女たちのくんずほぐれつ(笑)@8人の女たち
2003年1月22日 映画 映画『8人の女たち』鑑賞。
1950年代のフランス。クリスマスイヴの夜、雪に閉ざされた大邸宅で一家の主が殺された。容疑者はそのとき屋敷にいた8人の女たち。
次々と明かされる8人の美女たちの秘密。濃すぎる人間関係。そして、真犯人は……?
最初から最後まで、主役の8人しか出ず、舞台も屋敷からまったく変わらない。
この屋敷がもー、めっちゃロマンチックできれーな夢の邸宅。
そこで暮らす美女たちときたら、「コスプレですかっ?!」と言いたくなるような、カラフルかつオシャレなファッション。
50年代だからさ、ディオールの「ニュールック」系なんだよね。もー、ドレス見ているだけでもたのしい。
そして。
8人のヒロインたちは、全員歌う。踊る。
なんか、とんでもないミュージカルだ。
見ながらわたし、痛烈に思った。
これ、ヅカでやってくんないかな……。
大劇じゃ無理だろーから、バウでさ。
出演者は8人ぽっきり。セットは屋敷だけだから、ほんとバウ向きだよねえ。
8人のヒロインのうち、3人は男役でいいと思う。
主の妹(イメージカラー・赤。放蕩の限りを尽くす恋多き女)は、セクシーワイルドな大人の女を演じられる、上級生男役で見たい。
主の妻の妹(イメージカラー・茶。ガチガチの嫌味女。『ハイジ』のロッテンマイヤー女史系オールドミス。眼鏡を外すと美女に変身・笑)は、路線の美形男役に、ユーモアたっぷりに演じて欲しい。
主の次女(イメージカラー・ライトグリーン。元気でボーイッシュ、生意気盛りの17歳)は、売り出し中の若手男役に、とびきりキュートに。
あとの5人は娘役。
主の妻(イメージカラー・豹柄。上品かつセクシーな上流階級夫人)立っているだけで「美女!」とわかるよーな美しい上級生に。
主の妻の母親(イメージカラー・藤色。上品な上流階級夫人だが、ちょいと天然の入った愛らしい老婦人)は、専科のおねえさまに。
主の長女(イメージカラー・ピンク。華やかな美少女)は、路線ばりばりの美人娘役に!
屋敷のメイド(イメージカラー・紺。ストイックな美女)は、若手の別格系娘役で。
屋敷のハウスキーパー(イメージカラー・濃緑。肉感的つーか太めの肝っ玉母さん。善良そうな黒人)は、専科のおねえさまでも、演技派の男役でもいいかも。肉布団着込んでGO!
いかにもタカラヅカ的な、行きすぎたよーな色彩きらきら美女きらきら、歌い踊るミュージカルなんだが、こいつらの人間関係の濃いこと。濃いこと。
誰と誰がくっつくのか、離れるのか、油断が許されないっていうか、目が離せないっていうか。(鼻息)
いやあ、緊迫感あります。
……出演者、全員女なんだけどね。
女しかいないのに、カップリングに手に汗握ります。
なんせ近親相姦あり、レズありですから。
だ、誰と誰がくっつくの?! 誰と誰がデキてるのっ?! うきゃーっ、こうキますかーっ。
倫理観なんてものは、この際棚の上にでも置いておきましょう。8人の美女たち、全員えらいことになってます。
えっと、誰と誰がどーなってて、誰が誰を愛してて、でもこーなって……って、複雑すぎなんじゃお前らっ。一夫一婦制って言葉知ってるか??
とにかく、愉快です。
女ふたりが憎み合い殺し合い……ながらもそのままごろごろ床転がって、抱き合ってキスへなだれ込むあたりなんかもー。笑えばいいのか……? エロエロなシーンなのか……? わたし、あなたたちの熟れてしたたるよーなおっぱいが気になってしょーがありません。うわー、カタチが変わる……そっか、あんだけでかいとそりゃ、態勢によってカタチかわるよなあ。つーか、そのドレス露出高すぎ。
いちばんお気に入りは、ストイックなメイド。メイドコスにハァハァする人の気持ちがわかったよ……。めっちゃきれーだ。アンドロイドのよーな硬質な美貌と無表情、慇懃な態度。役目忠実。
しかしこのメイド、途中で豹変する。……心のない人形の仮面をかなぐり捨て、メイド服を乱し、まとめていた髪を振りほどくシーンの、あの獣のよーなエロス……!! 欲情した彼女の危険なまでの美しさ!
行け、メイドよ。襲いかかれ!!(屋敷には女しかいません)
ほんとーにたのしゅうございました。
8人の女たちは全員キチガイですから、人としてのふつーの感性は持っていません(笑)。だからあそこまでめちゃくちゃできる。
それがいっそ小気味いいです。
倫理とかルールとかを、ハナから無視して作ってある映画ですから。
ミステリとしての謎解きはもとより、女たちの濃すぎる愛憎をたのしみましょう。繰り返しますが、マトモな女はひとりもいません。最初はみんなマトモに見えるけど、だんだんわかります。みんな変だって。それをたのしみましょう。
あとはひたすら、目でたのしむのです。
美しいものはいいです。ほんと。
いやあ、いいもん見たよー。
☆
落胆したのは、予告編。
ちょっと待ってよ、テアトル梅田。わたしとWHITEちゃんは、予告を楽しみにわざわざ行ったのよ。なのに「予定を変更して、予告編を短縮して**分から本編を上映いたします」ってなんじゃそりゃ。
わたしたちはね、『呪怨』の予告が見たかったのよ。WHITEちゃんが前に見て「チビりそーになるくらい、こわかった」って言うから、「それならその予告、見てみましょう」って、彼女のエスコートのもと見に来たのにぃ。
次回上映作品の予告ぐらい、ちゃんと流せよー。
1950年代のフランス。クリスマスイヴの夜、雪に閉ざされた大邸宅で一家の主が殺された。容疑者はそのとき屋敷にいた8人の女たち。
次々と明かされる8人の美女たちの秘密。濃すぎる人間関係。そして、真犯人は……?
最初から最後まで、主役の8人しか出ず、舞台も屋敷からまったく変わらない。
この屋敷がもー、めっちゃロマンチックできれーな夢の邸宅。
そこで暮らす美女たちときたら、「コスプレですかっ?!」と言いたくなるような、カラフルかつオシャレなファッション。
50年代だからさ、ディオールの「ニュールック」系なんだよね。もー、ドレス見ているだけでもたのしい。
そして。
8人のヒロインたちは、全員歌う。踊る。
なんか、とんでもないミュージカルだ。
見ながらわたし、痛烈に思った。
これ、ヅカでやってくんないかな……。
大劇じゃ無理だろーから、バウでさ。
出演者は8人ぽっきり。セットは屋敷だけだから、ほんとバウ向きだよねえ。
8人のヒロインのうち、3人は男役でいいと思う。
主の妹(イメージカラー・赤。放蕩の限りを尽くす恋多き女)は、セクシーワイルドな大人の女を演じられる、上級生男役で見たい。
主の妻の妹(イメージカラー・茶。ガチガチの嫌味女。『ハイジ』のロッテンマイヤー女史系オールドミス。眼鏡を外すと美女に変身・笑)は、路線の美形男役に、ユーモアたっぷりに演じて欲しい。
主の次女(イメージカラー・ライトグリーン。元気でボーイッシュ、生意気盛りの17歳)は、売り出し中の若手男役に、とびきりキュートに。
あとの5人は娘役。
主の妻(イメージカラー・豹柄。上品かつセクシーな上流階級夫人)立っているだけで「美女!」とわかるよーな美しい上級生に。
主の妻の母親(イメージカラー・藤色。上品な上流階級夫人だが、ちょいと天然の入った愛らしい老婦人)は、専科のおねえさまに。
主の長女(イメージカラー・ピンク。華やかな美少女)は、路線ばりばりの美人娘役に!
屋敷のメイド(イメージカラー・紺。ストイックな美女)は、若手の別格系娘役で。
屋敷のハウスキーパー(イメージカラー・濃緑。肉感的つーか太めの肝っ玉母さん。善良そうな黒人)は、専科のおねえさまでも、演技派の男役でもいいかも。肉布団着込んでGO!
いかにもタカラヅカ的な、行きすぎたよーな色彩きらきら美女きらきら、歌い踊るミュージカルなんだが、こいつらの人間関係の濃いこと。濃いこと。
誰と誰がくっつくのか、離れるのか、油断が許されないっていうか、目が離せないっていうか。(鼻息)
いやあ、緊迫感あります。
……出演者、全員女なんだけどね。
女しかいないのに、カップリングに手に汗握ります。
なんせ近親相姦あり、レズありですから。
だ、誰と誰がくっつくの?! 誰と誰がデキてるのっ?! うきゃーっ、こうキますかーっ。
倫理観なんてものは、この際棚の上にでも置いておきましょう。8人の美女たち、全員えらいことになってます。
えっと、誰と誰がどーなってて、誰が誰を愛してて、でもこーなって……って、複雑すぎなんじゃお前らっ。一夫一婦制って言葉知ってるか??
とにかく、愉快です。
女ふたりが憎み合い殺し合い……ながらもそのままごろごろ床転がって、抱き合ってキスへなだれ込むあたりなんかもー。笑えばいいのか……? エロエロなシーンなのか……? わたし、あなたたちの熟れてしたたるよーなおっぱいが気になってしょーがありません。うわー、カタチが変わる……そっか、あんだけでかいとそりゃ、態勢によってカタチかわるよなあ。つーか、そのドレス露出高すぎ。
いちばんお気に入りは、ストイックなメイド。メイドコスにハァハァする人の気持ちがわかったよ……。めっちゃきれーだ。アンドロイドのよーな硬質な美貌と無表情、慇懃な態度。役目忠実。
しかしこのメイド、途中で豹変する。……心のない人形の仮面をかなぐり捨て、メイド服を乱し、まとめていた髪を振りほどくシーンの、あの獣のよーなエロス……!! 欲情した彼女の危険なまでの美しさ!
行け、メイドよ。襲いかかれ!!(屋敷には女しかいません)
ほんとーにたのしゅうございました。
8人の女たちは全員キチガイですから、人としてのふつーの感性は持っていません(笑)。だからあそこまでめちゃくちゃできる。
それがいっそ小気味いいです。
倫理とかルールとかを、ハナから無視して作ってある映画ですから。
ミステリとしての謎解きはもとより、女たちの濃すぎる愛憎をたのしみましょう。繰り返しますが、マトモな女はひとりもいません。最初はみんなマトモに見えるけど、だんだんわかります。みんな変だって。それをたのしみましょう。
あとはひたすら、目でたのしむのです。
美しいものはいいです。ほんと。
いやあ、いいもん見たよー。
☆
落胆したのは、予告編。
ちょっと待ってよ、テアトル梅田。わたしとWHITEちゃんは、予告を楽しみにわざわざ行ったのよ。なのに「予定を変更して、予告編を短縮して**分から本編を上映いたします」ってなんじゃそりゃ。
わたしたちはね、『呪怨』の予告が見たかったのよ。WHITEちゃんが前に見て「チビりそーになるくらい、こわかった」って言うから、「それならその予告、見てみましょう」って、彼女のエスコートのもと見に来たのにぃ。
次回上映作品の予告ぐらい、ちゃんと流せよー。
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