美形? それとも。@Le Petit Jardin
2005年6月10日 タカラヅカ 悠未ひろは、美形か否か。
いつだっけかな、みんなで話しているときにそんな会話になった。
わたしが、
「ともちはカオがアレだからつらいよねえ。も少しきれいならよかったのに」
と何気なく言ったら、猛烈なブーイングが起こったの。
「ともちんは美形ですよっ!」
宙担のデイジーちゃんはそりゃーもー力一杯断言。kineさんも「あれで美形じゃないなんて言うのは、点数厳しすぎ」とか言ってるし。
ええっ?! ともちって美形なの? わたしゃ彼はゴジラ認識だったよ?
変だなあ、デイジーちゃんと男のカオのことで意見が分かれることってまずないんだけど。ケロ以外の男の趣味はばっちり合ってるのになー。
わたしはともちんを「美形」だと思ったことは一度もありませんでした。むしろカオは不自由だが、他に魅力がある人として認識していた。きっと、好みの問題なんだろう。わたしの美形センサーには引っかからない顔立ちらしい。
にしたって、はりきって行って来ました、宙バウ後半キャスティング『Le Petit Jardin』初日。
主演・悠未ひろ! わたしのなかのゴジラ認識、でかいぞ強いぞともち!
作品が大好きなので、キャストが変わったって、愛は揺るがないのだ。やっぱりセシルがいちばん好きだしなっ。
そうさ、セシルが……セシル……あ、あれ?
……セシル……きれいじゃ、な、い……。
アラン@ともちんはやっぱりゴジラだし、セシル@和音ちゃんはエラが立派だし……なんか、あんましときめかない絵面だなぁ。
と思って観てたんだが。
セシルの唯一のソロ、ブレックファストの歌を歌い出すなり。
おおっ?! なんかぎゅいーんっと引き寄せられた。セシルというキャラが、輝きはじめる。
セシルの孤独、セシルの傷、セシルの絶望。
それがまっすぐに突き刺さる。
なんて雄弁な歌声なんだ。場の空気を全部自分へと動かす力。美人かどーか微妙な顔立ちに見えたのに、魅力がきらきらしはじめる。
セシルが、しぶしぶ朝食の席に着く。
傷口がうずいて、素直になんかなれない。人を信じない傷だらけの猫が、差し出された食べ物の前で警戒心を解かないように。
そんなセシルに、アランが歌う。
彼女が渇望し、あきらめ、やがて憎んだ「幸福な食卓」を、彼女のために用意して。
「BON APPETIT、どうぞ召し上がれ」
あ、あれ?(目をこする)
ともち、かっこいい。
(さらに目をこすり、まばたきして、再度確認する)
ど、どうしよう! ともちが美形だ!!
どきどきどき。
ともちが、アランが美しいよおーっ、どーしよー、どーしよー、どーしよー。
こまったことに、ときめきっぱなしでした、アラン@ともち。
ゴジラだったはずなのに。
セシルをいちばん好きだと思ってたけど、今回はアランが好き。
てゆーか、セシルになりたい。
ラストシーン、セシルになって、アランに抱きしめられたいっ!!
やーん、ヲトメ・ハート発動!!
こつんってアタマ抱き寄せられたいよ。おでこを彼の頬にくっつけたいのー。
まちゃみのセシルは美しすぎて、自分と重ねることなんかとてもできなかったしなー。あひくんのアランもハンサムすぎて、わたしみたいなどんくさいカオと中身の人間は遠くあこがれるしかなかったもんなー。
や、だからこそ、そのまんま大好きだったけど。
今回は、なんか「客席で眺めている」というより、セシルになりきって同じ舞台の上で、アランに恋してました(笑)。
もー、素敵すぎ〜〜。どきどきどき。
カーテンコールで、役を離れて「ともちん」として笑ってる顔を見ても、「きゃっ、笑ってるわー、かわいー」とか思ってますよ、この人! ゴジラとかカオが不自由とか、本気で思ってたくせにっ。
あー、ほんとに大好きだ、『Le Petit Jardin』。
この作品好き。物語好き。
気持ちよく泣き通してきた。
生きる勇気をくれる。誇りをくれる。
誠実に生きたいと思う。
こんなわたしでも。できる限り。
セシルと同化して見てしまった分、「観客として」感情移入してせつなくなったのは、エリーヌ@杏ちゃん。
幕が開く前から登場する彼女、見るなりやべえと思った。だっていくらなんでも、幼すぎ。これでともちの相手なんかしたら、ともちロリコンだよ?! と。
あひくんとともちだったら、ともちの方が親父に見えるよねえ? アリスちゃんのエリーヌは17歳くらいに見えたけど、杏ちゃんのエリーヌは14歳だよ、やばいよ! このままだと、アランがロリコンになってしまう!
あひくんアランは27歳くらいに見えたんで、17歳のエリーヌが恋してもまあアリかなと思った。しかしともちアランは設定通り32歳に見えて、そのうえ14歳にしか見えないエリーヌでは……親子ぢゃん。
あせったわー(笑)。
エリーヌ@杏ちゃん、めちゃかわ。
なんなのよ、あのかわいらしさ。幼すぎるのはまあ置いておいて、あまりにかわいくて、おばさんハァハァしちゃったわ。
こんな人並みはずれてかわいい子が、いくらでもしあわせになれるだろう、なってあたりまえの美少女が、病気のためになにもかもあきらめなければならないなんて、つらすぎる。
籠の鳥だと歌う彼女の絶望が痛々しくて、大泣きした。
「かなわぬ恋」とアランを見つめるまなざしの悲しさに、胸が詰まった。ああ、せつない……。
セシルとエリーヌ、ふたりのヒロインの絶望と孤独を表す演出がいいよね。
どちらもたのしげな人々のなかで、ひとりぼっちになる。
セシルは孤独という花言葉のエリカの花を抱いて。
エリーヌは飛べない鳥の鳥かごを抱いて。
室内にはたくさんの人がいて、わいわい喋っているのに、みんなそこにいるのに、彼女たちには届かない。たったひとりでライトを浴びて、他のみんなを「別世界」として遠く見つめる。
大勢の中にいるときほど、孤独を感じることって、あるよね。
そしてそれは、絶望的な孤独だよね。
セシルは棘だらけで孤立してる女の子だけど、エリーヌは人の輪の中で笑っている女の子。
誰よりも愛の中心にいるはずの子が、これほどの孤独を抱いているというのは、残酷で萌えるよな(笑)。
ロワゾー家の人々@風莉じん&白河るりも素敵。大笑いさせてもらった。そして、泣かせてもらった。
若夫婦の演出、ギャグが派手になってたねー。キャラゆえ?(笑)
ところで、十輝いりす。
彼はもう、帰ってこないんですか?
めっきりイロモノキャラとして出来上がってますが。
このまま三の線快走しちゃうの? 二枚目の地平には戻ってこないの?
ともちといりすが並び踊ってると、それだけで壮観、眼福なんですが。
いつだっけかな、みんなで話しているときにそんな会話になった。
わたしが、
「ともちはカオがアレだからつらいよねえ。も少しきれいならよかったのに」
と何気なく言ったら、猛烈なブーイングが起こったの。
「ともちんは美形ですよっ!」
宙担のデイジーちゃんはそりゃーもー力一杯断言。kineさんも「あれで美形じゃないなんて言うのは、点数厳しすぎ」とか言ってるし。
ええっ?! ともちって美形なの? わたしゃ彼はゴジラ認識だったよ?
変だなあ、デイジーちゃんと男のカオのことで意見が分かれることってまずないんだけど。ケロ以外の男の趣味はばっちり合ってるのになー。
わたしはともちんを「美形」だと思ったことは一度もありませんでした。むしろカオは不自由だが、他に魅力がある人として認識していた。きっと、好みの問題なんだろう。わたしの美形センサーには引っかからない顔立ちらしい。
にしたって、はりきって行って来ました、宙バウ後半キャスティング『Le Petit Jardin』初日。
主演・悠未ひろ! わたしのなかのゴジラ認識、でかいぞ強いぞともち!
作品が大好きなので、キャストが変わったって、愛は揺るがないのだ。やっぱりセシルがいちばん好きだしなっ。
そうさ、セシルが……セシル……あ、あれ?
……セシル……きれいじゃ、な、い……。
アラン@ともちんはやっぱりゴジラだし、セシル@和音ちゃんはエラが立派だし……なんか、あんましときめかない絵面だなぁ。
と思って観てたんだが。
セシルの唯一のソロ、ブレックファストの歌を歌い出すなり。
おおっ?! なんかぎゅいーんっと引き寄せられた。セシルというキャラが、輝きはじめる。
セシルの孤独、セシルの傷、セシルの絶望。
それがまっすぐに突き刺さる。
なんて雄弁な歌声なんだ。場の空気を全部自分へと動かす力。美人かどーか微妙な顔立ちに見えたのに、魅力がきらきらしはじめる。
セシルが、しぶしぶ朝食の席に着く。
傷口がうずいて、素直になんかなれない。人を信じない傷だらけの猫が、差し出された食べ物の前で警戒心を解かないように。
そんなセシルに、アランが歌う。
彼女が渇望し、あきらめ、やがて憎んだ「幸福な食卓」を、彼女のために用意して。
「BON APPETIT、どうぞ召し上がれ」
あ、あれ?(目をこする)
ともち、かっこいい。
(さらに目をこすり、まばたきして、再度確認する)
ど、どうしよう! ともちが美形だ!!
どきどきどき。
ともちが、アランが美しいよおーっ、どーしよー、どーしよー、どーしよー。
こまったことに、ときめきっぱなしでした、アラン@ともち。
ゴジラだったはずなのに。
セシルをいちばん好きだと思ってたけど、今回はアランが好き。
てゆーか、セシルになりたい。
ラストシーン、セシルになって、アランに抱きしめられたいっ!!
やーん、ヲトメ・ハート発動!!
こつんってアタマ抱き寄せられたいよ。おでこを彼の頬にくっつけたいのー。
まちゃみのセシルは美しすぎて、自分と重ねることなんかとてもできなかったしなー。あひくんのアランもハンサムすぎて、わたしみたいなどんくさいカオと中身の人間は遠くあこがれるしかなかったもんなー。
や、だからこそ、そのまんま大好きだったけど。
今回は、なんか「客席で眺めている」というより、セシルになりきって同じ舞台の上で、アランに恋してました(笑)。
もー、素敵すぎ〜〜。どきどきどき。
カーテンコールで、役を離れて「ともちん」として笑ってる顔を見ても、「きゃっ、笑ってるわー、かわいー」とか思ってますよ、この人! ゴジラとかカオが不自由とか、本気で思ってたくせにっ。
あー、ほんとに大好きだ、『Le Petit Jardin』。
この作品好き。物語好き。
気持ちよく泣き通してきた。
生きる勇気をくれる。誇りをくれる。
誠実に生きたいと思う。
こんなわたしでも。できる限り。
セシルと同化して見てしまった分、「観客として」感情移入してせつなくなったのは、エリーヌ@杏ちゃん。
幕が開く前から登場する彼女、見るなりやべえと思った。だっていくらなんでも、幼すぎ。これでともちの相手なんかしたら、ともちロリコンだよ?! と。
あひくんとともちだったら、ともちの方が親父に見えるよねえ? アリスちゃんのエリーヌは17歳くらいに見えたけど、杏ちゃんのエリーヌは14歳だよ、やばいよ! このままだと、アランがロリコンになってしまう!
あひくんアランは27歳くらいに見えたんで、17歳のエリーヌが恋してもまあアリかなと思った。しかしともちアランは設定通り32歳に見えて、そのうえ14歳にしか見えないエリーヌでは……親子ぢゃん。
あせったわー(笑)。
エリーヌ@杏ちゃん、めちゃかわ。
なんなのよ、あのかわいらしさ。幼すぎるのはまあ置いておいて、あまりにかわいくて、おばさんハァハァしちゃったわ。
こんな人並みはずれてかわいい子が、いくらでもしあわせになれるだろう、なってあたりまえの美少女が、病気のためになにもかもあきらめなければならないなんて、つらすぎる。
籠の鳥だと歌う彼女の絶望が痛々しくて、大泣きした。
「かなわぬ恋」とアランを見つめるまなざしの悲しさに、胸が詰まった。ああ、せつない……。
セシルとエリーヌ、ふたりのヒロインの絶望と孤独を表す演出がいいよね。
どちらもたのしげな人々のなかで、ひとりぼっちになる。
セシルは孤独という花言葉のエリカの花を抱いて。
エリーヌは飛べない鳥の鳥かごを抱いて。
室内にはたくさんの人がいて、わいわい喋っているのに、みんなそこにいるのに、彼女たちには届かない。たったひとりでライトを浴びて、他のみんなを「別世界」として遠く見つめる。
大勢の中にいるときほど、孤独を感じることって、あるよね。
そしてそれは、絶望的な孤独だよね。
セシルは棘だらけで孤立してる女の子だけど、エリーヌは人の輪の中で笑っている女の子。
誰よりも愛の中心にいるはずの子が、これほどの孤独を抱いているというのは、残酷で萌えるよな(笑)。
ロワゾー家の人々@風莉じん&白河るりも素敵。大笑いさせてもらった。そして、泣かせてもらった。
若夫婦の演出、ギャグが派手になってたねー。キャラゆえ?(笑)
ところで、十輝いりす。
彼はもう、帰ってこないんですか?
めっきりイロモノキャラとして出来上がってますが。
このまま三の線快走しちゃうの? 二枚目の地平には戻ってこないの?
ともちといりすが並び踊ってると、それだけで壮観、眼福なんですが。
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