そして彼は、恋に落ちた。@ベルサイユのばら−オスカル編−
2006年3月14日 タカラヅカ 去年わたしは、ポケットカレンダーを入手しそこなった。
買えたのは、最初に発売されたトップスターの分のみ。ゆーひくんはあとからでも買えたけど、水くんとか檀ちゃんとか買えなかったよぅ。現物を見ることさえできなかったよぅ。
つーことで今年は、とても気合いを入れてのぞんだ。
水くんを買うぞ買うぞ、買うぞってば。そりゃ、まっつのポケカレがあれば、どんなに微妙写真であっても鼻息荒く買うだろーけど、出てないし。水くんとゆーひくんは絶対買うのよ、なんだって。
発売日に駆けつけましたよ、キャトルレーヴ!(ちなみに日比谷シャンテ店)
でもって、アレもコレもとやっていたら、ポケカレばかり6枚、6人分……。
カレンダーとして持ち歩けるのは何枚かしら。去年は結局トド様を持ち歩き、オサ様をPC横に飾っていたんだけど。
今現在、PC横に飾ってあるのは2枚。コム姫@銀の狼、水くん@銀の狼。
ええ、ペアですよ。とーぜんですよ。水コム! 水コム!
つーことで、今回は水コム萌え話(笑)。
アラン@水×オスカル@コム。
なにしろ今回の『ベルサイユのばら−オスカル編−』は、アンドレの比重が軽すぎる。いてもいなくてもいいような扱い。
しかもオスカルやってるのがコム姫だから、基礎体温低すぎ。ちっともアンドレを必要としているように見えない。自分ひとりで、なんの問題もなく生きていけるキャリアウーマンだ。
こんなオスカルだからさー。
アンドレ以外の男と萌えても、仕方ないよねー(笑)。
もともとアランっつーのは、オスカルを愛してしまう役だ。年下のやんちゃな男の子。好きな女の子をついいじめてしまうタイプのガキ大将。
この素直じゃない男が、うっかり恋してしまう女上司。反発が大きければ大きいほど、ハマるときは激しくて。
原作のアランは大好きです。作品中でいちばん好きだなー。どさくさまぎれの無理矢理チュー(バックに花)とか、ロマンですわー。
そもそもアランは、「オスカル隊長命」のキャラ。
そして、オスカルは……。
本来のオスカルはともかくとして、今回のコムカル。あまりにクールでオトコマエ。余裕の笑いでアランたち荒くれ男に対峙する。
なにが愉快かってさー。
植爺は植爺だからなにも考えてないんだろうけど、今回の脚本、正しいアランの落とし方って感じになってるのよー。
ファンファーレ付きで大仰に、主役のひとりです、というように登場したアラン。さんざんオスカルに噛みつき、ついには決闘になる。一騎打ちの末、アラン敗北。
負けたことも屈辱なのに、間髪入れずオスカルは彼を手当してしまう。しかも、アランの腕前を誉めながら。
そして、地面に落ちているアランの剣を拾うのはオスカル。握りの部分をアランに向けて差し出す。……これって屈辱だよね?
前の隊長の顎を砕いてやったとか言ってアランは威嚇しているのに、オスカルは動じない。きれいな笑顔を返す。
エリート士官が左遷されてやってきたに違いない、痛いところを突いてやろうと思って、「なにをやらかして衛兵隊に来ることになった?」と問えば、やはり返るのは余裕の笑顔だ。
「お前のような男に会いたかったからかもしれない」
俺? 俺かよ?!
さらに追い打ちだ、動揺する心を悟られまいと、「いつか刺し殺す!」と脅してみたのに。
それでも彼女はわらうのだ。
「お前になら、刺し殺されても恥にはならん」
俺になら、殺されてもいいってか?!!
アラン青年、恋に落ちるの図。
まさに「正しいアランの落とし方」、たたみかけるよーに口説き文句の猛ラッシュ。
お、おもしれー。
最初に観たときから、大爆笑。
植爺だから、原作にある台詞のパッチワークなんだけど、使い方と演出がねー。そのうえ、役者のキャラがねー。
なにしろ本来一緒にいるはずのアンドレがいないからねー。オスカルひとりで、口説き文句羅列してるんだもんねー。
コムカルがあまりにクールでおびえも迷いもなく、晴れ晴れとした笑顔でアランに対しているのがすごい。
そしてアランくんがいちいち派手に反応するんだわ。
百戦錬磨のおねーさんと、うぶな不良少年のやりとりみたい。
とくに、この台詞のコンポはすげー破壊力だ。クリティカル連発、即死もの。
「お前のような男に会いたかったからかもしれない」
ズキュン。
「お前になら、刺し殺されても恥にはならん」
ズキュン。
「あなたのような人に会うために、ここへ来たの。あなたになら、殺されてもいいわ」
年上の美女に会うなりこう言われて、正気でいられる男がいるか?(笑)
出会ってわずか十数分の間に、ものすげー濃度で口説かれてるからなー、アランってば。
次のシーンではご丁寧に、アランの妹と母が登場。
ブロンドにあこがれているミーハー娘(のーみそ軽め)の妹はともかくとして。
口うるさい母まで、オスカル嬢を認めた?!
嫁姑の問題解決? 彼女ならOKってわけですか、おかーさん。
家族思いのアランの、最後のきっかけ。母の歌う子守歌が、ポンとアランの背中を押した!(笑)
Fall in LOVE、そして彼は恋に落ちた。
すげーよ、この脚本。
おもしろすぎ。
そしてナニがたのしいかって、こんなふーにアランをめろめろにするHOW TOぶりを極めていながら。
コムカルに、まったくその気がナイこと。
ハタから見りゃ、「ヲイヲイ、それは男をオトすつもりでやってるとしか思えないぞ?」な思わせぶりすぎる言動なのに、コムカル的にはそんなつもりはまったくナシ、口でいろいろ言ってはいるけど、どっから見てもアランに興味なさそーなのが、丸わかりなのが、もお……っ!!
コムカル素敵! 魔性の女!!(笑)
うるさいお目付役のアンドレに、わざわざ「ついてくるな」と言ったんでしょ? だからアンドレは衛兵隊にはいないのよね? 馬丁のニコラスも遠ざけているんでしょ? 1幕ではそーゆーことになってるわよね。
好みの野性的なイケメンたちに囲まれてしあわせ。出勤するのがたのしいわ! と、羽を伸ばしまくっているよーにしか思えませんけど、オスカル様。
それくらい、たのしそーなさばさばした笑顔だよね。
だもんで。
わたしとしては、アンドレはこの際どーでもいいから、アランとオスカルのラヴストーリーが見たくてしょーがありません。
オスカルの思わせぶりな言動のひとつひとつに揺れ動くアラン。強引に出てみてもかわされるし、かといって無視していると絡んでくる。あの女は、いったいなにがしたいんだ? 俺を弄んでたのしんでいる?!
やきもきしつつも、彼女から視線がはずせない。腹が立つ、苛立って仕方がない……のに、彼女のことしか考えられない。
かけひきと、純情と、仕事と、立場と。
ベタベタコテコテに、ラブロマンス希望。
オスカルに誘われて、1回ぐらい勢いでヤッちゃうとたのしいですな。
なのに翌日、彼女はなんの変わりもなく上官として隊にいて。クールで。美しくて。
あれは夢? いや、そんなはずはない……しかし。
翻弄されるアラン。
オスカル的にはホレ、衛兵隊のリーダーである生意気男を喰っちゃった方が、これから楽だし、程度の気持ちでいいから(笑)。あの不敵に笑うコムカルなら、それくらいの度量ふつーにありそうだし。
低温に鬼畜な美女を、どうやって振り向かせるか。男アランの腕の見せどころ。バカにされたままでなんか、引き下がれない。
さて、このふたりにハッピーエンドはありえるのか?
……パラレルストーリーとして、真面目にパロ小説書けそうだよ(笑)。
オスカルが、アンドレではなくアランと恋に落ちる物語。
原作では、アランはアンドレとも友情で結ばれているので、仁義に厚い彼は友だちの恋人に手を出すことはしなかった。(いや、ぶち切れてチューだけしてたけどな)
しかしホレ、植爺版ペガちゃん飛ぶよな今作では、アンドレは衛兵隊にいない。隊が平和になってからのこのこ現れていいとこ取りするだけの男だ。アランの友人になりようもないし、そんな男がいることすら、1幕のアランは知らないわけだよ。
オスカルは、単身衛兵隊へやって来た。まったくのフリーの妙齢の美女だ。
アランが本気になって恋愛しても、不思議じゃないさ。
歴史の渦の中で、このふたりはどんな恋を展開しただろう……そう思うと、ものすげー、たのしい。
買えたのは、最初に発売されたトップスターの分のみ。ゆーひくんはあとからでも買えたけど、水くんとか檀ちゃんとか買えなかったよぅ。現物を見ることさえできなかったよぅ。
つーことで今年は、とても気合いを入れてのぞんだ。
水くんを買うぞ買うぞ、買うぞってば。そりゃ、まっつのポケカレがあれば、どんなに微妙写真であっても鼻息荒く買うだろーけど、出てないし。水くんとゆーひくんは絶対買うのよ、なんだって。
発売日に駆けつけましたよ、キャトルレーヴ!(ちなみに日比谷シャンテ店)
でもって、アレもコレもとやっていたら、ポケカレばかり6枚、6人分……。
カレンダーとして持ち歩けるのは何枚かしら。去年は結局トド様を持ち歩き、オサ様をPC横に飾っていたんだけど。
今現在、PC横に飾ってあるのは2枚。コム姫@銀の狼、水くん@銀の狼。
ええ、ペアですよ。とーぜんですよ。水コム! 水コム!
つーことで、今回は水コム萌え話(笑)。
アラン@水×オスカル@コム。
なにしろ今回の『ベルサイユのばら−オスカル編−』は、アンドレの比重が軽すぎる。いてもいなくてもいいような扱い。
しかもオスカルやってるのがコム姫だから、基礎体温低すぎ。ちっともアンドレを必要としているように見えない。自分ひとりで、なんの問題もなく生きていけるキャリアウーマンだ。
こんなオスカルだからさー。
アンドレ以外の男と萌えても、仕方ないよねー(笑)。
もともとアランっつーのは、オスカルを愛してしまう役だ。年下のやんちゃな男の子。好きな女の子をついいじめてしまうタイプのガキ大将。
この素直じゃない男が、うっかり恋してしまう女上司。反発が大きければ大きいほど、ハマるときは激しくて。
原作のアランは大好きです。作品中でいちばん好きだなー。どさくさまぎれの無理矢理チュー(バックに花)とか、ロマンですわー。
そもそもアランは、「オスカル隊長命」のキャラ。
そして、オスカルは……。
本来のオスカルはともかくとして、今回のコムカル。あまりにクールでオトコマエ。余裕の笑いでアランたち荒くれ男に対峙する。
なにが愉快かってさー。
植爺は植爺だからなにも考えてないんだろうけど、今回の脚本、正しいアランの落とし方って感じになってるのよー。
ファンファーレ付きで大仰に、主役のひとりです、というように登場したアラン。さんざんオスカルに噛みつき、ついには決闘になる。一騎打ちの末、アラン敗北。
負けたことも屈辱なのに、間髪入れずオスカルは彼を手当してしまう。しかも、アランの腕前を誉めながら。
そして、地面に落ちているアランの剣を拾うのはオスカル。握りの部分をアランに向けて差し出す。……これって屈辱だよね?
前の隊長の顎を砕いてやったとか言ってアランは威嚇しているのに、オスカルは動じない。きれいな笑顔を返す。
エリート士官が左遷されてやってきたに違いない、痛いところを突いてやろうと思って、「なにをやらかして衛兵隊に来ることになった?」と問えば、やはり返るのは余裕の笑顔だ。
「お前のような男に会いたかったからかもしれない」
俺? 俺かよ?!
さらに追い打ちだ、動揺する心を悟られまいと、「いつか刺し殺す!」と脅してみたのに。
それでも彼女はわらうのだ。
「お前になら、刺し殺されても恥にはならん」
俺になら、殺されてもいいってか?!!
アラン青年、恋に落ちるの図。
まさに「正しいアランの落とし方」、たたみかけるよーに口説き文句の猛ラッシュ。
お、おもしれー。
最初に観たときから、大爆笑。
植爺だから、原作にある台詞のパッチワークなんだけど、使い方と演出がねー。そのうえ、役者のキャラがねー。
なにしろ本来一緒にいるはずのアンドレがいないからねー。オスカルひとりで、口説き文句羅列してるんだもんねー。
コムカルがあまりにクールでおびえも迷いもなく、晴れ晴れとした笑顔でアランに対しているのがすごい。
そしてアランくんがいちいち派手に反応するんだわ。
百戦錬磨のおねーさんと、うぶな不良少年のやりとりみたい。
とくに、この台詞のコンポはすげー破壊力だ。クリティカル連発、即死もの。
「お前のような男に会いたかったからかもしれない」
ズキュン。
「お前になら、刺し殺されても恥にはならん」
ズキュン。
「あなたのような人に会うために、ここへ来たの。あなたになら、殺されてもいいわ」
年上の美女に会うなりこう言われて、正気でいられる男がいるか?(笑)
出会ってわずか十数分の間に、ものすげー濃度で口説かれてるからなー、アランってば。
次のシーンではご丁寧に、アランの妹と母が登場。
ブロンドにあこがれているミーハー娘(のーみそ軽め)の妹はともかくとして。
口うるさい母まで、オスカル嬢を認めた?!
嫁姑の問題解決? 彼女ならOKってわけですか、おかーさん。
家族思いのアランの、最後のきっかけ。母の歌う子守歌が、ポンとアランの背中を押した!(笑)
Fall in LOVE、そして彼は恋に落ちた。
すげーよ、この脚本。
おもしろすぎ。
そしてナニがたのしいかって、こんなふーにアランをめろめろにするHOW TOぶりを極めていながら。
コムカルに、まったくその気がナイこと。
ハタから見りゃ、「ヲイヲイ、それは男をオトすつもりでやってるとしか思えないぞ?」な思わせぶりすぎる言動なのに、コムカル的にはそんなつもりはまったくナシ、口でいろいろ言ってはいるけど、どっから見てもアランに興味なさそーなのが、丸わかりなのが、もお……っ!!
コムカル素敵! 魔性の女!!(笑)
うるさいお目付役のアンドレに、わざわざ「ついてくるな」と言ったんでしょ? だからアンドレは衛兵隊にはいないのよね? 馬丁のニコラスも遠ざけているんでしょ? 1幕ではそーゆーことになってるわよね。
好みの野性的なイケメンたちに囲まれてしあわせ。出勤するのがたのしいわ! と、羽を伸ばしまくっているよーにしか思えませんけど、オスカル様。
それくらい、たのしそーなさばさばした笑顔だよね。
だもんで。
わたしとしては、アンドレはこの際どーでもいいから、アランとオスカルのラヴストーリーが見たくてしょーがありません。
オスカルの思わせぶりな言動のひとつひとつに揺れ動くアラン。強引に出てみてもかわされるし、かといって無視していると絡んでくる。あの女は、いったいなにがしたいんだ? 俺を弄んでたのしんでいる?!
やきもきしつつも、彼女から視線がはずせない。腹が立つ、苛立って仕方がない……のに、彼女のことしか考えられない。
かけひきと、純情と、仕事と、立場と。
ベタベタコテコテに、ラブロマンス希望。
オスカルに誘われて、1回ぐらい勢いでヤッちゃうとたのしいですな。
なのに翌日、彼女はなんの変わりもなく上官として隊にいて。クールで。美しくて。
あれは夢? いや、そんなはずはない……しかし。
翻弄されるアラン。
オスカル的にはホレ、衛兵隊のリーダーである生意気男を喰っちゃった方が、これから楽だし、程度の気持ちでいいから(笑)。あの不敵に笑うコムカルなら、それくらいの度量ふつーにありそうだし。
低温に鬼畜な美女を、どうやって振り向かせるか。男アランの腕の見せどころ。バカにされたままでなんか、引き下がれない。
さて、このふたりにハッピーエンドはありえるのか?
……パラレルストーリーとして、真面目にパロ小説書けそうだよ(笑)。
オスカルが、アンドレではなくアランと恋に落ちる物語。
原作では、アランはアンドレとも友情で結ばれているので、仁義に厚い彼は友だちの恋人に手を出すことはしなかった。(いや、ぶち切れてチューだけしてたけどな)
しかしホレ、植爺版ペガちゃん飛ぶよな今作では、アンドレは衛兵隊にいない。隊が平和になってからのこのこ現れていいとこ取りするだけの男だ。アランの友人になりようもないし、そんな男がいることすら、1幕のアランは知らないわけだよ。
オスカルは、単身衛兵隊へやって来た。まったくのフリーの妙齢の美女だ。
アランが本気になって恋愛しても、不思議じゃないさ。
歴史の渦の中で、このふたりはどんな恋を展開しただろう……そう思うと、ものすげー、たのしい。
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