以前、あるパーティで知り合った人に、メールをもらった。ちなみに女性だ。

「緑野さんとは同じ大阪在住ですし、またお会いしたいですね。なにかありましたら、ぜひ声を掛けてください」

 挨拶文が主なメールの最後に、そう書いてあった。

 わたしはよろこんで返事を書いた。

「じゃあいつ会います? わたしは*日と*日以外なら、いつでもいいです!」

 ………………返事は来なかった。

 社交辞令だったのか……っ!! がふっ。

 これってさあ、がっついたナンパ男みたいじゃん?
 コンパで会った女の子に「そーね、また会いたいねー。みんなで集まるときは声かけてね」程度の温度のメールもらって、「よっしゃあ、んじゃデートしよーぜ、いつ会う、どこ行く?」と鼻息荒く騒ぎ立てるよーな。
 向こうとしてみれば「ええっ? あたしただ、挨拶メール出しただけじゃん、大人として! なんで本気メールが返ってくんのよ、キモッ」てなもんなんじゃあ?

 あたし、カンチガイ男ですかっ?!(泣)

 
 と、涙に暮れた日のことを思い出しました。

 とゆーのも、
 メールをもらったんだわ、モリナ姉さんに。

「緑野さん、花DCは観るんですか? チケット用意できそうなんですが、いつがいいですか?」

 これを読んで、わたしは思った。デートの誘いだっ!!

「星東宝楽付近以外で、モリナさんと一緒に観られる日なら、いつでもいいです」

 わくわくと返しましたともさ。
 そしたら、それに対しての返信は。

「え、私におさちゃんを観ろと?いや、考えさせて。(笑)」

 デートの誘いぢゃ、なかった……っっ!!

 またやった? あたしまたやったのね?!
 またしても、ひとりでカンチガイしちゃったのねっ?!(泣)

 モリナさんは、オサちゃん大好きなわたしのためにわざわざ、「チケットありますよ」って声をかけてくれたのよ。自分は観る気もないよーな公演なのに、わたしのために骨を折ってくれるんだわ。
 ありがたい、ありがたいよ、ねーさん。心から感謝します。

 でもわたし、そのうえさらに、デートの誘いだと信じて舞い上がったわ(バカ)。

 チケットを譲ってくれることもうれしいけど、「一緒に行きましょう」と言ってくれるのもまたうれしいのだ。
 観劇というとっておきの時間を、「共有しましょう」と誘ってくれるわけだから。

 そしてカンチガイ者は恥じ入りながらフォローメールを出す。

「い、いやその、無理にとはもうしません…。」

 モリナさん、オサちゃん嫌いだった……観るわけないわな、オサちゃん主演DCなんか。しかもこだまっち作品だし。
 わたしの分だけでも、用意してもらえたらすげーうれしいです。はい。自分でもチケ取りがんばりますが、お願いしていいですか。もぢもぢ。

 
 春夏秋冬、365日、いつでも人恋しい緑野です。
 カンチガイも勇み足も人生の華。
 
         

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