千秋楽のまっつって。@外伝 ベルサイユのばら-アンドレ編-/EXCITER!!
2009年12月8日 タカラヅカ 日々記憶は遠くなる。
哀しいことに。
さて、今ごろですが、『外伝 ベルサイユのばら-アンドレ編-』『EXCITER!!』東宝楽のまっつまっつです。
『ベルばら』アレルギーゆえ、観劇はずっと控えてきたけれど、さすがに楽はおとなしく鑑賞いたしました。
黒い騎士@まっつはムラ初日とその周辺では、えらく気合いの入った力強い声で「フッ」だの「ハッ」だのやって、「引け!」と美声を張り上げていたんですが、ムラ楽でかなり抑えた発声になっておりました。
東宝楽でも同じく、掛け声も「引け!」も静かだった。……やっぱ、やりすぎだったんだな(笑)、最初の方のアレって。
革命場面のベルナール@まっつの、最後のアンドレ@まとぶを看取る表情は、「静かな悲しみ」バージョンでした。
なんつーかまっつって、「千秋楽だからここぞとばかりにやりすぎる」のではなく、「千秋楽だから基本に忠実になる」人だと思う。
開演前にまっつメイトと話していたんだけど、「まっつってナニかやってくると思う?」「思いません、きっとなーんにもしないと思う」と頷き合ってしまった。
や、『EXCITER!!』で上手端で壮くんの横に立っているとき、かなりオイシイことになっている場合もあると、友人から聞いていたので。
友人が目撃したときは、いつもは壮くんに椅子を勧めるところでまっつがちゃっかり自分で坐ってしまい、椅子を取られた壮くんが後ろからまっつをかまいまくる……という。
話を聞くだけで「どこのBL?!」な画面になっていた模様。
でもそれって、まっつから仕掛けないとあり得ない構図じゃん? 先に椅子に坐っちゃうという。
千秋楽にまっつがそんなことすると思う? しないよ、あの人はしない、そーゆーことをする人じゃない。
きっと、いちばん基本に忠実で、地味でおもしろくないことになるよ。
と、友人と一緒に予想していたら、ほんとにその通りだった(笑)。
『EXCITER!!』のフリースペースにて、壮くんとも誰とも絡まず、ずーっとひとりで突っ立ってた。
てゆーか、舞台中央ガン見してた。「このかっこいいゆうさんを見られるのは今日で最後!」と言わんばかりに。……や、稽古場でいくらでも見ていただろうに、そもそもアンタら同僚だからそんなに特別な相手とチガウやん! と突っ込みたくなるくらい、舞台ばっか見てた(笑)。
そういやこの黒タキ場面、ムラとは違い、壮くんの椅子が客席側を向いて置かれていた。照明もなんか明るくなっているような?
話を聞くと、東宝がはじまって半ばくらいに、椅子の位置が変更になったという。
ファンが舞台端の壮くんやらまっつやらに注目しているということに、演出家が気づいたということか。
「ファンが見ているとわかって演出されてしまうと、なんかチガウんですよねー」
とまっつメイトが言っていたことに、力一杯うなずく。うん、あの端っこの暗いスペースで、自由にゆるく(笑)ふるまっているまっつとえりたんが良かったんだよねえ。
千秋楽だからこそ、さらに地味になるまっつ。
……というのは、正直つまんない。楽ってのはとびきりはじけていいもんなのに。
……というのが、正直萌えだったりする。なんてまっつらしいのかしら、と。ほんとに、ファンってのはどーしよーもないな(笑)。
そーいや「美の革命」……天才デザイナー場面の銀橋登場って、カップルによって照明チガウんだ? てことに、東宝楽にしてはじめて気づいた。
照明の、点く位置がチガウ。
チャールストンの男@まっつは、上手花道に登場したところからライトをもらっている。
スカシきって恋人のきらりちゃんを呼ぶところから、ちゃんとライトがあたってるのね。
でも他のカップルは銀橋に来てはじめてライトだったりして、カップルのキャラクタと物語によって登場タイミングが違っているんだ。
まっつときらりが、花道から物語スタートでラッキー(はぁと)。
あの上から目線でカノジョを呼ぶまっつ、ダイスキだもんよー。Sっぽいのに、あちこちカノジョに負けてタジタジになってるところがイイ、すげーまっつアテ書きだと思う(笑)。
そのキャラクタが良く出ている演出だもの、花道のまっつ。そこからライトもらってて、良かった。
ハバナのまっつは、いつもより重かったと思う。ダンスがではなく、キャラ的に。
シリアス度が高いというか、暗いというか(笑)。
ファヌン様降臨後、盆が回って舞台中央にしか光がないときの、まっつの暗さときたら。
すごい重さで沈み込んでるんですけど。
いやその、すごいかっこいいんですけど。
やっぱシリアス似合うわー、重くて暗いの似合うわー。
ライト当たってないから、ほぼシルエットしか見えないんだけど(笑)。沈み込むまっつに巻き込まれて、こっちまで重くなっちゃったよ。
まっつが暗い分、ステージ中央の光、退団者がわきあがるよーに踊るところとか、まぶしくて泣けるしね。
ステージが明るくなり、みんなが微笑み合うところはちゃんと笑ってるんだけど、そのあとの解放のダンスでも、ちょっとキャラが重いまま。
最後の方まで、あのはじけた笑顔がナイし。このまま全開の笑顔ナシかと思ったら、ほんとに最後の方でよーやくパペットみたいなあの笑い方をしていた。
……ほっとした。なんか。
その、重いままで終わられると、悪い方に考えちゃうよ?(笑) いやそのいろいろ。
退団者挨拶では、やはり、固まったまま、泣いていた。
表情変わらない……動かない……(笑)。
でも、ときおりささっと目元をぬぐっている。
固まって泣いてるのに、マメの挨拶ではぶはっと吹き出して、涙飛んでるし(笑)。
泣き笑いの勢いで、どさくさにまぎれて自分の顔いっぱい触って、整えてるし。クールビューティも大変だな。
自分のことでは泣かないのにねえ。
初主演でものすげー重責だったろう『宝塚巴里祭2009』千秋楽でも、涙のカケラもなく幕を下ろしていたのに。
退団者のいる千秋楽のたびに、ふつーに泣いたり涙ぐんだりしてるし。
ままならない人だな。
普段より千秋楽に地味になる、そんな芸風も含めて。
愛しい人だ(笑)。
哀しいことに。
さて、今ごろですが、『外伝 ベルサイユのばら-アンドレ編-』『EXCITER!!』東宝楽のまっつまっつです。
『ベルばら』アレルギーゆえ、観劇はずっと控えてきたけれど、さすがに楽はおとなしく鑑賞いたしました。
黒い騎士@まっつはムラ初日とその周辺では、えらく気合いの入った力強い声で「フッ」だの「ハッ」だのやって、「引け!」と美声を張り上げていたんですが、ムラ楽でかなり抑えた発声になっておりました。
東宝楽でも同じく、掛け声も「引け!」も静かだった。……やっぱ、やりすぎだったんだな(笑)、最初の方のアレって。
革命場面のベルナール@まっつの、最後のアンドレ@まとぶを看取る表情は、「静かな悲しみ」バージョンでした。
なんつーかまっつって、「千秋楽だからここぞとばかりにやりすぎる」のではなく、「千秋楽だから基本に忠実になる」人だと思う。
開演前にまっつメイトと話していたんだけど、「まっつってナニかやってくると思う?」「思いません、きっとなーんにもしないと思う」と頷き合ってしまった。
や、『EXCITER!!』で上手端で壮くんの横に立っているとき、かなりオイシイことになっている場合もあると、友人から聞いていたので。
友人が目撃したときは、いつもは壮くんに椅子を勧めるところでまっつがちゃっかり自分で坐ってしまい、椅子を取られた壮くんが後ろからまっつをかまいまくる……という。
話を聞くだけで「どこのBL?!」な画面になっていた模様。
でもそれって、まっつから仕掛けないとあり得ない構図じゃん? 先に椅子に坐っちゃうという。
千秋楽にまっつがそんなことすると思う? しないよ、あの人はしない、そーゆーことをする人じゃない。
きっと、いちばん基本に忠実で、地味でおもしろくないことになるよ。
と、友人と一緒に予想していたら、ほんとにその通りだった(笑)。
『EXCITER!!』のフリースペースにて、壮くんとも誰とも絡まず、ずーっとひとりで突っ立ってた。
てゆーか、舞台中央ガン見してた。「このかっこいいゆうさんを見られるのは今日で最後!」と言わんばかりに。……や、稽古場でいくらでも見ていただろうに、そもそもアンタら同僚だからそんなに特別な相手とチガウやん! と突っ込みたくなるくらい、舞台ばっか見てた(笑)。
そういやこの黒タキ場面、ムラとは違い、壮くんの椅子が客席側を向いて置かれていた。照明もなんか明るくなっているような?
話を聞くと、東宝がはじまって半ばくらいに、椅子の位置が変更になったという。
ファンが舞台端の壮くんやらまっつやらに注目しているということに、演出家が気づいたということか。
「ファンが見ているとわかって演出されてしまうと、なんかチガウんですよねー」
とまっつメイトが言っていたことに、力一杯うなずく。うん、あの端っこの暗いスペースで、自由にゆるく(笑)ふるまっているまっつとえりたんが良かったんだよねえ。
千秋楽だからこそ、さらに地味になるまっつ。
……というのは、正直つまんない。楽ってのはとびきりはじけていいもんなのに。
……というのが、正直萌えだったりする。なんてまっつらしいのかしら、と。ほんとに、ファンってのはどーしよーもないな(笑)。
そーいや「美の革命」……天才デザイナー場面の銀橋登場って、カップルによって照明チガウんだ? てことに、東宝楽にしてはじめて気づいた。
照明の、点く位置がチガウ。
チャールストンの男@まっつは、上手花道に登場したところからライトをもらっている。
スカシきって恋人のきらりちゃんを呼ぶところから、ちゃんとライトがあたってるのね。
でも他のカップルは銀橋に来てはじめてライトだったりして、カップルのキャラクタと物語によって登場タイミングが違っているんだ。
まっつときらりが、花道から物語スタートでラッキー(はぁと)。
あの上から目線でカノジョを呼ぶまっつ、ダイスキだもんよー。Sっぽいのに、あちこちカノジョに負けてタジタジになってるところがイイ、すげーまっつアテ書きだと思う(笑)。
そのキャラクタが良く出ている演出だもの、花道のまっつ。そこからライトもらってて、良かった。
ハバナのまっつは、いつもより重かったと思う。ダンスがではなく、キャラ的に。
シリアス度が高いというか、暗いというか(笑)。
ファヌン様降臨後、盆が回って舞台中央にしか光がないときの、まっつの暗さときたら。
すごい重さで沈み込んでるんですけど。
いやその、すごいかっこいいんですけど。
やっぱシリアス似合うわー、重くて暗いの似合うわー。
ライト当たってないから、ほぼシルエットしか見えないんだけど(笑)。沈み込むまっつに巻き込まれて、こっちまで重くなっちゃったよ。
まっつが暗い分、ステージ中央の光、退団者がわきあがるよーに踊るところとか、まぶしくて泣けるしね。
ステージが明るくなり、みんなが微笑み合うところはちゃんと笑ってるんだけど、そのあとの解放のダンスでも、ちょっとキャラが重いまま。
最後の方まで、あのはじけた笑顔がナイし。このまま全開の笑顔ナシかと思ったら、ほんとに最後の方でよーやくパペットみたいなあの笑い方をしていた。
……ほっとした。なんか。
その、重いままで終わられると、悪い方に考えちゃうよ?(笑) いやそのいろいろ。
退団者挨拶では、やはり、固まったまま、泣いていた。
表情変わらない……動かない……(笑)。
でも、ときおりささっと目元をぬぐっている。
固まって泣いてるのに、マメの挨拶ではぶはっと吹き出して、涙飛んでるし(笑)。
泣き笑いの勢いで、どさくさにまぎれて自分の顔いっぱい触って、整えてるし。クールビューティも大変だな。
自分のことでは泣かないのにねえ。
初主演でものすげー重責だったろう『宝塚巴里祭2009』千秋楽でも、涙のカケラもなく幕を下ろしていたのに。
退団者のいる千秋楽のたびに、ふつーに泣いたり涙ぐんだりしてるし。
ままならない人だな。
普段より千秋楽に地味になる、そんな芸風も含めて。
愛しい人だ(笑)。
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