新公だから。@金の卵ライブVol.2
2006年2月1日 タカラヅカ せんどーさん目当てで行った、吉本新喜劇『金の卵ライブVol.2』の話、その2。
前もってオーディション番組を見ていたので、他の出演者たちにもなんとなく馴染みがあった。
あー、いたいた、そんな感じで見ることが出来たよ。
群を抜いてうまい! と思ったのが、老人役の人。
小劇団出身ということで、なんの違和感もなく彼の「舞台」を観ることが出来る。
目が飛び出る特技、マジこわいんですけど(笑)。
あと個人的に、メイド役の子が好きだなあ。
しゃきしゃきした動きと喋りが快感。おとなしい演技も、はじけている演技も好み。
てゆーか、足蹴りが好き。
亭主役の人をドアの向こうへ押しやるときの足がね。なんかね。好き(笑)。
わたしは誘われるままにこのライヴを観に来てしまったので、これがほんとのところどーゆーものかもわかってなかった。
最後の挨拶を観て、「あれ? 今日初日かと思ってたけど、千秋楽だったのかな?」と思ったので、サトちゃんに聞いてみた。
「1回限り。いわば、新公ですよ」
という返事。
新公。
そーだったのか!
たった1回限りの舞台、そのためだけに練習してきたんだ。
……1回限りなのに、わたしみたいなのが最前列買えたの……? てっきり何回もあるから、チケット余ってるんだと思ってたよ……。
客席もまさに「新公」って感じで。
わたし、以前アマチュアの映画祭に行ったことあるんだけど、客席が見事に「関係者ばかり」だったのよね。その映画の関係者でなくても、演劇関係者とか業界の人とかばかりで。純粋に映画を見に来た一般人って、わたしの他にいるんだろうか……と焦った記憶が。客席、ガラガラだったし。いる人みんな、知り合い率高いようだし。
今回の客席は、前売り状況からすればびっくりするくらいふつーに埋まっていたし、ふつーのお笑いファンも来ていたんだろうけど、やっぱ関係者率も高いようで。耳に入る話し声から推察して、「あー、ほんとに新公なんだー」って感じ。
終演後の挨拶は、いかにも「新公」で、たのしいけれどわたし的にはちょっとNG(笑)。
というのも、彼らの「必死さ」「余裕のなさ」がそのまま出てしまって、引いちゃったからだ。
必死なのはわかる。
余裕がないのもわかる。
でもさ。
君ら、プロなんだろ?
プロとしてここにいるんだろ?
たとえ終演後の「素の顔でご挨拶」だとしても、最低限の「演技」は必要だと思う。……わたしは。
一部の出演者が、あまりに必死なので、わたしは「こわい」と思ってしまった。
こんなにナーバスな人には、とても話しかけられない。ロビーで出演者が客を見送るのはお約束だけど、そこで客が出演者に声を掛けることも激励することもできるけど、こんな挨拶されちゃ、とてもできないよー。
芸に対して、舞台に対して、真剣なのは素晴らしいと思う。
でもそれは舞台だけにしてくれ。稽古場だけにしてくれ。客に対して、そのナーバスさを見せつけないでくれ。
自分の居場所に固執するのは当然のことだけど、それを見ている者に押しつけないでよー。頼むよー。
ちょっと引いた(笑)。
でも、引きながらも、そーゆー「未成熟さ」を愛しいとも思うんだよ。
がんばってくれ。
心から思う。
新公であるだけに、彼らを見守るのはたのしそうだ。
こんなふうに「ふつーの小劇団の芝居」なら、お笑いが苦手なわたしでもたのしめる。
……そのうち、わたしの苦手なお笑いの地平へ羽ばたいていくのかな。
でもきっと、「ライヴである」というのも大きいと思う。
わたしは吉本が肌に合わないのだけど、それは多分に「テレビで見ている」せいもあると思う。
ライヴを中継で見たって、ほんとうのよさはわからない。それは、どのジャンルでもそうだと思う。
ベタベタの吉本も、生ならばたのしいのかもしれない。
客席の空気とか、大きいもの。
毛嫌いしていた吉本。
されど、わたしの最初の吉本体験は、こーして幸福に終わった。
ところでせんどーさん。
吉本の公式プロフィール、ヅカ時代と、身長がずいぶんちがいますけど?
4cmもサバよんでたんや……(笑)。
前もってオーディション番組を見ていたので、他の出演者たちにもなんとなく馴染みがあった。
あー、いたいた、そんな感じで見ることが出来たよ。
群を抜いてうまい! と思ったのが、老人役の人。
小劇団出身ということで、なんの違和感もなく彼の「舞台」を観ることが出来る。
目が飛び出る特技、マジこわいんですけど(笑)。
あと個人的に、メイド役の子が好きだなあ。
しゃきしゃきした動きと喋りが快感。おとなしい演技も、はじけている演技も好み。
てゆーか、足蹴りが好き。
亭主役の人をドアの向こうへ押しやるときの足がね。なんかね。好き(笑)。
わたしは誘われるままにこのライヴを観に来てしまったので、これがほんとのところどーゆーものかもわかってなかった。
最後の挨拶を観て、「あれ? 今日初日かと思ってたけど、千秋楽だったのかな?」と思ったので、サトちゃんに聞いてみた。
「1回限り。いわば、新公ですよ」
という返事。
新公。
そーだったのか!
たった1回限りの舞台、そのためだけに練習してきたんだ。
……1回限りなのに、わたしみたいなのが最前列買えたの……? てっきり何回もあるから、チケット余ってるんだと思ってたよ……。
客席もまさに「新公」って感じで。
わたし、以前アマチュアの映画祭に行ったことあるんだけど、客席が見事に「関係者ばかり」だったのよね。その映画の関係者でなくても、演劇関係者とか業界の人とかばかりで。純粋に映画を見に来た一般人って、わたしの他にいるんだろうか……と焦った記憶が。客席、ガラガラだったし。いる人みんな、知り合い率高いようだし。
今回の客席は、前売り状況からすればびっくりするくらいふつーに埋まっていたし、ふつーのお笑いファンも来ていたんだろうけど、やっぱ関係者率も高いようで。耳に入る話し声から推察して、「あー、ほんとに新公なんだー」って感じ。
終演後の挨拶は、いかにも「新公」で、たのしいけれどわたし的にはちょっとNG(笑)。
というのも、彼らの「必死さ」「余裕のなさ」がそのまま出てしまって、引いちゃったからだ。
必死なのはわかる。
余裕がないのもわかる。
でもさ。
君ら、プロなんだろ?
プロとしてここにいるんだろ?
たとえ終演後の「素の顔でご挨拶」だとしても、最低限の「演技」は必要だと思う。……わたしは。
一部の出演者が、あまりに必死なので、わたしは「こわい」と思ってしまった。
こんなにナーバスな人には、とても話しかけられない。ロビーで出演者が客を見送るのはお約束だけど、そこで客が出演者に声を掛けることも激励することもできるけど、こんな挨拶されちゃ、とてもできないよー。
芸に対して、舞台に対して、真剣なのは素晴らしいと思う。
でもそれは舞台だけにしてくれ。稽古場だけにしてくれ。客に対して、そのナーバスさを見せつけないでくれ。
自分の居場所に固執するのは当然のことだけど、それを見ている者に押しつけないでよー。頼むよー。
ちょっと引いた(笑)。
でも、引きながらも、そーゆー「未成熟さ」を愛しいとも思うんだよ。
がんばってくれ。
心から思う。
新公であるだけに、彼らを見守るのはたのしそうだ。
こんなふうに「ふつーの小劇団の芝居」なら、お笑いが苦手なわたしでもたのしめる。
……そのうち、わたしの苦手なお笑いの地平へ羽ばたいていくのかな。
でもきっと、「ライヴである」というのも大きいと思う。
わたしは吉本が肌に合わないのだけど、それは多分に「テレビで見ている」せいもあると思う。
ライヴを中継で見たって、ほんとうのよさはわからない。それは、どのジャンルでもそうだと思う。
ベタベタの吉本も、生ならばたのしいのかもしれない。
客席の空気とか、大きいもの。
毛嫌いしていた吉本。
されど、わたしの最初の吉本体験は、こーして幸福に終わった。
ところでせんどーさん。
吉本の公式プロフィール、ヅカ時代と、身長がずいぶんちがいますけど?
4cmもサバよんでたんや……(笑)。
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