アイドル・ソングこそ耳に残るから。@SPEED in 大阪城ホール
2003年10月2日 その他 今日はSPEEDのコンサートでした。
……って、SPEED?! 今さらあのSPEED?!
そう、解散以来なにかっちゃー再結成している、レア感のあまりないあのSPEEDです。
SPEEDでは、わたしはhiroこと島袋寛子ちゃんがいちばん好きでした。
理由はかんたん。
友人のWHITEちゃんに、似ているから。
SPEEDがデビウしたのが、今から7年ほど前ですか。
そのころ、まだ小学生だったhiroを見て、
「あ、WHITEちゃんだ」
と、シンプルに思った。
我が家の家族も、同意見。SPEEDがテレビに出るたび、「WHITEちゃんが出てる」と盛り上がっていた。
WHITEちゃん自身も、
「誰かに似てるなと思ったら、そうか、アタシか」
と認めていたし。
つーことでわたしは、hiroが好きです。
好きな人に似ている人には、好意持つよねえ?
その昔、タレントの千葉美加が好きだったんだが、彼女は友人のヤマダさんにそっくりだった。あと、高木美保は友人のイシ子にそっくりだったし、最近では宮地真緒が友人のBe-Puちゃんに似ているので気になる存在。
友だちに似ている芸能人には、親近感がわく。
つーことで、SPEEDはけっこう好きだった。
でも、CDも買ったことないし、ライヴに行くほどのファンでもなかった。またわたしも、そんなトシじゃないし。SPEEDのファンって若そうだもんなあ。わたしなんか、好きって言ってもカラオケで歌うくらい?
あと、当時のファミ通によく載っていた、SPEEDネタの読者投稿を読むのも好きだったなー。大抵仁絵ちゃんがオチなんだよなあ。
そうそう、SPEEDオリジナルのアルバ・スプーンが本気で欲しかったなあ(非売品。マジかわいかったのよ。あ、アルバ・スプーンちゅーのは腕時計です。わたしがいつもしている腕時計はスプーンのメタルVer.)。
でもWHITEちゃんはわたしよりはまともにファンしていたようで、CDも買っていたし、解散後も動向をチェックしていたようだ。
「言っとくけどアタシは、多香子ファンだからねっ」
と、WHITEちゃん。
「えっ、hiroじゃないの?!」
「自分と同じ顔のファンになってどーすんのよ、多香子よ多香子。美人が好きなのよ」
たしかに多香子は美人だけど……。
「ドラマには出ないで欲しいなあ、大根すぎ……」
「うるさいっ、美人だからいいのよ!」
「歌も下手だったよね……」
「うるさいっ、美人だからいいのよ!」
と言うWHITEちゃんは、もちろん檀れい様のファンです。『LUNA』のポスターの、檀れい様の美貌に惹かれてタカラヅカを観はじめたヤツです。
さて、そのWHITEちゃんから誘われました。
「緑野、SPEEDのコンサート、行く? 懸賞で当たっちゃったんだけど」
てゆーかわたし、また彼女たちが再結成しているのも知らなかったよ、WHITEちゃんから誘われるまで。
そしてさらに。
「そんな懸賞、応募してたんだ……」
そのことに、おどろいてみたり。
「当たると思ってなかったんだもの! 2等のクオカードが欲しいだけだったのに! まさかライブチケの方が当たるなんて」
WHITEちゃんはくじ運いいから、いろんなものが当たる人なんだよねえ。
「行くのはいいけど、どこでやるの?」
「城ホール」
「で、席はどこ? スタンド?」
「アリーナ」
「……アリーナ? 椅子、あるよね?」
トシですから、椅子のない世界は鼻白むのだ。理性とばすほど好きなアーティストならともかく。
「あるでしょ、座席番号書いてあるし。アリーナの後ろの方だね、この番号は」
「そいでSPEEDの客層って、どんなん? わしら行ったら、めちゃ浮きまくるんじゃ……?」
トシですから、若者やガキにまみれるのは鼻白むのだ。理性とばすほど好きなアーティストならともかく。
「そんなの知らない。アイドルだから、臭い男たちがいっぱいいるのかな?」
アイドルか……。未知の世界だわ……。
つーことで、いざ未知の世界。
そもそもコンサート自体、滅多に行かないしな。
わたしは「物語」好きなので、物語のあるジャンルにまず気持ちが向く。芝居とか映画とか。とくに芝居、ヅカに金がかかりすぎるので、「物語」性の薄いジャンルにまで回らないんだよなあ。
音楽に物語性がないと言ってるんじゃなくて、芝居や映画よりは薄いと言っているだけよ。ジャンルの立ち位置がチガウんだから、それは当然のこと。
わたしが大金持ちなら、音楽にも金をかけるんだが。甲斐性なしなので、どこかなにかあきらめて生きていくしかない。
べつに嫌いで音楽関係のイベントに行かないわけではないので、アリーナのすみっこでもたのしむ気は満々さ。
もちろん、ヒール着用。
女子ども相手なら、勝利は確信。フラットな会場でも、いちばん後ろから障害物なしでステージが見える身長さ。
肉厚なおにーちゃんが前にいたら、さすがに負けるけど。日本人男性の平均身長はヒールを履いたわたしよりはるかに低いわけだから、あまり苦にはならない。
と、勢い込んでいったのに。
アリーナの後ろの方は、ちゃんとひな壇になってました、席。
てことは、だ。
我に敵なし。
わたしの席から、ステージをさえぎるモノは一切ありませんでした。
ヒール履いてくる必要なかったかも。坐っていたら前の人の頭が邪魔だけど、立ったら障害物なんてないよ。
SPEEDに関しては、わたしはhiro、WHITEちゃんは多香子とお気に入りの子は決まっていた。
デビウのときからずっと。
しかし。
最近、思うんだ。
わたしたちひょっとして、仁絵ファンじゃないのかって。
SPEED活動時も、解散後も、hiroや多香子の話はしなくても、仁絵の話はなにかとしてるじゃん、わたしたち!
今回のライヴの間中、わたしたちが口にする名前はHITOEばっかなんですけどっ?!
「グッズ見た? 仁絵ちゃんのは売れ残ってたよ」
からはじまって、
「ファンクラブのお知らせ、仁絵ちゃんだけないのね」
「仁絵ちゃんの髪型、マスター!!(注・マスターとは、『木更津キャッツアイ』の登場人物)」
「仁絵ちゃんの谷間がすごい!」
「おっぱい大きいねえ、本物かなあ」
「仁絵ちゃんの背中がまぶしい」
「仁絵ちゃんのソロはあるのかな?」
「仁絵ちゃん、かっこいい」
とにかく、仁絵ちゃんの話ばっか。
ねえWHITEちゃん、わたしたち実はHITOEファンよね? わたし、ライヴの間ずーっと仁絵ちゃんのダンスばっか見てたよー。
hiroの歌は耳で聴いて、目は仁絵ちゃんに釘付けさ。
仁絵ちゃんの国籍不明年齢不詳のセンスが、わたしたちを惹きつけているのだと思う(笑)。
GO! GO! HITOE! お笑い系の投稿で、多香子を持ち上げ、絵理子を持ち上げ、hiroを持ち上げ、仁絵で落とす、てなネタで使われまくっているそのキャラが愛しいわ。
だからこそ、新曲のモー娘。もどきの振り付けはつらかったわ。
あんなの、HITOEじゃない〜〜っ。
他の3人は娘。系のことをやってもいいけど、HITOEはダメよ! キャラがチガウんだから。
リアリーダー・コスでポンポン持ってキュートに踊るなんて、あり得ない!
他の3人のことは素直に「かわいい」と思ったのに、仁絵ちゃんだけは痛々しく思ってしまった……彼女の美意識とは正反対の格好させられてるよね……?
なんにせよ、わたしはわたしなりにたのしんで来ました、ひっさびさのSPEED。
おどろいたのは、「歌える」ことにだ(笑)。そっかー、アイドル・ソングってのは奥が深いわ。CD持ってなくても聴くのが何年ぶりであっても、なんとなく全曲お…
……って、SPEED?! 今さらあのSPEED?!
そう、解散以来なにかっちゃー再結成している、レア感のあまりないあのSPEEDです。
SPEEDでは、わたしはhiroこと島袋寛子ちゃんがいちばん好きでした。
理由はかんたん。
友人のWHITEちゃんに、似ているから。
SPEEDがデビウしたのが、今から7年ほど前ですか。
そのころ、まだ小学生だったhiroを見て、
「あ、WHITEちゃんだ」
と、シンプルに思った。
我が家の家族も、同意見。SPEEDがテレビに出るたび、「WHITEちゃんが出てる」と盛り上がっていた。
WHITEちゃん自身も、
「誰かに似てるなと思ったら、そうか、アタシか」
と認めていたし。
つーことでわたしは、hiroが好きです。
好きな人に似ている人には、好意持つよねえ?
その昔、タレントの千葉美加が好きだったんだが、彼女は友人のヤマダさんにそっくりだった。あと、高木美保は友人のイシ子にそっくりだったし、最近では宮地真緒が友人のBe-Puちゃんに似ているので気になる存在。
友だちに似ている芸能人には、親近感がわく。
つーことで、SPEEDはけっこう好きだった。
でも、CDも買ったことないし、ライヴに行くほどのファンでもなかった。またわたしも、そんなトシじゃないし。SPEEDのファンって若そうだもんなあ。わたしなんか、好きって言ってもカラオケで歌うくらい?
あと、当時のファミ通によく載っていた、SPEEDネタの読者投稿を読むのも好きだったなー。大抵仁絵ちゃんがオチなんだよなあ。
そうそう、SPEEDオリジナルのアルバ・スプーンが本気で欲しかったなあ(非売品。マジかわいかったのよ。あ、アルバ・スプーンちゅーのは腕時計です。わたしがいつもしている腕時計はスプーンのメタルVer.)。
でもWHITEちゃんはわたしよりはまともにファンしていたようで、CDも買っていたし、解散後も動向をチェックしていたようだ。
「言っとくけどアタシは、多香子ファンだからねっ」
と、WHITEちゃん。
「えっ、hiroじゃないの?!」
「自分と同じ顔のファンになってどーすんのよ、多香子よ多香子。美人が好きなのよ」
たしかに多香子は美人だけど……。
「ドラマには出ないで欲しいなあ、大根すぎ……」
「うるさいっ、美人だからいいのよ!」
「歌も下手だったよね……」
「うるさいっ、美人だからいいのよ!」
と言うWHITEちゃんは、もちろん檀れい様のファンです。『LUNA』のポスターの、檀れい様の美貌に惹かれてタカラヅカを観はじめたヤツです。
さて、そのWHITEちゃんから誘われました。
「緑野、SPEEDのコンサート、行く? 懸賞で当たっちゃったんだけど」
てゆーかわたし、また彼女たちが再結成しているのも知らなかったよ、WHITEちゃんから誘われるまで。
そしてさらに。
「そんな懸賞、応募してたんだ……」
そのことに、おどろいてみたり。
「当たると思ってなかったんだもの! 2等のクオカードが欲しいだけだったのに! まさかライブチケの方が当たるなんて」
WHITEちゃんはくじ運いいから、いろんなものが当たる人なんだよねえ。
「行くのはいいけど、どこでやるの?」
「城ホール」
「で、席はどこ? スタンド?」
「アリーナ」
「……アリーナ? 椅子、あるよね?」
トシですから、椅子のない世界は鼻白むのだ。理性とばすほど好きなアーティストならともかく。
「あるでしょ、座席番号書いてあるし。アリーナの後ろの方だね、この番号は」
「そいでSPEEDの客層って、どんなん? わしら行ったら、めちゃ浮きまくるんじゃ……?」
トシですから、若者やガキにまみれるのは鼻白むのだ。理性とばすほど好きなアーティストならともかく。
「そんなの知らない。アイドルだから、臭い男たちがいっぱいいるのかな?」
アイドルか……。未知の世界だわ……。
つーことで、いざ未知の世界。
そもそもコンサート自体、滅多に行かないしな。
わたしは「物語」好きなので、物語のあるジャンルにまず気持ちが向く。芝居とか映画とか。とくに芝居、ヅカに金がかかりすぎるので、「物語」性の薄いジャンルにまで回らないんだよなあ。
音楽に物語性がないと言ってるんじゃなくて、芝居や映画よりは薄いと言っているだけよ。ジャンルの立ち位置がチガウんだから、それは当然のこと。
わたしが大金持ちなら、音楽にも金をかけるんだが。甲斐性なしなので、どこかなにかあきらめて生きていくしかない。
べつに嫌いで音楽関係のイベントに行かないわけではないので、アリーナのすみっこでもたのしむ気は満々さ。
もちろん、ヒール着用。
女子ども相手なら、勝利は確信。フラットな会場でも、いちばん後ろから障害物なしでステージが見える身長さ。
肉厚なおにーちゃんが前にいたら、さすがに負けるけど。日本人男性の平均身長はヒールを履いたわたしよりはるかに低いわけだから、あまり苦にはならない。
と、勢い込んでいったのに。
アリーナの後ろの方は、ちゃんとひな壇になってました、席。
てことは、だ。
我に敵なし。
わたしの席から、ステージをさえぎるモノは一切ありませんでした。
ヒール履いてくる必要なかったかも。坐っていたら前の人の頭が邪魔だけど、立ったら障害物なんてないよ。
SPEEDに関しては、わたしはhiro、WHITEちゃんは多香子とお気に入りの子は決まっていた。
デビウのときからずっと。
しかし。
最近、思うんだ。
わたしたちひょっとして、仁絵ファンじゃないのかって。
SPEED活動時も、解散後も、hiroや多香子の話はしなくても、仁絵の話はなにかとしてるじゃん、わたしたち!
今回のライヴの間中、わたしたちが口にする名前はHITOEばっかなんですけどっ?!
「グッズ見た? 仁絵ちゃんのは売れ残ってたよ」
からはじまって、
「ファンクラブのお知らせ、仁絵ちゃんだけないのね」
「仁絵ちゃんの髪型、マスター!!(注・マスターとは、『木更津キャッツアイ』の登場人物)」
「仁絵ちゃんの谷間がすごい!」
「おっぱい大きいねえ、本物かなあ」
「仁絵ちゃんの背中がまぶしい」
「仁絵ちゃんのソロはあるのかな?」
「仁絵ちゃん、かっこいい」
とにかく、仁絵ちゃんの話ばっか。
ねえWHITEちゃん、わたしたち実はHITOEファンよね? わたし、ライヴの間ずーっと仁絵ちゃんのダンスばっか見てたよー。
hiroの歌は耳で聴いて、目は仁絵ちゃんに釘付けさ。
仁絵ちゃんの国籍不明年齢不詳のセンスが、わたしたちを惹きつけているのだと思う(笑)。
GO! GO! HITOE! お笑い系の投稿で、多香子を持ち上げ、絵理子を持ち上げ、hiroを持ち上げ、仁絵で落とす、てなネタで使われまくっているそのキャラが愛しいわ。
だからこそ、新曲のモー娘。もどきの振り付けはつらかったわ。
あんなの、HITOEじゃない〜〜っ。
他の3人は娘。系のことをやってもいいけど、HITOEはダメよ! キャラがチガウんだから。
リアリーダー・コスでポンポン持ってキュートに踊るなんて、あり得ない!
他の3人のことは素直に「かわいい」と思ったのに、仁絵ちゃんだけは痛々しく思ってしまった……彼女の美意識とは正反対の格好させられてるよね……?
なんにせよ、わたしはわたしなりにたのしんで来ました、ひっさびさのSPEED。
おどろいたのは、「歌える」ことにだ(笑)。そっかー、アイドル・ソングってのは奥が深いわ。CD持ってなくても聴くのが何年ぶりであっても、なんとなく全曲お…
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