アレは、春野寿美礼。@ファントム
2006年6月30日 タカラヅカ「エリックでもファントムでもない、アレは、『春野寿美礼』というイキモノ」
という台詞を、わたしは幾度となく繰り返すことになる。
もちろん、花組公演『ファントム』を観たときにも言うけれど。
いちばん混乱し、この概念にすがりついたのは。
和央ようかサヨナラショーを観たときだ。
はい。
こまりました。
ものすっげー、こまっちゃったんだよ。
何故なんだ歌劇団。何故今、このタイミングで『ファントム』を再演したんだ。
わたしは、東宝宙組前楽を観に行った。楽も楽中継もチケットは手に入らず、唯一当たった友会チケット1枚を握りしめ、前楽を観に行ったわけだよ。
ムラでも前楽も楽もバウ中継すら観られなかった。東宝前楽を観られるとわかっていたので、CSなどのサヨナラショー映像は見ていなかった。だから相変わらず、予備知識なしで劇場にいた。
そーいや『ファントム』やるのやったの、小耳に挟んだよーな気はしていた。でも、予備知識を好まないわたしはなにも考えていなかった。記憶にとどめていなかった。
だから。
はじめて観る、たかちゃんサヨナラショーで『ファントム』がはじまっちゃったときには、うろたえましたよ。
なつかしいあのロゴがスクリーンに映し出される。そして、心がかきたてられる前奏。
『ファントム』だ! エリックだ!!
エリック@たかこが現れた瞬間。
どれほど、ときめいたか。
エリックだ。
エリックだよ。
会いたかった。
会いたかったよお。大好きだよお。
どどどどーしよお。わたし、なんかコレに似た、でもなんつーかすべてにおいて微妙なものをつい先日良席観劇してきたんですがっ?!
あんなにあんなに前で、間近で、オサエリック見てたんですが。
でも、なんつーかその、首を傾げているうちに終わってしまったというか。
宙組の『ファントム』があったりまえに展開され、わたしは自分がものすげー昂揚していることを知る。
ああ、見たかったのはコレだ。
コレが『ファントム』だ。
たかこエリックがざんばら髪でばしばし踊り、端正な従者たちがその周囲で踊る。可憐なクリスティーヌと木訥なエリックが、映りよくふたりで歌う。寄り添う。
うわわわん、これが『ファントム』だよ。わたしの知ってる『ファントム』だよ。
こまった。
ものすごく、こまった。
何故今なんだ。
今この瞬間、ムラではオサ様が同じことをやってるんだってば。
なんでこんなことになってるんだ。
わたしが見たかったエリックはこのエリックである。……その思いがさらに、混乱になる。
じゃあ花組のアレはなによ? オサ様がやっているアレはなによ?
……アレは、「春野寿美礼」。いいも悪いもなく、まったくの別物。
もちろん、花組『ファントム』が、オサエリックが、宙組とたかこのコピーである必要はない。まったく別物であっていいんだ。ふたつの組とキャストたちは、それぞれの個性で作品に挑んでいるのだから。
あとは、好みの問題だろう。芝居に正解もまちがいもない。どちらかが正しくて、どちらかがまちがっているなんてありえないんだってば。
ただ。
わたしが求める『ファントム』とエリックが宙組バージョンであり、今なお、こんなに愛しいのだという現実に、うろたえた。
や、だって。
わたし、自他共に認める春野寿美礼ファンですから!!
かのひとの美点も欠点も、ファンタジーまんまに崇め奉り、とほほでムカつくところも、なにもかもがまるっと愛しくてならない。そーゆー人なのよオサ様は、わたしにとって。
いちばんのご贔屓ではないことになっているけど、「わたしの人生から春野寿美礼が消えてしまったら、どうすればいいんだろう」ってくらいには、特別惚れ込んでるのよ。
なのになのに。
オサ様エリックのことだって、祭り上げたいし萌え狂いたいし、大絶賛したいのよあたしはっ!!
オサ様の演じる役すべてが好きなんだから。演技しているのかどうか怪しい、あの天然ぶりを愛しているんだから。
エリックのことだって、絶賛カマして妄想して大いに盛り上がりたいのよーっ。
なのに。
わたしには、オサ様のエリックが心に響かない。
日替わり公演替わりの人だから、あとになればまた別ものになるだろうと思っているけど、初日とその周辺では届いて来ない。
だってアレは「春野寿美礼」。
無邪気さも幼さも、あわれさもあいらしさも、みんなみんな、春野寿美礼まんまじゃん。
エリックじゃないし、オペラ座の怪人でもない。
わたしは春野寿美礼が好きだから、そのまんまの春野寿美礼っぷりも愛しいけど、エリックだと思って眺めると違和感がつきまとう。
年齢の低さも気になる。
いくらなんでも、子どもすぎるよなあ。
わたしショタの気がないもんで、子役まで行かれると引くんだよなあ。
こまった。
すごく、こまった。
花組の『ファントム』も、すごく好き。それはたしか。再演が決まったときは落ち込んだけど、実際に観てみれば、これに通うのはぜんぜん苦じゃない。むしろたのしい。
でも、こまっている。
エリックが、エリックに見えなくて。
アレは、春野寿美礼というイキモノ。まったくの別カテゴリ。
ただわたしは、「春野寿美礼」を観に劇場へ行っている、気がする。
……春野寿美礼が、好きです。ぽっ。
という台詞を、わたしは幾度となく繰り返すことになる。
もちろん、花組公演『ファントム』を観たときにも言うけれど。
いちばん混乱し、この概念にすがりついたのは。
和央ようかサヨナラショーを観たときだ。
はい。
こまりました。
ものすっげー、こまっちゃったんだよ。
何故なんだ歌劇団。何故今、このタイミングで『ファントム』を再演したんだ。
わたしは、東宝宙組前楽を観に行った。楽も楽中継もチケットは手に入らず、唯一当たった友会チケット1枚を握りしめ、前楽を観に行ったわけだよ。
ムラでも前楽も楽もバウ中継すら観られなかった。東宝前楽を観られるとわかっていたので、CSなどのサヨナラショー映像は見ていなかった。だから相変わらず、予備知識なしで劇場にいた。
そーいや『ファントム』やるのやったの、小耳に挟んだよーな気はしていた。でも、予備知識を好まないわたしはなにも考えていなかった。記憶にとどめていなかった。
だから。
はじめて観る、たかちゃんサヨナラショーで『ファントム』がはじまっちゃったときには、うろたえましたよ。
なつかしいあのロゴがスクリーンに映し出される。そして、心がかきたてられる前奏。
『ファントム』だ! エリックだ!!
エリック@たかこが現れた瞬間。
どれほど、ときめいたか。
エリックだ。
エリックだよ。
会いたかった。
会いたかったよお。大好きだよお。
どどどどーしよお。わたし、なんかコレに似た、でもなんつーかすべてにおいて微妙なものをつい先日良席観劇してきたんですがっ?!
あんなにあんなに前で、間近で、オサエリック見てたんですが。
でも、なんつーかその、首を傾げているうちに終わってしまったというか。
宙組の『ファントム』があったりまえに展開され、わたしは自分がものすげー昂揚していることを知る。
ああ、見たかったのはコレだ。
コレが『ファントム』だ。
たかこエリックがざんばら髪でばしばし踊り、端正な従者たちがその周囲で踊る。可憐なクリスティーヌと木訥なエリックが、映りよくふたりで歌う。寄り添う。
うわわわん、これが『ファントム』だよ。わたしの知ってる『ファントム』だよ。
こまった。
ものすごく、こまった。
何故今なんだ。
今この瞬間、ムラではオサ様が同じことをやってるんだってば。
なんでこんなことになってるんだ。
わたしが見たかったエリックはこのエリックである。……その思いがさらに、混乱になる。
じゃあ花組のアレはなによ? オサ様がやっているアレはなによ?
……アレは、「春野寿美礼」。いいも悪いもなく、まったくの別物。
もちろん、花組『ファントム』が、オサエリックが、宙組とたかこのコピーである必要はない。まったく別物であっていいんだ。ふたつの組とキャストたちは、それぞれの個性で作品に挑んでいるのだから。
あとは、好みの問題だろう。芝居に正解もまちがいもない。どちらかが正しくて、どちらかがまちがっているなんてありえないんだってば。
ただ。
わたしが求める『ファントム』とエリックが宙組バージョンであり、今なお、こんなに愛しいのだという現実に、うろたえた。
や、だって。
わたし、自他共に認める春野寿美礼ファンですから!!
かのひとの美点も欠点も、ファンタジーまんまに崇め奉り、とほほでムカつくところも、なにもかもがまるっと愛しくてならない。そーゆー人なのよオサ様は、わたしにとって。
いちばんのご贔屓ではないことになっているけど、「わたしの人生から春野寿美礼が消えてしまったら、どうすればいいんだろう」ってくらいには、特別惚れ込んでるのよ。
なのになのに。
オサ様エリックのことだって、祭り上げたいし萌え狂いたいし、大絶賛したいのよあたしはっ!!
オサ様の演じる役すべてが好きなんだから。演技しているのかどうか怪しい、あの天然ぶりを愛しているんだから。
エリックのことだって、絶賛カマして妄想して大いに盛り上がりたいのよーっ。
なのに。
わたしには、オサ様のエリックが心に響かない。
日替わり公演替わりの人だから、あとになればまた別ものになるだろうと思っているけど、初日とその周辺では届いて来ない。
だってアレは「春野寿美礼」。
無邪気さも幼さも、あわれさもあいらしさも、みんなみんな、春野寿美礼まんまじゃん。
エリックじゃないし、オペラ座の怪人でもない。
わたしは春野寿美礼が好きだから、そのまんまの春野寿美礼っぷりも愛しいけど、エリックだと思って眺めると違和感がつきまとう。
年齢の低さも気になる。
いくらなんでも、子どもすぎるよなあ。
わたしショタの気がないもんで、子役まで行かれると引くんだよなあ。
こまった。
すごく、こまった。
花組の『ファントム』も、すごく好き。それはたしか。再演が決まったときは落ち込んだけど、実際に観てみれば、これに通うのはぜんぜん苦じゃない。むしろたのしい。
でも、こまっている。
エリックが、エリックに見えなくて。
アレは、春野寿美礼というイキモノ。まったくの別カテゴリ。
ただわたしは、「春野寿美礼」を観に劇場へ行っている、気がする。
……春野寿美礼が、好きです。ぽっ。
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