彼らの愛のカタチ。@ファントム
2004年5月21日 タカラヅカ ねえちょっと奥さん、聞いてくださる?!
現在絶賛上演中の宙組公演『ファントム』、アレ、いちばんの見どころは2幕の終わりの方の、ファントムとキャリエールの抱擁でしょう?
男ふたりのせつないラヴシーンですわよねっ?!
まあ、世間体がございますから、親子愛とか、てきとーに耳障りのいい単語に置き換えてもいいですけど。
なのに、みなさんおっしゃいますのよ。
「抱擁? 抱擁なんて、なかったわよ?」
ががーーーん。
銀橋での抱擁よ? ファントムとキャリエールの。
初日では拍手が鳴りやまず、いつまでも次の台詞が言えず、えらく長い間抱き合っていた、あのシーンよ?
それが、ない?
カットされたってこと?
翌日からは見つめ合うだけとかに、演出が変更になったってこと?
ファントム@たかちゃんがこう、キャリエール@樹里ぴょんにもたれかかるよーにして、それをキャリエールが受け止めるよーに手を回して……。
それが、なくなったってこと?
実際にそのシーンを再現してみせたわたしに、周囲のみなさんは言うのです。
「ああ、それならありましたよ」
「あったけどソレべつに、抱擁じゃないし」
ええっ?!
「緑野さんが抱擁抱擁って言うから、なにかと思ったけど。べつに、抱擁なんかしてなかったじゃないですか」
抱擁じゃん?!
どっから見ても!
なによアンタたち、お互いに腕回してがっつり抱き合わないと、抱擁じゃないっていうの?
ファントムは自分から抱きしめずに、ただキャリエールに身をあずけるのよ? キャリエールはそれを受け入れるのよ?
抱擁じゃん。
てゆーか、なまじ自発的にふつーに腕を回して抱き合うより、せつなくてやんらしい抱擁じゃん!!
「緑野の言うこと真に受けたら、バカみるからねー」
「緑野さんは、わたしたちの見ている『ファントム』とは、なにか別の『ファントム』を見たんですよ」
なんですとぉーーっ?!
わたし、嘘つき認定なの?
そうなの、みなさん?
なまあたたかい、病んだ人を見る目で一歩下がってわたしを見ないでよーっ。泣。
聞いてくださいよ、奥さん。
みんながわたしのこと、いじめるんですよ……。
ファントムは特異な育ち方をしたお子様なので、男女の恋愛というものが、わかってないのです。
彼にとっての「愛の最高峰」は、「父母の愛」なんです。区別ついてないんです。
だから「母の面影」を追ってクリスティーヌ@お花様に惹かれるわけです。
母に似ている、は、彼にとって最大の愛の表現なわけです。
母に似ているから、クリスティーヌを好き。
それなら、「勝手に父だと信じていた」キャリエールはなんですか?
ファントムにとって、「母」や「父」は究極の愛を分かち合う相手。
顔が似ているわけでもない男、キャリエールを「父だと思っていた」ってのはつまり、「愛していた」ってことですがな!!
彼にとっての「あいらびゅーん」、は、「母(父)に似ている」なんだから!!
世の常識を知らないまま大人になってしまった彼は、そんなふうにしか愛を表現できないのよ……ああ、せつない……。
キャリエールもまた、そんな不憫なファントムを愛し、彼と共に滅びることを願っているの。
一生片想いだと覚悟して。
ああ、せつない……。
萌えですわよね、奥様。
『ファントム』はとてつもない萌え作品なんですのよ!
なのにみなさん、信じてくれないんです!
わたしを変だと言うんです。
あまつさえ、ファントムとキャリエールは「抱擁なんてしてない」って言うんです。
めそめそめそ。
ところで。
キャリエール@樹里ぴょん、つけモミアゲなくなってるんだって??
やっぱり変だってわかったんだー。
「えー、モミアゲ見れないのー? 残念ナリ〜〜」
WHITEちゃんひとり、しきりに繰り返しておりました。
現在絶賛上演中の宙組公演『ファントム』、アレ、いちばんの見どころは2幕の終わりの方の、ファントムとキャリエールの抱擁でしょう?
男ふたりのせつないラヴシーンですわよねっ?!
まあ、世間体がございますから、親子愛とか、てきとーに耳障りのいい単語に置き換えてもいいですけど。
なのに、みなさんおっしゃいますのよ。
「抱擁? 抱擁なんて、なかったわよ?」
ががーーーん。
銀橋での抱擁よ? ファントムとキャリエールの。
初日では拍手が鳴りやまず、いつまでも次の台詞が言えず、えらく長い間抱き合っていた、あのシーンよ?
それが、ない?
カットされたってこと?
翌日からは見つめ合うだけとかに、演出が変更になったってこと?
ファントム@たかちゃんがこう、キャリエール@樹里ぴょんにもたれかかるよーにして、それをキャリエールが受け止めるよーに手を回して……。
それが、なくなったってこと?
実際にそのシーンを再現してみせたわたしに、周囲のみなさんは言うのです。
「ああ、それならありましたよ」
「あったけどソレべつに、抱擁じゃないし」
ええっ?!
「緑野さんが抱擁抱擁って言うから、なにかと思ったけど。べつに、抱擁なんかしてなかったじゃないですか」
抱擁じゃん?!
どっから見ても!
なによアンタたち、お互いに腕回してがっつり抱き合わないと、抱擁じゃないっていうの?
ファントムは自分から抱きしめずに、ただキャリエールに身をあずけるのよ? キャリエールはそれを受け入れるのよ?
抱擁じゃん。
てゆーか、なまじ自発的にふつーに腕を回して抱き合うより、せつなくてやんらしい抱擁じゃん!!
「緑野の言うこと真に受けたら、バカみるからねー」
「緑野さんは、わたしたちの見ている『ファントム』とは、なにか別の『ファントム』を見たんですよ」
なんですとぉーーっ?!
わたし、嘘つき認定なの?
そうなの、みなさん?
なまあたたかい、病んだ人を見る目で一歩下がってわたしを見ないでよーっ。泣。
聞いてくださいよ、奥さん。
みんながわたしのこと、いじめるんですよ……。
ファントムは特異な育ち方をしたお子様なので、男女の恋愛というものが、わかってないのです。
彼にとっての「愛の最高峰」は、「父母の愛」なんです。区別ついてないんです。
だから「母の面影」を追ってクリスティーヌ@お花様に惹かれるわけです。
母に似ている、は、彼にとって最大の愛の表現なわけです。
母に似ているから、クリスティーヌを好き。
それなら、「勝手に父だと信じていた」キャリエールはなんですか?
ファントムにとって、「母」や「父」は究極の愛を分かち合う相手。
顔が似ているわけでもない男、キャリエールを「父だと思っていた」ってのはつまり、「愛していた」ってことですがな!!
彼にとっての「あいらびゅーん」、は、「母(父)に似ている」なんだから!!
世の常識を知らないまま大人になってしまった彼は、そんなふうにしか愛を表現できないのよ……ああ、せつない……。
キャリエールもまた、そんな不憫なファントムを愛し、彼と共に滅びることを願っているの。
一生片想いだと覚悟して。
ああ、せつない……。
萌えですわよね、奥様。
『ファントム』はとてつもない萌え作品なんですのよ!
なのにみなさん、信じてくれないんです!
わたしを変だと言うんです。
あまつさえ、ファントムとキャリエールは「抱擁なんてしてない」って言うんです。
めそめそめそ。
ところで。
キャリエール@樹里ぴょん、つけモミアゲなくなってるんだって??
やっぱり変だってわかったんだー。
「えー、モミアゲ見れないのー? 残念ナリ〜〜」
WHITEちゃんひとり、しきりに繰り返しておりました。
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