欲張りすぎているんだよな、と、今ちょっと反省している。

 わたしは本能のおもむくままに生きているので、観たい舞台は観たいっ!と西に東に走り回っている。
 それに関して悔いはない。金はまーったく残ってないが、宵越しの金を持たない人生もアリだろう。

 反省しているのは、「わたしのアタマの混乱」についてだ。

 いつもわたしはきゃーきゃーヅカの公演を追いかけているが、特に8月からがひどい。
 3週間で博多3回往復、東京1回往復、ってなんですかソレ! 大阪でよかった、日本の真ん中ばんざい、東京も九州も遠すぎないわ……って、そんなことぢゃないから!!
 そして落ち着く間もなくオサコンだし。オサコン追いかけて、東京にも行くし。

 欲望のおもむくままに右往左往して、ソレであたし、なにやってんの?

 わたしの「中」で、「作品」を消化しきれてないじゃない。

 
 わたしは今現在ものすっげー寿美礼ちゃん大好きっこなんだが、これは作品の力が大きい。ご贔屓不在なわたしはそのときどきの萌え作品と萌えキャラに入れ込むからだ(いや、ケロがいたときからそうだったが。ご贔屓よりも、作品優先)。
 『マラケシュ』とリュドヴィークにハマりまくり、そのアシでオサコンの春野寿美礼にハマりまくった。
 それはいい。いいんだけど。

 その反動が、他作品に来ている。

 ちなみにわたし、宙組『炎にくちづけを』7回観てるんですが。週1の割合で、観ているんですよ。これって、贔屓組に匹敵する回数です、わたし的に。

 なのに、宙組の話、ぜんぜんしてないですよ。
 感想も、作品語りもぜーんぜん、してません。

 理由はひとつ。

 そんな余裕が、どこにもない。

 わたし的に。
 わたしの、こころ的に。

 博多座『マラケシュ』初日の3日後が、宙組『炎に…』の初日だった。
 『炎に…』は大好きですよ。『王家』や『スサノオ』ぐらい、本格的に語りたいですよ。
 でもそれができなかった。
 わたしは『マラケシュ』とリュドヴィークでいっぱいいっぱいで、『炎に…』どころぢゃなかったんですってば。きちんと向き合わないで『マラケシュ』の間に受け止めるには、『炎に…』は「重すぎた」んですってば。
 だから、『炎に…』のことは「重い」とか「兄弟萌え」とかぐらいしか、書けなかった。

 それが、くやしい。

 『マラケシュ』とかぶってなかったら、わたしはもっともっと、『炎に…』の世界をたのしめたはずなのに!!

 わたしはちっちゃな人間なので、キャパが少ないのよ! いや、図体はひとよりでかいが、心狭いのよーっ、そのうえ古いからメモリも少ないのよーっ。
 『マラケシュ』でいっぱいになっちゃったから、他のことまで気が回らなかったのよーっ。

 ええ、いちばんいい例が、ほっくん主演の『BourbonStreet Blues』ですよ。
 『マラケシュ』初日前日に観てるんだよね。

 感想書くの、忘れてるし。

 観たのにここで感想書いてないと、周囲から「アレは書かないんですか」とか言われるもんなんだけど、ほっくんバウに関してはまったく言われなかったこともあり、本気で忘れてたよ……うう、ごめんよほっくん。わたしの記憶容量が少ないために……。
 今年の若手バウ、全主演作品フルコンプしたんだけどなー、わたし。いちばんたくさん観たのが宙組(笑)。でも、いちばんアツく語ってしまったのは、ぢつは雪組かもしれない(笑)。
 その総括的な話もしたかったのに。

 
 欲望に忠実に生きていたら、本来味わえるはずの感動も、薄くしか味わえなくなっていた。

 それを、反省した。

 一昨日まで東京にいたわけだけど、そのときはまだわたし、月初日観るつもりだったの。ドリーさんにも「サバキ探しに行く」と言っていたの。
 でも、オサコン楽を観たあとの夜行バスの中で、考えた。

 今月組観に行ったって、宙組の二の舞じゃないのか?
 たとえ『ジャジー♪』が超ツボな名作だったとしても、わたしは上の空なんぢゃないか?
 それは、もったいないだろう。
 わたしは貪欲だから、いつだって「作品」を骨までしゃぶり尽くしたいのに!

 反省。

 オサコンを消化しきるまで、他公演は観ない。
 混乱しないために。
 ほんとーに、その作品をたのしむために。

 
 大劇初日を観ないひさしぶりの日。
 まったりとオサコンの感想でも書くことにしよう。

 
 ただ。
 
 …………。
 
 

 明日は星全ツ初日なんだよなっ。

 え? 行きますよ、そりゃ!
 わたし星担だもん!! しいちゃんのアンドレ見なきゃ!!(スポニチのしいちゃんインタビュー、いいカオしてたよー、しいちゃん素敵!)
 「グスタフ3世が出るのに、バスティーユの場面がないってなにごとっ?! 植爺センス皆無!」とか怒りながらも(笑)、観に行きますよ!

 いやその、『ベルばら』は感性が鈍っているときに観たからどーなるってもんでもないわけだし。つか、「作品」というより、ただのイベントだし。お祭りだし。
 ゴニョゴニョ。

 
 明日は明日の風が吹く。
 「反省」を現実に結びつけることなく、たのしんできます。

 タカラヅカ大好き。

 

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