やはり世の中、愛ですよ。@天の鼓
2005年1月1日 タカラヅカ あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いします。
とゆーことで、最初からいっときましょう。
源博雅@そのか × 帝@ゆみこでよろしく!!
花組ドラマシティ公演『天の鼓』の話です。
博雅@そのかは、ヘタレ男。
唯我独尊・帝@ゆみこのイヌ。臣下とゆーより、ほんとにイヌ程度の扱いだなありゃ。
ぺこぺこ平身低頭、及び腰、逃げ腰、いいとこナシ。ヘタレ道をつっぱしる博雅。
だがしかし。
道を違える帝を前にして、ヘタレ博雅は命を賭しての諫言をするのさ。
平伏しながら、畏れ入りながら、それでも引かない。
注目すべきは、そこに、愛があること。
ワンマン暴君を、ただ諫めているだけじゃないの。
正義感だとか、楽人としての信念とかじゃなく。
帝のことを、ほんとーに思って、言っていることがわかるのね。
愛が見える。
悲しみが見える。
敬愛する人が、道を違えてしまうこと。
その過ちは、きっと最後は自分自身を傷つける。それがわかっていてなお、がんとして過ちを認めようとしない、頑なな自尊心にしばられた帝。
それらすべてを、博雅は悲しんでいる。
愛が見える。
博雅が、帝を愛していることが、それゆえに逆らうのだということが、見える。
そのか……いい男だ……。
虹人に恋して振られて、そして己れの過ちから虹人を永久に失って、傷つききった帝を、なぐさめるのは博雅だ。
やはり世の中愛ですから。
愛が必要ですよ。
と、ゆーのもですね。
この物語の主人公とヒロインには、まったく愛が見えないのですよ。
もともと壊れた脚本なんで、なんで虹人と照葉が恋に落ちたのかは謎なんですが。
それでも愛し合っている演技さえしてくれれば、なんとでもなるもんなんだが。
さすが寿美礼ちゃんとふーちゃん、愛がまったく見えません(笑)。
伊吹@あすかちゃんが虹人を好きなことも、樹@まっつが照葉と虹人に想いを寄せていることもわかるのだけど、肝心の虹人と照葉は、誰のことも愛していない(笑)。
せっかくのラヴシーンもとても「手順」的だし、ラストの寄り添うふたりよりも、帝と北斗の方がほっこり愛が見えるってそりゃなんなんですか。
てゆーか、視線を交わす虹人と帝の方が愛があるって、なんなんですか。
虹人と照葉って……。
まあ、主人公とヒロインに愛がないのがまた、この物語のトンデモ度を上げてるんだよなあ。
愛し合ってないもんだから、照葉が帝の前に乱入して鼓の命乞いをしたときとか、爆笑しそうになるんだよなあ。あまりにとんちんかんな行動としか、思えなくて。
愛ゆえの暴走、ではなく、捨て身のギャグに見えるんだもんよ……。
話はむちゃくちゃ、設定もむちゃくちゃ。
主人公とヒロインは愛し合ってないし、人格ないしでもー大変! なトンデモ作ではありますが。
断言できる。
ものすげー、美しい作品です。
目にやさしい、耳にやさしい。
舞台美術も衣装も舞も、みんなみんな美しい。
帝@ゆみこを乗せたまま高速移動する高台セットなんか、拍手したくなりますわよ。ちょこんと乗ってるゆみこがプリチーで。
そしてなにより、音楽が素晴らしい。
美しい音楽に、オサ・ゆみこ・まっつ・あすかという、歌唱力の確かな主要キャスト。
陶酔できます。
千秋楽はスタンディングになりました。
それほど劇場内のテンションが高いわけでもなかったんだが。
でもなんか自然にスタンディングになってたなー。
星組『ドルチェ・ヴィータ!』の熱気と比べちゃイカンのかしら(笑)。アレに比べたら、なんと淡々とした空間だったか、花組ドラマシティ。
挨拶のとき、カーテンコールのとき、寿美礼ちゃんが隣のゆみこちゃんとにこにこ視線を交わしていたのが印象深いっす。いつもゆみこちゃん側を向いて笑ってる。
あとは、退団する子たちの肩を抱いていたり。
なんかものすげー、たのしかった。この公演。
他に思ったことをちと羅列してみると。
・幕開き、植え込みの奥にチビ樹の丸まってるお尻が見えちゃうと、けっこう微妙。
・朝忠@はっちさんは、存在自体がいやらしい。
・朝忠@はっちさんは、じつは虹人に手をつけていたんじゃないかと思ったり。
・てゆーかあの「居残り稽古」、めちゃやらしくないですか?
・照葉の失踪した父の「ただひとりの愛した人」ってのは、朝忠@はっちさんのことじゃないの?
・樹@まっつの薄幸っぷりがあまりにツボ。誰かいい攻をあてがってやってください。
・伊吹@あすかちゃん、うますぎ。『Crossroad』を思い出した。
あ、あと、1列目で観たとき、ドライアイスが目の高さで迫ってきて、こわかった(笑)。ドラマシティ、舞台低いから。
すごい眺めだよアレ……。
青年館に行くつもりはなかったんだが、どうしよう、行きたいかもしれない……(笑)。
たのしかったんだもんよ……。
今年もよろしくお願いします。
とゆーことで、最初からいっときましょう。
源博雅@そのか × 帝@ゆみこでよろしく!!
花組ドラマシティ公演『天の鼓』の話です。
博雅@そのかは、ヘタレ男。
唯我独尊・帝@ゆみこのイヌ。臣下とゆーより、ほんとにイヌ程度の扱いだなありゃ。
ぺこぺこ平身低頭、及び腰、逃げ腰、いいとこナシ。ヘタレ道をつっぱしる博雅。
だがしかし。
道を違える帝を前にして、ヘタレ博雅は命を賭しての諫言をするのさ。
平伏しながら、畏れ入りながら、それでも引かない。
注目すべきは、そこに、愛があること。
ワンマン暴君を、ただ諫めているだけじゃないの。
正義感だとか、楽人としての信念とかじゃなく。
帝のことを、ほんとーに思って、言っていることがわかるのね。
愛が見える。
悲しみが見える。
敬愛する人が、道を違えてしまうこと。
その過ちは、きっと最後は自分自身を傷つける。それがわかっていてなお、がんとして過ちを認めようとしない、頑なな自尊心にしばられた帝。
それらすべてを、博雅は悲しんでいる。
愛が見える。
博雅が、帝を愛していることが、それゆえに逆らうのだということが、見える。
そのか……いい男だ……。
虹人に恋して振られて、そして己れの過ちから虹人を永久に失って、傷つききった帝を、なぐさめるのは博雅だ。
やはり世の中愛ですから。
愛が必要ですよ。
と、ゆーのもですね。
この物語の主人公とヒロインには、まったく愛が見えないのですよ。
もともと壊れた脚本なんで、なんで虹人と照葉が恋に落ちたのかは謎なんですが。
それでも愛し合っている演技さえしてくれれば、なんとでもなるもんなんだが。
さすが寿美礼ちゃんとふーちゃん、愛がまったく見えません(笑)。
伊吹@あすかちゃんが虹人を好きなことも、樹@まっつが照葉と虹人に想いを寄せていることもわかるのだけど、肝心の虹人と照葉は、誰のことも愛していない(笑)。
せっかくのラヴシーンもとても「手順」的だし、ラストの寄り添うふたりよりも、帝と北斗の方がほっこり愛が見えるってそりゃなんなんですか。
てゆーか、視線を交わす虹人と帝の方が愛があるって、なんなんですか。
虹人と照葉って……。
まあ、主人公とヒロインに愛がないのがまた、この物語のトンデモ度を上げてるんだよなあ。
愛し合ってないもんだから、照葉が帝の前に乱入して鼓の命乞いをしたときとか、爆笑しそうになるんだよなあ。あまりにとんちんかんな行動としか、思えなくて。
愛ゆえの暴走、ではなく、捨て身のギャグに見えるんだもんよ……。
話はむちゃくちゃ、設定もむちゃくちゃ。
主人公とヒロインは愛し合ってないし、人格ないしでもー大変! なトンデモ作ではありますが。
断言できる。
ものすげー、美しい作品です。
目にやさしい、耳にやさしい。
舞台美術も衣装も舞も、みんなみんな美しい。
帝@ゆみこを乗せたまま高速移動する高台セットなんか、拍手したくなりますわよ。ちょこんと乗ってるゆみこがプリチーで。
そしてなにより、音楽が素晴らしい。
美しい音楽に、オサ・ゆみこ・まっつ・あすかという、歌唱力の確かな主要キャスト。
陶酔できます。
千秋楽はスタンディングになりました。
それほど劇場内のテンションが高いわけでもなかったんだが。
でもなんか自然にスタンディングになってたなー。
星組『ドルチェ・ヴィータ!』の熱気と比べちゃイカンのかしら(笑)。アレに比べたら、なんと淡々とした空間だったか、花組ドラマシティ。
挨拶のとき、カーテンコールのとき、寿美礼ちゃんが隣のゆみこちゃんとにこにこ視線を交わしていたのが印象深いっす。いつもゆみこちゃん側を向いて笑ってる。
あとは、退団する子たちの肩を抱いていたり。
なんかものすげー、たのしかった。この公演。
他に思ったことをちと羅列してみると。
・幕開き、植え込みの奥にチビ樹の丸まってるお尻が見えちゃうと、けっこう微妙。
・朝忠@はっちさんは、存在自体がいやらしい。
・朝忠@はっちさんは、じつは虹人に手をつけていたんじゃないかと思ったり。
・てゆーかあの「居残り稽古」、めちゃやらしくないですか?
・照葉の失踪した父の「ただひとりの愛した人」ってのは、朝忠@はっちさんのことじゃないの?
・樹@まっつの薄幸っぷりがあまりにツボ。誰かいい攻をあてがってやってください。
・伊吹@あすかちゃん、うますぎ。『Crossroad』を思い出した。
あ、あと、1列目で観たとき、ドライアイスが目の高さで迫ってきて、こわかった(笑)。ドラマシティ、舞台低いから。
すごい眺めだよアレ……。
青年館に行くつもりはなかったんだが、どうしよう、行きたいかもしれない……(笑)。
たのしかったんだもんよ……。
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