さくっと感想をば。@タカラヅカスペシャル2009
2009年12月21日 タカラヅカ 「音楽」は記憶に結びつく……ので、トド様の「キッチュ」で泣きかけた。
トド様は『風共』や『ノバボサ』『凱旋門』あたりはよく歌うけれど、『エリザベート』はほとんど歌わない、気がするんだけど、わたしの思い違いかしら。
イベント公演のたびになにかしら持ち歌披露しているけれど、それはいつも「タカラヅカの顔」みたいな作品の曲ばかり。
轟悠の最大の当たり役はルキーニだと思っているので、出し惜しみ感が強い。
だからほんっとーに久しぶりにトド様の「キッチュ」を聴けてうれしかった、『タカラヅカスペシャル2009~WAY TO GLORY~』。
わたしはジェンヌのがなりを入れた歌い方が好きなんだが、「キッチュ」ってトド様にはめずらしいがなり曲なんだ。
トド様は声が独特なんでふつーに歌っていても濁音っぽいというかがなっているよーに聞こえるけど、そうじゃない、だからこそ滅多にがなりを入れない人なんだと再確認。
「キッチュ」は思い存分がなりを入れて舌を巻いて歌うんだー。うわーん、かっこいー。
雪組のやんちゃな男の子、だったトド様。
ルキーニはいつも大暴れしていた。
ダイスキだったよ、初演雪組『エリザベート』。あそこからすべてがはじまった。今、『エリザベート』がこんなにタカラヅカの代表作になるなんて……つか、再演されまくってナニがなんだか、な作品になるなんて、夢にも思わなかった。
さて、『ヅカスペ』の感想、あとはもう簡単に。や、感想書くヒマがなかったために、記憶も薄れてるし(笑)。順不同、つかめちゃくちゃ。
世界は、らんとむ×ゆーひを求めている。
と、確信したオープニングの組ごとのショー主題歌場面。
宙組は『Apasionado!!』、ゆーひさんを後ろかららんとむが軽く抱きしめる振りがあった。ショーでよくある、後ろから腰に腕を回してってやつ。
いやあ、空気感がぜんぜんチガウ、客席のみなさま、今がっつり食いついたでしょー?! あわててオペラが一斉に上がるんですが?(笑)
ゆーひさんがエロいのは標準装備ですが、らんとむさんのエロさはちょっとまたチガウので。なんなんだろね、あの人は。ちょっと間違うとお笑いになりそうなエロさ……あはんあはんしていて、赤面してしまう系のエロさを芸風としている方なので、ゆーひくんとの絡みは異世界との出会い。
ぜひイベント以外の公演で、芝居で、がっつり絡んでみてほしい。
らんとむさんというと、ほんっとに赤が似合うなあ。2部で赤ブラウスで腰振って熱唱する「ジタン・デ・ジタン」に感動。
「ランベス・ウォーク」を歌い踊るゆーひくんをぼーっと眺めて、彼の激動の近年に思いを馳せる。『ME AND MY GIRL』に出る出ないで噂が飛んだよね……。
ぞろりと終結したときにスターとしての華というか覚悟というか、そーゆーものが見えるもんなんだなと思った、キムのギラつき具合。そして、テルの空気っぽさを心配した(笑)。
花組の3人はトド様のバックで歌ったり、彼らの学年や番手からすればかなり特別扱い。よかったよかった。
てゆーか、だいもん。
この子に入り込み系の歌を歌わせると、やばいです。「明日へのエナジー」にて、顔、こわすぎ(笑)。すっげー入ってる、入りすぎて別次元へ行っちゃってるよ~~。
いりすくんのダンスをきれいだなと思う。すらっときれい。加えて、ダンスで目につくのはあかし。こっちは、濃い。あちこちでもお、ねとっと、濃い。
ともちはメイクが悪役顔になってる……どーしたんだ、その眉。
オペラを上げた瞬間、飛び込んでくるのがたまたま大ちゃんだったりすると、彼以外見られなくなって困る(笑)。なんであんなに面白い動きで踊ってるんだ……美形なのに。
トップコンビのシャッフル場面、れおんくんとみなこちゃんがいい感じでした。つか、ダンサー同士ってかっこいーなー。
ゆーひ×ねねはいくらでも記憶にあるのでとくにナニも思わず、水×すみ花は……悪くはないけどときめきもなく、「ふつう?」な感じ。3組しかいないから、シャッフルの枠がせまいっす。
2幕はメドレー尽くしというか、1曲1ターンが短くて次々人が出てきて流れて、という感じでめまぐるしくて、スターさんたちはいいけど、脇の子たちはもおなにがなんやら。
大劇場ならよかったのに。銀橋もあるし、オケはオケピットに収めて本舞台も大きく使えるしで、いくらでも見せ場を作れたろうに。
狭苦しくて演出に幅がなく、若手たちがかなり割を食った印象。
そんななか、トド様ひとり立て続けに3曲はバランス悪い……。しかも聞きあきた『風共』曲。TCAとかのイベント公演のたびにこの歌歌ってないか、この人?
ナマ観劇ならバックの娘役ちゃんたちを見たりできても、中継の人は視点固定されてさらに長く感じたのでは?
とはいえ、トド様の出番は昔に比べて減っている。
出るときはほぼひとりで、とか、若手とか娘役とかと一緒で、今をときめく男役スターたちの出番とは線引きされるようになったと思う。このへんも時代だなあ。
クリスマス抽選会、なんてものがあることにおどろいた。
このテの抽選で当たった試しがないので、半券を用意することもなく「出し物」として眺めた。
販売DVDやスカステ放送などではカットされるであろう、素のスターさんたちのやりとりを見るのが面白い。
振付が決まっているわけじゃないこーゆー場面って、ナニ気に性格とか出るんだよなー(笑)。
フィナーレ、トド様が「次は娘役3人が、ソプラノで『すみれの花咲く頃』を披露します」とかなんとかMCしたもんだから、「トップ娘役3人で歌う場面かぁ」と思いましたよ。今の娘トップ3人って、歌がそのあのえっと、でもまあ歌うんならがんばれー、と。
で、トップ娘役3人が登場すると思い込んでいただけに。
階段上にポーズを付けて登場するドレス姿の3人の、シルエットの太さに驚く。
ちょ、ちょっと待て、いくらなんでもそれは……っ?! と思ったら、トップ3人ではなく、コーラス専門で出演している3人でした。
演出がほんと、トップ登場でもおかしくない感じだったので。壇上からシルエット登場だもん……。
で、シルエットのたくましさっつーか横幅にびびったのはりりこ嬢ひとりなんだけど、ひとりだけでも全体の印象を左右する力があることがわかった(笑)。
みんなすばらしい歌声だったけど、こーゆーハレの場で「見せる」歌い方は、コロちゃんがいちばんわかっているんだなと。りりこちゃんはとにかくパワー勝負、さらさちゃんはうまいのに地味だった。
そして、娘役たちのダンスのあとに、男役黒燕尾の「すみれのボレロ」……。
圧巻。
たのしい祭りだった。
来年こそは、大劇場でやって欲しい。
トド様は『風共』や『ノバボサ』『凱旋門』あたりはよく歌うけれど、『エリザベート』はほとんど歌わない、気がするんだけど、わたしの思い違いかしら。
イベント公演のたびになにかしら持ち歌披露しているけれど、それはいつも「タカラヅカの顔」みたいな作品の曲ばかり。
轟悠の最大の当たり役はルキーニだと思っているので、出し惜しみ感が強い。
だからほんっとーに久しぶりにトド様の「キッチュ」を聴けてうれしかった、『タカラヅカスペシャル2009~WAY TO GLORY~』。
わたしはジェンヌのがなりを入れた歌い方が好きなんだが、「キッチュ」ってトド様にはめずらしいがなり曲なんだ。
トド様は声が独特なんでふつーに歌っていても濁音っぽいというかがなっているよーに聞こえるけど、そうじゃない、だからこそ滅多にがなりを入れない人なんだと再確認。
「キッチュ」は思い存分がなりを入れて舌を巻いて歌うんだー。うわーん、かっこいー。
雪組のやんちゃな男の子、だったトド様。
ルキーニはいつも大暴れしていた。
ダイスキだったよ、初演雪組『エリザベート』。あそこからすべてがはじまった。今、『エリザベート』がこんなにタカラヅカの代表作になるなんて……つか、再演されまくってナニがなんだか、な作品になるなんて、夢にも思わなかった。
さて、『ヅカスペ』の感想、あとはもう簡単に。や、感想書くヒマがなかったために、記憶も薄れてるし(笑)。順不同、つかめちゃくちゃ。
世界は、らんとむ×ゆーひを求めている。
と、確信したオープニングの組ごとのショー主題歌場面。
宙組は『Apasionado!!』、ゆーひさんを後ろかららんとむが軽く抱きしめる振りがあった。ショーでよくある、後ろから腰に腕を回してってやつ。
いやあ、空気感がぜんぜんチガウ、客席のみなさま、今がっつり食いついたでしょー?! あわててオペラが一斉に上がるんですが?(笑)
ゆーひさんがエロいのは標準装備ですが、らんとむさんのエロさはちょっとまたチガウので。なんなんだろね、あの人は。ちょっと間違うとお笑いになりそうなエロさ……あはんあはんしていて、赤面してしまう系のエロさを芸風としている方なので、ゆーひくんとの絡みは異世界との出会い。
ぜひイベント以外の公演で、芝居で、がっつり絡んでみてほしい。
らんとむさんというと、ほんっとに赤が似合うなあ。2部で赤ブラウスで腰振って熱唱する「ジタン・デ・ジタン」に感動。
「ランベス・ウォーク」を歌い踊るゆーひくんをぼーっと眺めて、彼の激動の近年に思いを馳せる。『ME AND MY GIRL』に出る出ないで噂が飛んだよね……。
ぞろりと終結したときにスターとしての華というか覚悟というか、そーゆーものが見えるもんなんだなと思った、キムのギラつき具合。そして、テルの空気っぽさを心配した(笑)。
花組の3人はトド様のバックで歌ったり、彼らの学年や番手からすればかなり特別扱い。よかったよかった。
てゆーか、だいもん。
この子に入り込み系の歌を歌わせると、やばいです。「明日へのエナジー」にて、顔、こわすぎ(笑)。すっげー入ってる、入りすぎて別次元へ行っちゃってるよ~~。
いりすくんのダンスをきれいだなと思う。すらっときれい。加えて、ダンスで目につくのはあかし。こっちは、濃い。あちこちでもお、ねとっと、濃い。
ともちはメイクが悪役顔になってる……どーしたんだ、その眉。
オペラを上げた瞬間、飛び込んでくるのがたまたま大ちゃんだったりすると、彼以外見られなくなって困る(笑)。なんであんなに面白い動きで踊ってるんだ……美形なのに。
トップコンビのシャッフル場面、れおんくんとみなこちゃんがいい感じでした。つか、ダンサー同士ってかっこいーなー。
ゆーひ×ねねはいくらでも記憶にあるのでとくにナニも思わず、水×すみ花は……悪くはないけどときめきもなく、「ふつう?」な感じ。3組しかいないから、シャッフルの枠がせまいっす。
2幕はメドレー尽くしというか、1曲1ターンが短くて次々人が出てきて流れて、という感じでめまぐるしくて、スターさんたちはいいけど、脇の子たちはもおなにがなんやら。
大劇場ならよかったのに。銀橋もあるし、オケはオケピットに収めて本舞台も大きく使えるしで、いくらでも見せ場を作れたろうに。
狭苦しくて演出に幅がなく、若手たちがかなり割を食った印象。
そんななか、トド様ひとり立て続けに3曲はバランス悪い……。しかも聞きあきた『風共』曲。TCAとかのイベント公演のたびにこの歌歌ってないか、この人?
ナマ観劇ならバックの娘役ちゃんたちを見たりできても、中継の人は視点固定されてさらに長く感じたのでは?
とはいえ、トド様の出番は昔に比べて減っている。
出るときはほぼひとりで、とか、若手とか娘役とかと一緒で、今をときめく男役スターたちの出番とは線引きされるようになったと思う。このへんも時代だなあ。
クリスマス抽選会、なんてものがあることにおどろいた。
このテの抽選で当たった試しがないので、半券を用意することもなく「出し物」として眺めた。
販売DVDやスカステ放送などではカットされるであろう、素のスターさんたちのやりとりを見るのが面白い。
振付が決まっているわけじゃないこーゆー場面って、ナニ気に性格とか出るんだよなー(笑)。
フィナーレ、トド様が「次は娘役3人が、ソプラノで『すみれの花咲く頃』を披露します」とかなんとかMCしたもんだから、「トップ娘役3人で歌う場面かぁ」と思いましたよ。今の娘トップ3人って、歌がそのあのえっと、でもまあ歌うんならがんばれー、と。
で、トップ娘役3人が登場すると思い込んでいただけに。
階段上にポーズを付けて登場するドレス姿の3人の、シルエットの太さに驚く。
ちょ、ちょっと待て、いくらなんでもそれは……っ?! と思ったら、トップ3人ではなく、コーラス専門で出演している3人でした。
演出がほんと、トップ登場でもおかしくない感じだったので。壇上からシルエット登場だもん……。
で、シルエットのたくましさっつーか横幅にびびったのはりりこ嬢ひとりなんだけど、ひとりだけでも全体の印象を左右する力があることがわかった(笑)。
みんなすばらしい歌声だったけど、こーゆーハレの場で「見せる」歌い方は、コロちゃんがいちばんわかっているんだなと。りりこちゃんはとにかくパワー勝負、さらさちゃんはうまいのに地味だった。
そして、娘役たちのダンスのあとに、男役黒燕尾の「すみれのボレロ」……。
圧巻。
たのしい祭りだった。
来年こそは、大劇場でやって欲しい。
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