しあわせの黄色い羽根。@コパカバーナ
2006年6月5日 タカラヅカ 『となりのトトロ』っちゅー映画があるよな。
説明不要の超有名映画。
わたしにとって『となりのトトロ』ってのは、禁断の号泣作品なのだわ。
最初っから最後まで、なにかコワレたみたいに、泣き通すことになる。最後は泣きすぎて気分が悪くなること請け合い、実にやばい禁断の一作。
最初に映画館で見たときから、ずっと。繰り返しテレビで放映されてるけど、それをうっかり見てしまってもやはり泣ける。同時上映だった某戦争映画では泣けないけど(泣かせ目的の「可哀想」表現で泣いても、わたし的には泣いたとカウントしない)、『トトロ』はダメだ、わたしのフェイバリットな映画のひとつ。
『トトロ』のなにがそんなに泣けるのか。
そこに、幸福があるからだ。
幸福な家族が、幸福そうに笑っている。
なにげない日常に愛があり、小さな感動に満ちている。
あいすべきひとたちが、しあわせそうにしている。
ただそれだけで、泣けて泣けて仕方ない。
せつなくてたまらない。
陽気でハッピーなコメディ・ミュージカル『コパカバーナ』。
ごめん、わたしコレ、コメディだと認識してない。
だって笑えないもの。
アメリカンジョークの応酬で成り立った作品らしいが、その会話の無駄さ野暮ったさおもしろくなさわけわからなさは、笑えるはずがない。
笑えるのはキャラクタのみ、役者のハマり具合のみよ。
じゃあどーしてこんなにこの作品を好きなのか。
泣けるから好き。
初日から、だーだー泣いた。
2回目観に行って、さらに笑うシーンはなくなり、さらに泣くシーンが増え、クライマックス以降はカーテンコールが終わるまで泣き通した。
どうして泣けるのか?
そこに、幸福があるからだ。
トニー@ワタルとローラ@となみが、愛し合っている。
愛し合うふたりが、愛を歌う。
愛だけを歌う。
幸福なハッピーエンド。
障害を乗り越えたふたりが、互いをかえがたい大切なものとして慈しみ歌う。
愛と幸福に、トロトロにとろけた姿。
そのことに、泣ける。
あいすべきひとたちが、しあわせそうにしている。
ただそれだけで、泣けて泣けて仕方ない。
せつなくてたまらない。
わたし的に、『となりのトトロ』で号泣するのと同じハートだ。
リコ@トウコとコンチータ@あすかもそうだし、サム@マヤさんとグラディス@くみちょもそうだ。
愛し合い、しあわせそうにしている人たち。
特別でもなんでもなく、たぶん、それがふつーの姿である人たち。
彼らの幸福さに、わたしもまた幸福になる。
せつなくて、いとしくて。
でもって。
となみちゃんのかわいらしさに、クラクラになる件。
ヒロイン、ローラ@となみのかわいいことといったら!
おつむ弱めのかわいこちゃんを演じるとヅカ1ですか、となみちゃん。いやその、ローラがアタマゆるい系のヒロインかは意見の分かれるところだと思いますが、となみがやるといい感じにゆるい。
一生懸命で、でもズレてて、気が強くて。
わたし、個人的にくやし泣きする女の子って好きなの。
悲しんで泣くとか弱くて泣くとか、そーゆー泣き方は女の子ならあたりまえだよね。
でも、くやし泣きっつーのはさー、向上心がなきゃできないことだから。自尊心があり、それにふさわしい扱いを得るべきだと思っているってこと。現実と理想のギャップに憤ることができるってこと。
あきらめることで楽をしない。卑下することで保身をしない。かっこわるくてもくやし泣きをする女の子が好き。
……女の子がくやし泣きするところって、大抵お笑いシーンにされちゃうけどね。「くやしい〜〜、キィ〜〜ッ!!」って。
ローラももちろん、笑われていたけどね。
それでも、ひとことも言い返せずに「傷付いたわたし」をアピールして泣きながら逃げていく女の子より、ずっといいよ。
そんなふーに、人前でくやし泣きしちゃえる女の子ローラ。なりふり構わず一生懸命。そりゃかわいいだろ。トニー@ワタルも一目惚れするだろ。
わたしはもちろん一目惚れだ。大好きだローラ。
笑えないアメリカンジョークだらけで構成されたこの芝居で、もっとも笑えるのがローラのオーディション風景。
おかしな黄色い羽根を脳天につけて、ピアノの上でポーズを取る、それだけでもー爆笑。しかもやたらドスのきいた声で歌い出して。
思い切りハズしている姿が、かわいいのなんの。
そんなイケてない女の子が、トニーのプロデュースでみるみる「いい女」に変身するのが気持ちいい。
ダサいはずの歌がノリよくアレンジされ、ミニドレス姿でセクシーに踊り出したときの、あの高揚感!!
椅子ですよ、椅子!!
脚線美を晒し、椅子を大きくまたいで坐ったときの、あの美しさ。気品と色気。
スリットからのぞく太股!!
きゃ〜〜っ!!
太股っ! 太股っ! 太股っ!
太股スキーとしては、たまりません、あそこ。
サムがローラの太股に釘付けになっているのが、よーっくわかる。うんうん、わたしと同じだよサム!!
おバカキャラはもういいから、セクシーダイナマイトな悪女とかやってくんないかなぁ、となみちゃん……あの太股を使ってさ……ハァハァ。
1幕後半以降、ローラがなにかにつけて「トニー」と口にするのもまた、いいよなあ。
なんでもない会話に、目が覚めたときに、とにかくいつも、愛する人の名を口にする。
ほんとに好きなんだね。彼が人生の一部になっているんだね。
ドラマティックなシリアス恋愛ではないけれど、そんなささやかなところに思いの深さが見えて好きだ。
あああ、ローラかわいい。
サマンサもかわいい。眼鏡萌え。
ワタルくんは相変わらずの包容力。
このひとだからこそ、こんなにダダ泣きできるくらいのカップルを見せてくれるんだろうなあ。
『コパ』のショーシーンなんか、ありえねーくらいかっこいいし。
歌ですか?
わたし、ワタさんの歌とは相性よくないようで、彼の歌はいつも「ヘタ」だと思ってますが。
ヘタだと思うということと、好き嫌いはまったく別で。
ワタさんが歌ってくれてぜんぜんOKよ。歌詞が聴き取れなくても、気にならない。
ワタさんが真ん中で、ワタさんらしく歌ってくれる、それでいい。それで幸福。
オサコンと同じ曲をここで聴けたのもうれしい。『コパ』のプログラム買ってないから、曲名わかんないけども。何度も何度も使われていて、そのたびになつかしくなり……(笑)。
トニーとローラがお似合いで、しあわせそうで、バカップル(笑)で、それだけでうれしい。
説明不要の超有名映画。
わたしにとって『となりのトトロ』ってのは、禁断の号泣作品なのだわ。
最初っから最後まで、なにかコワレたみたいに、泣き通すことになる。最後は泣きすぎて気分が悪くなること請け合い、実にやばい禁断の一作。
最初に映画館で見たときから、ずっと。繰り返しテレビで放映されてるけど、それをうっかり見てしまってもやはり泣ける。同時上映だった某戦争映画では泣けないけど(泣かせ目的の「可哀想」表現で泣いても、わたし的には泣いたとカウントしない)、『トトロ』はダメだ、わたしのフェイバリットな映画のひとつ。
『トトロ』のなにがそんなに泣けるのか。
そこに、幸福があるからだ。
幸福な家族が、幸福そうに笑っている。
なにげない日常に愛があり、小さな感動に満ちている。
あいすべきひとたちが、しあわせそうにしている。
ただそれだけで、泣けて泣けて仕方ない。
せつなくてたまらない。
陽気でハッピーなコメディ・ミュージカル『コパカバーナ』。
ごめん、わたしコレ、コメディだと認識してない。
だって笑えないもの。
アメリカンジョークの応酬で成り立った作品らしいが、その会話の無駄さ野暮ったさおもしろくなさわけわからなさは、笑えるはずがない。
笑えるのはキャラクタのみ、役者のハマり具合のみよ。
じゃあどーしてこんなにこの作品を好きなのか。
泣けるから好き。
初日から、だーだー泣いた。
2回目観に行って、さらに笑うシーンはなくなり、さらに泣くシーンが増え、クライマックス以降はカーテンコールが終わるまで泣き通した。
どうして泣けるのか?
そこに、幸福があるからだ。
トニー@ワタルとローラ@となみが、愛し合っている。
愛し合うふたりが、愛を歌う。
愛だけを歌う。
幸福なハッピーエンド。
障害を乗り越えたふたりが、互いをかえがたい大切なものとして慈しみ歌う。
愛と幸福に、トロトロにとろけた姿。
そのことに、泣ける。
あいすべきひとたちが、しあわせそうにしている。
ただそれだけで、泣けて泣けて仕方ない。
せつなくてたまらない。
わたし的に、『となりのトトロ』で号泣するのと同じハートだ。
リコ@トウコとコンチータ@あすかもそうだし、サム@マヤさんとグラディス@くみちょもそうだ。
愛し合い、しあわせそうにしている人たち。
特別でもなんでもなく、たぶん、それがふつーの姿である人たち。
彼らの幸福さに、わたしもまた幸福になる。
せつなくて、いとしくて。
でもって。
となみちゃんのかわいらしさに、クラクラになる件。
ヒロイン、ローラ@となみのかわいいことといったら!
おつむ弱めのかわいこちゃんを演じるとヅカ1ですか、となみちゃん。いやその、ローラがアタマゆるい系のヒロインかは意見の分かれるところだと思いますが、となみがやるといい感じにゆるい。
一生懸命で、でもズレてて、気が強くて。
わたし、個人的にくやし泣きする女の子って好きなの。
悲しんで泣くとか弱くて泣くとか、そーゆー泣き方は女の子ならあたりまえだよね。
でも、くやし泣きっつーのはさー、向上心がなきゃできないことだから。自尊心があり、それにふさわしい扱いを得るべきだと思っているってこと。現実と理想のギャップに憤ることができるってこと。
あきらめることで楽をしない。卑下することで保身をしない。かっこわるくてもくやし泣きをする女の子が好き。
……女の子がくやし泣きするところって、大抵お笑いシーンにされちゃうけどね。「くやしい〜〜、キィ〜〜ッ!!」って。
ローラももちろん、笑われていたけどね。
それでも、ひとことも言い返せずに「傷付いたわたし」をアピールして泣きながら逃げていく女の子より、ずっといいよ。
そんなふーに、人前でくやし泣きしちゃえる女の子ローラ。なりふり構わず一生懸命。そりゃかわいいだろ。トニー@ワタルも一目惚れするだろ。
わたしはもちろん一目惚れだ。大好きだローラ。
笑えないアメリカンジョークだらけで構成されたこの芝居で、もっとも笑えるのがローラのオーディション風景。
おかしな黄色い羽根を脳天につけて、ピアノの上でポーズを取る、それだけでもー爆笑。しかもやたらドスのきいた声で歌い出して。
思い切りハズしている姿が、かわいいのなんの。
そんなイケてない女の子が、トニーのプロデュースでみるみる「いい女」に変身するのが気持ちいい。
ダサいはずの歌がノリよくアレンジされ、ミニドレス姿でセクシーに踊り出したときの、あの高揚感!!
椅子ですよ、椅子!!
脚線美を晒し、椅子を大きくまたいで坐ったときの、あの美しさ。気品と色気。
スリットからのぞく太股!!
きゃ〜〜っ!!
太股っ! 太股っ! 太股っ!
太股スキーとしては、たまりません、あそこ。
サムがローラの太股に釘付けになっているのが、よーっくわかる。うんうん、わたしと同じだよサム!!
おバカキャラはもういいから、セクシーダイナマイトな悪女とかやってくんないかなぁ、となみちゃん……あの太股を使ってさ……ハァハァ。
1幕後半以降、ローラがなにかにつけて「トニー」と口にするのもまた、いいよなあ。
なんでもない会話に、目が覚めたときに、とにかくいつも、愛する人の名を口にする。
ほんとに好きなんだね。彼が人生の一部になっているんだね。
ドラマティックなシリアス恋愛ではないけれど、そんなささやかなところに思いの深さが見えて好きだ。
あああ、ローラかわいい。
サマンサもかわいい。眼鏡萌え。
ワタルくんは相変わらずの包容力。
このひとだからこそ、こんなにダダ泣きできるくらいのカップルを見せてくれるんだろうなあ。
『コパ』のショーシーンなんか、ありえねーくらいかっこいいし。
歌ですか?
わたし、ワタさんの歌とは相性よくないようで、彼の歌はいつも「ヘタ」だと思ってますが。
ヘタだと思うということと、好き嫌いはまったく別で。
ワタさんが歌ってくれてぜんぜんOKよ。歌詞が聴き取れなくても、気にならない。
ワタさんが真ん中で、ワタさんらしく歌ってくれる、それでいい。それで幸福。
オサコンと同じ曲をここで聴けたのもうれしい。『コパ』のプログラム買ってないから、曲名わかんないけども。何度も何度も使われていて、そのたびになつかしくなり……(笑)。
トニーとローラがお似合いで、しあわせそうで、バカップル(笑)で、それだけでうれしい。
コメント