来年はどーなってるかなー。@新人公演『JAZZYな妖精たち』
2005年10月30日 タカラヅカ 月組新人公演『JAZZYな妖精たち』を観て、いちばんウケたのは。
妖精王オーベロンが、超美形だったこと。
びっくりしたよー。
わたし的に、オベロン(この音の方がしっくりくるんだがなー)は「太ったおじさん」なんだよな。
王様らしい貫禄と、ユーモラスさ。
そーゆーイメージがあるだけに、本役のうーさん演じるオーベロンは納得できるものだった。衣装は最悪だが(笑)。
それが、新公では超美形ですがな。どこの少女マンガ? ネオロマ系のゲームキャラですか?
転んでもただでは起きないな、龍真咲。
笑わせてもらいました、真咲の突き抜け方に。
彼の持つ野心というか、上昇志向というかが、わたしには心地よい。性格がよくなさそうなとこも、ツボだわ。GO! GO! 真咲!(舞台から感じるイメージだけで言うてますんで、ご容赦を)
次にウケたことは。
主役が、マクガバン氏だったこと。
びっくりしたよー。
マクガバンって、脇役だと思ってたからさー。
脇で悪者で、美しくもないおじさんだと思ってたから。まさか主役だったとはねえ。
病苦と闘いながらも夢を追う色男マクガバン。
なのに、彼の真心もわからないバカ息子がわがままを言う。父がこんなに真摯に道理を説いているのに、夢を語っているのに、どうしてわからないんだ?
なんてひどい息子だ!!
えーと。
悪者のはずの人が、主役をくっちゃったらまずいでしょう!!
正義のパトリックが悪者に見えて、悪のマクガバンが観客の心を動かしてどーするよ?!
笑わせてもらいました。
やりすぎだよ、マギー。涙流しての大熱演。
気持ちよく拍手をしながらも、そう思った。てゆーか、ここで拍手が起こっていいのか?
と、まあ。
こんな感想です、月組新公。辛口テイストですか? どきどき。
新公って大抵、主役クラスだけうまくてカタチになっていて、周囲がアレレなもんなんだが、そーだった、月組だけは真ん中が陥没してるんだった、前回から。
前回とちがうのは、ヒロインが余裕のうまさだということ。『エリザベート』のときは、主役もヒロインも2番手も自爆してたからなあ……。
シャノン@あいちゃんは、余裕の真ん中ぶり。
パトリックが地味でなに考えてんのかわからない分、孤軍奮闘していた。
ありがとう、あいちゃん。君がいなかったらこの芝居、いったいどーなってたんだ。
ロージー@ねねちゃんてば、ダイナマイツ。ラストの「ふつー」なはずのワンピースが「バービーちゃん」状態。なんなんだ、あのメリハリの効いたボディラインは(笑)。そーいや『ドン・ファン』新公でもダイナマイツだったっけ。
はじけた役柄が、現代的な容姿に相まってかわいい。パッションで押し切る役なので、うまいも下手もわかんないけど(笑)。
パトリック@めおちゃんは……た、大変そうだなー。
いや、めおちゃん自身はちっとも大変そうに見えない。とても淡々というか、マイペースというか。相変わらずの、低温透明人間。
シャノンを愛しているよーにも見えないし、大統領になりたいよーにも見えない……。なに考えてんですか、この男。
パトリックってほんと、難しい役なんだなー。華と存在感がないと、こんなに大変なことになるんだ。あさこちゃんのすばらしさを再確認。
めおちゃんは、真ん中より脇の方が映える人だと思う……将来は知らんが、今現在は。脇でほっこりさせてくれる癒し系。無色透明の持ち味は、原色ぎらぎらや暗い色に疲れたときに、心をほぐしてくれる。
ただ、透明人間が真ん中だと、つらい……つらすぎる……。台詞も歌もふつーにこなしていたと思うが、ただ流れていっただけのようで……なにも引っかからない、残らない。
なんせ、マクガバンに主役持って行かれちゃうんだよ……向いてないよ、真ん中……。
こまった。……めおちゃんパトリックを見て、いちばんそう思ったよ。こまったなー、と。いやその、わたしがこまる必要はなにもないんだが。きれいなんだけどな、めおちゃん。
ウォルター@もりえは、わりと合っていたんじゃないかと。黒い役だと、スタイルが映えるねえ。
しかし、きりやんの台詞回しとかまんまコピーしていておどろいた。それはちょっとチガウんやないか……?
コピーされてしまうと、足りていない感だけが残ってしまう。
ティモシー@ひろみは、かわいかった。
キュート!!
幼いというか、シャノンより確実に年下だろうと思わせるけど、あの幼さと軽さはアリだろう。少年ゆえの調子の良さと黒さが見える。
わたし的に、85期トリオのなかで唯一「個性」が見えるのがひろみちゃんだ。役を作る姿勢というか、意欲というか。
このまま持ち味を大切に大きくなって欲しい。
サラ@おときっちゃんが、はじけててこわかった(笑)。声でかくないすか……? いやその、パワフルで頼りがいのあるアネゴでしたが。
おときっちゃん、こっち系に行っちゃうのかなー。すげー美人なんだけどなー。歌もうまいのになー。やっぱ持ち味が女役系かな。
ところでわたし、どーにもこーにも姿樹えり緒くんが気になるんですが。
あの口元かなぁ。
ちょっとクド気味な演技かなぁ。
気がつくと彼を見ているので、ファンなのかもしれません(笑)。
カオが好みなのは、朝桐紫乃くんだったりしますが。美形だよねえ。
美形だとは思わないのに、それでもさらに好みなのは麻月れんかくんですがね。相変わらず役がつきませんな。医者役ですか。じれったい感じが、わたしにはかわいく見えます。でもやっぱ下手かも……ゲフンゲフン。
あとは、どこにいても目に入るひまりちゃん! どんどんきれいになるよね。丸いラインは健在だが(笑)、大人っぽくなってきてるのがいい感じ。
新公だと、作品の粗が目についてきっついっすよ、谷せんせ。
壊れた話を力技でカタチにしているのは、役者なんだよなあ。
駄作をなんとか盛り上げてしまう力技を持つことが、「トップスターの条件」。
真ん中に立つ人ってのは、やっぱ「すげえ」なあ。
妖精王オーベロンが、超美形だったこと。
びっくりしたよー。
わたし的に、オベロン(この音の方がしっくりくるんだがなー)は「太ったおじさん」なんだよな。
王様らしい貫禄と、ユーモラスさ。
そーゆーイメージがあるだけに、本役のうーさん演じるオーベロンは納得できるものだった。衣装は最悪だが(笑)。
それが、新公では超美形ですがな。どこの少女マンガ? ネオロマ系のゲームキャラですか?
転んでもただでは起きないな、龍真咲。
笑わせてもらいました、真咲の突き抜け方に。
彼の持つ野心というか、上昇志向というかが、わたしには心地よい。性格がよくなさそうなとこも、ツボだわ。GO! GO! 真咲!(舞台から感じるイメージだけで言うてますんで、ご容赦を)
次にウケたことは。
主役が、マクガバン氏だったこと。
びっくりしたよー。
マクガバンって、脇役だと思ってたからさー。
脇で悪者で、美しくもないおじさんだと思ってたから。まさか主役だったとはねえ。
病苦と闘いながらも夢を追う色男マクガバン。
なのに、彼の真心もわからないバカ息子がわがままを言う。父がこんなに真摯に道理を説いているのに、夢を語っているのに、どうしてわからないんだ?
なんてひどい息子だ!!
えーと。
悪者のはずの人が、主役をくっちゃったらまずいでしょう!!
正義のパトリックが悪者に見えて、悪のマクガバンが観客の心を動かしてどーするよ?!
笑わせてもらいました。
やりすぎだよ、マギー。涙流しての大熱演。
気持ちよく拍手をしながらも、そう思った。てゆーか、ここで拍手が起こっていいのか?
と、まあ。
こんな感想です、月組新公。辛口テイストですか? どきどき。
新公って大抵、主役クラスだけうまくてカタチになっていて、周囲がアレレなもんなんだが、そーだった、月組だけは真ん中が陥没してるんだった、前回から。
前回とちがうのは、ヒロインが余裕のうまさだということ。『エリザベート』のときは、主役もヒロインも2番手も自爆してたからなあ……。
シャノン@あいちゃんは、余裕の真ん中ぶり。
パトリックが地味でなに考えてんのかわからない分、孤軍奮闘していた。
ありがとう、あいちゃん。君がいなかったらこの芝居、いったいどーなってたんだ。
ロージー@ねねちゃんてば、ダイナマイツ。ラストの「ふつー」なはずのワンピースが「バービーちゃん」状態。なんなんだ、あのメリハリの効いたボディラインは(笑)。そーいや『ドン・ファン』新公でもダイナマイツだったっけ。
はじけた役柄が、現代的な容姿に相まってかわいい。パッションで押し切る役なので、うまいも下手もわかんないけど(笑)。
パトリック@めおちゃんは……た、大変そうだなー。
いや、めおちゃん自身はちっとも大変そうに見えない。とても淡々というか、マイペースというか。相変わらずの、低温透明人間。
シャノンを愛しているよーにも見えないし、大統領になりたいよーにも見えない……。なに考えてんですか、この男。
パトリックってほんと、難しい役なんだなー。華と存在感がないと、こんなに大変なことになるんだ。あさこちゃんのすばらしさを再確認。
めおちゃんは、真ん中より脇の方が映える人だと思う……将来は知らんが、今現在は。脇でほっこりさせてくれる癒し系。無色透明の持ち味は、原色ぎらぎらや暗い色に疲れたときに、心をほぐしてくれる。
ただ、透明人間が真ん中だと、つらい……つらすぎる……。台詞も歌もふつーにこなしていたと思うが、ただ流れていっただけのようで……なにも引っかからない、残らない。
なんせ、マクガバンに主役持って行かれちゃうんだよ……向いてないよ、真ん中……。
こまった。……めおちゃんパトリックを見て、いちばんそう思ったよ。こまったなー、と。いやその、わたしがこまる必要はなにもないんだが。きれいなんだけどな、めおちゃん。
ウォルター@もりえは、わりと合っていたんじゃないかと。黒い役だと、スタイルが映えるねえ。
しかし、きりやんの台詞回しとかまんまコピーしていておどろいた。それはちょっとチガウんやないか……?
コピーされてしまうと、足りていない感だけが残ってしまう。
ティモシー@ひろみは、かわいかった。
キュート!!
幼いというか、シャノンより確実に年下だろうと思わせるけど、あの幼さと軽さはアリだろう。少年ゆえの調子の良さと黒さが見える。
わたし的に、85期トリオのなかで唯一「個性」が見えるのがひろみちゃんだ。役を作る姿勢というか、意欲というか。
このまま持ち味を大切に大きくなって欲しい。
サラ@おときっちゃんが、はじけててこわかった(笑)。声でかくないすか……? いやその、パワフルで頼りがいのあるアネゴでしたが。
おときっちゃん、こっち系に行っちゃうのかなー。すげー美人なんだけどなー。歌もうまいのになー。やっぱ持ち味が女役系かな。
ところでわたし、どーにもこーにも姿樹えり緒くんが気になるんですが。
あの口元かなぁ。
ちょっとクド気味な演技かなぁ。
気がつくと彼を見ているので、ファンなのかもしれません(笑)。
カオが好みなのは、朝桐紫乃くんだったりしますが。美形だよねえ。
美形だとは思わないのに、それでもさらに好みなのは麻月れんかくんですがね。相変わらず役がつきませんな。医者役ですか。じれったい感じが、わたしにはかわいく見えます。でもやっぱ下手かも……ゲフンゲフン。
あとは、どこにいても目に入るひまりちゃん! どんどんきれいになるよね。丸いラインは健在だが(笑)、大人っぽくなってきてるのがいい感じ。
新公だと、作品の粗が目についてきっついっすよ、谷せんせ。
壊れた話を力技でカタチにしているのは、役者なんだよなあ。
駄作をなんとか盛り上げてしまう力技を持つことが、「トップスターの条件」。
真ん中に立つ人ってのは、やっぱ「すげえ」なあ。
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