今年のヅカおさめは、水くんとゆーひくんで。

 つーことで、2005年の大晦日は宝塚ホテルで行われる『「ベルサイユのばら」2006カウントダウンスペシャル』に参加して来ました。

 スカステの催しに応募するのははじめてだったんだが、するっと当たったのは応募者が少なかったのだろうと推察。
 とゆーのも、ペアで当たったはいいが「誰を誘おう」と考えたときの選択肢の少なさに途方に暮れたもの。

 大晦日の夜、たった1時間のイベントに、この世の果てにも近い田舎タカラヅカ村に、行くことの出来る、行く気力のある、スカステ加入者。

 大晦日の夜、たった1時間のイベント、つーのがなあ。
 家庭のある人はまず無理だろうし、独り者でも大晦日は忙しいだろうし、元旦も予定があって然るべきだし。第一そこまでして参加したいイベントかどうか、相当微妙だよなあ。
 そりゃわたしは、水くんとゆーひくんのためならぜんぜん平気だけど。ふつーの人は、そうじゃないよなあ。
 アツい水ファンはいるけど、そーゆー人に限ってスカステ未加入だから誘えないし。

 おそるおそる誘ったnanakoさん、快諾してくれてありがとー。
 一緒に行くことが出来て、とてもうれしかったっす。

 
 その微妙イベント、『ベルばらカウントダウン』。

 ほんとーに、微妙だった(笑)。

 スカステで生中継されていたけれど、生中継の意味はあまりなかったんじゃないかと思う。
 なんでかっつーと、「生」の部分が少なすぎたから。
 半分ぐらい、あらかじめ用意してあったビデオレターだったの。
 ビデオレターも少しならいいけど、えんえんえんえん続くとうんざり。ありがたみもなにもねえ。

 次の不満はなんといっても、謎の構成だな。

 ゆーひくんを隔離する意味がわかりません。

 出演者は、ゆーひ、水、まーちゃん、壮くん。
 この並びでいちばん興味を引くのは、雪組の面子に混ざっている大空祐飛、でしょう?
 それまでのイベントや番組ではなかったこと。雑誌でも番組でも、人気のある企画でしょ、意外な顔ぶれでトーク、てのは。

 組替え経験のない箱入り息子が、よそ様でどんな顔を見せるのか。それをたのしみにしていたのに。

 ゆうひくんだけ、隔離。
 舞台から消えてしまい、残った雪組の3人だけで「座談会」。
 ゆーひはそのあとで「別格」とゆー感じで登場、司会者のおねーさんと「対談」。

 そんなの、今までも、そしてこれからも、いくらでも見られる光景。
 このイベントだけの「特別」感はどこにもなかった。

 3人1組の水くんたちより、あとからたったひとりで登場するゆーひくんがあまりにも「スター」で、「このイベントだけで見たら、トップスター大空祐飛と、その他の出演者、って感じだな」だし。
 学年に考慮しているにしては、やりすぎだし。トップ娘役と2番手男役より扱いをよくしなきゃいけないほど上級生なのか?
 なに考えてこんな構成になってるんだ??

 ゆうひくんに気を遣いすぎているのが、不思議。

 
 企画も進行もかなり素人臭くて、来年以降も続けるならキモ据えて再考求む!だが。
 それはさておき、出演者の話。

 まーちゃん、かわいー!!

 妖精です。マジ妖精ですよこの人。
 なんなのこのかわいらしさ。
 清楚で可憐。笑顔が癒し系。そして、ナチュラルに電波発信。

 あちこち言動変だし、数が数えられないとかあっても、そんなのぜんぜんかまわないっ。かわいいからすべてOK!
 カウントダウン(数を逆に数える)ができなくて、事前に練習する人なんて、彼女だけでしょう。
 このまーちゃんを見られただけでも、行った甲斐があった。

 そして、ゆーひくん、素敵。

 かっこいい。きれい。きらきら。フリルブラウスをあたりまえに着こなしちゃって。
 なんかものすげーオーラ発してたんですが。この人、こんなだったったっけ?
 あまりにもふつーに「スター」として存在しているのが、かえって不思議。
 発言もなんとなく力強くて。前向きで。
 ……わたしの知っていたゆーひくんと、微妙にチガウんですが。

 まーちゃんとゆうひくんの並びが、夢のように美しかったです。
 ふつーに男女カップルに見えるのね。
 しかも、かなりの身長差。
 それがゆーひくんのかっこよさ(このあまい美形のにーちゃん、モデルさん?)と、まーちゃんの可憐さ(芸能人だよね、お人形さんみたい♪)を、引き立て合うの。
 また、4人並んでいるとき、ゆうひくんは隣のまーちゃんとばかり話すので、反対側の隣の水くんとの間は微妙に空いていて。壮くんと、水くん、ゆーひ&まー、という並びに見えた。

 水くんは、表情豊か。

 ゆうひくんがあまり表情大きくないぶん、ひとりで百面相。口でけえ。アゴすげえ。てゆーか、素顔だとかなり、その、ファニーフェイス。フリルブラウスがアゴに届いているよーな……アゴがフリルに届いているのか……。
 雪組トリオのリーダーとして、会話を引っ張り、自覚を持ち、なんかすっげーがんばっていた。いやその、がんばっているのが見え見えで、かわいい(笑)。話し出すとき、手がグーになるの。うわ、拳握ってるよ、カオはにこやかなのに、ほんとはすっげーがんばってるんだ、と。
 ……真面目な人だよなあ。しみじみ。

 わたしは素顔の水くん見るの、たぶんはじめてだと思うけど、触りたがりですか、この人?

 なにかっちゃー大きくリアクションして、隣のゆーひくんに触りたそーにして、でもゆーひくんがそれにすぐ応えてくれなくて(彼は水よりまーちゃんの方に反応しがちなので)、空振っているのが愉快だったんですが。

 水くんとゆーひくんのテンポが合っていなかった、というのがいちばん大きいのかもしれんが。
 ボケとツッコミになるには、まだまだ時間が必要というか。水くん、空回り気味でいいなあ。うっとり。

 壮くんは、サラリーマン。

 いちばん美形なはずなのに……どーしてこう、美しさよりおっさんくささが目に付くんだろう(笑)。
 せっかくハンサムなのに、どっかイケてない感じの漂うリーマン青年のやうだ。会話は愉快なんだけど。イイ味だ(笑)。

 
 大好きな出演者を生で眺めて、歌を聴いて(しかし『愛あればこそ』を3回聴かされるって、どうなのよ)新年を迎えることが出来て、幸福な年の境でした。
 

 でもって、会場にいたみんな、人の話は聞こうよ。

「『あけましておめでとうございます』の『す』で、クラッカーを鳴らしてください」
 って、再三言われてたじゃん。
 カウントダウンの「3・2・1、ゼロ!」でクラッカー鳴らしちゃってさー。

 わたしはちゃんと、「あけましておめでとうございます」の「す」で鳴らしたわよ。ふふ。
 隣のnanakoさんも、「ゼロ」で力一杯鳴らしてるし(笑)。落ち着いて行動しなきゃだわ。ふふ。

 こーやってわたし、落ち着いた1年を過ごすのよ。


コメント

日記内を検索