謝りつつも、言いたいことをば。@想夫恋
2006年2月4日 タカラヅカ すみません、いきなり一発目からホモ語りしちゃいましたが。
『想夫恋』はふつーにラヴロマンスですよ、男女の。
知家@ほっくんと小督@あいちゃんの物語で合ってます。
美しい画面で繰り広げられる、美男美女の、儚い恋の物語っす。
こだまっちの「萌え」の追及姿勢が、とてもわたし好みです。
『天の鼓』で書きたかったんだろーけど、構成力のなさのせいでブレてしまって書けなかったテーマを『龍星』で書き直し、さらにこの『想夫恋』で抽出して書き直している、とゆー感じかしら。
好きなテーマなので、こうやって何度も何度もアプローチを変えて書いてくれるとうれしい。
嫌いな人には「同じ話ばっかり焼き直すな!」ということになるんだろうけど(笑)。
ところで、北翔海莉の新しい魅力開花ってことでいいですかね?
主人公の知家をひとことで言うと、ストイックですよ。
熱血しないアンドレというか。(隆房がオスカルですから)
あー、キルヒアイスに近いか。(とゆーと、隆房がラインハルト?)
オスカルに毒盛ったりレイプしよーとしたりしない、真の意味で影に生きるアンドレ。
こーゆー大人の「耐える男」を演じるほっくんが、新鮮です。
なにしろこの間見たのは「白い血だから白血病! ミャハ☆」の妖精王子だし。
いい感じにオトコマエですよ、ほっくん。
正直、笛はもう少しなんとかしてほしいですが(笑)。
あいちゃんは、納得の姫っぷり。
「姫君」という記号しかないよーな女の子の役だが、それを観客の期待通りに演じてくれて気持ちいい。
正直、お琴はもう少しなんとかしてほしいですが(笑)。
ストイックな大人の男と、美しい姫君が「時代」という縛りの中で恋をした。
ドラマティックに悲劇で、華やかで、実にイイです。
脚本の心理展開に甘い面があるので、「どーしてそーなるの?」を観客が埋めなければならないんだけど、許容範囲ではないかと。
わたしはちと、じれったいですが。
知家と小督、そして隆房の3人を徹底的に描写するべきだったよなあ。
そーでないと、隆房の死後、知家と小督がすれ違い続ける(知家が小督を拒み続ける)のがわかりにくくなる。弱くなる。
隆房を2番手役にすることはできなかったのか?
なんのために帝をもりえにしたのかわからん。
隆房@みりおは、その華と容姿のかわいらしさを発揮し、よくつとめていたけれど。
でもまだやっぱり、2番手役にはいろいろ「足りない」感が残る。
隆房役がもりえちゃんなら、またちがったモノが見られたんだろうな。
純粋に「作品」として見た場合、知家、小督、隆房の役の「格」を再考して欲しいと思うし、隆房を正しく2番手役とするなら、新人よりも、キャリアのあるもりえで見たかったと思う。
もちろん、みりおくんがこれからの人であり、この重責を経てさらにスキルアップしイイ役者になっていくんだってことは、わかっているよ。
今のみりおくんと、今の彼が演じている隆房が魅力的なこともね。
ただ、「作品」的に不思議でさ。
なんで帝の比重を変に上げて、ストーリーを弱くしちゃってるんだろう、と。
こだまっちが、もりえに萌えなかったと、ただそれだけのことなのかと、勘ぐっちゃうよ……?
あともうひとつ。
キャスティングの謎……というと語弊があるが、首を傾げていることがある。
すみません。
最初に謝っておきます。
彩央寿音くんと、そのファンの人、ごめんなさい。
今の『想夫恋』をパーフェクトに好きな人にも、ごめんなさい。
わたし、他のナニより、狭霧@彩央寿音が「力不足」だと思いました。
学年や、今までのキャリアからは妥当な結果であり、よくやっていると思う。本人がものすげーがんばっているのもわかる。
だけど。
純粋に「客」の立場として、あの狭霧役はねえだろと思う。
ほんとにコレは、キャリアの問題なんだと思うよ。彩央寿音くんに含むところはナニもない。
学年で、できるできないってあるよね。
狭霧は、主人公知家@ほっくんの「影」なんだから、少なくともほっくんと同等か、それに近い力を持った人がやるべきだった。
この間までバウで公演していた『不滅の恋人たちへ』でいうところのアルフレッド・デジュネー@チャルさんの役どころだよ?
『不滅の恋人たちへ』のチャルさんは、主人公ミュッセ@タニの「影」として変だったけど、今回の『想夫恋』の場合は、逆の意味で変だよ。
タニちゃんの「影」なら、タニちゃんに近い立場や実力の人がやるべき。あの布陣でいうなら、あひくんが演じるべき役だった。……なのにチャルさんが演じ、舞台を別の地平へひとりで飛ばしていた。
そのチャルさんがやっていたよーな役を、まだ研4だか5になるんだかの若者が演じるのは、無理があるよな、『想夫恋』。
『不滅…』はベテラン過ぎて変だったし、『想夫恋』は初心者すぎて変。
何故にこんなキャスティング。
『想夫恋』のキャストを見回してみて、狭霧役がいちばん適任なのはのぞみちゃんだと思う。
実力的にも学年的にも、濃さも芸風も(笑)、合っていただろうに。
ヒゲのおっさんやってる場合じゃないし、ピンクのミニスカァトで踊っている場合でもないって! カーテンコールで目を線にして「好々爺」って感じに笑ってる場合でもないって(笑)。
狭霧役がぴしりと締まったなら、もっともっといい作品になるのになー。惜しいなー。
……勝手なことをほざいてごめんよぅ。
狭霧という大役を得た彩央寿音くんが、重みのあるめっさいい男に成長してくれることを、心待ちにしている。
美しくて萌えで、よいラヴロマンスだと思うだけに。
あちこちもどかしいのだ。
……あのやる気のなさげなポスターも、なんとかしてほしいよ、ほんと。
やる気のなさげ、てのはキャストじゃなく、演出家な。もっと凝れたはずなのに、それを放棄した感じがしてさー。
『想夫恋』はふつーにラヴロマンスですよ、男女の。
知家@ほっくんと小督@あいちゃんの物語で合ってます。
美しい画面で繰り広げられる、美男美女の、儚い恋の物語っす。
こだまっちの「萌え」の追及姿勢が、とてもわたし好みです。
『天の鼓』で書きたかったんだろーけど、構成力のなさのせいでブレてしまって書けなかったテーマを『龍星』で書き直し、さらにこの『想夫恋』で抽出して書き直している、とゆー感じかしら。
好きなテーマなので、こうやって何度も何度もアプローチを変えて書いてくれるとうれしい。
嫌いな人には「同じ話ばっかり焼き直すな!」ということになるんだろうけど(笑)。
ところで、北翔海莉の新しい魅力開花ってことでいいですかね?
主人公の知家をひとことで言うと、ストイックですよ。
熱血しないアンドレというか。(隆房がオスカルですから)
あー、キルヒアイスに近いか。(とゆーと、隆房がラインハルト?)
オスカルに毒盛ったりレイプしよーとしたりしない、真の意味で影に生きるアンドレ。
こーゆー大人の「耐える男」を演じるほっくんが、新鮮です。
なにしろこの間見たのは「白い血だから白血病! ミャハ☆」の妖精王子だし。
いい感じにオトコマエですよ、ほっくん。
正直、笛はもう少しなんとかしてほしいですが(笑)。
あいちゃんは、納得の姫っぷり。
「姫君」という記号しかないよーな女の子の役だが、それを観客の期待通りに演じてくれて気持ちいい。
正直、お琴はもう少しなんとかしてほしいですが(笑)。
ストイックな大人の男と、美しい姫君が「時代」という縛りの中で恋をした。
ドラマティックに悲劇で、華やかで、実にイイです。
脚本の心理展開に甘い面があるので、「どーしてそーなるの?」を観客が埋めなければならないんだけど、許容範囲ではないかと。
わたしはちと、じれったいですが。
知家と小督、そして隆房の3人を徹底的に描写するべきだったよなあ。
そーでないと、隆房の死後、知家と小督がすれ違い続ける(知家が小督を拒み続ける)のがわかりにくくなる。弱くなる。
隆房を2番手役にすることはできなかったのか?
なんのために帝をもりえにしたのかわからん。
隆房@みりおは、その華と容姿のかわいらしさを発揮し、よくつとめていたけれど。
でもまだやっぱり、2番手役にはいろいろ「足りない」感が残る。
隆房役がもりえちゃんなら、またちがったモノが見られたんだろうな。
純粋に「作品」として見た場合、知家、小督、隆房の役の「格」を再考して欲しいと思うし、隆房を正しく2番手役とするなら、新人よりも、キャリアのあるもりえで見たかったと思う。
もちろん、みりおくんがこれからの人であり、この重責を経てさらにスキルアップしイイ役者になっていくんだってことは、わかっているよ。
今のみりおくんと、今の彼が演じている隆房が魅力的なこともね。
ただ、「作品」的に不思議でさ。
なんで帝の比重を変に上げて、ストーリーを弱くしちゃってるんだろう、と。
こだまっちが、もりえに萌えなかったと、ただそれだけのことなのかと、勘ぐっちゃうよ……?
あともうひとつ。
キャスティングの謎……というと語弊があるが、首を傾げていることがある。
すみません。
最初に謝っておきます。
彩央寿音くんと、そのファンの人、ごめんなさい。
今の『想夫恋』をパーフェクトに好きな人にも、ごめんなさい。
わたし、他のナニより、狭霧@彩央寿音が「力不足」だと思いました。
学年や、今までのキャリアからは妥当な結果であり、よくやっていると思う。本人がものすげーがんばっているのもわかる。
だけど。
純粋に「客」の立場として、あの狭霧役はねえだろと思う。
ほんとにコレは、キャリアの問題なんだと思うよ。彩央寿音くんに含むところはナニもない。
学年で、できるできないってあるよね。
狭霧は、主人公知家@ほっくんの「影」なんだから、少なくともほっくんと同等か、それに近い力を持った人がやるべきだった。
この間までバウで公演していた『不滅の恋人たちへ』でいうところのアルフレッド・デジュネー@チャルさんの役どころだよ?
『不滅の恋人たちへ』のチャルさんは、主人公ミュッセ@タニの「影」として変だったけど、今回の『想夫恋』の場合は、逆の意味で変だよ。
タニちゃんの「影」なら、タニちゃんに近い立場や実力の人がやるべき。あの布陣でいうなら、あひくんが演じるべき役だった。……なのにチャルさんが演じ、舞台を別の地平へひとりで飛ばしていた。
そのチャルさんがやっていたよーな役を、まだ研4だか5になるんだかの若者が演じるのは、無理があるよな、『想夫恋』。
『不滅…』はベテラン過ぎて変だったし、『想夫恋』は初心者すぎて変。
何故にこんなキャスティング。
『想夫恋』のキャストを見回してみて、狭霧役がいちばん適任なのはのぞみちゃんだと思う。
実力的にも学年的にも、濃さも芸風も(笑)、合っていただろうに。
ヒゲのおっさんやってる場合じゃないし、ピンクのミニスカァトで踊っている場合でもないって! カーテンコールで目を線にして「好々爺」って感じに笑ってる場合でもないって(笑)。
狭霧役がぴしりと締まったなら、もっともっといい作品になるのになー。惜しいなー。
……勝手なことをほざいてごめんよぅ。
狭霧という大役を得た彩央寿音くんが、重みのあるめっさいい男に成長してくれることを、心待ちにしている。
美しくて萌えで、よいラヴロマンスだと思うだけに。
あちこちもどかしいのだ。
……あのやる気のなさげなポスターも、なんとかしてほしいよ、ほんと。
やる気のなさげ、てのはキャストじゃなく、演出家な。もっと凝れたはずなのに、それを放棄した感じがしてさー。
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