追いかけてカサブランカ。@カサブランカ
2009年12月3日 タカラヅカ 新公の話が途中ですが、そもそもわたしまだ、本公演の話もろくに書いていないわけで。
てゆーか。
シュトラッサー少佐@ともちが、どんだけかっこいいか、まだ語ってませんがなっ。
『カサブランカ』の悪役少佐、シュトラッサー。悪の権化であるナチス・ドイツの、わっかりやすーい敵役。
小池作品の悪役は、バックダンサーまで付けて世界征服ソングを歌わなければならない(決定項)わけで、今回ソレがともちだったということが、愉快でなりません。
大きくなったねえ、ともち……。前回の小池作品ではあーた、ただの高飛び選手だったもんねえ……ほろり。
小池作品のいいところは、こーゆーお約束というか、アニメ的な役割分担、記号化というか、悪役は単純に悪役で、それ以下でも以上でもないところにありますな。
そりゃ、一概に世界征服を歌っていても、己れの美学のためだったり野心のためだったり海馬愛ゆえだったり父の意志を継ぐためだったり愛国心ゆえだったりと、それぞれ動機はあるんだろうけど、でもとどのつまりは「悪役であるための悪役」であり、人物像自体はとーっても薄っぺらい(笑)。
や、いいんだよソレで。大河ドラマならいざ知らず、1時間半~2時間強しかない物語で、悪役つっても所詮主役ではない、脇役なんだから。
半端に描かれて余計わけわかんなくなったりする(谷せんせの某悪役大佐が脳裏をよぎったりなんだり・笑)より、いっそ記号にしてくれた方が、潔い。
悪役らしく、とことん憎たらしく! 悪役らしく、とことんかっこよく!
これは矛盾しているよーに見えて、そうではないんだ。悪役が憎たらしく見えないと、それを成敗する主人公がかえって悪く見えてしまうおそれがある。なにしろ日本人は判官贔屓、負ける側を美化する傾向がある。勝つ主人公より、負ける悪役に感情移入されるといけないので、悪役はわかりやすく憎たらしく!
だからとって、悪役が情けなかったりただのバカだったりしてはいけない。おつむの足りていないみっともない悪役に勝ったところで「当たり前」でしかなく、かえって弱いモノいじめしているみたいで、かっこわるい。
強くてかっこいい悪役に正々堂々戦って勝つからこそ、主人公はかっこいいのだ。
とゆーことで、ナチスというのは、タカラヅカで定番の悪役だ。
ナチスが「悪役」なのは周知のことで、コレを悪役にするのはとてもわかりやすい。
そして、ナチの軍服は、どれもとーってもかっこよくて、実に舞台映えする。や、ビジュアルが秀でていることも、ナチスの扇動効果の一部だったわけだから、かっこよくて当然だもんよ。
これらのことから、「かっこいい悪役の、ナチス軍人」が傲慢かつ冷酷に「いかにもな悪役ぶり」を発揮してこそエンターテインメント!
そして、ともちがもお、とっても素敵にこの「悪役」という役を演じていますことよ!
軍服似合うってばよ。
あの長身に、胸板。並ぶとリック@ゆーひさんが小柄(笑)に見える体格差。ラズロ@らんとむさんが可憐(笑)に見える体格差。
こわそーで物騒そーで、心せまそうで、実に素敵です。
リックの店のいつもの席(笑)で、えらそーに煙草ふかしている姿が、めちゃくちゃかっこいい。
なにがどうじゃなく、所作がずしんと重くてかっこいいの。
重さ、というのは重要だと思う。
昨今、軽いやわらかい美男子がうようよふよふよ生息しているから。
そーではなく、ずしんと腰の据わった、大芝居なくらい「男役」をやってくれる男が必要なんだ。
正直、ともちの身長は弱点になっている、と思うこともある。
彼は大きすぎて、他の人たちとのバランスが悪いんだ。それで「この人、演出家も使いにくいだろうな」と。
若い好青年役しかやってこなかったころは、つぶしが利かないというか、いろいろ不安な存在だったりもしたけれど。
悪役専科だと、その大きさが、武器になる。
立役、攻男ってのは、需要高いからね、マジで。
放っておくと美形男ってのはみんな受化していくから。
せっかく稀な体格を持ってタカラヅカにいるんだから、稀な個性を持つスターになって欲しい。
や、悪役しかできない男って意味じゃなくてさ。悪役を極めた人が演じる二枚目役もまた、味があって素敵なんだしさ。
二枚目を引きずっていたレオン@『A/L』、背伸び感のあるルカノール@『バレンシアの熱い花』、反日米兵@『黎明の風』やヲカマ(笑)@『Paradise Prince』、レオン系政略結婚策略男@『薔薇に降る雨』と、良い感じに悪役役者になってきたなあと。
で、悪役ぢゃないけど、悪役スキルの活きる二枚目エッジワース@『逆転裁判2』はあーんな愉快なことになってるしさー。
でもねでもね、わたし的にいちばんツボなのは、カーテン前でナチス兵たちを従えて「世界征服ソング」を歌うシュトラッサーの、開きすぎた脚ですわ!!(笑)
や、力入ってるのも、大きく強く見せようとしているのもわかるけど! 脚、開きすぎだから!!(笑) 踏ん張りすぎだから!(笑)
ともちがあの大きなカラダを持ってして、さらに大きく見せようと、本気で大股開きで踏ん張ってるのがもお、もお、地団駄踏む勢いでツボです。好きです。
そして、シュトラッサーの名台詞は、「もしもしっ?!」だと思っている(笑)。
電話と一緒にせり上がってくるともち!(笑) ルノー@みっちゃんに一方的にしてやられて、わけがわからず「もしもしっ?!」と繰り返すまぬけさがたまらん。
シュトラッサーって、やってること自体はほんとただのまぬけなんだよねえ。えらそーに権威を振りかざしているだけで(キャビアを注文するときの厭ったらしさも注目・笑)、実際のとこ負けと負け惜しみばかり。
なのに、それでも「かっこいい」のは、ともちの力だと思う。
彼個人がどんな人かはまったく描かれていないので、いかようにも妄想できるのが素敵だわ。
ええ、たとえばシュトラッサーが、ラズロLOVEで世界中追っかけている愛の暴走一途男だとか、自由自在(笑)。
なにしろ彼がカサブランカに来た理由はラズロなわけだし。ラズロへの初対面の挨拶が「お会いできる日を待ち望んでました」だし。
バーガー@大ちゃんが新聞記事だけでラズロに恋い焦がれていたように(笑)、シュトラッサーも一方的にラズロに恋して追いかけていても、不思議はない。
シュトラッサー×ラズロ。エッジワース×リックに次いで、またしてもともち×らんとむで、ともちの爆裂片想い。……いいなあ。
腐った話は置くとして(笑)、ともかくシュトラッサーがかっこいいのー。素敵なのー。
あの太く重い無骨なかっこよさは、ともちならではのものだと思う。
てゆーか。
シュトラッサー少佐@ともちが、どんだけかっこいいか、まだ語ってませんがなっ。
『カサブランカ』の悪役少佐、シュトラッサー。悪の権化であるナチス・ドイツの、わっかりやすーい敵役。
小池作品の悪役は、バックダンサーまで付けて世界征服ソングを歌わなければならない(決定項)わけで、今回ソレがともちだったということが、愉快でなりません。
大きくなったねえ、ともち……。前回の小池作品ではあーた、ただの高飛び選手だったもんねえ……ほろり。
小池作品のいいところは、こーゆーお約束というか、アニメ的な役割分担、記号化というか、悪役は単純に悪役で、それ以下でも以上でもないところにありますな。
そりゃ、一概に世界征服を歌っていても、己れの美学のためだったり野心のためだったり海馬愛ゆえだったり父の意志を継ぐためだったり愛国心ゆえだったりと、それぞれ動機はあるんだろうけど、でもとどのつまりは「悪役であるための悪役」であり、人物像自体はとーっても薄っぺらい(笑)。
や、いいんだよソレで。大河ドラマならいざ知らず、1時間半~2時間強しかない物語で、悪役つっても所詮主役ではない、脇役なんだから。
半端に描かれて余計わけわかんなくなったりする(谷せんせの某悪役大佐が脳裏をよぎったりなんだり・笑)より、いっそ記号にしてくれた方が、潔い。
悪役らしく、とことん憎たらしく! 悪役らしく、とことんかっこよく!
これは矛盾しているよーに見えて、そうではないんだ。悪役が憎たらしく見えないと、それを成敗する主人公がかえって悪く見えてしまうおそれがある。なにしろ日本人は判官贔屓、負ける側を美化する傾向がある。勝つ主人公より、負ける悪役に感情移入されるといけないので、悪役はわかりやすく憎たらしく!
だからとって、悪役が情けなかったりただのバカだったりしてはいけない。おつむの足りていないみっともない悪役に勝ったところで「当たり前」でしかなく、かえって弱いモノいじめしているみたいで、かっこわるい。
強くてかっこいい悪役に正々堂々戦って勝つからこそ、主人公はかっこいいのだ。
とゆーことで、ナチスというのは、タカラヅカで定番の悪役だ。
ナチスが「悪役」なのは周知のことで、コレを悪役にするのはとてもわかりやすい。
そして、ナチの軍服は、どれもとーってもかっこよくて、実に舞台映えする。や、ビジュアルが秀でていることも、ナチスの扇動効果の一部だったわけだから、かっこよくて当然だもんよ。
これらのことから、「かっこいい悪役の、ナチス軍人」が傲慢かつ冷酷に「いかにもな悪役ぶり」を発揮してこそエンターテインメント!
そして、ともちがもお、とっても素敵にこの「悪役」という役を演じていますことよ!
軍服似合うってばよ。
あの長身に、胸板。並ぶとリック@ゆーひさんが小柄(笑)に見える体格差。ラズロ@らんとむさんが可憐(笑)に見える体格差。
こわそーで物騒そーで、心せまそうで、実に素敵です。
リックの店のいつもの席(笑)で、えらそーに煙草ふかしている姿が、めちゃくちゃかっこいい。
なにがどうじゃなく、所作がずしんと重くてかっこいいの。
重さ、というのは重要だと思う。
昨今、軽いやわらかい美男子がうようよふよふよ生息しているから。
そーではなく、ずしんと腰の据わった、大芝居なくらい「男役」をやってくれる男が必要なんだ。
正直、ともちの身長は弱点になっている、と思うこともある。
彼は大きすぎて、他の人たちとのバランスが悪いんだ。それで「この人、演出家も使いにくいだろうな」と。
若い好青年役しかやってこなかったころは、つぶしが利かないというか、いろいろ不安な存在だったりもしたけれど。
悪役専科だと、その大きさが、武器になる。
立役、攻男ってのは、需要高いからね、マジで。
放っておくと美形男ってのはみんな受化していくから。
せっかく稀な体格を持ってタカラヅカにいるんだから、稀な個性を持つスターになって欲しい。
や、悪役しかできない男って意味じゃなくてさ。悪役を極めた人が演じる二枚目役もまた、味があって素敵なんだしさ。
二枚目を引きずっていたレオン@『A/L』、背伸び感のあるルカノール@『バレンシアの熱い花』、反日米兵@『黎明の風』やヲカマ(笑)@『Paradise Prince』、レオン系政略結婚策略男@『薔薇に降る雨』と、良い感じに悪役役者になってきたなあと。
で、悪役ぢゃないけど、悪役スキルの活きる二枚目エッジワース@『逆転裁判2』はあーんな愉快なことになってるしさー。
でもねでもね、わたし的にいちばんツボなのは、カーテン前でナチス兵たちを従えて「世界征服ソング」を歌うシュトラッサーの、開きすぎた脚ですわ!!(笑)
や、力入ってるのも、大きく強く見せようとしているのもわかるけど! 脚、開きすぎだから!!(笑) 踏ん張りすぎだから!(笑)
ともちがあの大きなカラダを持ってして、さらに大きく見せようと、本気で大股開きで踏ん張ってるのがもお、もお、地団駄踏む勢いでツボです。好きです。
そして、シュトラッサーの名台詞は、「もしもしっ?!」だと思っている(笑)。
電話と一緒にせり上がってくるともち!(笑) ルノー@みっちゃんに一方的にしてやられて、わけがわからず「もしもしっ?!」と繰り返すまぬけさがたまらん。
シュトラッサーって、やってること自体はほんとただのまぬけなんだよねえ。えらそーに権威を振りかざしているだけで(キャビアを注文するときの厭ったらしさも注目・笑)、実際のとこ負けと負け惜しみばかり。
なのに、それでも「かっこいい」のは、ともちの力だと思う。
彼個人がどんな人かはまったく描かれていないので、いかようにも妄想できるのが素敵だわ。
ええ、たとえばシュトラッサーが、ラズロLOVEで世界中追っかけている愛の暴走一途男だとか、自由自在(笑)。
なにしろ彼がカサブランカに来た理由はラズロなわけだし。ラズロへの初対面の挨拶が「お会いできる日を待ち望んでました」だし。
バーガー@大ちゃんが新聞記事だけでラズロに恋い焦がれていたように(笑)、シュトラッサーも一方的にラズロに恋して追いかけていても、不思議はない。
シュトラッサー×ラズロ。エッジワース×リックに次いで、またしてもともち×らんとむで、ともちの爆裂片想い。……いいなあ。
腐った話は置くとして(笑)、ともかくシュトラッサーがかっこいいのー。素敵なのー。
あの太く重い無骨なかっこよさは、ともちならではのものだと思う。
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