どうしようどうしよう。『TUXEDO JAZZ』が終わっちゃう!!

 『ドルチェ・ヴィータ!』のときも、『タランテラ!』のときも思ったんで、わたしはどうも、オギーショーが終わってしまうことに耐えられないらしい。

 大体週2くらいのペースで通っていたんだけど、今週末は「これが最後!!」と思うとつい、たまらずに予定外に観てしまった……。
 そもそも今日は、ゆみこのラジオ公開録音に行くつもりだったんだってば。
 阪急の「エリザベート展」トークショーは、水くんの方に参加し、阪急の裏事情が透けまくっていたことに盛大に萎えたので、ゆみこの方まで参加する気力がなくなったのよ……。
 路上の特設ブースで行われる三番街公開録音の方なら、整理券もいらないし一般人視聴者相手の気軽なトークになるだろうと踏んで、そっちにまざるつもりだった。

 そのつもりだったの。
 16日の金曜日に、maさんとSSセンターで観劇したこともあり、「これで気が済む」「あとは千秋楽」でいいと思っていた。
 たとえ楽の前日を観るとしても、午前午後どちらか1回でいいと思っていた。空いた時間に梅田まで戻ってゆみこトークショーだー、と。ゆみこファンのこうめさんと、「じゃあ次はゆみこのトークショーで会おうね」と、気軽に約束だってしていたんだ。

 昨日、17日の夜に。
「やっぱり、『TUXEDO JAZZ』が観たいっ」
 と、心から思ってしまった……。

 だってだって、もう終わっちゃうんだよ? もう会えなくなっちゃうんだよ?
 そんなこと、ゆるせる? 受け入れられる?
 無理だよ。『TUXEDO JAZZ』ナシで生きていけっていうの?!

 カウントダウン、残り3つ。
 すげー切羽詰まった気持ちでムラへ駆けつけた。
 や、もうほんとお金ないから、当日Bや値引きBでしか観られないんだけど。
 オギーショーに関しては、2階席ぜんぜんOK、大好きだから問題ナシ。

 オサ様とまっつと、そしてショー全体が観たくて、キリキリ舞いのてんてこ舞い。

 春野寿美礼が好きだ。
 未涼亜希が好きだ。
 『TUXEDO JAZZ』が好きだ。


 まっつがこんなにまっつでなかったら、こんなにあたし、テンパってないのに!!

 オサ様が素敵なのは世界の常識だし、オサ様が真ん中なのも地球の摂理だから、それに対してテンパることはない。

 まっつだよ。
 まっつが前代未聞の使われ方してたりするから、まっつがありえないくらいかっこいいから、うろたえまくっちゃうんだってば。

 レアだよね?
 かっこいいまっつなんて。
 二度とないかもしれないよね?
 真ん中にいるまっつなんて。

 飢餓感と焦燥感で、もー、どうなっちゃうんだろうあたし。

 おろおろおろ。
 めちゃバカな、イタイファン丸出しっす。

 はあはあはあ。オギーはどーしてこう、いつもわたしを殺しそうになるんだろう。
 『ドルチェ・ヴィータ!』のときも、死にそうだったもんな。ケロの扱いだけでも、ファンとしては昇天ものだった。

 どうしよう。
 東宝初日から、行くべきか。
 楽だけにする予定だったのに。第一チケットないのに。あああ、でもでも、まっつ……。(ぐるぐる悩んでいる)

 
 とまあ、イタさぶっちぎりのひとりごとは置いておいて。

 本日、千秋楽の前日。

 オサ会総見だったのね。
 2階席、真っ白。
 正確には薄いスミレ色らしいんだけど、ぱっと見、真っ白だもんよ。
 す・げー……。
 さすがオサ様、ファン多い〜〜。

 芝居はそれでもまだおとなしかったんだけど。

 『TUXEDO JAZZ』になると、もお。

 オサファン、騒ぐ騒ぐ(笑)。

 最初のオサ様窓から登場!シーンで「きゃああああっ!!」と歓声が上がる。

 す、ずけえ。ここはコンサート会場か?!
 オサ様がなにかしらするたびに、上がる悲鳴。歓声。
 オサ様もまた、サービスいいんだ。会席に向かってアピるアピる。

 やーん、たのしー。
 わたしは実際声に出すことはないが、気持ちは同じだもんよ。

 オサ様素敵。オサ様かっこいい。
 心は歓声上げているもんよ。めろめろだもんよ。
 わたしの心の声が、他のオサファンの方々の声を借りて上がっているというか。
 あああ、オサ様素敵〜〜。きゃあ〜〜。

 舞台も客席もノリノリ。オサ様もご機嫌で、カオス場面で好きに歌いまくっていた。毒女みわっちと咬み付き合い(真似だってば)みたいにしながら、彼女の名前を歌詞にしてたり。(今までも、たまにやっている)
 たのしそうなオサ様と、たのしさいっぱいの客席。もー、すっげー気持ちいい。

 オサ様のノリが良ければ、組子のノリもいい。ハイテンションで舞台は回る。

 仕立て屋まっつのヘタレぶりが上がっていて、素敵(笑)。
 オサ様に顔近づけられて、びびって顔を引く……とゆーのは最近いつもやっているが、本日はソレを2回もやっていた……1回逃げたのに、なおも顔をぐぐっと近づけられて、さらに引く。いたずらっこなオサ様と、腰引けまくりのまっつ。観客も大ウケ。だって迫るオサ様かわいいし、逃げるまっつは愉快だし。
 ねえねえこのシーンさ、まっつが逃げなかったらどうなるの? チュー? チューしちゃう? してくれて、ぜんぜんいいんだけどな。(真顔)

 ここは、オサ様の王国だなあ、としみじみしてみたり。
 ここはタカラヅカで、オサ様は正しく「タカラヅカのトップスター」だ。
 彼を中心に世界が回っている。

 彼の一挙手一投足で、世界が色を変える。
 なにもかもが、彼を中心にして、つながっているんだ。森羅万象、彼が統べる。彼が神。

 彼の王国ですべてを彼にゆだねているのが、気持ちいい。

 オサ様って絶好調になるとナニか発するよね? フェロモン? オーラ? 個人としての意識はたしかにあるのに、もっと大きなモノに意識を乗っ取られる感じ。
 わたしはわたしとして、たしかにここにいるんだけど、わたしよりももっと高次の意識帯に侵されている感じ。オサ様の意識をそこに感じ、彼に操られることの快感と幸福にすべてを委ねる。

 『TUXEDO JAZZ』は、春野寿美礼のそーゆーヤヴァイ部分、「カリスマ」としての要因を解放するショーだと思う。
 気持ちいいけど、ある意味こわい作品。

 明日は千秋楽。
 終わってしまう。

 『TUXEDO JAZZ』と別れるのがつらい。


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