悟りの境地は煩悩の楽園。@飛鳥夕映え
2004年9月24日 タカラヅカ さえちゃんが、かわいいのだ。
もう何回目かわからない、月組『飛鳥夕映え』を観ながら、思った。
さえちゃん鞍作、かわいい……。
最初わたしは、首を傾げていた。
鞍作というキャラクタが、どーしても理解できなかった。掴めなかった。
脚本が悪いせいだと思った。演出が悪いせいだと思った。
そして。
何度か観ているうちに、気がついた。
たしかに脚本も演出も悪い。でも、さえちゃんが悪いのも、事実。
鞍作という役は、「トップスター」あて書きキャラだ。タカラヅカの「トップスター」ならば、似合って当然の役だった。
周囲の人全員から愛され(もしくは憎まれ)、英雄肌で世界の中心にどんと立つヒーロー像。
仮にもヅカのトップに上りつめた人ならば、できてあたりまえ、ハマってあたりまえの役。
なのにさえちゃんは、この役を持てあましていた。ハマることができなかった。
技術の低さもそうだが、なによりセンターとしての吸引力に欠けていた。
英雄に見えない。
トップに見えない。
それがいちばん、痛かった。
この事実にはかなりがっくりきたので、さえちゃんに関してはもうあきらめていた。
さえちゃん以外の人を見てたのしもう。
そう割り切ってた。
ああ、なのに。
なんか、さえちゃんがかわいい……。
鞍作がかわいい……。
なんか一段とハスキーになった声がかわいい。
英雄には見えないけど、たよりないぽやぽやした男の子に見えるけど、それはそれで、いいかもしれない。
鎌足@かしげには相手にされてないっぽくて、誘って振られて「がーん」て顔してるのがまた、かわいい。振られるとは思ってなかったんだな、おぼっちゃま……。かわいいぞ。
さえちゃんに期待して、裏切られてヘコんで、あきらめて、それら全部を突き抜けちゃったみたい。
なんかもー、どーでもいー。かわいいからゆるーす。
はっ。
この心境って、後水尾天皇@花供養の心境?!
色即是空、すべては無。
悲しみも苦しみも、突き抜けて悟りの境地へ。
さえちゃんは進化してます。亀よりのろいけど、確実に前へ進んでいます。
ムラよりは東宝の鞍作の方がいいよ。
少しずつだけど、彼がどういう人なのかが見えてきた。
かっしー鎌足は、笑っちゃうほど悪役。
鞍作を愛しているよーには見えなかったな。あまりに悪役を極めすぎていて。
むしろ、誰からも嫌われた経験のない鞍作が、鎌足に拒絶されて、その反動でfall in LOVE しちゃってる感じで愉快でした。
鎌足に片想いしてる鞍作か……。その方がいいなー。さえちゃん鞍作は、おとなしく受キャラしてた方がいいのよ。もともと受属性なんだから。
鎌足を振り向かせよう作戦、を、軽様だとか麻呂くんだとかに協力要請したりしてさー。気を引きたくて部下を引きつれて踊ってみたりさー。つっても鎌足は、同期3人で飲んで喋るのに夢中で、鞍作のダンスろくに見てくんないけどさ。
惚れられるのがあたりまえ、口説かれるのがあたりまえで、自分からはなにもしたことなかったから、アプローチの仕方がわかんないままだったから、ついに気持ちを伝えられないまま、暗殺されちゃうのね。
かわいそうな鞍作……ほろり。
鎌足の悪役度・冷酷度が突き抜けていることと、鞍作のキュートさが上昇していたおかげで、そんな腐女子舞台を観ました、今回。
片想い鞍作。いいじゃん(笑)。
もう何回目かわからない、月組『飛鳥夕映え』を観ながら、思った。
さえちゃん鞍作、かわいい……。
最初わたしは、首を傾げていた。
鞍作というキャラクタが、どーしても理解できなかった。掴めなかった。
脚本が悪いせいだと思った。演出が悪いせいだと思った。
そして。
何度か観ているうちに、気がついた。
たしかに脚本も演出も悪い。でも、さえちゃんが悪いのも、事実。
鞍作という役は、「トップスター」あて書きキャラだ。タカラヅカの「トップスター」ならば、似合って当然の役だった。
周囲の人全員から愛され(もしくは憎まれ)、英雄肌で世界の中心にどんと立つヒーロー像。
仮にもヅカのトップに上りつめた人ならば、できてあたりまえ、ハマってあたりまえの役。
なのにさえちゃんは、この役を持てあましていた。ハマることができなかった。
技術の低さもそうだが、なによりセンターとしての吸引力に欠けていた。
英雄に見えない。
トップに見えない。
それがいちばん、痛かった。
この事実にはかなりがっくりきたので、さえちゃんに関してはもうあきらめていた。
さえちゃん以外の人を見てたのしもう。
そう割り切ってた。
ああ、なのに。
なんか、さえちゃんがかわいい……。
鞍作がかわいい……。
なんか一段とハスキーになった声がかわいい。
英雄には見えないけど、たよりないぽやぽやした男の子に見えるけど、それはそれで、いいかもしれない。
鎌足@かしげには相手にされてないっぽくて、誘って振られて「がーん」て顔してるのがまた、かわいい。振られるとは思ってなかったんだな、おぼっちゃま……。かわいいぞ。
さえちゃんに期待して、裏切られてヘコんで、あきらめて、それら全部を突き抜けちゃったみたい。
なんかもー、どーでもいー。かわいいからゆるーす。
はっ。
この心境って、後水尾天皇@花供養の心境?!
色即是空、すべては無。
悲しみも苦しみも、突き抜けて悟りの境地へ。
さえちゃんは進化してます。亀よりのろいけど、確実に前へ進んでいます。
ムラよりは東宝の鞍作の方がいいよ。
少しずつだけど、彼がどういう人なのかが見えてきた。
かっしー鎌足は、笑っちゃうほど悪役。
鞍作を愛しているよーには見えなかったな。あまりに悪役を極めすぎていて。
むしろ、誰からも嫌われた経験のない鞍作が、鎌足に拒絶されて、その反動でfall in LOVE しちゃってる感じで愉快でした。
鎌足に片想いしてる鞍作か……。その方がいいなー。さえちゃん鞍作は、おとなしく受キャラしてた方がいいのよ。もともと受属性なんだから。
鎌足を振り向かせよう作戦、を、軽様だとか麻呂くんだとかに協力要請したりしてさー。気を引きたくて部下を引きつれて踊ってみたりさー。つっても鎌足は、同期3人で飲んで喋るのに夢中で、鞍作のダンスろくに見てくんないけどさ。
惚れられるのがあたりまえ、口説かれるのがあたりまえで、自分からはなにもしたことなかったから、アプローチの仕方がわかんないままだったから、ついに気持ちを伝えられないまま、暗殺されちゃうのね。
かわいそうな鞍作……ほろり。
鎌足の悪役度・冷酷度が突き抜けていることと、鞍作のキュートさが上昇していたおかげで、そんな腐女子舞台を観ました、今回。
片想い鞍作。いいじゃん(笑)。
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