ちらしがネットで高騰するわけだ。こんな現状じゃな(溜息)。
2003年2月9日 タカラヅカ ちらしとはなんぞや。
通常、ちらしとは広告・宣伝文を印刷した紙のことだ。つまり、「売りたいもの」が先にあり、それを「売る」ための手段のひとつである。
ちらし自体は「売り物」ではない。
不特定多数の、「客」もしくは「客になり得るかもしれない相手」に配ることを目的とした印刷物だ。
……んだけど、どーも最近、そうでもないようで。
わたしとWHITEちゃんは、ある芝居のチケットが欲しかった。
今日はそのチケットの発売日だ。店頭発売は抽選のみ、座席配分が悪いのでそっちにはもともと期待してない、本命はやはり電話でしょう。
電話をする場合、公演日程が必要だよね? なにもないと、電話がかかった場合にしどろもどろになってしまう。
情報誌を買うという手もあるが、ここはちょうどその芝居が上演される劇場のすぐそばだ。どうせなら、劇場でちらしをもらって、そのちらしを見ながら電話をしよう。
だが、劇場にちらしはなかった。
他の芝居のちらしなら腐るほどある。べつの芝居を観に行ったときになど、欲しくもないのに無理矢理押しつけられる。
問題の芝居のちらしだけがない。
今日がチケット発売日なのに。
もちろん、予想はしていた。
以前から、「ある劇団の芝居」だけ、ちらしを置かなくなっているのだ。
繰り返すが、他の芝居のちらしは「ご自由にお取りください」とスタンドに配備されている。また、無理矢理配布されたりもする。
「ある劇団の芝居」に限ってだけ、例外なのだ。
昔はふつーに「ご自由に」コーナーに置いてあったのに、ここ数年、見かけなくなっていた。
それでも、窓口で「ちらしをください」と言えばよかった。
勝手に取られたらこまるけど、ほんとうに欲しい人は係員に言ってね。……というのは、客としては面倒に感じるが、まだ理解できる。
枚数が少ないのかな、とか、大量に持ち去る奴がいて問題になるなりしたのかな、とか考えるしな。
「うん、たしかに前は窓口で言えばもらえたけどな。……前回の『星の奇蹟』のときは、それですらなかったよ」
と、WHITEちゃんは言う。
「『本当にチケットを買ったんですか?』って、確認されたんだよ」
……「チケットを購入した人」だけが手に入れることのできる、「限定特典」なのか、ちらしって??
「で、1枚しかくれなかったから『2枚買ったんですけど、それでも1枚しかもらえないんですか?』って聞いてはじめて、2枚くれた」
チケットを買ってない、でもこれから買うかどうか検討する、って人には、くれないのね?
それって、「ちらし」じゃないのよね?
「購入特典」だよね?
納得のいかないのことだ。
話題の「前回の芝居」において、わたしは実際に芝居を観たあとで、ロビーの案内カウンターにいた劇場の人に「今日の芝居のちらしをください」と言ったのよ。
そしたらぎょっとした顔をされて、「こちらへお願いします」って、別室に呼び出されちゃったのよ(笑)。
……なにごとかと思ったねー。
「ちらしをくれ」ってのは、犯罪なのか? 事務室に連行されるほど?
連れて行かれた事務室で、大仰にちらしを1枚いただきました。はい。ありがたいことです。
あー、びっくりした。
そんなことになっている「ある劇団の芝居」の新作だ。
わたしたちは、ちらしをもらうために窓口に行った。
……チケットをすでに買った人しかもらえないちらしでしょ? それがわかってて、「これから買う人」が行っても意味ないよね?
大丈夫。
実は、すでにその劇場FCの先行発売において、チケット2枚は押さえてあるんだ。その先行発売のときには「まだちらしはできていません」と断られていた。
さすがに今日は発売日だし、友人のデイジーちゃんからちらしの配布がはじまっているという情報も得ている。
わたしもWHITEちゃんも「チケットを買った人」だ。それを言えばちらしをもらえるはず。
「今日発売の、この芝居のちらしをください」
窓口で、WHITEちゃんは言った。
チケットを買うために、公演案内の載ったちらしを欲しがるのは客として当然のことだ。
だがもちろん、窓口のおねーさんは拒絶する。
「チケットの購入をされましたか?」(この窓口では今日は発売をしていない。明日以降、残券取り扱い予定)
金を払わない奴にはやらねーよ、ということだ。商売としておかしいのだが、ここではそれがまかり通っているのだから仕方がない。
「会員の先行予約で買いました」
わたしは客よ、とWHITEちゃんは返す。
すると窓口のおねーさん。
「会員証を見せてください」
はあ?
わたしもWHITEちゃんも口ぽかーん状態。
疑うんですか?
窓口にやってきた客を?
WHITEちゃんは言われた通り、会員証を見せました。
すると窓口のおねーさんは「何枚ですか?」と事務的に聞き、購入枚数分のちらしを出してくれました。
返却されたWHITEちゃんの会員証には、「チ」というサインが入れられています。
つまり「もうちらしは渡したからね、もう一度もらってないふりして来ても無駄よ」という意味です。
……とことん、疑われています。
「あんたたち、嘘つきでしょ? え、ちがうの? でも疑わしいわ。嘘がつけないようにしておくわね」と、言われているわけです。
もらったちらしには、「2月9日前売開始」と、白々しい言葉が印刷されています。
前売、の状態では、手に入らないもんじゃん、これ。
購入特典なんだもん。
なんてばかばかしいんだ。
んな、ちらしごときで嘘なんかつかねーよ。
そんなにご大層なものならはじめから、「購入特典」とわかるように掲示してくれ。「ちらし」ではなく、「購入特典ミニポスター」とか名前をつけて。
そして、「ちらしが欲しい人は会員証提示で要求しろ」と看板でも置いてくれ。
一切明記していないのに、「ちらしはチケット購入者のみ」「会員証提示」と勝手に言われてもな。
よーやく手に入れたちらしを見ながら、わたしたちはチケット発売番号に電話をかけました。
……ちらしってのは、本来そーゆー使い方をするもんなんじゃないの??
なんかまちがってると思うんだけど、ドラマシティ?
通常、ちらしとは広告・宣伝文を印刷した紙のことだ。つまり、「売りたいもの」が先にあり、それを「売る」ための手段のひとつである。
ちらし自体は「売り物」ではない。
不特定多数の、「客」もしくは「客になり得るかもしれない相手」に配ることを目的とした印刷物だ。
……んだけど、どーも最近、そうでもないようで。
わたしとWHITEちゃんは、ある芝居のチケットが欲しかった。
今日はそのチケットの発売日だ。店頭発売は抽選のみ、座席配分が悪いのでそっちにはもともと期待してない、本命はやはり電話でしょう。
電話をする場合、公演日程が必要だよね? なにもないと、電話がかかった場合にしどろもどろになってしまう。
情報誌を買うという手もあるが、ここはちょうどその芝居が上演される劇場のすぐそばだ。どうせなら、劇場でちらしをもらって、そのちらしを見ながら電話をしよう。
だが、劇場にちらしはなかった。
他の芝居のちらしなら腐るほどある。べつの芝居を観に行ったときになど、欲しくもないのに無理矢理押しつけられる。
問題の芝居のちらしだけがない。
今日がチケット発売日なのに。
もちろん、予想はしていた。
以前から、「ある劇団の芝居」だけ、ちらしを置かなくなっているのだ。
繰り返すが、他の芝居のちらしは「ご自由にお取りください」とスタンドに配備されている。また、無理矢理配布されたりもする。
「ある劇団の芝居」に限ってだけ、例外なのだ。
昔はふつーに「ご自由に」コーナーに置いてあったのに、ここ数年、見かけなくなっていた。
それでも、窓口で「ちらしをください」と言えばよかった。
勝手に取られたらこまるけど、ほんとうに欲しい人は係員に言ってね。……というのは、客としては面倒に感じるが、まだ理解できる。
枚数が少ないのかな、とか、大量に持ち去る奴がいて問題になるなりしたのかな、とか考えるしな。
「うん、たしかに前は窓口で言えばもらえたけどな。……前回の『星の奇蹟』のときは、それですらなかったよ」
と、WHITEちゃんは言う。
「『本当にチケットを買ったんですか?』って、確認されたんだよ」
……「チケットを購入した人」だけが手に入れることのできる、「限定特典」なのか、ちらしって??
「で、1枚しかくれなかったから『2枚買ったんですけど、それでも1枚しかもらえないんですか?』って聞いてはじめて、2枚くれた」
チケットを買ってない、でもこれから買うかどうか検討する、って人には、くれないのね?
それって、「ちらし」じゃないのよね?
「購入特典」だよね?
納得のいかないのことだ。
話題の「前回の芝居」において、わたしは実際に芝居を観たあとで、ロビーの案内カウンターにいた劇場の人に「今日の芝居のちらしをください」と言ったのよ。
そしたらぎょっとした顔をされて、「こちらへお願いします」って、別室に呼び出されちゃったのよ(笑)。
……なにごとかと思ったねー。
「ちらしをくれ」ってのは、犯罪なのか? 事務室に連行されるほど?
連れて行かれた事務室で、大仰にちらしを1枚いただきました。はい。ありがたいことです。
あー、びっくりした。
そんなことになっている「ある劇団の芝居」の新作だ。
わたしたちは、ちらしをもらうために窓口に行った。
……チケットをすでに買った人しかもらえないちらしでしょ? それがわかってて、「これから買う人」が行っても意味ないよね?
大丈夫。
実は、すでにその劇場FCの先行発売において、チケット2枚は押さえてあるんだ。その先行発売のときには「まだちらしはできていません」と断られていた。
さすがに今日は発売日だし、友人のデイジーちゃんからちらしの配布がはじまっているという情報も得ている。
わたしもWHITEちゃんも「チケットを買った人」だ。それを言えばちらしをもらえるはず。
「今日発売の、この芝居のちらしをください」
窓口で、WHITEちゃんは言った。
チケットを買うために、公演案内の載ったちらしを欲しがるのは客として当然のことだ。
だがもちろん、窓口のおねーさんは拒絶する。
「チケットの購入をされましたか?」(この窓口では今日は発売をしていない。明日以降、残券取り扱い予定)
金を払わない奴にはやらねーよ、ということだ。商売としておかしいのだが、ここではそれがまかり通っているのだから仕方がない。
「会員の先行予約で買いました」
わたしは客よ、とWHITEちゃんは返す。
すると窓口のおねーさん。
「会員証を見せてください」
はあ?
わたしもWHITEちゃんも口ぽかーん状態。
疑うんですか?
窓口にやってきた客を?
WHITEちゃんは言われた通り、会員証を見せました。
すると窓口のおねーさんは「何枚ですか?」と事務的に聞き、購入枚数分のちらしを出してくれました。
返却されたWHITEちゃんの会員証には、「チ」というサインが入れられています。
つまり「もうちらしは渡したからね、もう一度もらってないふりして来ても無駄よ」という意味です。
……とことん、疑われています。
「あんたたち、嘘つきでしょ? え、ちがうの? でも疑わしいわ。嘘がつけないようにしておくわね」と、言われているわけです。
もらったちらしには、「2月9日前売開始」と、白々しい言葉が印刷されています。
前売、の状態では、手に入らないもんじゃん、これ。
購入特典なんだもん。
なんてばかばかしいんだ。
んな、ちらしごときで嘘なんかつかねーよ。
そんなにご大層なものならはじめから、「購入特典」とわかるように掲示してくれ。「ちらし」ではなく、「購入特典ミニポスター」とか名前をつけて。
そして、「ちらしが欲しい人は会員証提示で要求しろ」と看板でも置いてくれ。
一切明記していないのに、「ちらしはチケット購入者のみ」「会員証提示」と勝手に言われてもな。
よーやく手に入れたちらしを見ながら、わたしたちはチケット発売番号に電話をかけました。
……ちらしってのは、本来そーゆー使い方をするもんなんじゃないの??
なんかまちがってると思うんだけど、ドラマシティ?
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