初日の彼はいかほどに。@レ・ビジュー・ブリアン
2006年10月4日 タカラヅカ わたしは初日好きです。初日ゆえのできあがっていない感をたのしむのが好きなの。
でも今回、花東宝楽とかぶっていたから、念のために月全ツ初日はスルーしたのね。
初日に行けばよかった!
と、口惜しい思いをしました。
芝居を観る上ではそこまで思わなかったの。
ショー『レ・ビジュー・プリアン』を観て。
心底、思ったね。何故わたし、初日を観なかったんだろう、観ればよかった! と。
遼河はるひのダメっぷりに、心ときめいたっす!!
芝居ではあひくん、役付も悪かったし、あまり目立つこともなかったんで、気づかなかった。ああ、いるんだ、ぐらいだったの。
でもショーでは、ちゃんと場面や出番をもらっているのね。
きりやんの位置にスライドしていたりするのね。
ここまで、ナニも出来ない人だったとは!!
キョドってます。
盛大に、キョドってます。
どーしていいかわかってないの。なにをすればいいのかとまどいまくってるの。
うわー。
わたしが観たのは、梅芸の楽、すなわち公演4回目。4回も客の前で上演してきて、まだこの状態?
んじゃ、いちばん最初はどんなことになってたの?
心ときめきました。
『NEVER SAY GOODBYE』のアギラール役でノミの心臓ぶりを披露していたけど、ほんとに小心なんだー。
真ん中でスポットライト浴びると、キョドっちゃうんだー。
かわいいー。
めずらしいよね。
こんなに「真ん中」とか「スター扱い」が苦手なのに、舞台人を志したなんて。
べつに脇役志望、私に主役をふらないで、て人にも思えないだけに。
きりやんパートだから、彼に比べて歌が下手なことは、べつにわかっているからどーでもいい。
ただ、うまいヘタ以前に「ショースターとして歌を観客に届ける」という立場を理解していなそーな姿に、疑問を持った。
これが、「真ん中」としてのスキルが少ないってことだろうか。
宙組にいたあひくんは、たとえ全ツであろうと、「場面の真ん中」「場面の主役」をもらったことがなかった。
本公演ではもちろんその他大勢、みんなそろって歌う背景踊る背景。それが宙組クオリティ。
全ツで出演者が半分になっても、抜けたスターの出番は組長とか副組長とかはっちゃんが埋める。それが宙組クオリティ。
おかげであひくんは、「真ん中」に立つ訓練をまったく受けていない。
自分のファンしか観に来ない、小さなバウホールで主役はできても、お手本のある1回限りの新人公演で主役はできても、「遼河はるひ個人」として、「真ん中」の仕事はできない。
……それって、どうなの?
たしかに経験を積むことができなかったのだから、気の毒だなとは思うけれど。
同じようにキャリアがなくても、まさきやマギーなら、やってのけると思えるんだが……。
宙組でのあひくん(に限らないが)の扱いはひどかった。そのために、経験値が低いことは認める。
しかし……ソレは言い訳にならない気がするんだよ。
うん。
実はさ、「真ん中」以前に。
「男役」基本値の低さに、驚愕したの。
パンツスーツのきれーなおねーさんが、真ん中で歌ってる……。
周囲の男たちより、背が高いのに。
なのに、「男役」スキルが低いために、おねーさんに見える。
これは、どーゆーこっちゃ。
かしコンにて、宙組の「男役」基本値の低さにショックを受けたところだった。でもそのあとのエンカレで、ともちがちゃんと「男役」として美しいことに大喜びをした。
でも、「宙組」単体で観ているときはわたし、気になってなかったよね、彼らのスキルの低さに。
かしコンでは、異分子ほっくんがいたからこそ、気づいたんだよね。
あひくんだって、宙組にいるときはなにも気づかなかったよ。ふつーにきれーでかっこいい男役だった。
なのに、月組の若い男の子たちの間に入ると、スキルの低さが全開になるの。
エンカレは、宙組の子しかいなかった。……ひょっとして、ともちがかっこよかったのも、宙組内だけの話? 彼もよその組の子たちの混ざると、ダメダメに見えちゃうの?!
たかはなはたしかに稀代のトップコンビだったし、わたしはたかはなのファンで、彼らが作り出す美しさに夢中だったけれど、やはり彼らだけに偏重した宙組のありかたは、まずかったんだなあ。
たかはなとその他大勢、たかはなと歌う背景、踊る背景、だった宙組。
その歪みを、あひくんが体現しているのだと思った。
研11、新公主演バウ主演し、組内4番手だの5番手だので、路線としてスターファイルにも載っている人が、「男役」基本値がこれだけやばいレベルだという現実。
あひくん単体ではなく、宙組への危機感を改めて感じ、震撼することになりました。
とゆーことで。
キョドっているあひくんに対して、興味がむくむくわき上がっています。
フィナーレで、2番手羽背負ってんだよ?!
で。
やっぱり所在なさげで、キョドってるんだよ?!
気になるじゃないか。かわいいじゃないか。
もちろん、そのふがいなさにおどろきと苛立ちはある。
でも、彼への反感にはならないんだなー。
だって宙組にいたときは、そんなにレベルが低いなんてわからなかったもの。あひくん個人の問題だけではなく、組自体の問題っつー意味も大きいだろうから。
そして、あひくんがちゃんと一生懸命であることがわかるから。
がんばれ、と思う。
月組にいたときは、ちゃんと「男役」だったんだ。月組にいればきっと、元の「月男」に戻るよね。
あんなに素顔が美人さんで、でかい図体して、もういいトシ(学年)で、ノミの心臓……。なんて腐女子心をそそる存在だろう(笑)。マギーとかまさきとかを攻にして、月組1デカイ受として花開いてほしいもんですな。や、宙にいたときから受属性だったけど(笑)。
……にしても宙組……どーなるんだろ、これから。
かっしーのあとのトップが誰か知らないけれど、きちんとヅカの「男役」芸を示し、伝えていけるといいなあ。
タニちゃんは美しい人だけど、アレは「大和悠河」という美しさであって、いわゆる「男役」芸とはチガウものだしなあ。
いや、5組もあるんだから、1組くらいはいいのかな、ヅカスキルとか基本とかと無関係な組があっても。それはソレで味とか個性とかゆーもんだし。ただ、宙育ちでよその組に組替えになると苦労するっちゅーだけで。(和くんも苦労してるよなー。彼はまだ若いので基本値が低くてもあまり気にならないけれど)
コーラスだとか「団体芸」において、宙組に敵うものはないもんな。そーゆー特色があるんだから、それでいいのかもしんない。
と、何故か月組を観に行って、宙組の話で終わるのだった。
でも今回、花東宝楽とかぶっていたから、念のために月全ツ初日はスルーしたのね。
初日に行けばよかった!
と、口惜しい思いをしました。
芝居を観る上ではそこまで思わなかったの。
ショー『レ・ビジュー・プリアン』を観て。
心底、思ったね。何故わたし、初日を観なかったんだろう、観ればよかった! と。
遼河はるひのダメっぷりに、心ときめいたっす!!
芝居ではあひくん、役付も悪かったし、あまり目立つこともなかったんで、気づかなかった。ああ、いるんだ、ぐらいだったの。
でもショーでは、ちゃんと場面や出番をもらっているのね。
きりやんの位置にスライドしていたりするのね。
ここまで、ナニも出来ない人だったとは!!
キョドってます。
盛大に、キョドってます。
どーしていいかわかってないの。なにをすればいいのかとまどいまくってるの。
うわー。
わたしが観たのは、梅芸の楽、すなわち公演4回目。4回も客の前で上演してきて、まだこの状態?
んじゃ、いちばん最初はどんなことになってたの?
心ときめきました。
『NEVER SAY GOODBYE』のアギラール役でノミの心臓ぶりを披露していたけど、ほんとに小心なんだー。
真ん中でスポットライト浴びると、キョドっちゃうんだー。
かわいいー。
めずらしいよね。
こんなに「真ん中」とか「スター扱い」が苦手なのに、舞台人を志したなんて。
べつに脇役志望、私に主役をふらないで、て人にも思えないだけに。
きりやんパートだから、彼に比べて歌が下手なことは、べつにわかっているからどーでもいい。
ただ、うまいヘタ以前に「ショースターとして歌を観客に届ける」という立場を理解していなそーな姿に、疑問を持った。
これが、「真ん中」としてのスキルが少ないってことだろうか。
宙組にいたあひくんは、たとえ全ツであろうと、「場面の真ん中」「場面の主役」をもらったことがなかった。
本公演ではもちろんその他大勢、みんなそろって歌う背景踊る背景。それが宙組クオリティ。
全ツで出演者が半分になっても、抜けたスターの出番は組長とか副組長とかはっちゃんが埋める。それが宙組クオリティ。
おかげであひくんは、「真ん中」に立つ訓練をまったく受けていない。
自分のファンしか観に来ない、小さなバウホールで主役はできても、お手本のある1回限りの新人公演で主役はできても、「遼河はるひ個人」として、「真ん中」の仕事はできない。
……それって、どうなの?
たしかに経験を積むことができなかったのだから、気の毒だなとは思うけれど。
同じようにキャリアがなくても、まさきやマギーなら、やってのけると思えるんだが……。
宙組でのあひくん(に限らないが)の扱いはひどかった。そのために、経験値が低いことは認める。
しかし……ソレは言い訳にならない気がするんだよ。
うん。
実はさ、「真ん中」以前に。
「男役」基本値の低さに、驚愕したの。
パンツスーツのきれーなおねーさんが、真ん中で歌ってる……。
周囲の男たちより、背が高いのに。
なのに、「男役」スキルが低いために、おねーさんに見える。
これは、どーゆーこっちゃ。
かしコンにて、宙組の「男役」基本値の低さにショックを受けたところだった。でもそのあとのエンカレで、ともちがちゃんと「男役」として美しいことに大喜びをした。
でも、「宙組」単体で観ているときはわたし、気になってなかったよね、彼らのスキルの低さに。
かしコンでは、異分子ほっくんがいたからこそ、気づいたんだよね。
あひくんだって、宙組にいるときはなにも気づかなかったよ。ふつーにきれーでかっこいい男役だった。
なのに、月組の若い男の子たちの間に入ると、スキルの低さが全開になるの。
エンカレは、宙組の子しかいなかった。……ひょっとして、ともちがかっこよかったのも、宙組内だけの話? 彼もよその組の子たちの混ざると、ダメダメに見えちゃうの?!
たかはなはたしかに稀代のトップコンビだったし、わたしはたかはなのファンで、彼らが作り出す美しさに夢中だったけれど、やはり彼らだけに偏重した宙組のありかたは、まずかったんだなあ。
たかはなとその他大勢、たかはなと歌う背景、踊る背景、だった宙組。
その歪みを、あひくんが体現しているのだと思った。
研11、新公主演バウ主演し、組内4番手だの5番手だので、路線としてスターファイルにも載っている人が、「男役」基本値がこれだけやばいレベルだという現実。
あひくん単体ではなく、宙組への危機感を改めて感じ、震撼することになりました。
とゆーことで。
キョドっているあひくんに対して、興味がむくむくわき上がっています。
フィナーレで、2番手羽背負ってんだよ?!
で。
やっぱり所在なさげで、キョドってるんだよ?!
気になるじゃないか。かわいいじゃないか。
もちろん、そのふがいなさにおどろきと苛立ちはある。
でも、彼への反感にはならないんだなー。
だって宙組にいたときは、そんなにレベルが低いなんてわからなかったもの。あひくん個人の問題だけではなく、組自体の問題っつー意味も大きいだろうから。
そして、あひくんがちゃんと一生懸命であることがわかるから。
がんばれ、と思う。
月組にいたときは、ちゃんと「男役」だったんだ。月組にいればきっと、元の「月男」に戻るよね。
あんなに素顔が美人さんで、でかい図体して、もういいトシ(学年)で、ノミの心臓……。なんて腐女子心をそそる存在だろう(笑)。マギーとかまさきとかを攻にして、月組1デカイ受として花開いてほしいもんですな。や、宙にいたときから受属性だったけど(笑)。
……にしても宙組……どーなるんだろ、これから。
かっしーのあとのトップが誰か知らないけれど、きちんとヅカの「男役」芸を示し、伝えていけるといいなあ。
タニちゃんは美しい人だけど、アレは「大和悠河」という美しさであって、いわゆる「男役」芸とはチガウものだしなあ。
いや、5組もあるんだから、1組くらいはいいのかな、ヅカスキルとか基本とかと無関係な組があっても。それはソレで味とか個性とかゆーもんだし。ただ、宙育ちでよその組に組替えになると苦労するっちゅーだけで。(和くんも苦労してるよなー。彼はまだ若いので基本値が低くてもあまり気にならないけれど)
コーラスだとか「団体芸」において、宙組に敵うものはないもんな。そーゆー特色があるんだから、それでいいのかもしんない。
と、何故か月組を観に行って、宙組の話で終わるのだった。
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