カップリングは大事。@飛鳥夕映え
2004年9月13日 タカラヅカ 誰か、石川麻呂@かしげを愛してください。
『飛鳥夕映え』は『あの日見た夢に』と同じで、脚本だけ読んだら萌え作品だけど、役者に問題があって実際の舞台には萌えが存在しない。
『あの日…』の萌えを破壊していたのはスティーブ@いっぽくんだったけど、『飛鳥…』の萌えを破壊しているのは主役の鞍作@さえちゃんだ。
鞍作を中心に愛憎が渦巻いているはずなのに、肝心の鞍作役のさえちゃんが誰のことも見ないでひとりで演技しているので、萌えようがない。
鞍作と鎌足の愛の物語のはずなのにねえ。
鞍作のことはもうあきらめているので、なにも言わない。
それなら残った男たち、鎌足、軽、石川麻呂で萌えをさがそう。
そーんな気持ちで観に行ってきました、月組東宝公演『飛鳥夕映え』『タカラヅカ絢爛?』。
おどろいたのは、あれほど心が存在しないように思えた鞍作に、人並みに心があるように見えたこと。
とりあえず、鎌足@ゆうひを好きなことはわかった。石川麻呂@かしげのことも、どうやら好きらしい。軽皇子のことをどう思っているのかまではわからなかったけど、鎌足と麻呂を好きだとわかっただけでもびっくりだ!!
さえちゃんは進化している。……相当歩みは遅いんだが、それでも進化しているようだ。ほっとした。
もっとも「鎌足のこと好きなんだー。へー」というだけでは、萌えにまでは発展しないけどな。鎌足の抱えている暗い情念に届くどころかかすりもしない、浅はかな好意止まりなんだもの、鞍作ってば。やっぱ賢い男に見えないよ、鞍作……。
まあそれでも、鎌足はかなしくひとりで鞍作相手に恋愛している。一人相撲っていうか、壁に貼ったアイドルのポスター相手に恋してるような虚しさが漂っているが、がんばれ鎌足。たとえ君が見ている「鞍作」が、君の脳内で過大評価された「幻想の鞍作」であり、現実ののーみそと情緒に欠けている鞍作とは別人であったとしても、恋は恋だ。後悔なく生きろ。
と、鎌足はひとりで青春しているし、軽様は清々しくストーリーと人間関係の外側にいる。
じゃあ石川麻呂は? 彼なりにストーリーとも人間関係とも関わっている石川麻呂は、どうなの?
誰か、石川麻呂を愛してください。
麻呂ってばひとりで受オーラ出して「いぢめてください」と顔に書いてあるんだけど、誰からも省みられてないの。かなしみのひとり受。「追われた受より哀れなのは、死んだ受です。死んだ受より哀れなのは、忘れられた受です」とポエムってしまうくらい、不幸ですよ。
鎌足にもう少し度量というか余裕があれば、鞍作に相手にされない鬱憤を麻呂で晴らしておこうとか、たのしい展開を考えられたのに、あの小物感漂う鎌足ではそんな期待もできず。
萌えられない芝居だわ……。
かしげ麻呂単体には萌えまくったのにー。いぢめたおしたい男なのにー。
どっかに鬼畜な男前はいないのか? 越リュウ様さえ、今回は受だしなあ。相手がチャルさんじゃあ、さすがのリュウ様も受になるよなあ。のぞみちゃんがもっと、他のキャラと絡んでくれてたらなあ。彼は貴重な鬼畜属性のある色男なのに。
役替わりがなければ、この作品はどうなっていたのだろう、と思う。
鎌足はあさこのための役だよね。みんなが見たいはずの、かっこいー男前の役。
軽皇子はかしげ。今までのかしげのイメージまんまの、白い貴公子。
石川麻呂は、あとからとってつけた役じゃないかという気がする。同期3人に役を振るための。もともとあったにしろ、役替わりが決まってから膨らませた、というか。
んじゃゆーひはなんの役だったかというと、彼の持ち味からして、山背皇子だったんじゃないか? 出番は少なく、されど決めシーンがある、あたりが、本来のゆうひくんの扱われ方だと思った。
役替わりのおかげで、いろいろたのしかったけどさ。かしちゃんとかかしちゃんとかかしちゃんとか……あれ?
芝居ではかしちゃんばっか見てるわりに、ショーになるとぜんぜん食指が動かなくなるのは何故なんでしょうね……。
ショーでは断然ゆーひくん見てるしな。
あ、でも色男トリオ椅子ダンスのシーンではかっしー見てるなー。あのシーンのかしげさ、なんかみょーにオヤジくさくない?
オールバックと無表情のせいだと思うんだけど。
それがツボなの。おやぢなかっしー好き。あの広い広いデコと長い顔が好き。
色男トリオは、かっしーが鉄壁の無表情を終始貫いているのと、色悪路線のさえちゃんがときおりニヤリとするのと、あさこがにまにま笑いっぱなしなのが、三者三様で好きだ(笑)。
帽子を窓に投げ捨てるところ、あさちゃんひとりがいつも、ちゃーんと窓を振り返って「よいしょっ」と捨てているのも好き。
さえちゃんの黒塗りオールバックを見ると、『WSS』を思い出す。なつかしーなー。ナニ気にさえちゃんのこのビジュアルが好きかも。富士額が気になりつつも(笑)。
そうそう、楠恵華のパンツも健在でした。今回3列目だったんで、パンツとその上の背中も堪能しましたよ、のぞみちゃん!
でも他の人たちもパンツ率高くなってる気がする。サービス満点だねっ。
『飛鳥夕映え』は『あの日見た夢に』と同じで、脚本だけ読んだら萌え作品だけど、役者に問題があって実際の舞台には萌えが存在しない。
『あの日…』の萌えを破壊していたのはスティーブ@いっぽくんだったけど、『飛鳥…』の萌えを破壊しているのは主役の鞍作@さえちゃんだ。
鞍作を中心に愛憎が渦巻いているはずなのに、肝心の鞍作役のさえちゃんが誰のことも見ないでひとりで演技しているので、萌えようがない。
鞍作と鎌足の愛の物語のはずなのにねえ。
鞍作のことはもうあきらめているので、なにも言わない。
それなら残った男たち、鎌足、軽、石川麻呂で萌えをさがそう。
そーんな気持ちで観に行ってきました、月組東宝公演『飛鳥夕映え』『タカラヅカ絢爛?』。
おどろいたのは、あれほど心が存在しないように思えた鞍作に、人並みに心があるように見えたこと。
とりあえず、鎌足@ゆうひを好きなことはわかった。石川麻呂@かしげのことも、どうやら好きらしい。軽皇子のことをどう思っているのかまではわからなかったけど、鎌足と麻呂を好きだとわかっただけでもびっくりだ!!
さえちゃんは進化している。……相当歩みは遅いんだが、それでも進化しているようだ。ほっとした。
もっとも「鎌足のこと好きなんだー。へー」というだけでは、萌えにまでは発展しないけどな。鎌足の抱えている暗い情念に届くどころかかすりもしない、浅はかな好意止まりなんだもの、鞍作ってば。やっぱ賢い男に見えないよ、鞍作……。
まあそれでも、鎌足はかなしくひとりで鞍作相手に恋愛している。一人相撲っていうか、壁に貼ったアイドルのポスター相手に恋してるような虚しさが漂っているが、がんばれ鎌足。たとえ君が見ている「鞍作」が、君の脳内で過大評価された「幻想の鞍作」であり、現実ののーみそと情緒に欠けている鞍作とは別人であったとしても、恋は恋だ。後悔なく生きろ。
と、鎌足はひとりで青春しているし、軽様は清々しくストーリーと人間関係の外側にいる。
じゃあ石川麻呂は? 彼なりにストーリーとも人間関係とも関わっている石川麻呂は、どうなの?
誰か、石川麻呂を愛してください。
麻呂ってばひとりで受オーラ出して「いぢめてください」と顔に書いてあるんだけど、誰からも省みられてないの。かなしみのひとり受。「追われた受より哀れなのは、死んだ受です。死んだ受より哀れなのは、忘れられた受です」とポエムってしまうくらい、不幸ですよ。
鎌足にもう少し度量というか余裕があれば、鞍作に相手にされない鬱憤を麻呂で晴らしておこうとか、たのしい展開を考えられたのに、あの小物感漂う鎌足ではそんな期待もできず。
萌えられない芝居だわ……。
かしげ麻呂単体には萌えまくったのにー。いぢめたおしたい男なのにー。
どっかに鬼畜な男前はいないのか? 越リュウ様さえ、今回は受だしなあ。相手がチャルさんじゃあ、さすがのリュウ様も受になるよなあ。のぞみちゃんがもっと、他のキャラと絡んでくれてたらなあ。彼は貴重な鬼畜属性のある色男なのに。
役替わりがなければ、この作品はどうなっていたのだろう、と思う。
鎌足はあさこのための役だよね。みんなが見たいはずの、かっこいー男前の役。
軽皇子はかしげ。今までのかしげのイメージまんまの、白い貴公子。
石川麻呂は、あとからとってつけた役じゃないかという気がする。同期3人に役を振るための。もともとあったにしろ、役替わりが決まってから膨らませた、というか。
んじゃゆーひはなんの役だったかというと、彼の持ち味からして、山背皇子だったんじゃないか? 出番は少なく、されど決めシーンがある、あたりが、本来のゆうひくんの扱われ方だと思った。
役替わりのおかげで、いろいろたのしかったけどさ。かしちゃんとかかしちゃんとかかしちゃんとか……あれ?
芝居ではかしちゃんばっか見てるわりに、ショーになるとぜんぜん食指が動かなくなるのは何故なんでしょうね……。
ショーでは断然ゆーひくん見てるしな。
あ、でも色男トリオ椅子ダンスのシーンではかっしー見てるなー。あのシーンのかしげさ、なんかみょーにオヤジくさくない?
オールバックと無表情のせいだと思うんだけど。
それがツボなの。おやぢなかっしー好き。あの広い広いデコと長い顔が好き。
色男トリオは、かっしーが鉄壁の無表情を終始貫いているのと、色悪路線のさえちゃんがときおりニヤリとするのと、あさこがにまにま笑いっぱなしなのが、三者三様で好きだ(笑)。
帽子を窓に投げ捨てるところ、あさちゃんひとりがいつも、ちゃーんと窓を振り返って「よいしょっ」と捨てているのも好き。
さえちゃんの黒塗りオールバックを見ると、『WSS』を思い出す。なつかしーなー。ナニ気にさえちゃんのこのビジュアルが好きかも。富士額が気になりつつも(笑)。
そうそう、楠恵華のパンツも健在でした。今回3列目だったんで、パンツとその上の背中も堪能しましたよ、のぞみちゃん!
でも他の人たちもパンツ率高くなってる気がする。サービス満点だねっ。
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