千秋楽イヴ。@長崎しぐれ坂/ソウル・オブ・シバ!
2005年8月17日 タカラヅカ 千秋楽から数えてみっつめ。
前日の夜公演から観た。
13日の夜は、阪急交通社貸切公演。わたしはサバキで潜り込んだ。なにしろ『長崎しぐれ坂』なので期待していない。観られればいいや。ひとに頼めばS席が手に入るとわかっていたけど、最初からB席狙い。他ならいざ知らず、『長崎』に8000円も出せないわ。立ち見でもいいくらいなのに。
そー思って手に入れた、B席最前列。なんてすばらしいチケ運!と、我ながら惚れ惚れした(笑)。
……結果、その『長崎』で泣いてしまい、盛大にうろたえたんだけど。
この貸切公演が、なんかすげーよかったのだわ。
えらく吸引力のある舞台で。
すごい回数通っているサトリちゃんも、「今回すごかった」とベソかき顔で言っていたから、楽を前にしての相当なハイテンション公演だったのだろー。
司会は元雪組のリンゴさん。
ええっ、なんかすげーなつかしい人だぞ? 突然辞めちゃった超個性派女役。このリンゴさんの司会が、ものすげーことになっていた。
なにしろ、英真組長を「ジュンコちゃん」呼ばわりだもの。ええっ、ジュンコ、ちゃん? 我らがくみちょが、ちゃん付けですかい?!
組長より上級生なんだもの。トドがやんちゃながきんちょのころから知っている人だもの。誰も逆らえない。
幕間の抽選会のプレゼンテーターはとなみちゃん。そっか、となみちゃんは阪急交通社のイメージガールだ。となみちゃんが登場すると歓声が上がった。やっぱすごいよ、ただの下級生が出るのと反応がチガウ。なんか得したー、って気になるなー、ゴージャスな美少女がこうやって特別に出てきてくれると。
……喋りは下手だったけどな……となみちゃん……。
はじまる前もこの幕間抽選も、リンゴさんは野放しって感じで自在に喋りまくっていた。主要出演者の「健康法」を聞いて回ったそうで、それをまくしたてていた。
このリンゴさんのマイペースぶりは、終演後の「ご挨拶」のときにすばらしい結果となる。
最初から、終演後にはふたりの主役、トドロキとワタルくんの挨拶が特別にある、と言っていた。たのしみにしていてくださいね、と。まあいつもの貸切公演だわな。
わたしは貸切公演ってあまり観ないんだけど(カード持ってないから。無職ダメ人間にカードは作れない)、貸切公演のラストの「お客様からの花束贈呈」は夢だわー。一生のうちに一度当たってみたい……。舞台メイク済みのスター様と間近で向かい合ってみたいよ(笑)。
その貸切公演ならではの、抽選で当たったお客からプレゼントを受け取るために、上から3人が舞台に現れた。すなわち、トド、ワタさん、檀ちゃんだ。
そのうち、挨拶をするのはトドとワタさんのみ。檀ちゃんはなんの声を発することもなく、ただお辞儀するのみの役割。
しかし。
司会のリンゴさんは華々しく暴走中。
「檀ちゃんも最後だから、挨拶しとこー! 時間、いいよねっ?!」
てな感じに、勝手に仕切ってしまった……。
おかげで、檀ちゃんの挨拶が聞けてしまった……。
明日で退団。
今日はジェンヌである最後の夜。
そんな我らが美神、わたしのドルチェ・ヴィータの声。
予定外だったろうに、檀ちゃんは端的に瑞々しく現在の心境を語り、明日への意欲を口にして終わった。いつも思うことだけど、檀ちゃんのお辞儀の仕方、すごく好き。
ここで「檀ちゃんの退団を見送る会」になってしまった舞台上。
ワタさんはともかくとして、あの轟悠が、檀ちゃんへの言葉を述べた。
檀ちゃん退団公演のムラ千秋楽で「でんでんむし」を歌って顰蹙を買った男が、生の声で「この公演に出られたことで、檀ちゃんを見送ることができてうれしい」とごくふつーに挨拶しましたよ。
なんだよトドロキ、ふつーの挨拶もできんじゃん! 変なポエムや童謡を歌わなくても、自分の言葉で喋られるんじゃん。愛を口に出来るんじゃん。……涙。
なんだか、プチ千秋楽みたいでした。
拍手の大きくあたたかいこと。
「みなさんも、こんなに長くスターさんの挨拶を聞けてよかったですねーっ!」
と、リンゴさんは半ばヤケのよーに叫んでいました。彼女のスタンドプレイで時間が大幅にオーバーしちゃったんだろーなー。司会者としては失格だよな。
でも。
ありがとう、リンゴさん。
「ただの貸切公演」を「千秋楽イヴ」にまで持っていってくれて。
すごくすごく、うれしかった。
そして、否が応でも盛り上がる、お別れの気配。
明日が千秋楽。
前日の夜公演から観た。
13日の夜は、阪急交通社貸切公演。わたしはサバキで潜り込んだ。なにしろ『長崎しぐれ坂』なので期待していない。観られればいいや。ひとに頼めばS席が手に入るとわかっていたけど、最初からB席狙い。他ならいざ知らず、『長崎』に8000円も出せないわ。立ち見でもいいくらいなのに。
そー思って手に入れた、B席最前列。なんてすばらしいチケ運!と、我ながら惚れ惚れした(笑)。
……結果、その『長崎』で泣いてしまい、盛大にうろたえたんだけど。
この貸切公演が、なんかすげーよかったのだわ。
えらく吸引力のある舞台で。
すごい回数通っているサトリちゃんも、「今回すごかった」とベソかき顔で言っていたから、楽を前にしての相当なハイテンション公演だったのだろー。
司会は元雪組のリンゴさん。
ええっ、なんかすげーなつかしい人だぞ? 突然辞めちゃった超個性派女役。このリンゴさんの司会が、ものすげーことになっていた。
なにしろ、英真組長を「ジュンコちゃん」呼ばわりだもの。ええっ、ジュンコ、ちゃん? 我らがくみちょが、ちゃん付けですかい?!
組長より上級生なんだもの。トドがやんちゃながきんちょのころから知っている人だもの。誰も逆らえない。
幕間の抽選会のプレゼンテーターはとなみちゃん。そっか、となみちゃんは阪急交通社のイメージガールだ。となみちゃんが登場すると歓声が上がった。やっぱすごいよ、ただの下級生が出るのと反応がチガウ。なんか得したー、って気になるなー、ゴージャスな美少女がこうやって特別に出てきてくれると。
……喋りは下手だったけどな……となみちゃん……。
はじまる前もこの幕間抽選も、リンゴさんは野放しって感じで自在に喋りまくっていた。主要出演者の「健康法」を聞いて回ったそうで、それをまくしたてていた。
このリンゴさんのマイペースぶりは、終演後の「ご挨拶」のときにすばらしい結果となる。
最初から、終演後にはふたりの主役、トドロキとワタルくんの挨拶が特別にある、と言っていた。たのしみにしていてくださいね、と。まあいつもの貸切公演だわな。
わたしは貸切公演ってあまり観ないんだけど(カード持ってないから。無職ダメ人間にカードは作れない)、貸切公演のラストの「お客様からの花束贈呈」は夢だわー。一生のうちに一度当たってみたい……。舞台メイク済みのスター様と間近で向かい合ってみたいよ(笑)。
その貸切公演ならではの、抽選で当たったお客からプレゼントを受け取るために、上から3人が舞台に現れた。すなわち、トド、ワタさん、檀ちゃんだ。
そのうち、挨拶をするのはトドとワタさんのみ。檀ちゃんはなんの声を発することもなく、ただお辞儀するのみの役割。
しかし。
司会のリンゴさんは華々しく暴走中。
「檀ちゃんも最後だから、挨拶しとこー! 時間、いいよねっ?!」
てな感じに、勝手に仕切ってしまった……。
おかげで、檀ちゃんの挨拶が聞けてしまった……。
明日で退団。
今日はジェンヌである最後の夜。
そんな我らが美神、わたしのドルチェ・ヴィータの声。
予定外だったろうに、檀ちゃんは端的に瑞々しく現在の心境を語り、明日への意欲を口にして終わった。いつも思うことだけど、檀ちゃんのお辞儀の仕方、すごく好き。
ここで「檀ちゃんの退団を見送る会」になってしまった舞台上。
ワタさんはともかくとして、あの轟悠が、檀ちゃんへの言葉を述べた。
檀ちゃん退団公演のムラ千秋楽で「でんでんむし」を歌って顰蹙を買った男が、生の声で「この公演に出られたことで、檀ちゃんを見送ることができてうれしい」とごくふつーに挨拶しましたよ。
なんだよトドロキ、ふつーの挨拶もできんじゃん! 変なポエムや童謡を歌わなくても、自分の言葉で喋られるんじゃん。愛を口に出来るんじゃん。……涙。
なんだか、プチ千秋楽みたいでした。
拍手の大きくあたたかいこと。
「みなさんも、こんなに長くスターさんの挨拶を聞けてよかったですねーっ!」
と、リンゴさんは半ばヤケのよーに叫んでいました。彼女のスタンドプレイで時間が大幅にオーバーしちゃったんだろーなー。司会者としては失格だよな。
でも。
ありがとう、リンゴさん。
「ただの貸切公演」を「千秋楽イヴ」にまで持っていってくれて。
すごくすごく、うれしかった。
そして、否が応でも盛り上がる、お別れの気配。
明日が千秋楽。
コメント