大忙し、ミナミで『キル・ビル』を見たあとは、ムラでお茶会だっ。

 名前を言っても「誰ソレ?」と真顔で返される某タカラジェンヌのお茶会に行って来ました。
 いいんだ、人気も知名度もなくったって。わたしは好きなんだからっ。

 お茶会に行くことがほとんどないこのわたし、路線外中堅?まだ若手か?男役のお茶会というものがどんなもんか、さっぱりわからないまま行きました。
 ……アットホームですね……。
 たのしかったです。
 つーか、距離が近すぎて落ち着かないとゆーかね……彼の黒いコートに猫の毛がついていたら、それはわたしのせいです。(注・わたしが語る際、男役の三人称はすべて「彼」です)

 積極的参加のわたしとデイジーちゃん、そして欠員の穴埋めで動員されたWHITEちゃんの3人で出席。3人とも同じテーブルでした。

 ちなみに、この日のわたしのこだわりは、
「ヒールのある靴を履かない」
 でした。

 だってさ、その日のダーリンより背が高かったらイヤじゃん。ヲトメゴコロが傷つくじゃん。

「大丈夫ですよ、彼の公称身長は170cmですから」
 と、同じテーブルのお嬢さん。
 わたしの公称身長は168cmだから、ヒールを履いたらやばかったな。わたしは溜息。
「公称? というと、実際は?」
 お嬢さんにそう返されたが、ノーコメントだ、そんなもん。
 とにかく、ペタンコ靴を履いてきてよかった。

「初恋の男の子より背が高かったというトラウマのある身では、いろいろと気になるものなのさ」
 というわたしの台詞で、どーして吹き出したの、WHITEちゃん。ねえ、君、なにか言いたいことがあったのかい?

 さて、そのお茶会のトークで。

「思い込んだら一直線なんです」
 と、彼は言う。

 どっかで聞いたなあ、そんな性格。
 と、わたしは隣に坐る人を振り返る。

「どーしてそこで、わたしを見るんですか」
 と、デイジーちゃんは言う。

「ひとつのことに夢中になったら、その前に好きだったものなんて忘れます」
 と、彼は言う。

 いたよなあ、そんな人。
 と、わたしは隣に坐る人を振り返る。

「どーしてそこで、わたしを見るんですか」
 と、デイジーちゃんは言う。

 彼の語る彼自身の性格やマイブームでは、わたしはデイジーちゃんを振り返りまくりでした。

「だから緑野さん、どーしてわたしを見るんですかっ」
 だってさ、彼の言うこと、いちいちデイジーちゃんそのまんまなんだもん。
「そうですね、わたしと似てますね……って、そんなことないですよっ」

 デイジーちゃんはいつでもまっしぐら。
 うらやましいくらい、恋してる。

 わたしはなあ、へんに理性が邪魔して、舞い上がるのがヘタなんだよなあ。つまんないよな、そーゆーの。
 ああでも、ムラにいる間だけは、すべて忘れて夢の世界にいたいもんだ。

 てことで、今だけ彼がマイダーリン。時間限定の夢。嘘の世界。本命様は今東宝で妹偏愛テロリストやってるけど(笑)、それも棚上げして、今は彼にどきどき(笑)。
 とりあえず腕組ませてもらいましたが、身長は……公称170cm……うーん、そんなもんかなあ。詐称はしてなさそうだな。

 とにかく愉快なにーちゃんで、好みの顔を間近で見られてしあわせでした。

 男役だから三人称は「彼」だし、ねーちゃんではなく「にーちゃん」なのだ。嘘の世界は揺るがないのだ。たとえ彼がナチュラルに女言葉使ってたって、揺るぐことはないのだ(笑)。
 わたしの頭には、自動変換装置がついているのだ。萌え。

 

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