……たぶん。

 太田哲則作品は、ひとつまちがえると、すごくわたし好みの作品になるのだと思う。

 ああっ、どーしてソコを押さないのよーっ、ソコがツボなのにっ。

 と、いつもツボをはずされているのだな。
 そうやってはずされているけど、ツボがあるのは見えているのよ。
 だからこそ、ひどくもどかしい。ツボなんてカケラも存在しない、わたしと別宇宙にある作品なら、こんなに不快にもならないのに。

 太田作品がわたしのツボを押すためには、圧倒的に熱意と誠意が不足している。そして、慟哭。絶望。そんなものが、足りない。

 ひとつまちがえれば、ものすごくものすごく、好きな作品になるだろーに。
 そのあとひとつが、いつもかわされてしまって、不発。

 あー……。


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