が家にやってきたBe-Puちゃんは、このCDの面子を見ながらおどろきの声をあげた。
「すごいわ、このメンバー。コウちゃん以外は全員トップになってる!!」
たしかに。
正しい人選だったんだなあ。
今残っているトップは、リカちゃんと……お花様。うーん、深い。
今のメンバーで『ヤング・クルセイダーズ2』を出すとしたら、誰になるんだ?
2、3番手あたりの男役と、トップと新進娘役……。
水くん、タニちゃん、あさこ……や、やめとこう、考えるの……。
まあ、9年前に出たっきり2度と出てないってのはきっと、売れなかったんだろうねえ、これ。
つーかBe-Puちゃん、よく買ったよな、これ……。
「好きになったばっかで、どうかしてたのよ」
チャー様に恋した途端、転勤で鹿児島に行くことに決まったのよね。
ビデオだろうがCDだろうが、なんでも買いあさっていたよね。
月に1度以上の頻度でムラまで現れていたから「交通費を考えたら、大阪に住んだ方が経済的」つって、また大阪に転勤してきたのよね。会社を辞めたあとも、実家には戻らず、ヅカのために大阪で暮らしつづけてるのよね。
一途なヤツだ。
「緑野さんがあたしをヅカに連れて行くから……おかげで人生狂っちゃって……」
行ってみたいって言ったのは君じゃん。まさかそこまでハマるとは思わなかったよ(笑)。
たしか君、ファンでもなんでもないのに、トドロキの写真集買ってたよな、2冊も。んで1冊は、ヅカを知らない子に「きれーだから!」つってプレゼントしてたし。それ、今考えると、すげーイタイのでわ……?(笑)
ほんとに、なんでも買う人だった。おかげでわたしは、いろいろ見せてもらったなあ。
このすばらしいCDも、今聴けてよかったよ。
なんて価値ある1枚だ。
破壊力のあるCDなんて、そうそうないからな。
値打ちもんだと思うから、大事にしておいてね(笑)。
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