所変われば品変わる。所変われば片桐はいりも……。@カンパニー・マン
2003年1月15日 映画 片桐はいりがいる。
片桐はいりが蠱惑的に笑う。
片桐はいりがセクスィーポォズを決める。
ああ、どうしよう。片桐はいり。
『CUBE』のヴィンチェンゾ・ナタリ監督最新作『カンパニー・マン』を見てきました。
といってもわたし、『CUBE』見てないすんよ。映画ファンなら見ておけってタイトルなのにな。
だから、真の映画ファンであるWHITEちゃんに鼻息荒く連れて行かれた今回の『カンパニー・マン』も、いただいたチケットのありがたみなんぞわかっておりませんでした。
つーことで、ヴィンチェンゾ・ナタリ初体験。
……すごかった。
すげーや、この映画。
おもしろかったよ、お客さん!!
みんなが騒ぐわけだよ。この監督好きだわ!
いつもは俳優名であらすじを書くが、今回は役名で書く。
主人公サリバンはイケてない平凡なサラリーマン。家では奥さんにばかにされてるしね。だけど彼には夢があった。それは「スパイになること!」だ。
がんばって試験を受け、A社の産業スパイとなることに成功。子どものころからのあこがれの職業! はじめての任務で、「サースビー」という架空の男の名前とIDを渡され、サリバンくんわくわく! 恐妻家であることも、酒も煙草もやらない真面目人間であることも忘れて、「架空の人格」をたのしんじゃったりしてな。
でも、スパイの仕事は、とっても地味だった。ちょっとがっかり。もっとドラマチックなものを期待したのに。それに、この仕事をはじめてから悪夢を見る。頭痛がする。なんなんだろう、繰り返し見るイメージの断片のようなものは……?
そんなサリバンくんの前に現れた美女、リタ。彼女はサリバンくんに衝撃の事実を告げる。彼が「任務」だと信じて行っていることは、全部嘘。A社は「洗脳」によって「使い捨てOK便利スパイ」を製造するつもりでスパイ志望者を集めているのだ。サリバンくんも半分洗脳されかかっており、「サリバン」としての人格がゆらぎ「サースビー」に塗り替えられよーとしている、というのだ。
リタの助けによってサリバンは、洗脳されたふりでB社(A社のライバル)側につき、A社の情報を流すことで生き延びる。
しかしこれにはさらに裏があって……。
2転3転するプロット。どんでん返しの連続ナリ。
わたしアタマ悪いから、とっても混乱しました。複雑過ぎです、プロット。
でも、「え、ちょっと待って、今のどーゆーこと?」というつまずきを超えてしまうともー、快感(はぁと)の複雑さ。
いったいなにが正しくて、なにが嘘なのか。誰を信じていいのか。
主人公サリバンくんと一緒に、迷路の中。
いちばん大きな「どんでん返し」は、とても小気味のいいもので、そのあとのサリバンくんは素直に「かっこいい!!」と思えます。奥さんに罵られてた、あのなさけないサリバンくんがだよ? 別人だよ!! すてき!
しかも、そもそもこのクソややこしい物語がどーしてはじまったか、サリバンくんを翻弄する「すべての出来事を陰で操っている人物」の真の意図ってのが、最後の最後にわかるんだけど……。
これがね、ものごっつー「好み」だった。
ツボだった。
理由って、これ?
こんな理由のためにアンタ、これだけの犠牲払って、これだけの騒ぎを起こしたの?
……うわ、好き。こんなの、好きすぎるよーっ、大好きだよ。
もともとわたし、プロットの緻密な物語が好きなのね。
緻密な物語が、クールな映像で表現され、しかも根底にあるテーマっちゅーか事件がはじまった「理由」が、いちばんわたし好みのものだった。……てそれ、すごいわ。猫にカツオブシ状態。
なにもかも好きよ!!
……ネタバレできないから、まともな感想書けないのが口惜しい。まだ一般公開してない映画だもんな〜〜。
ただし、ホモ要素はまったくありません。腐女子的ヨロコビはなし(笑)。
そして、唯一わたしが気になったことは、ヒロイン・リタ。
蠱惑的な美女リタ。謎の女リタ。ファム・ファタール、リタ。
演じているのは、ルーシー・リュー。
『チャーリーズ・エンジェル』出演の美女だそうだ。……だそうだ、というのは、わたしが『チャーリーズ・エンジェル』を見ていないから。予告編で見る限り、かっこいいねーちゃんたちが、ばしばし戦う、たのしそーな映画だったな。でも、見に行かなかった。目がたのしい以外に得るものはなさそうだったから。
だもんで、ルーシー・リューのことなんて、まったく知りません。はじめて見る女優さんでした。
そしてわたしの目に彼女は……。
片桐はいりにしか、見えなかった……。
片桐はいりがいる。
片桐はいりが蠱惑的に笑う。
片桐はいりがセクスィーポォズを決める。
ど、どうしようお客さん! せっかくのクール&サスペンスな画面で、あちこち正気に戻ります。水をあびせられたよーに、映画世界から現実に意識が戻ります。
あうあうあう〜〜。
そ、それだけがつらかったよ、ママン……。
片桐はいりが蠱惑的に笑う。
片桐はいりがセクスィーポォズを決める。
ああ、どうしよう。片桐はいり。
『CUBE』のヴィンチェンゾ・ナタリ監督最新作『カンパニー・マン』を見てきました。
といってもわたし、『CUBE』見てないすんよ。映画ファンなら見ておけってタイトルなのにな。
だから、真の映画ファンであるWHITEちゃんに鼻息荒く連れて行かれた今回の『カンパニー・マン』も、いただいたチケットのありがたみなんぞわかっておりませんでした。
つーことで、ヴィンチェンゾ・ナタリ初体験。
……すごかった。
すげーや、この映画。
おもしろかったよ、お客さん!!
みんなが騒ぐわけだよ。この監督好きだわ!
いつもは俳優名であらすじを書くが、今回は役名で書く。
主人公サリバンはイケてない平凡なサラリーマン。家では奥さんにばかにされてるしね。だけど彼には夢があった。それは「スパイになること!」だ。
がんばって試験を受け、A社の産業スパイとなることに成功。子どものころからのあこがれの職業! はじめての任務で、「サースビー」という架空の男の名前とIDを渡され、サリバンくんわくわく! 恐妻家であることも、酒も煙草もやらない真面目人間であることも忘れて、「架空の人格」をたのしんじゃったりしてな。
でも、スパイの仕事は、とっても地味だった。ちょっとがっかり。もっとドラマチックなものを期待したのに。それに、この仕事をはじめてから悪夢を見る。頭痛がする。なんなんだろう、繰り返し見るイメージの断片のようなものは……?
そんなサリバンくんの前に現れた美女、リタ。彼女はサリバンくんに衝撃の事実を告げる。彼が「任務」だと信じて行っていることは、全部嘘。A社は「洗脳」によって「使い捨てOK便利スパイ」を製造するつもりでスパイ志望者を集めているのだ。サリバンくんも半分洗脳されかかっており、「サリバン」としての人格がゆらぎ「サースビー」に塗り替えられよーとしている、というのだ。
リタの助けによってサリバンは、洗脳されたふりでB社(A社のライバル)側につき、A社の情報を流すことで生き延びる。
しかしこれにはさらに裏があって……。
2転3転するプロット。どんでん返しの連続ナリ。
わたしアタマ悪いから、とっても混乱しました。複雑過ぎです、プロット。
でも、「え、ちょっと待って、今のどーゆーこと?」というつまずきを超えてしまうともー、快感(はぁと)の複雑さ。
いったいなにが正しくて、なにが嘘なのか。誰を信じていいのか。
主人公サリバンくんと一緒に、迷路の中。
いちばん大きな「どんでん返し」は、とても小気味のいいもので、そのあとのサリバンくんは素直に「かっこいい!!」と思えます。奥さんに罵られてた、あのなさけないサリバンくんがだよ? 別人だよ!! すてき!
しかも、そもそもこのクソややこしい物語がどーしてはじまったか、サリバンくんを翻弄する「すべての出来事を陰で操っている人物」の真の意図ってのが、最後の最後にわかるんだけど……。
これがね、ものごっつー「好み」だった。
ツボだった。
理由って、これ?
こんな理由のためにアンタ、これだけの犠牲払って、これだけの騒ぎを起こしたの?
……うわ、好き。こんなの、好きすぎるよーっ、大好きだよ。
もともとわたし、プロットの緻密な物語が好きなのね。
緻密な物語が、クールな映像で表現され、しかも根底にあるテーマっちゅーか事件がはじまった「理由」が、いちばんわたし好みのものだった。……てそれ、すごいわ。猫にカツオブシ状態。
なにもかも好きよ!!
……ネタバレできないから、まともな感想書けないのが口惜しい。まだ一般公開してない映画だもんな〜〜。
ただし、ホモ要素はまったくありません。腐女子的ヨロコビはなし(笑)。
そして、唯一わたしが気になったことは、ヒロイン・リタ。
蠱惑的な美女リタ。謎の女リタ。ファム・ファタール、リタ。
演じているのは、ルーシー・リュー。
『チャーリーズ・エンジェル』出演の美女だそうだ。……だそうだ、というのは、わたしが『チャーリーズ・エンジェル』を見ていないから。予告編で見る限り、かっこいいねーちゃんたちが、ばしばし戦う、たのしそーな映画だったな。でも、見に行かなかった。目がたのしい以外に得るものはなさそうだったから。
だもんで、ルーシー・リューのことなんて、まったく知りません。はじめて見る女優さんでした。
そしてわたしの目に彼女は……。
片桐はいりにしか、見えなかった……。
片桐はいりがいる。
片桐はいりが蠱惑的に笑う。
片桐はいりがセクスィーポォズを決める。
ど、どうしようお客さん! せっかくのクール&サスペンスな画面で、あちこち正気に戻ります。水をあびせられたよーに、映画世界から現実に意識が戻ります。
あうあうあう〜〜。
そ、それだけがつらかったよ、ママン……。
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