愛ですわ、愛。

 本日の観劇を決めたのは、チェリさんが同公演を観劇すると聞いていたから。
 どうせなら、友だちと一緒の方がいいもーん。
 まあ、この公演ではわたし、ムラ生息率が異様に高くて、「今度いつムラに行きますか?」と問われて「毎日いるから、いつでも携帯に連絡して」なんて答え、相手を絶句させたりしていたけど。(そのへんの日付がたまたま毎日だったんで、べつに皆勤賞ってわけでもないんですが)

 なんか疲れが溜まっているのか、睡眠不足のせいか、毎日やたら眠い。だるい。
 お茶会で泣きすぎて発散しすぎて、精神的にもどーも呆けている気がする。

 行き帰りの電車で寝るつもりが、えんえんメールしてたりで、寝てないしな(笑)。

 チェリさんと同じ公演を観る、ったって、座席聞いてなかったなー、公演が終わったら電話してみるかー、と、ぼんやり考えつつ、幕間は睡眠補給しよう、と寝ていたら、当のチェリさんに襲撃された。

「もう芝居は終わってますよ(笑)」

 わーい、チェリさんの方から来てくれた。うれしー。
 ……のはともかく。

「ちゃんと起きてましたよー、最後拍手したもん!」

 芝居の間中寝ていたワケじゃないですってば。そんな、人聞きの悪い(笑)。
 もうカラダにリズムが刻まれているので、寝ていいところと起きているところとは、ちゃんと区別がつくのよ。
 芝居の途中から劇場に入るとしたって、「あ、今何時何分だから**のシーンだわ」とかわかるしな。

「髪飾り渡してました?」
「……渡してません」

 チェリさん曰く、起きていたかどうかを確認するのは、7月7日のラヴラヴ玄宗が楊貴妃に「愛の証の髪飾り」を渡すところを、見たかどうか。
 起きている人が極端に少ないシーンゆえに、確認事項にされている。

「でもでもっ、返品シーンは見たし!」

 最後のシーンで、楊貴妃が玄宗にその髪飾りを返す。そこはちゃんと見ているよ。

 すみません。
 こんな見方がいけないのはわかっているけど、さすがにこの回数観ていると、どーしても幕開きから数えて「約45分後〜1時間15分」までの30分間が、つらくてつらくて。
 かなりの回数、ふつうにちゃんと観ているので、力尽きているときだけ、この30分間オチていることをお許し下さい……。

 チェリさんはどうも「すずみんファン認定」されたみたいっすね。
 ずーっとすずみんだけを見ているから。
 すずみんから目線もらえたって?(笑)

「見てない〜〜っ!!」

 チェリさんじたばた。
 ははははは。

 わたしは好きな人には絶対近づきたくない、こうやって遠いところで勝手に日記書いたりしているのがいちばんたのしい人なので、FCにも入らないし、入り出待ちもしない。相手に顔を覚えられたり絶対にしたくない。
 舞台から目線をもらえたらうれしいけど、それは「わたしだから」もらえるんじゃなく、「たまたま」もらえるのがいい。「今日はラッキー」と思えるのがいい。

 だから、ケロちゃんがどんな人なのかは、関係ないんすよー。
 釣った魚に対してどうなのか、なんかとても興味深くも他人事として聞いておりました(笑)。なにを聞いてもわたしの愛に変わりはないんだもーん。

 そっかあ、知った顔の自分のファンが前方席で必死に見つめていても、目線くれたりしないんだー。
 チェリさんと一緒に某さんの生徒席にいたときは、ちゃーんと某さん、こっち見てくれたし、わたしたちもお辞儀したり拍手したりで、双方向に意思の疎通があったのにね。

 見てくれない人を必死に見つめていたら、隣のすずみんが「おっ、俺様のファン発見」ってことで、目線くれたのねー。
 すずみんって愛想いいよね、わたしも前、目が合ったらウインクされたし(笑)。

「すずみんって絶対、自分をスターだと思ってますよね」

 うん、思ってる。絶対思ってる。

 てゆーか、ソコがいいのよー(笑)。
 ひとりだけ張り切ってマントひるがえしてたり、花道から銀橋に入るときと出るとき、わざとゆっくりして長くいい位置に滞在してみたりさ。
 ふつーならしないって!! ってことを、大真面目にこつこつやっているところが、わたしにはすげーツボだ(笑)。

 サテュロス@すずみんなんか、すげー好き。あのイタイまでの毒々しさがイイ。
 オギーはすずみんの使い方うまいよねー。彼の持ち味であるカンチガイ・オーラを全開にさせてOKなんだもんよ。

 すずみんには、少年マンガの「フリルのブラウスを着て薔薇の花を持った美形悪役」的な愛らしさがあると思うの。
 見ていて、「こいつ、後ろから膝カックンしてやりたい(笑)」と思わせる、ちょっかいを出したいよーな魅力。
 この人がこれからどうなっていくのか、とても興味深いです。へんに卑屈になったり、小さくまとまったりせずに、「わたしはスタァ☆」なまま、突き進んで欲しいなぁ(笑)。
 正直なとこわたしは、すずみんは「路線」ではないと思ってるけど。そんな位置なのに扱いなのに、ひとりだけ派手にがんばって「スタァ☆」しているのが、イイんだよなー(笑)。
 この人を語るとき、語尾の最後にどーしても (笑) をつけてしまう、そんな個性が好きよ、すずみん(笑)。

「え゛え゛〜〜?(語尾上がる)」

 チェリさんは思いきり怪訝な顔。
 そんなあ、共にすずみんに「ファン認定」された仲じゃないですか!(笑)

 
 忙しいチェリさんを見送ったあとは、またもチェリさんのお友だち(2日前とは別の方)と宝ホでランチ。
 さすがに、1日おきに同じメニューは飽きる……。

 チェリさんのお友だちさんはみんな愉快な方々なので、ましたしてもきゃーきゃー盛り上がって、レストランに長居して(笑)、途中まで一緒に帰った。

 電車の中、にぎやかな学生たちが大勢ふざけあいながら入ってきたとき、座席に坐っていたわたしとそのお友だちさんは、ふたりそろって無言で手にしていたポスターを抱きしめた。
 だって、学生たちにぶつかられて、ポスターが傷んだらいやだもの。
 ふたりそろって同じ動作をしたので、ウケてしまった。

 そうよね、大切な大切な、ダーリンのポスターだもんねっ。

 愛ですわ、愛。

       

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