テリィとキャンディ。@ベルサイユのばら−全国ツアー編−
2005年10月3日 タカラヅカ ついに明日、月組を観に行くことになりました。
いやその、自分的にちっとも決着ついてないんですがね。オサコン語りはまだ途中だし(途中なんですよっ。まだ書いてないことがあるの。まっつとかまっつとかまっつとか! か、書かない方がいいのかな、まっつ萌え〜萌え〜萌え〜なんて、うわごとみたいな内容になる予定の文章)、宙楽の話もしてないし、そもそも『炎にくちづけを』の話もしてないし(レオノーラ@花ちゃん大好き!!)、日生『Ernest in Love』だって観たんですよ! 樹里ちゃ〜〜ん!
それから、もうすでに時間と記憶の彼方のほっくん『BourbonStreet Blues』! 感想書いてないことを誰にも突っ込まれなかったと書いたのは間違い、ハイディさんにはつっこまれていたことが判明。ごめんよ、ハイディさん。ほっくんの話もしたいよー。
てゆーかわたしに『龍星』のトウコがどれだけすばらしいかを語らせてくれ〜〜!! という衝動もふつふつと煮えたぎっているし。kineさんのおかげで超良席で観ましたのよ、初日。
と、書く予定のことが団子状態で、わたしの小さなのーみそはオーバーワーク、メモリ不足でフリーズ寸前なんですが。
ツレがみつかったので、月組行ってきます。や、このままじゃマジで月組見逃しそーなんで。ひとりだといつまでたっても観に行かない気がするので、誘ってくれるありがたい人と一緒に、さくっと観てきます。
あさこちゃんお披露目だもんなっ、やっぱちゃんと観なきゃなっ。サバキはどれくらいあるのかな。やっぱ無難に当日券かな。
つーことで、早いこと片付けなきゃな……ええ、星組全国ツアー『ベルサイユのばら』の話ですよ。今回で8回目。
てゆーか、今までの7日分もの感想、読んでくれる人はどれくらいいたんだろーか……。うじうじ長々書きすぎたよな。反省。
よーやく、キャストの話。
なんといってもわたし的いちばんのトピックスは、すずみんオスカルでした。
すずみんがオスカル! 絶対見なきゃ!!
てなもんで。
きっとマントをこまめにひるがえす、かっこいーオスカルなんだろうなと思っていた。
ところがどっこい。
正直、おどろいた。
想像していたオスカル像とはちがいすぎて。
すずみんオスカルは、とことんヲトメだった。
なんじゃこりゃ。
恋するヲトメ? すっげーなよなよしてる。女っぽい。てゆーか、女の子っぽい。
子どもっぽいんだよな。
青い理想を語って、現実が見えていない。
真面目で余裕のない、肩をとんがらせた学級委員長みたい。
「オスカル」とすればこりゃ、NGぢゃないのか……?
いやしかし、植爺の描くオスカルはどれも女くさいしな。メスっぽいというか。植爺脚本がメス全開だから、そうなっても仕方ないのか。
オスカル単体で見た瞬間に、首をひねっていた。
そこへ。
もうひとつのわたし的トピックス、しいちゃんアンドレが加わる。
アンドレ、笑ってます。のーてんきなまでに、笑顔がまぶしいです。歯がきらりと光る、一昔前の少女マンガかアイドルかってノリです。
え、えーと、原作でいうところの、1巻あたりのアンドレ? 作者も読者も彼を「ただの脇役」と考えていて、まともな顔すら描かれていなかったころの、なーんも考えていなさそうな、お気楽アンドレ?
包容力とかひかえめとか男らしいとかは、後半、主人公がアントワネットからオスカルに変更されたあとについてきた形容であって、最初のアンドレはただの脇役、無責任なことを言ってオスカルに怒られる(そーやって物語を説明する)だけのキャラだったよね?
と、思ってしまうくらい、アンドレは屈託なく明るいのですよ。
原作後半の深刻なアンドレのイメージがあると、ギャップにおどろくくらい。
さて、この陽気な歯を見せて笑うアンドレと、女子高生のよーなオスカルが揃って、なにをするかというと。
「こいつぅ」
オデコを指でこつん。
「んもぅ、なによお」
甘え声で、怒ったふり。
「ははは」
「待ちなさいよ、こいつぅ」
そしてふたりで、追いかけっこ。
周囲は点描と花畑。
……いや、してませんけど。んな台詞もシーンもないが。
こんな感じです、こいつら。
天下無敵のバカップル。
かわいいです。すっげかわいいです。『キャンディ・キャンディ』世代にはたまりません。「ターザンそばかす」とか言ってキャンディをからかうテリィと、それにいちいち大袈裟に反応して追っかけ回すキャンディのノリです。
いいのか、アンドレとオスカルがコレで?!
いいです。わたし的にはぜんぜんアリです。
人格破壊されて、「わたしって可哀想」「悪いのは全部他人」としか言わないフェルゼンとアントワネットより、はるかにいいです。
癒しキャラですよ、マジで。
このしあわせそーにじゃれ合うふたりを見ていると、「今宵一夜」がないのも仕方ないか……と思えてくる。
だって、この白い歯きらりんのアンドレが、両想いの恋人オスカルちゃんを毒殺しよーとするはずないよなー。
ふたりの体格差もいいんだ。しいちゃんでかいよ。すずみんがすっぽりだよ。うおー、オスカル可憐だ。アンドレかっくいー。
思わぬところで少女マンガハート炸裂。
ふたりの出番は数分なのになー(笑)。
それだけで、あれほどまでにラヴラヴオーラを出せるなんてすごい。
てゆーかしいちゃん……演技してる?
あの明るさもやさしさも少女マンガぶりも、しいちゃんまんまな気がする……(笑)。
このふたりがみょーに活き活きしているのは、喋り方のせいもある。
たとえばアントワネット@となみちゃんは、気の毒なほど植田歌舞伎まんまの喋り方だ。『花供養』のときと同じ。
植爺が張り切って稽古つけて、自分の思うままの喋り方を強要したんだろう。棒読みで、感情がのりにくい。となみちゃんのせいじゃなく、植爺がやらせてるだけだろありゃ。
フェルゼン@ワタさんも植爺歌舞伎の喋り方をしてはいるが、となみちゃんほどガチガチでもない。キャリアのある彼はちゃんと、あのみょーな喋り方も自分のモノにしている(『2001』のたかちゃんはもっと歌舞伎だった)。
植爺はアントワネットとフェルゼンにはこだわって芝居を押しつけたけど、脇役にまでは自分で稽古をつけなかったんじゃないか?
と、思ってしまうくらい、オスカルとアンドレは植爺歌舞伎の喋り方を無視してふつーにいちゃいちゃしている。
……いいよね。
よかったよね。
植爺がアントワネット組に夢中で。てゆーか、主役がアントワネット組で。
そのおかげで、オスカル組はけっこー自由があったんじゃないかと。
出番は短いし、まともな見せ場もないけど、そのかわりにこーゆー役作りがOKなら、それはそれでよかったかな。ああ、「よかった探し」。
まだ続くのか。
いやその、自分的にちっとも決着ついてないんですがね。オサコン語りはまだ途中だし(途中なんですよっ。まだ書いてないことがあるの。まっつとかまっつとかまっつとか! か、書かない方がいいのかな、まっつ萌え〜萌え〜萌え〜なんて、うわごとみたいな内容になる予定の文章)、宙楽の話もしてないし、そもそも『炎にくちづけを』の話もしてないし(レオノーラ@花ちゃん大好き!!)、日生『Ernest in Love』だって観たんですよ! 樹里ちゃ〜〜ん!
それから、もうすでに時間と記憶の彼方のほっくん『BourbonStreet Blues』! 感想書いてないことを誰にも突っ込まれなかったと書いたのは間違い、ハイディさんにはつっこまれていたことが判明。ごめんよ、ハイディさん。ほっくんの話もしたいよー。
てゆーかわたしに『龍星』のトウコがどれだけすばらしいかを語らせてくれ〜〜!! という衝動もふつふつと煮えたぎっているし。kineさんのおかげで超良席で観ましたのよ、初日。
と、書く予定のことが団子状態で、わたしの小さなのーみそはオーバーワーク、メモリ不足でフリーズ寸前なんですが。
ツレがみつかったので、月組行ってきます。や、このままじゃマジで月組見逃しそーなんで。ひとりだといつまでたっても観に行かない気がするので、誘ってくれるありがたい人と一緒に、さくっと観てきます。
あさこちゃんお披露目だもんなっ、やっぱちゃんと観なきゃなっ。サバキはどれくらいあるのかな。やっぱ無難に当日券かな。
つーことで、早いこと片付けなきゃな……ええ、星組全国ツアー『ベルサイユのばら』の話ですよ。今回で8回目。
てゆーか、今までの7日分もの感想、読んでくれる人はどれくらいいたんだろーか……。うじうじ長々書きすぎたよな。反省。
よーやく、キャストの話。
なんといってもわたし的いちばんのトピックスは、すずみんオスカルでした。
すずみんがオスカル! 絶対見なきゃ!!
てなもんで。
きっとマントをこまめにひるがえす、かっこいーオスカルなんだろうなと思っていた。
ところがどっこい。
正直、おどろいた。
想像していたオスカル像とはちがいすぎて。
すずみんオスカルは、とことんヲトメだった。
なんじゃこりゃ。
恋するヲトメ? すっげーなよなよしてる。女っぽい。てゆーか、女の子っぽい。
子どもっぽいんだよな。
青い理想を語って、現実が見えていない。
真面目で余裕のない、肩をとんがらせた学級委員長みたい。
「オスカル」とすればこりゃ、NGぢゃないのか……?
いやしかし、植爺の描くオスカルはどれも女くさいしな。メスっぽいというか。植爺脚本がメス全開だから、そうなっても仕方ないのか。
オスカル単体で見た瞬間に、首をひねっていた。
そこへ。
もうひとつのわたし的トピックス、しいちゃんアンドレが加わる。
アンドレ、笑ってます。のーてんきなまでに、笑顔がまぶしいです。歯がきらりと光る、一昔前の少女マンガかアイドルかってノリです。
え、えーと、原作でいうところの、1巻あたりのアンドレ? 作者も読者も彼を「ただの脇役」と考えていて、まともな顔すら描かれていなかったころの、なーんも考えていなさそうな、お気楽アンドレ?
包容力とかひかえめとか男らしいとかは、後半、主人公がアントワネットからオスカルに変更されたあとについてきた形容であって、最初のアンドレはただの脇役、無責任なことを言ってオスカルに怒られる(そーやって物語を説明する)だけのキャラだったよね?
と、思ってしまうくらい、アンドレは屈託なく明るいのですよ。
原作後半の深刻なアンドレのイメージがあると、ギャップにおどろくくらい。
さて、この陽気な歯を見せて笑うアンドレと、女子高生のよーなオスカルが揃って、なにをするかというと。
「こいつぅ」
オデコを指でこつん。
「んもぅ、なによお」
甘え声で、怒ったふり。
「ははは」
「待ちなさいよ、こいつぅ」
そしてふたりで、追いかけっこ。
周囲は点描と花畑。
……いや、してませんけど。んな台詞もシーンもないが。
こんな感じです、こいつら。
天下無敵のバカップル。
かわいいです。すっげかわいいです。『キャンディ・キャンディ』世代にはたまりません。「ターザンそばかす」とか言ってキャンディをからかうテリィと、それにいちいち大袈裟に反応して追っかけ回すキャンディのノリです。
いいのか、アンドレとオスカルがコレで?!
いいです。わたし的にはぜんぜんアリです。
人格破壊されて、「わたしって可哀想」「悪いのは全部他人」としか言わないフェルゼンとアントワネットより、はるかにいいです。
癒しキャラですよ、マジで。
このしあわせそーにじゃれ合うふたりを見ていると、「今宵一夜」がないのも仕方ないか……と思えてくる。
だって、この白い歯きらりんのアンドレが、両想いの恋人オスカルちゃんを毒殺しよーとするはずないよなー。
ふたりの体格差もいいんだ。しいちゃんでかいよ。すずみんがすっぽりだよ。うおー、オスカル可憐だ。アンドレかっくいー。
思わぬところで少女マンガハート炸裂。
ふたりの出番は数分なのになー(笑)。
それだけで、あれほどまでにラヴラヴオーラを出せるなんてすごい。
てゆーかしいちゃん……演技してる?
あの明るさもやさしさも少女マンガぶりも、しいちゃんまんまな気がする……(笑)。
このふたりがみょーに活き活きしているのは、喋り方のせいもある。
たとえばアントワネット@となみちゃんは、気の毒なほど植田歌舞伎まんまの喋り方だ。『花供養』のときと同じ。
植爺が張り切って稽古つけて、自分の思うままの喋り方を強要したんだろう。棒読みで、感情がのりにくい。となみちゃんのせいじゃなく、植爺がやらせてるだけだろありゃ。
フェルゼン@ワタさんも植爺歌舞伎の喋り方をしてはいるが、となみちゃんほどガチガチでもない。キャリアのある彼はちゃんと、あのみょーな喋り方も自分のモノにしている(『2001』のたかちゃんはもっと歌舞伎だった)。
植爺はアントワネットとフェルゼンにはこだわって芝居を押しつけたけど、脇役にまでは自分で稽古をつけなかったんじゃないか?
と、思ってしまうくらい、オスカルとアンドレは植爺歌舞伎の喋り方を無視してふつーにいちゃいちゃしている。
……いいよね。
よかったよね。
植爺がアントワネット組に夢中で。てゆーか、主役がアントワネット組で。
そのおかげで、オスカル組はけっこー自由があったんじゃないかと。
出番は短いし、まともな見せ場もないけど、そのかわりにこーゆー役作りがOKなら、それはそれでよかったかな。ああ、「よかった探し」。
まだ続くのか。
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