いろいろびっくり。@新人公演『ME AND MY GIRL』
2008年4月17日 タカラヅカ はい、ヒゲスキー話題を引きずっております、新人公演『ME AND MY GIRL』感想の続き。
幕開きから、瑞羽くんのヒゲに注目です。
ちょっとちょっとちょっと。
かっこいいぢゃないですか。かっこいいよね? ね?
黒服ですよ、ヒゲですよ。えーっと、その後ランベス・キングやってたからそのかポジなんですか?
とにかく瑞羽くんは本公演でもやたら目に入ります。元星組のゆかりくんに似ているので(ついでに花の理世にも・笑)、わたしの目に飛び込んでくるよーです。
しかし冒頭のヒゲ男、かっこよかったー。
と、いきなり脇の話から入りましたが。
Wキャストでなく通し役の主要人物、ジャッキーは蘭乃はなちゃん。
うーん……。
本公演であいちゃんのジャッキーを見て、あいちゃんの技術や華に不足があるわけではないが、登場時に「ジャッキー」だとわからなかった。
わたしにとってジャッキーというのは、とんでもないインパクトのある役だったためだ。
美人でセクシーでコケティッシュだということは必須条件、問題はそれ以外。
つまり、ビルに迫る姿がコミカルになる、とんでもねー感があること。
この女に迫られたら、そりゃビルも逃げるわ……みたいな。
ふつーに美男美女のきわどいやりとり、に見えてはいけない。んな生々しいもの、ヅカで見たくない。
あくまでも、わたしは。
天海時代、スポーツ新聞にカラーででかでかと写真が載った。
見出しは、「天海、たじたじ」とか、そんな感じ。ジャッキーがお色気でビルに迫るソファーのシーンで、マミさんジャッキーが太股を高々と上げ、天海ビルがムンクの「叫び」のよーな顔をしている写真だった。
写真の解説には「セクシーな美脚でビル(天海)を誘惑するジャッキー(真琴)」とか書いてあったっけ。
『ME AND MY GIRL』の初日記事。『ミーマイ』なのに、サリーは写ってない。所詮おっさん向けスポーツ紙だから、タカラヅカ記事もいつもこんな感じ。露出の大きい衣装とかロケットとかをわざわざ写真にするんだ。
超チケ難だった天海『ミーマイ』だから、初日チケが手に入るはずもなく、わたしはまずなによりもこのスポーツ新聞記事で、『ME AND MY GIRL』という作品を見たことになる。
マミさんの演じる役が女なのか女の格好をした男なのか知らないが(予備知識は入れない派)、太股丸出しに迫るシーンがあるんだ。ゆりちゃん大変だなー、マミさんに脚で誘惑されたらそりゃ恐かろう、ムンクの「叫び」顔にもなろうってもん。
んで実際、劇場で問題の場面を見ても、スポーツ紙の写真を裏切らないトンデモ場面になっていたし。
うわー、マミさんこわー、ゆりちゃん逃げて〜〜。
とゆー、完璧な刷り込みがあるのですよ。
だからスター娘役として成熟したあいちゃんの演じるジャッキーにすら、違和感を持った。
「ジャッキーがふつーの人だ」「こんなにふつーだと、ジャッキーじゃない」と。
だもんで新公は。
…………あいちゃんより、さらにふつーだ。
いや、あいちゃんはふつーよりずっとずっと綺麗で華やかだったんだ。スターとしての輝きがあったんだ。それゆえに、わたしの持つイメージとはチガウにしろ、ジャッキーとして成立していたんだ。
と、思い知りました。
蘭乃さんがどうこうではなく、わたしの「ジャッキー観」の話ですな。
蘭乃さんは学年のわりによくやっていたのだと思う。つか、ほんと大変だろこの役。
しかしあまりに「ふつーの女の子」で、ドラマに出てくる「ヒロインの友だち」くらいの存在感で、わたしのイメージするジャッキーとかけ離れすぎていて、とまどってしまった。
なにもマミさんみたいなイロモノにならなくても、目を見張るくらいの美貌とか華とか、あるいは作り物でいいから巨乳とかがあれば、カテゴライズされたカタチとしてたのしめたんだろうけど……蘭乃さんはふつーに「娘役」が演じる「ふつーの女の子」でした。
ふつーの女の子が下着姿で男を誘惑するのは、あまりたのしくないです、わたし……。
この役を娘役が演じるのは、限界があるんだと、個人的に思う。
とくに、路線娘役なら、この役を巧くできても得るものはあまりないのでは? 巧く出来れば出来るほど、別格女役度が上がるってゆーか。ヒロインとは別スキルっていうか。
だから足りていなかった蘭乃さんは、きっとヒロインタイプの娘さんなんだと思うよ。
男役の演じる女性キャラ、という役割でいいと思う。
ビルを捕って食いそうな迫力があってこそ、ぱんつ姿で誘惑、が笑えるんだわ、わたしには。
あまりにふつーの女の子で、清楚ではあってもセクシーに見えないジャッキーにとまどいまくっていたんだが、2幕になってからはけっこう吹っ切れていたように見えた。このまま続けて何回か公演したら、ぐっと良くなるんじゃないか? ……新公は1回きりだから、その点惜しいなー。
最後の挨拶時に大泣きしていて「え、この子退団するんだっけ?」と、ここでもとまどった(笑)。
1幕2幕が抜粋・短縮され、休憩ナシでぶっ続け上演。
1幕が終わって幕が下りたあとどうやって2幕に続けるのかと思ったら、いきなりショーがはじまった。
や、本公演のフィナーレの最初、もりえとまさきともうひとり(役替わり)で主題歌を歌いながら銀橋を渡る、アレ。
び、びっくりしたー。
1幕と2幕の間にそんなもんが入るって知らないからさー。
そして歌い踊るのが貴千碧と麗百愛で、さらにびっくりした
まんちゃんと百愛ちゃんの歌、はぢめて聴いた……!!
や、カップルが2組出てきたんで、4人のシーンだったんだけど。あとのふたりは誰かわかんなくて。
いやあ……。
歌が、ものすごかった……。
何故この面子で歌わせる……。月組若手きってのダンサーだろ、歌わなくていいよ、踊ってくれええ。
いやはや。おどろきましたー。
新公演出はさいとーくん。
限られた時間でコンパクトに、物語が通じるように短縮していたと思う。
画面が派手なのはさいとーくんのいいところだよなー。
あと、『エル・アルコン−鷹−』の直後なので、しずくちゃん的にもさいとーくん演出でよかったんじゃないかなあ、と勝手に想像してみたり。
いつもより長く、Wキャストの新人公演は見どころが多くてたのしかった。
若い子たちをたくさん見ることが出来て、有意義だったよー。
幕開きから、瑞羽くんのヒゲに注目です。
ちょっとちょっとちょっと。
かっこいいぢゃないですか。かっこいいよね? ね?
黒服ですよ、ヒゲですよ。えーっと、その後ランベス・キングやってたからそのかポジなんですか?
とにかく瑞羽くんは本公演でもやたら目に入ります。元星組のゆかりくんに似ているので(ついでに花の理世にも・笑)、わたしの目に飛び込んでくるよーです。
しかし冒頭のヒゲ男、かっこよかったー。
と、いきなり脇の話から入りましたが。
Wキャストでなく通し役の主要人物、ジャッキーは蘭乃はなちゃん。
うーん……。
本公演であいちゃんのジャッキーを見て、あいちゃんの技術や華に不足があるわけではないが、登場時に「ジャッキー」だとわからなかった。
わたしにとってジャッキーというのは、とんでもないインパクトのある役だったためだ。
美人でセクシーでコケティッシュだということは必須条件、問題はそれ以外。
つまり、ビルに迫る姿がコミカルになる、とんでもねー感があること。
この女に迫られたら、そりゃビルも逃げるわ……みたいな。
ふつーに美男美女のきわどいやりとり、に見えてはいけない。んな生々しいもの、ヅカで見たくない。
あくまでも、わたしは。
天海時代、スポーツ新聞にカラーででかでかと写真が載った。
見出しは、「天海、たじたじ」とか、そんな感じ。ジャッキーがお色気でビルに迫るソファーのシーンで、マミさんジャッキーが太股を高々と上げ、天海ビルがムンクの「叫び」のよーな顔をしている写真だった。
写真の解説には「セクシーな美脚でビル(天海)を誘惑するジャッキー(真琴)」とか書いてあったっけ。
『ME AND MY GIRL』の初日記事。『ミーマイ』なのに、サリーは写ってない。所詮おっさん向けスポーツ紙だから、タカラヅカ記事もいつもこんな感じ。露出の大きい衣装とかロケットとかをわざわざ写真にするんだ。
超チケ難だった天海『ミーマイ』だから、初日チケが手に入るはずもなく、わたしはまずなによりもこのスポーツ新聞記事で、『ME AND MY GIRL』という作品を見たことになる。
マミさんの演じる役が女なのか女の格好をした男なのか知らないが(予備知識は入れない派)、太股丸出しに迫るシーンがあるんだ。ゆりちゃん大変だなー、マミさんに脚で誘惑されたらそりゃ恐かろう、ムンクの「叫び」顔にもなろうってもん。
んで実際、劇場で問題の場面を見ても、スポーツ紙の写真を裏切らないトンデモ場面になっていたし。
うわー、マミさんこわー、ゆりちゃん逃げて〜〜。
とゆー、完璧な刷り込みがあるのですよ。
だからスター娘役として成熟したあいちゃんの演じるジャッキーにすら、違和感を持った。
「ジャッキーがふつーの人だ」「こんなにふつーだと、ジャッキーじゃない」と。
だもんで新公は。
…………あいちゃんより、さらにふつーだ。
いや、あいちゃんはふつーよりずっとずっと綺麗で華やかだったんだ。スターとしての輝きがあったんだ。それゆえに、わたしの持つイメージとはチガウにしろ、ジャッキーとして成立していたんだ。
と、思い知りました。
蘭乃さんがどうこうではなく、わたしの「ジャッキー観」の話ですな。
蘭乃さんは学年のわりによくやっていたのだと思う。つか、ほんと大変だろこの役。
しかしあまりに「ふつーの女の子」で、ドラマに出てくる「ヒロインの友だち」くらいの存在感で、わたしのイメージするジャッキーとかけ離れすぎていて、とまどってしまった。
なにもマミさんみたいなイロモノにならなくても、目を見張るくらいの美貌とか華とか、あるいは作り物でいいから巨乳とかがあれば、カテゴライズされたカタチとしてたのしめたんだろうけど……蘭乃さんはふつーに「娘役」が演じる「ふつーの女の子」でした。
ふつーの女の子が下着姿で男を誘惑するのは、あまりたのしくないです、わたし……。
この役を娘役が演じるのは、限界があるんだと、個人的に思う。
とくに、路線娘役なら、この役を巧くできても得るものはあまりないのでは? 巧く出来れば出来るほど、別格女役度が上がるってゆーか。ヒロインとは別スキルっていうか。
だから足りていなかった蘭乃さんは、きっとヒロインタイプの娘さんなんだと思うよ。
男役の演じる女性キャラ、という役割でいいと思う。
ビルを捕って食いそうな迫力があってこそ、ぱんつ姿で誘惑、が笑えるんだわ、わたしには。
あまりにふつーの女の子で、清楚ではあってもセクシーに見えないジャッキーにとまどいまくっていたんだが、2幕になってからはけっこう吹っ切れていたように見えた。このまま続けて何回か公演したら、ぐっと良くなるんじゃないか? ……新公は1回きりだから、その点惜しいなー。
最後の挨拶時に大泣きしていて「え、この子退団するんだっけ?」と、ここでもとまどった(笑)。
1幕2幕が抜粋・短縮され、休憩ナシでぶっ続け上演。
1幕が終わって幕が下りたあとどうやって2幕に続けるのかと思ったら、いきなりショーがはじまった。
や、本公演のフィナーレの最初、もりえとまさきともうひとり(役替わり)で主題歌を歌いながら銀橋を渡る、アレ。
び、びっくりしたー。
1幕と2幕の間にそんなもんが入るって知らないからさー。
そして歌い踊るのが貴千碧と麗百愛で、さらにびっくりした
まんちゃんと百愛ちゃんの歌、はぢめて聴いた……!!
や、カップルが2組出てきたんで、4人のシーンだったんだけど。あとのふたりは誰かわかんなくて。
いやあ……。
歌が、ものすごかった……。
何故この面子で歌わせる……。月組若手きってのダンサーだろ、歌わなくていいよ、踊ってくれええ。
いやはや。おどろきましたー。
新公演出はさいとーくん。
限られた時間でコンパクトに、物語が通じるように短縮していたと思う。
画面が派手なのはさいとーくんのいいところだよなー。
あと、『エル・アルコン−鷹−』の直後なので、しずくちゃん的にもさいとーくん演出でよかったんじゃないかなあ、と勝手に想像してみたり。
いつもより長く、Wキャストの新人公演は見どころが多くてたのしかった。
若い子たちをたくさん見ることが出来て、有意義だったよー。
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