『Samourai』は重い話だから、感想書くのつらいなー。
 死は最高のエンターテインメント、谷せんせはずるいよな。

 あとはいろいろ雑感。

 オープニングの連獅子、かっけー!
 日本物の雪組! いいわー、こーゆーの観ると雪組好きの血が騒ぐ(笑)。

 で、フィナーレも正統派タカラヅカで良かった。
 つーか、ここでキタちぎがあるのはナニ?(笑) なんのサービスよ、谷せんせ。

 マリー@みみちゃんのツンデレもいいが、彼女の変化をどーんと受け止めるモンブラン伯爵@ナガさんがまた良かった。
 モンブラン伯爵は、筋の通った人だよなあ。
 言動に、生き方に、ブレがなくて気持ちいい。

 ねえねえ、咲ちゃん格好良くなってない?
 痩せた? 頬のラインがすっきりして、ガスパールくんいい男だわー。

 ブランシェ@リサリサの店の男の子、シモン@かなとくんが、美形。

 最初この役、けっこう注目だわ、いい男だわ、と思ったのに、ほんとのとこ谷は、ナニも考えてなかった模様。
 当時のフランス人なら、日本人を見下していて当然。
 日本人が死のうが生きようがどーでもよし。
 なのに、テンパっちゃった日本人の五島@ホタテが、傍迷惑にもひとんちの店で切腹騒動。
 ふつーのフランス人なら「勘弁してよ、死ぬなら外で死んでよ、店を汚すなっつーの」ってなもんだろうに、ブランシェは五島を助けようとしたし、その死を知って花を手向けようとする。
 そのブランシェの店の男、シモンは、自ら率先して背中を貸し、五島を医者へ診せようとする。

 おお、この男の子、いい人なんだわ。切腹した男を背中に、ってシモンだって血まみれになっちゃうよ、それをいとわず日本人にそこまでしてあげるなんて。
 と、思ったんだ。日本人に差別感情のない男なんだー、わーい。

 ところが、だ。
 次に彼に台詞がある場面では、他の市民たちと同じように日本人差別してた……。

 谷せんせはナニも考えてない、五島切腹場面にいたモブの男としてかなとくんを使い、日本人差別するフランス人のモブとしてかなとくんを使っているだけ。役名があっても、理解してないわこりゃ、演出家自身が。
 谷せんせに多大なモノを期待しても無駄だってば(笑)。
 レティシア@あんなちゃんだってブランシェだって、ただのモブとして殺されちゃう演出家なんだから。

 その五島さんは、大変な役だなー。せっかくのホタテくん大役だけど、外見も含めてあまりふるわず。
 谷せんせの大雑把な世界観と演技は、ホタテくん向きではないのかも?

 チプリアニ@がおりはもうけ役。つか、ほんと谷せんせがおり好きやなー。
 安心の出来映え、素直に泣ける。

 マリーの侍女コンビ@ほのり・あんりが可愛すぎる。
 谷せんせ、美少女侍女コンビ好きやなあ。みみちゃんも『ZORRO 仮面のメサイア』のときはこのこちょこちょした侍女コンビをやってたんだよなあ、と胸熱。

 渡会@ちぎの描き方は残念すぎる。
 戦争好き以外ナニもまともに描かれてないんじゃあ……。
 恋愛ぐらいさせてやってくれよ、別に相手が正名でもキタさんでもいいから。(ヲヅキは役名じゃないんかい)

 たしかにヲヅキは目立つ舞台人で、歌とかダンスとかコレといった特技はないし、芝居がものすごくうまいとも、わたしは思ってないんだけど……でも、舞台で映える人だよな。観客の目を奪う人だよな。
 ヲヅキにいい役をやらせると、ばーんと持ってくよなー。
 てのはわかるけど、ちぎくんの舞台での地味さは、ちょっと気になった。
 ヲヅキに食われてちゃいかんやろう、雪組正2番手。
 ちぎくんも組替えと代替わりであれよあれよと飛び級して、気がついたら2番手ってって人で、まだ経験が足りていないだけかもしんないけど。
 劇団はちぎくんに期待しているのだろうし、実際彼は良いスターだし、さらに伸びていって欲しい。


 はあ。やっと『Samourai』まで書けた……あとまだ『インフィニティ』がある……書き終わってない……。
 時間があれば、書きたいこといっぱいあるのになあ。(入院中にナニやってたんだこの人、ってくらいずーっとナニか書いていたらしいよ・笑)

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