もっともっとまっつ。@宝塚巴里祭2009
 プログラム写真が、東京と違ってました。

 『宝塚巴里祭2009』、ホテル阪急インターナショナル。

 チケットはショボく1色刷り。そして、テーブルまでの案内はナシ。「勝手に入って、勝手に席探して、勝手に坐りな」というステキなサービスぶりは健在。
 ディナーもスープなしだし。

 グランドパレスの方がいいなあ……いろんな面で。プログラム写真も、笑えるし。(そこ?!)

 
 これで3回目の参加。

 まっつの豹変ぶりが、愉快です。

 初日は険しく息詰まる感じだったのが、2回目は突き抜けてオーラ放出、そして今回の3回目は。

 慣れた?

 なんか、余裕っぽく、余力残した仕事っぷりです。
 安定した歌声、どこでどうすればどうなる、と理解した動き。

 ……なんでこの人、こんだけチガウのよ? てゆーか、たった3回目でこの空間、この仕事に慣れたのか。
 考えてみれば、プロなんだからいつまでも「一か八か」な感じではやってられないだろうけど、「真ん中」経験のない人がいきなりショーの主演やらされて、たった3回目で安定期に入るってどんだけ基礎力高いんだ。

 
 客席は『ME AND MY GIRL』組がぞろっと出席していて、めっさ華やかでした。
 わたしの席からではよく見えなかったけど、きっとまっつは仲間たちのそばに行ってキザりまくっていたにちがいない(笑)。
 東京でも、そのかちゃん相手に「まっつポーズ」キメたりして、アピってたもの。(*まっつポーズ……いろんなとこでやっている、指さしポーズのこと)

 トークは「2年前にパリに行きました」ではなく、子どものころはじめて見たタカラヅカのビデオが『TMP音楽祭/ラ・シャンソン』で、それがシャンソンだとは知らず、ひとり歌い踊っていた……という話でした。
 『ラ・シャンソン』って、87年か……。そんときまっついくつだっけ……と、つい今から逆算して考える。(ジェンヌはフェアリーです、年齢などありません)
 クールでアンニュイなお子様まっつが、シャンソンを歌い踊るところを想像してみる……が、ちびまる子ちゃんのカラダに今のまっつの顔を切り貼りしたものにしかならん。(あまりにシュールです)

 下級生トークは上手側。質問は同じく「パリと言えば」。……結局のとこ、あまり返答にも変化がなかったような?

 
 安定した仕事っぷりのまっつは、「黒い鷲」も安定して歌い踊り、最後の「愛の讃歌」の方が職人っぷりをより際立たせて良い出来になっていた気がしました。

 ……9日の「黒い鷲」は奇跡だったのか……? あの盛り上がりはなんだったんだろう? と、ちょっと首を傾げる。わたし的にもすっげー盛り上がり、取り乱しだったからなあ。
 わたしももう3回目だから、安定してきたのかな?

 つーことで、安心して、眺められました。

 まっつの姿、まっつの表情、まっつの指先、まっつの服のシワ。
 まっつまっつまっつ。
 ひたすらまっつ。

 ……幸福だ……。しみじみ。

 声と歌に聴き惚れ、うっかり目を閉じて味わいそうになり、「はっ、いかん、ナニをもったいないことをっ」と、刮目する。
 声があまりに心地いいので、視界を必要としなくなりそうに、なるんだわ。
 だめだめ、わたしはまっつのビジュアルも好きなのよ。こんなにまっつばっか見られることなんて、最初で最後……滅多にないんだから、堪能しなければ。

 最初の挨拶と最後の挨拶は3回とも一緒で、カーテンコールの回数も一緒、余韻をぶった切り「気を付けてお帰り下さい」で早々に終わらせてしまうのも一緒。
 なんつーか、ほんとに「無駄のない」人だなあ。

 明日で最後。

 どうしよう、終わっちゃうよ。
 こんなにこんなに幸せなのに、財布にはつらいが、心は豊かに幸福なのに、終わっちゃうよ。
 どうしようどうしよう。

 
 もっともっとまっつ。
 まっつまっつまっつ。

 
 ……それにしても、泣きそうにないよね、まっつ。

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