こっそりと、萌えの話。

 宙組公演『炎にくちづけを』において。

 初日はストーリーに圧倒されて萌えどころぢゃなかった(笑)。
 が、2回目からは萌えはじめた。

 兄弟萌え。

 ルーナとマンリーコぢゃありません。
 あいつらに萌えはない。素直に女取り合っててください。

 でかいブラコン弟と、美人の兄萌え♪

 初見のときも、やたらともちんは目についていた。そして、なにやら「にーさん!」「兄さん!」とうるさいヤツだなとは思っていた。

 が。
 わたしの目は何故か、はるひくんをスルーしていてまったく目に入ってなかったのですよ! 『Le Petit Jardin』であひくんアランにときめいていたくせにー。何故わたしの目はジプシーの中で消去法でしかあひくんを見つけられないの?!
 まずともちで、次にいりすで、七帆でかちゃで和でちぎで……と、みんなを確認して、えーと、誰か忘れてないか、ああっそーだあひくんだ!
 その繰り返し。
 なんでこう、あひくんが見えないんだろう……。

 おかげで、ともちが「にーさん!」と言っている相手が誰なのか、最後までわからなかったのね。

 そして、2回目の観劇。
 この2回目っつーのがわたし初の大劇場0列センターでした。さ、最初で最後かもしれん……どきどき。水くんがいなくなるとこんな席が当たるんだよ友会(ケロがいた公演はカケラも当たらない。水しぇんも同じ)。

 どうしてですか神様。
 せっかくの0列様でわたし、ともちばっかり見てます。

 あと、タマちゃん見てる。な、何故。

 自分でも意外な目線でした。

 そうかわたし、ともち好きなんだ……でもってタマちゃん好きなんだ……し、知らなかった……。

 それにしても、宙組ってほんと、長身美形揃いですよ。
 その等身の高さにくらくらした。
 女性が演じている身長じゃないんだもん。ほんとにかっこいーにーちゃんたちなんだもん。
 冒頭の家臣団のみなさんがうぞーむぞーしているときからすでに、彼らの美しさに圧倒された。
 そして、長身青年たちにまじっている娘役さん演じる小柄青年たちがもう、「美少年!」って感じでまた美しい。
 目に楽しいったらもー!!
 幸福でした、最前列センター。もう二度とこんな席坐れないだろうけど。

 お花様の睫毛も、真下から見れちゃったしな……ふふ……ふ……。

 ただ、『炎にくちづけを』つー作品は、後方から観た方が絶対きれいだし、物語にも集中できる。真ん前では磔も最後の翼も角度が悪くてカタルシスが少ないっす。
 

 ともちばかりを見ていると、彼が演じている役(最後まで名前わかんなかった)が素敵にブラコンで、ときめきました。
 そして、彼の愛するおにーちゃんが誰なのかもわかった。
 あひくんだ!!
 わー、あひくんきれー。
 まー、ラヴラヴ? ラヴラヴねあんたたち!

 弟の方が、確実にでかい。縦にも横にも。
 が、弟はにーちゃんにぞっこん。
 でっかいしっぽをふるふる振りながら、美人のにーちゃんになついている。

 かわいい……。

 このいちゃいちゃラヴラヴ兄弟に、盛大にアテられました。
 あー、ともちとあひくんで、『ファイアーエムブレム 烈火の剣』の黒い牙兄弟やってほしー(笑)。美人の兄あひ、でかいブラコン弟ともちで。あの話も、凄絶な兄弟心中だよなー。

 あのジプシー小集団の中ではきっと、公認カップルだったんだろうなあ。
 でなきゃいい大人が(設定は若そうだな。マンリーコがハタチそこそこだもんな。弟ともちは10代だったりするんだろうか)、あんなふーにいちゃいちゃしねーよ。

 男らしく散っていった兄のあとを追う、弟の最後の台詞は「兄さん!!」。
 きっとふたりは、折り重なって死んでいったんだろうなあ。
 弟は、最後の力をふりしぼって、兄の亡骸を抱きしめたんだろうなあ、とか。

 あの衝立の向こうを想像して萌えておりました。

 いや、萌えでもないとやってられませんよ、あんな重い芝居。

 マンリーコもレオノーラも、アズチューナも大好きですけどね。
 作品自体、大好きですけどね。

 でもやっぱり、リピートはヘヴィだなぁ。現在で4回観てるけど。


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