で、4はいつなの? まだシュワちゃんなの?@ターミネーター3
2003年7月30日 映画 なんか久しぶりな気がする、水曜日だ映画だレディースデーだ。
空はいい具合に曇り、自転車に乗っていつもの映画館へGO!
水曜日は映画の日であると同時に、欲望と戦う日でもある。
映画館は映画館だけ単体であるわけじゃなく、ショッピング・ゾーンも充実してるんだよなあ。
よせばいいのに、好きなブランドを必ずのぞき、「欲しい。欲しいけど金がないっ」というジレンマに身もだえる。無職なんだから自重しなさい……ああ、でも、欲しいなー。
ウインドウ・ショッピングをして、おのれの欲望と戦う日、それが水曜日。
さて、今日の映画は『ターミネーター3』。
がんばって吹替の時間に合わせて映画館に行きました。吹替の方が上映数少ないからね。
画面命のアクションものは、字幕を読むのが面倒なので、わたしは吹替で十分です。どーせ英語のヒヤリングできないし。字幕は情報量少ないから、意味が伝わりにくいし。
座席も足を投げ出して坐れる通路の上が好き。足癖悪いのよ。通路上センターをGETして、意気揚々と映画館に入ったあとで。
…………まちがいに気づきました。
今、夏休みじゃん!!
吹替でテーマパークのアトラクションな映画を見ようとするのは、子ども連れのファミリーばっかだってば!!
うわーん。大失敗。
吹替は「映画好き」を名乗る人たちが嫌悪するから、空いててイイのに、ふつーは。
なんてこったい、夏休み。
映画館のマナーなんかカケラも知らない大人と、映画館以前にマナーの存在を知らない子どもたちでいっぱいだー。
まあな、言っちゃ悪いが所詮『T3』だ。わたしもあきらめがついたよ……。全編通して、最初から最後まで私語の嵐でもな。
「ねえアレ、なにしてんの?」
「**するつもりなんだよー」
「さっき**してたのは、**するからなんだよね」
「ねー、シュワちゃんいつ出るのー?」
「あの人誰? さっきの人と同じ人?」
なんでスクリーンでの出来事を、全部口に出して説明しながら見るのかな、ふつーの人たちって。
お茶の間でバラエティ見てるのと同じ感覚なんだよねえ。
喋り続ける子どもたち、それと一緒になって喋る大人たち。
そっかー、注意はしないんだね、世の親たちよ。映画館でお喋りしない、ということを、実地でしつけるチャンスだろうに。
わたし? 注意なんかしませんよ。注意しておとなしくなるわけないし、「このおばさんがうるさいから、静かにしなきゃだめみたいよ? イヤなおばさんが横にいて不運だったね」とか、わたしが悪者になる可能性が高いからな(経験談)。
夏休みを実感するのは、「パパと子どもたち」という図式であること。
子連れの母親はめずらしくないが、こうも見渡す限り子連れの父親ってのは、新鮮な光景。
うれしそーに小学生の娘とデートしている父親とかな。微笑ましいよ。
しかし、なんで大人ひとりに対し、子どもは複数が多いんだろ。少子化問題は、結婚しない人や子どもを作らない人が多いせいだけかな。
映画館や劇場にやってくる親子連れは、大人ひとりに子どもが3人以上、とか、当たり前だもんなー。大人の数が少ないから、子どもたちは野放しだしな。
さて、そんな子どもたちにも大人気の『T3』。 監督ジョナサン・モストウ、出演アーノルド・シュワルツェネッガー、クリスタナ・ローケン、ニック・スタール。
「審判の日」は無事スルーしたはずなのに、なんてこったい、またしても未来からジョン・コナー殺害のために超絶無敵な美女ターミネーターがやってきた。そして、前回と同じにジョン・コナーを守るため、シュワちゃんターミネーターもやってきた。
さて、人類の未来と、コナーさん一家の運命は?
おもしろかった。
いやー、派手なアクションですなあ。そこまで派手になるのは展開としてどうよ、と首を傾げても、ま、相手は機械だからなにも考えてないんだ、それくらいやるか、とか思って納得したり。
もしも殺戮者が人間だったら、この展開はありえない。人間なら、あれほど無意味に大袈裟に戦わないから。関係ない人たちを巻き込むマイナスもわかっているはずだし。
ロボットだから、仕方ない。
なにも考えてないんだから、仕方ない。
アクションが売りだから大袈裟なんじゃなく、敵がロボットだというリアリティの表れなんだよね?
とまあ、いつものように大味なんだけど、ストーリーは大味ながらもいろいろがんばっている。
ツボはあちこちにあるぞ?
やはり、「同じ顔をしたロボット」ってのは、萌えよね。
昔愛した男と、同じ姿の男が現れた。なにひとつ変わらず同じ、しかし、彼はあのときの彼ではない。同じ型番のロボットだってだけ。
しかも、未来でジョン・コナーを殺してるっていうし。あの、その未来の話を見たいです、わたし。それって萌えなんですけど。
シュワちゃんはさすがにもう、見ていてつらい。
別の人がやってくれていいんだけどなあ。もうこの型番は廃棄されたってことで、別のロボットが出てOKだよ。ロボットなのにトシ取ってるのが、すごく変だよー。
あと、ロボットのくせにこの型、アレまでついてんですか。男性ストリップに群がる淑女のみなさんが、シュワちゃんターミネーターのオールヌードを堪能なさっていたようですが。
セクサロイドならわかるけど、この型は完全戦闘用でしょ? ロボットと人間が戦っている未来に、人間とセックスするための機能を備えたロボットが作られているのか? 謀略のために? でも大量生産型じゃ、謀略にならんだろ? 謎だ。
ジョン・コナー役には、とてもとても静かな悲しみが広がりました。
だって、14歳のジョン・コナーは、マジ美少年だったじゃないですか。
あの美しい少年が、こんなしょぼくれたおっさんに……。時の流れって、むごい。
もう少し、少年時代の面影のある俳優にしてくれてもよかったのにさ……。
ニック・スタールが悪いのではなく、わたしの中のジョン・コナーとの差異に悲しみが広がったのですよ。
ところでジョン・コナーの吹替。素人くさい声だな、と思って聞いてました。わたしは声優にうといから、わたしの知らない若手さんなのかなと思ってたんだけど。
物語が進むと、「素人くさい」から「へたくそ」に評価が変わりました。いやあ、ひょっとして声優未経験者とかがやってる?
最後のスタッフ・ロール見て肩を落とした。
辺土名一茶、って……ひょっとしてISSAかいっ?!
エンディングで拍子抜けなISSAの歌が流れたあたり、かなりヘタレ感漂っていたんだけど……そーゆーことなのか。
わたし、映画の情報は映画館で見る予告編だけの人間なんで、話題作りのためにアイドルとかが一枚かんだりするの、知らないのよ。
ISSAはべつに、きらいじゃない。声も歌も顔も。
でもな、声優はやめとけ。やるならもっとうまくなってからにしろ。ついでに、この歌は『T3』に合ってないよ……腰砕けた……。
こうしてわたしのISSA株が少し下がった(笑)。
ジョン・コナーの運命の恋人、ケイト@クレア・デーンズは、いいキャラですな。彼女の気の強さが、見ていて気持ちいい。
罵倒慣れしていない日本人なんで、吹替で彼女が汚い言葉を吐くたびに「ああ、文化の差だわ」と痛感してました。字幕で見る分には気にならないけど、吹替で、日本語で言われるとびっくりする。日本語は悪口の語彙の少ない言語ですから。
でもま、キャラが立っててイイ感じ。ジョンが彼女に一目惚れする(友人から恋へ変わる瞬間の)出来事ってのは、やはりアレなんでしょうな。雄々しく戦う彼女を見たとき。
「ママみたいだ」
の一言に、くらくらしました。そうかジョン・コナー……あんたはやっぱり、こーゆー女が好きなんだな。シュワちゃんターミネーターもそうだけど、強い相手に守られるとときめくんだな……。
クレア・デーンズのスタイルは好き。服装も似合っている。……が。この人、胴長くない……? それだけが気になった。
女ターミネーター@クリスタナ・ローケンは、ほんとうに美しい。彼女が痛がったり傷ついたりしない、完璧に美しいままでいてくれるので、この映画は成功している。
彼女に少しでも弱いところや欠けた部分があれば、見ていられなかったからね。大男と戦う女性の話なんて。
シュワちゃんは血のよーなものを流して傷つき、観客の同情を誘い、敵の女ターミネーターは一切傷つかない。ダメージを受けたときは液体金属になるという徹底ぶり。これなら感情移入せずにすむ。
勧善懲悪。悪に感情移入を許さないアメリカ映画だからこその、たのしさ。(日本映画じゃ、こうはいかない)
とてもたのしかったっすよ、『T3』。
主演がシュワちゃんでなく、もっと旬な美しい筋肉ぴちぴち俳優がやっていたら、もっとたのしめただろうなあ、なんて思っているフトドキ者ですが。
空はいい具合に曇り、自転車に乗っていつもの映画館へGO!
水曜日は映画の日であると同時に、欲望と戦う日でもある。
映画館は映画館だけ単体であるわけじゃなく、ショッピング・ゾーンも充実してるんだよなあ。
よせばいいのに、好きなブランドを必ずのぞき、「欲しい。欲しいけど金がないっ」というジレンマに身もだえる。無職なんだから自重しなさい……ああ、でも、欲しいなー。
ウインドウ・ショッピングをして、おのれの欲望と戦う日、それが水曜日。
さて、今日の映画は『ターミネーター3』。
がんばって吹替の時間に合わせて映画館に行きました。吹替の方が上映数少ないからね。
画面命のアクションものは、字幕を読むのが面倒なので、わたしは吹替で十分です。どーせ英語のヒヤリングできないし。字幕は情報量少ないから、意味が伝わりにくいし。
座席も足を投げ出して坐れる通路の上が好き。足癖悪いのよ。通路上センターをGETして、意気揚々と映画館に入ったあとで。
…………まちがいに気づきました。
今、夏休みじゃん!!
吹替でテーマパークのアトラクションな映画を見ようとするのは、子ども連れのファミリーばっかだってば!!
うわーん。大失敗。
吹替は「映画好き」を名乗る人たちが嫌悪するから、空いててイイのに、ふつーは。
なんてこったい、夏休み。
映画館のマナーなんかカケラも知らない大人と、映画館以前にマナーの存在を知らない子どもたちでいっぱいだー。
まあな、言っちゃ悪いが所詮『T3』だ。わたしもあきらめがついたよ……。全編通して、最初から最後まで私語の嵐でもな。
「ねえアレ、なにしてんの?」
「**するつもりなんだよー」
「さっき**してたのは、**するからなんだよね」
「ねー、シュワちゃんいつ出るのー?」
「あの人誰? さっきの人と同じ人?」
なんでスクリーンでの出来事を、全部口に出して説明しながら見るのかな、ふつーの人たちって。
お茶の間でバラエティ見てるのと同じ感覚なんだよねえ。
喋り続ける子どもたち、それと一緒になって喋る大人たち。
そっかー、注意はしないんだね、世の親たちよ。映画館でお喋りしない、ということを、実地でしつけるチャンスだろうに。
わたし? 注意なんかしませんよ。注意しておとなしくなるわけないし、「このおばさんがうるさいから、静かにしなきゃだめみたいよ? イヤなおばさんが横にいて不運だったね」とか、わたしが悪者になる可能性が高いからな(経験談)。
夏休みを実感するのは、「パパと子どもたち」という図式であること。
子連れの母親はめずらしくないが、こうも見渡す限り子連れの父親ってのは、新鮮な光景。
うれしそーに小学生の娘とデートしている父親とかな。微笑ましいよ。
しかし、なんで大人ひとりに対し、子どもは複数が多いんだろ。少子化問題は、結婚しない人や子どもを作らない人が多いせいだけかな。
映画館や劇場にやってくる親子連れは、大人ひとりに子どもが3人以上、とか、当たり前だもんなー。大人の数が少ないから、子どもたちは野放しだしな。
さて、そんな子どもたちにも大人気の『T3』。 監督ジョナサン・モストウ、出演アーノルド・シュワルツェネッガー、クリスタナ・ローケン、ニック・スタール。
「審判の日」は無事スルーしたはずなのに、なんてこったい、またしても未来からジョン・コナー殺害のために超絶無敵な美女ターミネーターがやってきた。そして、前回と同じにジョン・コナーを守るため、シュワちゃんターミネーターもやってきた。
さて、人類の未来と、コナーさん一家の運命は?
おもしろかった。
いやー、派手なアクションですなあ。そこまで派手になるのは展開としてどうよ、と首を傾げても、ま、相手は機械だからなにも考えてないんだ、それくらいやるか、とか思って納得したり。
もしも殺戮者が人間だったら、この展開はありえない。人間なら、あれほど無意味に大袈裟に戦わないから。関係ない人たちを巻き込むマイナスもわかっているはずだし。
ロボットだから、仕方ない。
なにも考えてないんだから、仕方ない。
アクションが売りだから大袈裟なんじゃなく、敵がロボットだというリアリティの表れなんだよね?
とまあ、いつものように大味なんだけど、ストーリーは大味ながらもいろいろがんばっている。
ツボはあちこちにあるぞ?
やはり、「同じ顔をしたロボット」ってのは、萌えよね。
昔愛した男と、同じ姿の男が現れた。なにひとつ変わらず同じ、しかし、彼はあのときの彼ではない。同じ型番のロボットだってだけ。
しかも、未来でジョン・コナーを殺してるっていうし。あの、その未来の話を見たいです、わたし。それって萌えなんですけど。
シュワちゃんはさすがにもう、見ていてつらい。
別の人がやってくれていいんだけどなあ。もうこの型番は廃棄されたってことで、別のロボットが出てOKだよ。ロボットなのにトシ取ってるのが、すごく変だよー。
あと、ロボットのくせにこの型、アレまでついてんですか。男性ストリップに群がる淑女のみなさんが、シュワちゃんターミネーターのオールヌードを堪能なさっていたようですが。
セクサロイドならわかるけど、この型は完全戦闘用でしょ? ロボットと人間が戦っている未来に、人間とセックスするための機能を備えたロボットが作られているのか? 謀略のために? でも大量生産型じゃ、謀略にならんだろ? 謎だ。
ジョン・コナー役には、とてもとても静かな悲しみが広がりました。
だって、14歳のジョン・コナーは、マジ美少年だったじゃないですか。
あの美しい少年が、こんなしょぼくれたおっさんに……。時の流れって、むごい。
もう少し、少年時代の面影のある俳優にしてくれてもよかったのにさ……。
ニック・スタールが悪いのではなく、わたしの中のジョン・コナーとの差異に悲しみが広がったのですよ。
ところでジョン・コナーの吹替。素人くさい声だな、と思って聞いてました。わたしは声優にうといから、わたしの知らない若手さんなのかなと思ってたんだけど。
物語が進むと、「素人くさい」から「へたくそ」に評価が変わりました。いやあ、ひょっとして声優未経験者とかがやってる?
最後のスタッフ・ロール見て肩を落とした。
辺土名一茶、って……ひょっとしてISSAかいっ?!
エンディングで拍子抜けなISSAの歌が流れたあたり、かなりヘタレ感漂っていたんだけど……そーゆーことなのか。
わたし、映画の情報は映画館で見る予告編だけの人間なんで、話題作りのためにアイドルとかが一枚かんだりするの、知らないのよ。
ISSAはべつに、きらいじゃない。声も歌も顔も。
でもな、声優はやめとけ。やるならもっとうまくなってからにしろ。ついでに、この歌は『T3』に合ってないよ……腰砕けた……。
こうしてわたしのISSA株が少し下がった(笑)。
ジョン・コナーの運命の恋人、ケイト@クレア・デーンズは、いいキャラですな。彼女の気の強さが、見ていて気持ちいい。
罵倒慣れしていない日本人なんで、吹替で彼女が汚い言葉を吐くたびに「ああ、文化の差だわ」と痛感してました。字幕で見る分には気にならないけど、吹替で、日本語で言われるとびっくりする。日本語は悪口の語彙の少ない言語ですから。
でもま、キャラが立っててイイ感じ。ジョンが彼女に一目惚れする(友人から恋へ変わる瞬間の)出来事ってのは、やはりアレなんでしょうな。雄々しく戦う彼女を見たとき。
「ママみたいだ」
の一言に、くらくらしました。そうかジョン・コナー……あんたはやっぱり、こーゆー女が好きなんだな。シュワちゃんターミネーターもそうだけど、強い相手に守られるとときめくんだな……。
クレア・デーンズのスタイルは好き。服装も似合っている。……が。この人、胴長くない……? それだけが気になった。
女ターミネーター@クリスタナ・ローケンは、ほんとうに美しい。彼女が痛がったり傷ついたりしない、完璧に美しいままでいてくれるので、この映画は成功している。
彼女に少しでも弱いところや欠けた部分があれば、見ていられなかったからね。大男と戦う女性の話なんて。
シュワちゃんは血のよーなものを流して傷つき、観客の同情を誘い、敵の女ターミネーターは一切傷つかない。ダメージを受けたときは液体金属になるという徹底ぶり。これなら感情移入せずにすむ。
勧善懲悪。悪に感情移入を許さないアメリカ映画だからこその、たのしさ。(日本映画じゃ、こうはいかない)
とてもたのしかったっすよ、『T3』。
主演がシュワちゃんでなく、もっと旬な美しい筋肉ぴちぴち俳優がやっていたら、もっとたのしめただろうなあ、なんて思っているフトドキ者ですが。
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