アリソン・ローマンの年齢を先に知ってしまうと、やばいよな。@マッチスティック・メン
2003年10月17日 映画 水曜日に見た映画。
『マッチスティック・メン』。監督リドリー・スコット、出演ニコラス・ケイジ、サム・ロックウェル、アリソン・ローマン。
またしてもニコラス・ケイジ?!
わたし、この人苦手なんだってば。
中井貴一が主役だと見に行く気がそがれるのと同じで、ニコラス・ケイジが主役だと見に行く気がそがれるのよー。
ああだけど、わたしの好きそうな映画にばっか出るんだもんよー。
うまい俳優だってことは知ってるのよー。ただ、理屈ではなく顔が苦手なのよー。
えーと、詐欺師映画。
騙し騙されモノ、って、好きなのよ。プロット緻密だから。アクションより、心理戦の方が好き。
映画館で予告編を見たWHITEちゃんが、怒ってたの。
「あの予告編、ひどい。本編の内容を全部映してる」
彼女はすでに試写会で見たそうな。
だからこそ、映画館で流れている予告編のひどさがわかる、と。
たしかに最近の映画の予告編はひどい。
「ここまで見せてくれるんだったら、もう映画本編を見る必要ないな」ってとこまで、長々だらだらと予告編で見せてくれる。
起承転結まで全部、見せてくれるの、解説付きで。ある意味、本編より親切。
たとえばコメディタッチの恋愛映画ならば、ラストがハッピーエンドだってのはわかったうえで、ふたりのやりとりや恋がどうやって盛り上がっていくかをたのしみで見るよね。
なのに、そのいちばんのおたのしみ部分を、ハイライトで解説までつけて、予告編で全部流してしまう。あとは「ハッピーエンドでおしまい」の一瞬前まで。
バカじゃないんだから、そのシーンのあとはハッピーエンドだってわかるよ……みたいな。
世の中の人はそこまでやられても起承転結が理解できないバカなのか、それとも宣伝をする人がバカなのか、あるいは世間の人をバカだと思っているのか。
予告編ではなく「本編のダイジェスト版」を作って映画館で流して、映画を見る気をなくさせている。
やれやれ。
この『マッチスティック・メン』の予告編も、そりゃーもー、やたらめったら長い。
しかも親切丁寧。
とりあえず予告を見た人は、映画本編で騙されることはないだろう。
……せっかくの、最後で大どんでん返しのある映画なのに。
WHITEちゃんが怒る通り、たしかにあの予告編はひどいわ。
作品のいちばんキモになるオチを、先に教えてしまうよーなものだもの。
読む前のミステリ本の帯に、犯人の名前が書いてあるよーなものさ。
予告を見てから本編を見たわたしは、はじめにトリックがわかってしまいました……。わーん。
騙されたかったのにー。
どんでん返しですかっとしたかったのにー。
詐欺師ロイ@ニコラス・ケイジは潔癖性。症状がひどくなると、社会生活が送れなくなるほど重傷。相棒のフランク@サム・ロックウェルの紹介で、精神科医にみてもらうことにした。
診察を受けるうちにロイは、会ったことのない我が子のことが気になりだした。離婚した妻は、彼の子どもを妊娠していた……もしもあの子が生まれていれば、今は14歳になるはずだ。
ロイは医者を通して前妻に連絡を取った。それがはじまり。やがてひとりの少女が、ロイの前に現れる。娘のアンジェラ@アリソン・ローマンだ。そりゃたしかに子どものことは気になったけど、いきなり14歳の娘の父親なんかやれるわけないって!
双方とまどいながらも、新米の父と娘は生活をはじめる。だがある日、アンジェラがロイの仕事を知ってしまい……。
父と娘は、ある意味プラトニックな恋人同士なんだよね。
……と思わせる、かわいい親子ぶり。
ちくしょー、予告編もこのあたりをメインに作れよー。
ロイとアンジェラの親子ぶりは、とてもハート・ウォーミング。重度の潔癖症が、アンジェラと暮らすことで治っていくさまや、詐欺師を廃業しようかと考えるに至るあたりも、お約束ですが見ていて気持ちいい。
アンジェラがまた、かわいいからなあ。リアルな女子中学生。シングル・ママのもと、生意気に利口に孤独に育った女の子。……てのが、よくわかる。
最後の大仕事に、なしくずしにアンジェラを巻き込んでしまい、悲劇がはじまる……。
最初からひっかかっていたから、騙されることはなかったのだけど。
うーん、騙されていたら、この映画はどんなふうに心に残ったのかしら。
ところで、ふたり組の詐欺師、ロイとフランク。
こいつらって、ホモ?
……アメリカ人ってば、日本人と感覚チガウからなあ。
なにかっちゃー「愛してるよ」と言い合う男ふたりは、日本ではまちがいなくホモです。
ボーイズラブのなかの男たち以外では、恋人に言うようなことを言わないし、それらしきことを匂わせてたのしんだりしません。
なんだよ、こいつらホモかようざってーなー、と思って見ていたので、見終わったあとに「結局ホモの痴話ゲンカかい」とか思ってしまったのです……。
いや、チガウことはわかってるんだけどね。
ニコラス・ケイジはうまい俳優です。
役者とは、イメージ通りに肉体を動かすことができる人間のこと、というのをどっかで聞いた。
ニコラス・ケイジを見ていると、ほんとーにその通りだと思う。
自分の肉体(表情などもすべて含めて)を、自在に操ることができる人だと思う。
だからこそ、わたしの好きなタイプの作品に出るのでしょう。
惜しむらくは、わたしが彼の「顔」が苦手なことだよ……ほんと……。
『マッチスティック・メン』。監督リドリー・スコット、出演ニコラス・ケイジ、サム・ロックウェル、アリソン・ローマン。
またしてもニコラス・ケイジ?!
わたし、この人苦手なんだってば。
中井貴一が主役だと見に行く気がそがれるのと同じで、ニコラス・ケイジが主役だと見に行く気がそがれるのよー。
ああだけど、わたしの好きそうな映画にばっか出るんだもんよー。
うまい俳優だってことは知ってるのよー。ただ、理屈ではなく顔が苦手なのよー。
えーと、詐欺師映画。
騙し騙されモノ、って、好きなのよ。プロット緻密だから。アクションより、心理戦の方が好き。
映画館で予告編を見たWHITEちゃんが、怒ってたの。
「あの予告編、ひどい。本編の内容を全部映してる」
彼女はすでに試写会で見たそうな。
だからこそ、映画館で流れている予告編のひどさがわかる、と。
たしかに最近の映画の予告編はひどい。
「ここまで見せてくれるんだったら、もう映画本編を見る必要ないな」ってとこまで、長々だらだらと予告編で見せてくれる。
起承転結まで全部、見せてくれるの、解説付きで。ある意味、本編より親切。
たとえばコメディタッチの恋愛映画ならば、ラストがハッピーエンドだってのはわかったうえで、ふたりのやりとりや恋がどうやって盛り上がっていくかをたのしみで見るよね。
なのに、そのいちばんのおたのしみ部分を、ハイライトで解説までつけて、予告編で全部流してしまう。あとは「ハッピーエンドでおしまい」の一瞬前まで。
バカじゃないんだから、そのシーンのあとはハッピーエンドだってわかるよ……みたいな。
世の中の人はそこまでやられても起承転結が理解できないバカなのか、それとも宣伝をする人がバカなのか、あるいは世間の人をバカだと思っているのか。
予告編ではなく「本編のダイジェスト版」を作って映画館で流して、映画を見る気をなくさせている。
やれやれ。
この『マッチスティック・メン』の予告編も、そりゃーもー、やたらめったら長い。
しかも親切丁寧。
とりあえず予告を見た人は、映画本編で騙されることはないだろう。
……せっかくの、最後で大どんでん返しのある映画なのに。
WHITEちゃんが怒る通り、たしかにあの予告編はひどいわ。
作品のいちばんキモになるオチを、先に教えてしまうよーなものだもの。
読む前のミステリ本の帯に、犯人の名前が書いてあるよーなものさ。
予告を見てから本編を見たわたしは、はじめにトリックがわかってしまいました……。わーん。
騙されたかったのにー。
どんでん返しですかっとしたかったのにー。
詐欺師ロイ@ニコラス・ケイジは潔癖性。症状がひどくなると、社会生活が送れなくなるほど重傷。相棒のフランク@サム・ロックウェルの紹介で、精神科医にみてもらうことにした。
診察を受けるうちにロイは、会ったことのない我が子のことが気になりだした。離婚した妻は、彼の子どもを妊娠していた……もしもあの子が生まれていれば、今は14歳になるはずだ。
ロイは医者を通して前妻に連絡を取った。それがはじまり。やがてひとりの少女が、ロイの前に現れる。娘のアンジェラ@アリソン・ローマンだ。そりゃたしかに子どものことは気になったけど、いきなり14歳の娘の父親なんかやれるわけないって!
双方とまどいながらも、新米の父と娘は生活をはじめる。だがある日、アンジェラがロイの仕事を知ってしまい……。
父と娘は、ある意味プラトニックな恋人同士なんだよね。
……と思わせる、かわいい親子ぶり。
ちくしょー、予告編もこのあたりをメインに作れよー。
ロイとアンジェラの親子ぶりは、とてもハート・ウォーミング。重度の潔癖症が、アンジェラと暮らすことで治っていくさまや、詐欺師を廃業しようかと考えるに至るあたりも、お約束ですが見ていて気持ちいい。
アンジェラがまた、かわいいからなあ。リアルな女子中学生。シングル・ママのもと、生意気に利口に孤独に育った女の子。……てのが、よくわかる。
最後の大仕事に、なしくずしにアンジェラを巻き込んでしまい、悲劇がはじまる……。
最初からひっかかっていたから、騙されることはなかったのだけど。
うーん、騙されていたら、この映画はどんなふうに心に残ったのかしら。
ところで、ふたり組の詐欺師、ロイとフランク。
こいつらって、ホモ?
……アメリカ人ってば、日本人と感覚チガウからなあ。
なにかっちゃー「愛してるよ」と言い合う男ふたりは、日本ではまちがいなくホモです。
ボーイズラブのなかの男たち以外では、恋人に言うようなことを言わないし、それらしきことを匂わせてたのしんだりしません。
なんだよ、こいつらホモかようざってーなー、と思って見ていたので、見終わったあとに「結局ホモの痴話ゲンカかい」とか思ってしまったのです……。
いや、チガウことはわかってるんだけどね。
ニコラス・ケイジはうまい俳優です。
役者とは、イメージ通りに肉体を動かすことができる人間のこと、というのをどっかで聞いた。
ニコラス・ケイジを見ていると、ほんとーにその通りだと思う。
自分の肉体(表情などもすべて含めて)を、自在に操ることができる人だと思う。
だからこそ、わたしの好きなタイプの作品に出るのでしょう。
惜しむらくは、わたしが彼の「顔」が苦手なことだよ……ほんと……。
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