お兄様の舌。@王家に捧ぐ歌
2003年7月11日 タカラヅカ ケロファンの方へ。
『王家に捧ぐ歌』を観るときは、余裕を持って着席していましょう。
幕が上がるなり、ケロお兄様の出番です。1幕、2幕とも、幕が上がるなりケロお兄様がひとりでまず舞台に現れます!
つーことで、行ってきました、新生星組『王家に捧ぐ歌』初日!!
「当面コンタクトレンズ禁止」を言われていたのに、ちゃっかりコンタクトレンズ着用。健康よりもヅカが大事なのか?!
予定通り早々に立ち見券を買い、いつもの場所に坐り込んでミニパソを打っていたら、襲撃された。アタマを押さえつけられ、なにごとかと思えば、Be-Puちゃんがいた。
「なんで緑野さんがいるの?!」
そりゃこっちの台詞だ。愛するチャー様が卒業して以来、ヅカも卒業したのかと思っていたよ。
やはり立ち見だというBe-Puちゃんは、「幕が上がるころにどこか観やすそうな位置に行くわ」と言っていたが、結局わたしの隣で観ることになった。
わたしはいいのよ。立ち見は得意だから。
でもBe-Puちゃん、わたしの肩までしか身長がないのよね。かなり観にくかったようだ。
物語は、大昔のエジプトが舞台。ラダメス@ワタルはエジプトの武将。敵国エチオピアから奪ってきた王女アイーダ@トウコにめろめろ。スタート時点からラヴ全開。エジプトの囚人であるアイーダも、スタート時点から、敵国の将であるラダメスによろめき中。そっかこいつら、出会って反発して、でも徐々に惹かれ合って……てな途中経過は省略済みなのね。いきなり禁断の恋人ムード。
両想いでも、ふたりの恋は前途多難さ。エジプトVSエチオピアは終わっていない。敵国同士じゃどうあがいても結ばれないよねえ。
てなわけでラダメスは将軍として戦争に勝利し、その褒美としてエチオピア解放をエジプト王@チャルさんに求めた。戦争をなくし、平和を!てなもんだ。
さあ、これでふたつの国は敵国ではなくなった。アイーダとラダメスはそれぞれ祖国のしがらみを捨て、ふたりで手に手を取って逃避行! と行くはずが、そうはうまく運ばない。
英雄ラダメスはエジプト王女アムネリス@檀ちゃんの想い人であり、ファラオのお気に入りでもある。次期ファラオ候補なんだ。彼の人生は彼だけのモノではない。
アイーダもまた、エチオピア王女。敗者復活を狙うエチオピア王@一樹さんや王子@ケロが、ラダメスの恋人という彼女の立場を利用しようと虎視眈々。
さあ、禁断の恋人たちの明日はどっちだっ?!
おもしろかったです。
いや、わたしキムシン好きだし。
彼の作品で「ふざけんな(怒)」と思ったのは、タニちゃん主演の『十二夜』だけで、あとは全部OKだった人なんで。ええ、評判の悪い『ゼンダ城』も『愛のソナタ』も好きよー。
『鳳凰伝』は1幕モノだったから、濃密にぎゅっと詰め込んだ感じだったけど、『王家』はその反対。余裕ぶっこきな感じ。特に1幕は、時間がある分のんきに展開したな。いらねーと思うシーンがあったり、テンポの悪さが気になったり。でも、1幕終わりから2幕の盛り上がりはたのしーぞー。
出演者が、歌がうまかったらよかったのに。
全編通して、痛切に思った。
この作品、歌唱力のある人たちで上演したら、迫力あったろうなあ。
ソロを歌う人たちだけじゃないよ。コーラスも、けっこー不満を感じるレベルだった。
へんだなー、星組って前の公演まで「歌の星組」だったのになー(泣)。
ワタルくんと檀ちゃんの歌にはハナから期待してなかったが、肝心のトウコちゃんまであんなにヤバいとは。高音になると途端に声量が落ちる。なんて不安定な歌声。
歌には不満アリだー。
しかし。
しかし、たのしかった……。
ツボな作品。
『鳳凰伝』がツボだったよーに、わたしはこの作品を愛せそうです。ふふふ。
主演キャラ、みんな好きだもん!
ラダメス、好きよ。英雄だけど貧乏くじなところとか、ツボ(笑)。公私混同なところとか、愛を語ってついでに世界平和に転嫁しちゃうとことか。
アイーダはむずかしいヒロイン。この女にムカついたらすべて台無し。でも、きわどいラインで自分の足で立って見せ、「この疫病神がぁっ!」という感想を持たせない。彼女の悲劇に感情移入できれば、とってもたのしいグランド・ロマン。
アムネリスは、かっこいい。美貌だけで説得力。悪女ではなく、強い女。2幕の彼女はとにかく、かっこいい。すてきだわ。
役らしい役がほとんどない作品なので、この3人を愛せたら、あとは問題ナシ。
そんでもって。
そんでもって、ケロちゃん。
言っていいですか。
ひょっとしてケロちゃん……2番手、ですか?
いやもちろん、わかってるよ! 今さら、ケロを路線だなんて思ってませんとも! わかってるけど、でも今回、ケロが2番手男役?
本来の2番手であるトウコがヒロインをやっているし、組替えご褒美ってやつなんだろうけど……まさかまさか、実際に観るまで夢にも思ってなかっただけに、おどろきだよ。
ケロが2番手!
全国ツアーでも代役でもなく、大劇場で2番手……。じーーーーん……。そんな日が来ようとは……。あの江上さんが……。(感慨にふけっている)
まあ、ケロファン以外は、彼を2番手だなんて思わなかったかもしれないけどな。
でも、べつにケロファンではないBe-Puちゃんも、終わるなり「良かったね、2番手で」といきなり言ってくれてたから、やっぱり2番手だったと思っていいのかな?
それにしてもケロちゃん、かっこいいっす。
まさか、幕が上がるなり出てくるとは思わなくて、油断してぼーっと観ていたら、一度聞いたら忘れられないハスキーヴォイスが耳に。ええっ、つーとあの、かっこいーシルエットで現れた男役はケロかいっ?! とあわててオペラグラス固定だよ。やーねぇ。
ダークでワイルドな男。しかもアヴない系。MY剣にみょーにこだわりを見せ、奪われたときは大騒ぎ、取り戻したときは大喜び。舌ですよ、舌。ヤバい目をして剣を舌でぺろりと舐めます……あわあわ。
セクシーなケロを見るのは、いつ以来でしょう……。『血と砂』の鬼畜入ってますエル・マタドール以来ですか? ブラボー。
はっきり言って迷惑な男なんだけど、色男だから許す!! もっともっと暴走してくれ!って感じ。
銀橋でアイーダ@トウコをいぢめます。引きずります。う・わー。トウコから「お兄様!」と呼ばれます(兄役だから当然なんだが)。う・わー。
出番自体は少ないんだが、そんなのぜんぜん気にならないぞー。たのしいぞー(笑)。
しいちゃんはラダメス@ワタルの友人役。れおんくんとセット。
ワタル、しい、れおんの並びは、美しいぞ。3人とも体格いいからさー。太陽タイプが3人並んで、きらきらしてる。
でもしいちゃん……やっぱり君、まとぶより下なんだね、立場。上級生なのに……しくしく。階段降りには気を遣ってもらってたけどさ。
それにしても、トップお披露目の初日は、一種独特のムードがあっていいですなあ。
開演アナウンスで拍手して、カーテンコールで拍手して。
……スタンディング・オベーションにはおどろいたが。
たのしかったので、ぜひまた観に行きたいと思っています。
とりあえず、あと2回はチケット買ってあるので確定。それ以外はそのときの気分で。
そして、Be-Puちゃんとわたしはそのまま、ヅカ・カラオケをしに行きました。
いや、なんとなく(笑)。
『王家に捧ぐ歌』を観るときは、余裕を持って着席していましょう。
幕が上がるなり、ケロお兄様の出番です。1幕、2幕とも、幕が上がるなりケロお兄様がひとりでまず舞台に現れます!
つーことで、行ってきました、新生星組『王家に捧ぐ歌』初日!!
「当面コンタクトレンズ禁止」を言われていたのに、ちゃっかりコンタクトレンズ着用。健康よりもヅカが大事なのか?!
予定通り早々に立ち見券を買い、いつもの場所に坐り込んでミニパソを打っていたら、襲撃された。アタマを押さえつけられ、なにごとかと思えば、Be-Puちゃんがいた。
「なんで緑野さんがいるの?!」
そりゃこっちの台詞だ。愛するチャー様が卒業して以来、ヅカも卒業したのかと思っていたよ。
やはり立ち見だというBe-Puちゃんは、「幕が上がるころにどこか観やすそうな位置に行くわ」と言っていたが、結局わたしの隣で観ることになった。
わたしはいいのよ。立ち見は得意だから。
でもBe-Puちゃん、わたしの肩までしか身長がないのよね。かなり観にくかったようだ。
物語は、大昔のエジプトが舞台。ラダメス@ワタルはエジプトの武将。敵国エチオピアから奪ってきた王女アイーダ@トウコにめろめろ。スタート時点からラヴ全開。エジプトの囚人であるアイーダも、スタート時点から、敵国の将であるラダメスによろめき中。そっかこいつら、出会って反発して、でも徐々に惹かれ合って……てな途中経過は省略済みなのね。いきなり禁断の恋人ムード。
両想いでも、ふたりの恋は前途多難さ。エジプトVSエチオピアは終わっていない。敵国同士じゃどうあがいても結ばれないよねえ。
てなわけでラダメスは将軍として戦争に勝利し、その褒美としてエチオピア解放をエジプト王@チャルさんに求めた。戦争をなくし、平和を!てなもんだ。
さあ、これでふたつの国は敵国ではなくなった。アイーダとラダメスはそれぞれ祖国のしがらみを捨て、ふたりで手に手を取って逃避行! と行くはずが、そうはうまく運ばない。
英雄ラダメスはエジプト王女アムネリス@檀ちゃんの想い人であり、ファラオのお気に入りでもある。次期ファラオ候補なんだ。彼の人生は彼だけのモノではない。
アイーダもまた、エチオピア王女。敗者復活を狙うエチオピア王@一樹さんや王子@ケロが、ラダメスの恋人という彼女の立場を利用しようと虎視眈々。
さあ、禁断の恋人たちの明日はどっちだっ?!
おもしろかったです。
いや、わたしキムシン好きだし。
彼の作品で「ふざけんな(怒)」と思ったのは、タニちゃん主演の『十二夜』だけで、あとは全部OKだった人なんで。ええ、評判の悪い『ゼンダ城』も『愛のソナタ』も好きよー。
『鳳凰伝』は1幕モノだったから、濃密にぎゅっと詰め込んだ感じだったけど、『王家』はその反対。余裕ぶっこきな感じ。特に1幕は、時間がある分のんきに展開したな。いらねーと思うシーンがあったり、テンポの悪さが気になったり。でも、1幕終わりから2幕の盛り上がりはたのしーぞー。
出演者が、歌がうまかったらよかったのに。
全編通して、痛切に思った。
この作品、歌唱力のある人たちで上演したら、迫力あったろうなあ。
ソロを歌う人たちだけじゃないよ。コーラスも、けっこー不満を感じるレベルだった。
へんだなー、星組って前の公演まで「歌の星組」だったのになー(泣)。
ワタルくんと檀ちゃんの歌にはハナから期待してなかったが、肝心のトウコちゃんまであんなにヤバいとは。高音になると途端に声量が落ちる。なんて不安定な歌声。
歌には不満アリだー。
しかし。
しかし、たのしかった……。
ツボな作品。
『鳳凰伝』がツボだったよーに、わたしはこの作品を愛せそうです。ふふふ。
主演キャラ、みんな好きだもん!
ラダメス、好きよ。英雄だけど貧乏くじなところとか、ツボ(笑)。公私混同なところとか、愛を語ってついでに世界平和に転嫁しちゃうとことか。
アイーダはむずかしいヒロイン。この女にムカついたらすべて台無し。でも、きわどいラインで自分の足で立って見せ、「この疫病神がぁっ!」という感想を持たせない。彼女の悲劇に感情移入できれば、とってもたのしいグランド・ロマン。
アムネリスは、かっこいい。美貌だけで説得力。悪女ではなく、強い女。2幕の彼女はとにかく、かっこいい。すてきだわ。
役らしい役がほとんどない作品なので、この3人を愛せたら、あとは問題ナシ。
そんでもって。
そんでもって、ケロちゃん。
言っていいですか。
ひょっとしてケロちゃん……2番手、ですか?
いやもちろん、わかってるよ! 今さら、ケロを路線だなんて思ってませんとも! わかってるけど、でも今回、ケロが2番手男役?
本来の2番手であるトウコがヒロインをやっているし、組替えご褒美ってやつなんだろうけど……まさかまさか、実際に観るまで夢にも思ってなかっただけに、おどろきだよ。
ケロが2番手!
全国ツアーでも代役でもなく、大劇場で2番手……。じーーーーん……。そんな日が来ようとは……。あの江上さんが……。(感慨にふけっている)
まあ、ケロファン以外は、彼を2番手だなんて思わなかったかもしれないけどな。
でも、べつにケロファンではないBe-Puちゃんも、終わるなり「良かったね、2番手で」といきなり言ってくれてたから、やっぱり2番手だったと思っていいのかな?
それにしてもケロちゃん、かっこいいっす。
まさか、幕が上がるなり出てくるとは思わなくて、油断してぼーっと観ていたら、一度聞いたら忘れられないハスキーヴォイスが耳に。ええっ、つーとあの、かっこいーシルエットで現れた男役はケロかいっ?! とあわててオペラグラス固定だよ。やーねぇ。
ダークでワイルドな男。しかもアヴない系。MY剣にみょーにこだわりを見せ、奪われたときは大騒ぎ、取り戻したときは大喜び。舌ですよ、舌。ヤバい目をして剣を舌でぺろりと舐めます……あわあわ。
セクシーなケロを見るのは、いつ以来でしょう……。『血と砂』の鬼畜入ってますエル・マタドール以来ですか? ブラボー。
はっきり言って迷惑な男なんだけど、色男だから許す!! もっともっと暴走してくれ!って感じ。
銀橋でアイーダ@トウコをいぢめます。引きずります。う・わー。トウコから「お兄様!」と呼ばれます(兄役だから当然なんだが)。う・わー。
出番自体は少ないんだが、そんなのぜんぜん気にならないぞー。たのしいぞー(笑)。
しいちゃんはラダメス@ワタルの友人役。れおんくんとセット。
ワタル、しい、れおんの並びは、美しいぞ。3人とも体格いいからさー。太陽タイプが3人並んで、きらきらしてる。
でもしいちゃん……やっぱり君、まとぶより下なんだね、立場。上級生なのに……しくしく。階段降りには気を遣ってもらってたけどさ。
それにしても、トップお披露目の初日は、一種独特のムードがあっていいですなあ。
開演アナウンスで拍手して、カーテンコールで拍手して。
……スタンディング・オベーションにはおどろいたが。
たのしかったので、ぜひまた観に行きたいと思っています。
とりあえず、あと2回はチケット買ってあるので確定。それ以外はそのときの気分で。
そして、Be-Puちゃんとわたしはそのまま、ヅカ・カラオケをしに行きました。
いや、なんとなく(笑)。
コメント