この船に、あの人がいるかもしれない。

 紺色の制服を着た、笑顔のすてきな航海士。

 貫禄の船長と、駄洒落の好きな副長。甲板では、陽気なセーラーマンたちがデッキブラシを持って踊っているの。
 白いコートのセレブと、そのパートナーの黄色いドレスの貴婦人も乗っているんだろう。
 いたずらな小悪魔も一匹、まぎれこんでいるにちがいない。

 星組バウホール公演『それでも船はいく』
 セレブなすずみんが乗っているんだから、きっとそうだよ。
 この船はあの船なんだ。
 時空はゆがんで、「今」は、「あのとき」につづいているんだ。

 だって同じ制服のセーラーマンがいるもん。
 黄色いスーツは着てないけど、御曹司なすずみんがいるから、まちがいないよ。

 だからきっと、あのひともいるんだよ。
 まだお別れしてないんだよ。
 彼は今も、笑顔で船の上にいるんだ。

 
 ……なんでまた同じよーな豪華客船の物語で、同じ衣装を使うんだろーね、太田哲則。なにも考えていないとしたら、無神経な奴だな。←ちょっと八つ当たり気味。


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