例えば…
 ボクは父親が死ぬまぎわの頃は
 笑ってばかりいたのだけど…
 ひどいと思う
 冷たいと…?
 みんな…口には出さなかったけど
 不満そうだった…
 でもボクには
 それしかできなかったんだよ!

 この間の本…
 「ローズウォーターさん−−」
 あとがきを読んで…買ったんだ
 著者の他作品からの引用で…
 「笑うのも泣くのもほかにどうしようもない時 人間がやる事だ」って…
 それで…“この人もそんな時笑ったのかな”って

               三原順『はみだしっ子』より引用


 わたしという人間を構成する根幹に、三原順作品が深く関わっている。
 良くも悪くも10代のわたしは『はみだしっ子』の……特にグレアムの思想に共鳴・同調し過ぎていた。生意気盛りの中〜高校生時代に影響を受けたものっつーのは根強い。
 人生のあちこちで、ここかしこで、フラッシュバックするんだ。
 グレアムの言葉が。
 『はみだしっ子』の場面が。

 

「稽古場レポート見た? まっつの話出てたよ」

 とドリーさんに教えられ、あわててスカステニュースを見る。
 や、最近忙しくてニュースどころじゃなくて。

 んで、遅ればせながら稽古場レポートの話。

 スカステ恒例の、スカイ・レポート。
 今回はさおたさん、だいもんと、れみちゃんという謎の取り合わせ。
 さおたさんは副組長就任後の初の本公演だから、れみちゃんも組替え後の初の本公演だから、とわかるけど……だいもん? れみちゃんと同期だから?
 や、べっぴんさん揃いで眼福なトリオですが。つか、さおたさん顔小さっ。

 で、この3人にスカイ・レポーターズのまりんとみほちゃんが質問をするカタチで、今回の公演の見どころや稽古場の雰囲気を紹介する、わけだが。

 公演の話はさておき(あんまし予備知識入れたくないので流し見)、話題がみほちゃんの退団について、になって。
 「なんで辞めちゃうのー」と惜しむ声があがるなか。

「まっつが動揺してたよ」

 唐突にこの場にいない人の名を出すまりん氏。

 まりん、GJ!

 さらに、
「3人いると思ってた同期がいっきに2人一緒に辞めちゃうんだもんね」
 と、まっつの置かれた立場を解説。

 まりん、GJ!

 そして、当のみほちゃんが語る「同期ふたりが退団、ひとり残されることになったまっつ」は。

「まっつに言ったら、動揺しすぎて笑ってました(笑)」

 ええええ。

 まっつ、大丈夫?

 この話を聞いて、アタマの中にまず冒頭記載のグレアムの台詞が浮かびましたとも、ええ。

 たしかケロのときは、電話でトウコに辞める旨を伝え、トウコが「辞めんといて」と電話口で泣き出した……という、美しくも萌えな話を当時噂として耳にしたんだが。ただの噂なんで真偽は知らん。でも、泣き出してしまうトウコちゃん、というのは実に萌えだ。

 まつださん……笑い出したんですか……。
 な、なんかコワレ気味?

 ショックが大きすぎて笑い出したまつださんを心から心配すると同時に。
 そんなまつださんに、心から萌えておきます。


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