見るつもりはないのに、どーしても目についてしまう人、というのがいる。
 雪組ではまちかめぐる、月組ではマチオだった。
 だのに何故かしら、もうマチオさんはあまり目に入らないの。彼よりも、目に入る人がいるから。
 
 紫水梗華ちゃん。

 とにかくもー、どこにいても目に入ってくる。気がつくと見ている。

 わたしと紫水梗華ちゃんの出会いは日が浅い。出会いったって、客席にいるわたしにとっての、出会い、にすぎないけどな。

 彼女をはじめて意識したのがリカコンのときだ。

 もちろん、それまでにも存在は知っていたさ。『シニョール・ドンファン』はけっこうな回数観ていたし。
 知っていることと、認識することは別だ。

 リカコンのときにわたしは、改めて紫水梗華っちゅー人に出会った。

 ……だって、こわかったんだもん。

 リカコンのとき、わたしは貧血を起こしていた。へたばっていて、とても立てる状態じゃなかった。
 オペラグラスも持てない、拍手もできない。背もたれにそっくり返るよーに坐り込んで、呼吸するのに必死。

 そんなときに、客席降りがあった。
 通路をたたたーっと軽やかに駆けてくるジェンヌさんたち。
 会場はノリノリ、みなさん総立ち!!

 の、なか。
 たったひとり、坐り込んでいるわたし。

 よりによって通路際。客席降りがあると聞いて、わざわざ押さえた席。
 ええ。
 通路を走ってきた娘役さんに、睨まれました。

 ここここわーっ。
 わたしは、震え上がりました。
 い、今の娘役さん、あの子だよね、『ドンファン』のマリー役の!
 睨まれちゃった、睨まれちゃったよーっっ。
 わーん!!

 …………もちろん、わたしのカンチガイ、思い違い、ということも十分あります。
 みんなが総立ちで盛り上がっているなか、ひとりだけ立つことができない後ろめたさゆえに、勝手にそう思ってしまったのかもしれません。
 また、彼女の目つきがもともと鋭いとかで、ただ視線を合わせただけでそんなふうに見えてしまうのかも、しれません。

 なんにせよわたしは、びびりまくりました。
 こわいよこわいよ、あの子こわいよーっ。

 強烈な刷り込み。
 ああ、忘れられないアナタ(笑)。

 以来、どこにいても彼女を見てしまいます。また、一度おぼえてしまうと、どこにいても目立つ顔であり、人なんだわ。

 …………かっこいいよ、ね。紫水梗華ちゃん。ポッ。

 顔だけ見ると男役だもんねえ。カラダもごつい系だしねえ。ダンスしゃきしゃきだしねえ。いやあ、かっこいー立ち役娘だわー。
 とくに『タカラヅカ絢爛?』ときたら、見せ場もあるしさー。あの豊かな表情がかわいいのよーっ。刺さりそうな顎と、悪役顔!! いよっ、男前!!(娘役です)

 いつもの下手端最前列に坐っていたので、下級生はいつもすぐ目の前。わたしは紫水梗華ちゃんをいっぱいいっぱい目で追っていたのだけど、彼女は一度も目線をくれませんでした。くすん。
 ひろみちゃんにスエニョパティしてもらえたからいいもん。ありがとひろみちゃん!!

 
 あと、赤いタイツの越リュウ様が真横で、鼻血吹くかと思いました。
 太股。
 リュウタロー様の、太股っっ!! ハァハァ。

 なんか、越リュウの赤いタイツ姿って、他の誰よりも見てはいけないものを見てしまった……って気になるよねえ。

 
 ゆうひくんは今日も微妙に胸にあて布してました。
 なんであて布復活しちゃったんだろ。
 いつだったか2階席で観たとき、ゆーひくんの大胆すぎる胸元に目が釘付けでした。
 てゆーかその、見えてたんですけど。

 ちくしょお、さすがだおおぞらゆーひ、サービスいいぢゃねえかっ!!

 と、感激しまくったんですが。
 ここ2回ほどわたしが観たときは、あて布でガードしちゃってるのよー。やーん。見せてくれてもぜんぜんよかったのにー(笑)。

 
 見せっぷりといえば、のぞみちゃん。
 本日もまた、盛大にパンツ見せまくりでした……。

 先日、もち吉に激辛せんべい買いに行く際、楽屋口の前を通ったら、ちょーどのぞみちゃんが出てくるところでした。
 わたしはすっげーナチュラルに、
「あっ、パンツ娘だ!!」
 と、心の中で思ってしまいました。
 ……素顔ののぞみちゃんに会えて、ラッキーです。うふ。

         

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