わたしにケロファンの友人は少ない。ぶっちゃけ、チェリさんだけだ。
 わたしにとってこの公演は特別なモノだが、他の友人たちにとっては数ある公演のひとつでしかない。

 だけど、千秋楽を明日にひかえ、なんかしらみんな集まってきている。

 それが、作品の持つ力なんだと思う。

「観ないと後悔すると思って」

 1回観たからもういいや、とすっかり足を遠ざけていたBe-Puちゃんが、現れた。

 「これで見納めです」と昨日劇場からメールをくれたデイジーちゃんが、

「何故か今日も来てしまいました」

 と、現れた。

「視力が弱いので、限界です」

 と言いながら、モリナカ妹さんがやってきた。

 星組公演『ドルチェ・ヴィータ!』が明日で終わる。
 終わってしまう。

 そのことに急き立てられ、背中を押され、劇場にやってくる。

 そのときその一瞬を共有することでしか、味わえない「舞台」というもの。
 映像でなく印刷でなく、空間と時間。
 どこに残すこともできないモノ。

 自分の目と耳と心でしか、残せないモノ。

 消えることが前提、終わることが前提のモノ。

 
 終わってしまうことを惜しんで、人が集まってくる。

 
 ちなみにわたしは、kineさんとデート。
 ふたり同時にオペラが上がるところがしいちゃん限定ってのは、どういうことですか(笑)。
 終演後もみんな集まってファミレスで喋り続け、喉が痛いってばよ。

 
 終わる、ことはわかっているけれど。
 わたしはなんだか、夢を見ているようだ。
 ディアボロの夢の中にいるんだろうか。

 終わるなんて、信じられない。

 いつか見た夢の続きだろうか。
 ほんとうにこれは現実だろうか。
 てゆーか、現実ってなによ?
 あたしのなにが「リアル」だというの。

 みんな嘘でしょ?
 そんな気がする。

 
 水の中を歩いているような、そんなわたしが今日思ったこと。

 コーザノストラ@しいちゃん、モミアゲがんばりすぎ。 胸毛がありそうな、そんなモミアゲっぷりに目が釘付け。

        

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