「景子先生に対して、ずいぶん怒ってませんか?」
 と、チェリさんに言われてしまった。
 わたしの昨日の日記についてだ。

 わぁん、そんなふうに読めちゃいましたか?
 怒ってないです、ぜんぜん!

 酒井澄夫に対する日記を読んでください。わたし的に怒っている文章ってのは、あーゆーのです。チェリさんにそう感じられてしまったってことは、昨日の日記を目にしたほとんどの人に、そう受け取られているかもしれないですね。すみません、わたしの文章力不足です。
 景子せんせに対して、愛はあっても怒りはないです。
 実力を認めたうえで、「もっと!」を語っているだけです。ファンとはこうも貪欲なのです。
 酒井せんせには、なにも言うべき言葉はありません。時間の無駄です。だけど、景子せんせには、いくらでも時間を割いて日記を書いちゃうわ!(笑)

 というわたしは今日もゆうひバウ観劇。チェリさんとデート。

「ところで、パーソナルカレンダーって、誰を買ったんですか?」

 チェリさんは指を折りながら、名前をあげていったけれど……。

「6人? ……6人って……」

 途中で、止まってしまう。
 ふふふ。さあわたしはいったい、誰のカレンダーを買ったのでしょう。今のところ、誰も正解を答えた人はいません。チェリさんも4人目くらいでチガウ名前をあげていたし。

 結局、購入した6人全部を鴨居に並べて貼りました。壮観です。……でも、確実に部屋が暗くなった(鴨居に貼るのはやめましょう)。

            ☆

 そして今日は、ケロちゃんディナーショー、初日。というか、3回あるうちの、1回目。

 わたしの過去のディナーショー体験は、阪神大震災の年のトド様1回きりだ。だからどうしても、そのときの記憶と照らし合わせてしまう。

 今回のディナーショーに参加するにあたり、まず、チケットを手にしたときにショックを受けた。

 ショボッ!!

 チケットが、「お金かけてません」な感じだったんだ。
 わたしが最初購入したのは、1回目と3回目のチケットだった。初日と楽は押さえなきゃ、ってことで。回数ごとに色がチガウわけなんだが、1回目は金、2回目は銀、のつもりらしかった。
 らしい、ってのは、本物の金銀印刷ではなく、黄土色と灰色でそれらしい色にしただけのものだったから。
 黄土色の地に黒字印刷。……2色刷り? マジ?

 だってトド様のチケットは、フルカラー印刷だったもん! 紙質もずっとよくて、トド様の顔写真が印刷されていた。ふたつ折りになっていて、真ん中に空いた窓から、トド様の顔が見える、という凝った作りだった。
 ディナーショーのチケットってのは、それがふつうなんじゃないの? 2万円以上もするわけだし。大劇場のチケットとちがって、いかにもな「特別感」を盛り上げてくれるものじゃないの? あまりにきれいだから、大切にアルバムにしまってあるぞ?(とはいえ、今はどこにあるのか、咄嗟にわからないが)

 こんなに差をつられているのは、ケロだから? 簡易印刷でお茶を濁しているの?? だったらひどい。

「ケロちゃんだから、ってわけじゃないですよ。マミさんのディナーショーだって、こんなチケットでしたよ」

 と、チェリさんは言う。トップスターのディナーショーがそうだったというなら、これが「不況」というやつなのかしら。こんなところで経費削減している?

 これからディナーショーだというのに、時間つぶしに入った店で、わたしはしっかり昼食を取る。自分の胃袋の大きさに自信があるもんでな……大丈夫、なにを食べたあとだって、フルコースぐらい入るよ。チェリさんはケーキとお茶だけ。

「メニューは3回とも同じでしょうからね。つらいですよ」

 ええっ?! ディナーショーのメニューって全部同じなの?
 全部同じメニュー、ってソレ、大量仕入れによる経費削減? 「不況」のなせるワザ?

 だってトド様のときは、日替わりだったよ? わたしは知らないけど、同じテーブルにいた見知らぬおばさまが言ってたもん。「昨日のメニューの方がよかったわね」とかなんとか。

「だからそれは、トド様だからですよ。トド様と比べちゃいけません」

 ええー? 今のトド理事様じゃなく、10年前の3番手の男の子だったころのトド様だよ? 場所だって新阪急ホテルだったし。ゆみこちゃんやきりやんの学年のディナーショーだよ? そんなに特別かぁ?
 
 世の中わかんねーことだばかりだ、と思いつつも辿り着いた会場の座席には、ひとりずつにプログラム兼メニュー票が置いてある。

ショボッ!!

 ほとんどポストカードのノリだった。
 片面カラー印刷、二つ折りで中は1色刷り。写真は全部使い回し。

 ええっ、だってトド様のときは、これよりずっと大きな、紙質もいいきれいな二つ折りカードで、両面カラー印刷だったよ? 写真もオリジナルだったし。

「だからそれは、トド様だからですよ。トド様と比べちゃいけません」

 ……チェリさんの声が聞こえて来そうだが。
 わたし的には、けっこーショックだった。
 ディナーショーのチケットとプログラムカードには、期待してたんだもん……トド様のときの印象ゆえに。

 やっぱりこれが「時代」ってことかな。「不況」ゆえにケチってるのかな。

 それなら有料でいいから、プログラムを別途販売してくれればいいのに。よろこんで買うのに。

 でも、カードの写真が使い回しなおかげで、ポスターまんまがポストカードサイズになっているので、うれしい(笑)。これでスタンドに入れてテーブルに置くことも、鞄に忍ばせて持ち歩くことも可能ねっ。ああ、オトコマエだわ、ダーリン。

 有料といえば、そのオトコマエなポスターは、当日はクッキーと抱き合わせ販売になっていた。
 それは前もって聞いていたので、いい。
 だが、聞いてなかったことがあった。
 クッキーの、値段だ。

 2100円って、どういうことですかっ?!

 トド様のときは、800円だったよ? それでも「高ぇ。ポスターは欲しいけど、クッキーいらねー」と思ったのに。
 2100円ってナニ。
 抱き合わせランチと同じ値段ですがな!!

 ひっでーぼったくり……。
 足元を見ての値段よね?
 これも「時代」? 「不況」のなせるわざ?

 同じ2100円なら、ランチの方が絶対いいよ……。クッキーごときにそんな値段は出せねー……。

 
 と、人生2度目のディナーショー体験を満喫するわたし。
 トド様のときは隅の端のテーブルで、客席降りはあっても関係者席しか回ってくれないトド様を、遠く遠く見つめ、
「こんな指の先程度の大きさにしか見えなくて、実際段差がないから人の頭でその指の先ほどの姿もあんまり見えなくて、客席を歩いてくれるわけでもない催しがディナーショーっていうものなら、高いお金出して行かなくていいや」
 と、わたしをすっかりディナーショー嫌いにしてくれたトド様ディナーショー。
 
 今回のケロちゃんDS席は、最前列テーブルでした……。

 わたし、チケ運のすべてをこの席のために使い果たした?!
 東宝がまったく手に入らないのは、そのせいですか、神様……?!!

 来年はチケ運なくていいですから、今年いっぱいの、東宝チケ運だけは下さい、神様……祈。

 続く

     

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