夢見るアンドレ。@ベルサイユのばら−オスカル編−
2006年2月23日 タカラヅカ わたしは断言できる。
彼が最期に見たものは、ペガちゃんにまたがるオスカルだ。
役替わりコンプリートめざしてムラ通いしてます、雪組『ベルサイユのばら−オスカル編−』アンドレ3人目は水くんです。
星『ベルばら』は立見とB席でしか観なかったくせに(東宝含む)、雪『ベルばら』はSだのAだので観ています。だってだって、オサ様や水くんは、ちゃんと見たいんだもん(はぁと)。
つーことで今回はリッチにS席、最前列です。いつもの下手端!
ミズドレに関しては、なんの心配もなかった。オサドレに対して 期待 危惧していたようなダメダメっぷりなど、カケラもない。
水くんの芸風に、アンドレ役は合っている。てゆーかこの人、コムちゃんのこと愛しているのはデフォだよね? や、変な意味ぢゃなく(笑)。
だからなんの心配もなく、ただ、「水コム! 水コム!」と拳を振り上げ、純粋にたのしむために行ったんだ。
そーして、気づかされてしまった。
わたしはこれで雪『ベルばら』は3回目だ。
最初に見たときは、大爆笑だった。
腹がよじれるほど笑った。それだけで、終わってしまった。
2度目に見たときは、1回目のように笑えず、ムカついたり退屈だったりとあちこちつらくなっていたけれど、オサドレがダメダメ過ぎて笑えたので、なんとか場がもった。
しかし3回目のミズドレは……。
つ、つらい。
作品が、つらいっ。
笑えなくなったらコレ、つらいよおおぉ。
生理的嫌悪に満ち満ちてるよぉ。
壊れてる壊れてる壊れてる。その壊れ方が、気持ち悪いよぉ。
ミズドレにはなんの不満もない。正しくアツく、素敵なアンドレだ。
とくに突っ込むところがないだけに、作品のつらさの方が大きくなってしまった。……って、それってどうなの?(泣)
いろんなところでアタマを空っぽにし、不快な壊れた日本語を、耳には入れても意味は考えないようにし、ただ眺めてたのしむようにつとめた。
最前列でもたのしめない作品って、ある意味すげえ……。
つーことで、お笑いマジックの切れた雪『ベルばら』に辟易しつつ。
ミズドレを堪能。
ワタドレのときは、作品自体に爆笑していて気づかなかった。オサドレのときは、オサドレ自身に爆笑していて気づかなかった。
ミズドレになってはじめてわたし、気づいたの。思い至ったの。
あのクソ恥ずかしいクレーンペガサスって、アンドレの妄想なんだよね?
実際にオスカルがあんなことになっているわけでもなく、肖像画にそう描かれているわけでもなく。
よせばいいのにアンドレが勝手に脳内妄想で盛り上がってるんだよね。
……なんであんなみょーちくりんなものを妄想するんだアンドレ!!
悪趣味にもほどがある!!
いつもついうっかり、ペガちゃんが出てくるとそっちを見ちゃうんだけど。
今回は水くんが目の前を通って下手セリに消えていくから、ペガちゃん無視でミズドレだけを見ていたの。
そしたらミズドレ、すげーうれしそうでねええぇ。
うっとりしてやがってねぇ。
下手セリに消えていくのが、わたしの真横なわけですよ。1mあるかないかの距離なわけですよ。
セリに乗っちゃうと本人は静止するから、ずーっと同じ表情のまま、固まっているわけですよ。
水くん、目がカマボコ状態。
なんなのその表情!!
イッちゃってる! イッちゃってるよーっ!!(笑)
そう。
彼は、夢を見ているのです。
愛するオスカルがペガサスに乗り、宙を駆けていく様を。
彼の脳内にあるもの、それが、わたしたちが今目にし、ブリザードな気分を味わされている、「クレーンペガちゃん」なのです。
ミズドレ、趣味悪すぎるから! 夢見過ぎだから!
アンタの愛してるコムカルは、そーゆー人ぢゃないから。アンタが勝手に脳内で誇張しちゃってるだけだから。落ち着いてよちょっとぉーっ!
……と、胸ぐら掴んでわめきたくなりました(笑)。
そう。
「夢見過ぎ」。
この言葉は、ミズドレのためにある言葉です。
なにしろわたしの席は、隅っこなので。みんなが大嫌いなタケノコ席なので。
真横から舞台を見るので、センターからは見えにくいものもよく見えちゃったりします。
「毒殺」騒ぎのとき。
愛をわめきながらアンドレは、オスカルを抱きしめます。「動かないで聞いてくれ」と言って、抱きしめ、次にくるりと向きを変え、最後にすがりつくよーに膝を折ります。
オスカルの、腹のあたりに顔を押しつけます。あまりのことにぼーぜんとしたオスカルが、「それで、どーしよーというのだ?」と言うまで、腹だか腰だかを抱いて、顔を押しつけています。
このとき、オスカルが正面を向いているため、アンドレは観客席に背中を向けているのですが。
横からだと、アンドレの顔もよく見えるのだわ。
ミズドレは、陶然とした顔で、コムカルの腹に顔を押しつけてます。
う、わー……うっとりしてるよー……やべーよー……。
なんか夢見てるよこの人……。
万事この調子でねえ。
ミズドレ、ナチュラルにヤバい人っぽい(笑)。
まあ、こーゆー役作りなら、「俺のモノにならないなら殺してやる」なストーカー思考も納得だけど。
温度が高いのも、コムカルを大好きでたまらないのもわかるから、ちょっと「アタマが夢見てる人」でもぜんぜんOK。つか、あんだけかっこよかったら、彼は正義ですよ(笑)。
ビジュアル最高。わーん、素敵。
たとえ、ときどき目がカマボコになっていても(笑)、素敵。
ミズドレの脳内のコムカルは、「ペガサスに乗っているのがデフォ」なんですよ。いやいや、「天使の羽根」ぐらい、すでに生えてるかもなー。
そんな幸福な彼ですから。
撃たれまくった最後に「オスカル……」とうれしそーに笑って手を差しのべるその先には、まちがいなくオスカルがいたはず。
それも、現実のクールでオトコマエなオスカルではなくて。
ペガちゃんにまたがった、まちがったドリーム全開のオスカル様が!!
もしも、最期の瞬間のミズドレの脳内を眺めることが出来たら……植爺も真っ青な、ベッタベタの「昭和」なドリーミー・コムカルが見られたことでしょう。
……と。
作品に辟易しつつも、水くんの芸風にはたのしく妄想させていただきました。
ありがとう水夏希。
大好き。
でもね。水くんは、アランの方が100倍いい男だわ。
彼が最期に見たものは、ペガちゃんにまたがるオスカルだ。
役替わりコンプリートめざしてムラ通いしてます、雪組『ベルサイユのばら−オスカル編−』アンドレ3人目は水くんです。
星『ベルばら』は立見とB席でしか観なかったくせに(東宝含む)、雪『ベルばら』はSだのAだので観ています。だってだって、オサ様や水くんは、ちゃんと見たいんだもん(はぁと)。
つーことで今回はリッチにS席、最前列です。いつもの下手端!
ミズドレに関しては、なんの心配もなかった。オサドレに対して
水くんの芸風に、アンドレ役は合っている。てゆーかこの人、コムちゃんのこと愛しているのはデフォだよね? や、変な意味ぢゃなく(笑)。
だからなんの心配もなく、ただ、「水コム! 水コム!」と拳を振り上げ、純粋にたのしむために行ったんだ。
そーして、気づかされてしまった。
わたしはこれで雪『ベルばら』は3回目だ。
最初に見たときは、大爆笑だった。
腹がよじれるほど笑った。それだけで、終わってしまった。
2度目に見たときは、1回目のように笑えず、ムカついたり退屈だったりとあちこちつらくなっていたけれど、オサドレがダメダメ過ぎて笑えたので、なんとか場がもった。
しかし3回目のミズドレは……。
つ、つらい。
作品が、つらいっ。
笑えなくなったらコレ、つらいよおおぉ。
生理的嫌悪に満ち満ちてるよぉ。
壊れてる壊れてる壊れてる。その壊れ方が、気持ち悪いよぉ。
ミズドレにはなんの不満もない。正しくアツく、素敵なアンドレだ。
とくに突っ込むところがないだけに、作品のつらさの方が大きくなってしまった。……って、それってどうなの?(泣)
いろんなところでアタマを空っぽにし、不快な壊れた日本語を、耳には入れても意味は考えないようにし、ただ眺めてたのしむようにつとめた。
最前列でもたのしめない作品って、ある意味すげえ……。
つーことで、お笑いマジックの切れた雪『ベルばら』に辟易しつつ。
ミズドレを堪能。
ワタドレのときは、作品自体に爆笑していて気づかなかった。オサドレのときは、オサドレ自身に爆笑していて気づかなかった。
ミズドレになってはじめてわたし、気づいたの。思い至ったの。
あのクソ恥ずかしいクレーンペガサスって、アンドレの妄想なんだよね?
実際にオスカルがあんなことになっているわけでもなく、肖像画にそう描かれているわけでもなく。
よせばいいのにアンドレが勝手に脳内妄想で盛り上がってるんだよね。
……なんであんなみょーちくりんなものを妄想するんだアンドレ!!
悪趣味にもほどがある!!
いつもついうっかり、ペガちゃんが出てくるとそっちを見ちゃうんだけど。
今回は水くんが目の前を通って下手セリに消えていくから、ペガちゃん無視でミズドレだけを見ていたの。
そしたらミズドレ、すげーうれしそうでねええぇ。
うっとりしてやがってねぇ。
下手セリに消えていくのが、わたしの真横なわけですよ。1mあるかないかの距離なわけですよ。
セリに乗っちゃうと本人は静止するから、ずーっと同じ表情のまま、固まっているわけですよ。
水くん、目がカマボコ状態。
なんなのその表情!!
イッちゃってる! イッちゃってるよーっ!!(笑)
そう。
彼は、夢を見ているのです。
愛するオスカルがペガサスに乗り、宙を駆けていく様を。
彼の脳内にあるもの、それが、わたしたちが今目にし、ブリザードな気分を味わされている、「クレーンペガちゃん」なのです。
ミズドレ、趣味悪すぎるから! 夢見過ぎだから!
アンタの愛してるコムカルは、そーゆー人ぢゃないから。アンタが勝手に脳内で誇張しちゃってるだけだから。落ち着いてよちょっとぉーっ!
……と、胸ぐら掴んでわめきたくなりました(笑)。
そう。
「夢見過ぎ」。
この言葉は、ミズドレのためにある言葉です。
なにしろわたしの席は、隅っこなので。みんなが大嫌いなタケノコ席なので。
真横から舞台を見るので、センターからは見えにくいものもよく見えちゃったりします。
「毒殺」騒ぎのとき。
愛をわめきながらアンドレは、オスカルを抱きしめます。「動かないで聞いてくれ」と言って、抱きしめ、次にくるりと向きを変え、最後にすがりつくよーに膝を折ります。
オスカルの、腹のあたりに顔を押しつけます。あまりのことにぼーぜんとしたオスカルが、「それで、どーしよーというのだ?」と言うまで、腹だか腰だかを抱いて、顔を押しつけています。
このとき、オスカルが正面を向いているため、アンドレは観客席に背中を向けているのですが。
横からだと、アンドレの顔もよく見えるのだわ。
ミズドレは、陶然とした顔で、コムカルの腹に顔を押しつけてます。
う、わー……うっとりしてるよー……やべーよー……。
なんか夢見てるよこの人……。
万事この調子でねえ。
ミズドレ、ナチュラルにヤバい人っぽい(笑)。
まあ、こーゆー役作りなら、「俺のモノにならないなら殺してやる」なストーカー思考も納得だけど。
温度が高いのも、コムカルを大好きでたまらないのもわかるから、ちょっと「アタマが夢見てる人」でもぜんぜんOK。つか、あんだけかっこよかったら、彼は正義ですよ(笑)。
ビジュアル最高。わーん、素敵。
たとえ、ときどき目がカマボコになっていても(笑)、素敵。
ミズドレの脳内のコムカルは、「ペガサスに乗っているのがデフォ」なんですよ。いやいや、「天使の羽根」ぐらい、すでに生えてるかもなー。
そんな幸福な彼ですから。
撃たれまくった最後に「オスカル……」とうれしそーに笑って手を差しのべるその先には、まちがいなくオスカルがいたはず。
それも、現実のクールでオトコマエなオスカルではなくて。
ペガちゃんにまたがった、まちがったドリーム全開のオスカル様が!!
もしも、最期の瞬間のミズドレの脳内を眺めることが出来たら……植爺も真っ青な、ベッタベタの「昭和」なドリーミー・コムカルが見られたことでしょう。
……と。
作品に辟易しつつも、水くんの芸風にはたのしく妄想させていただきました。
ありがとう水夏希。
大好き。
でもね。水くんは、アランの方が100倍いい男だわ。
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