今回のトップ退団千秋楽に関しての覚え書き。
 チケ運のないわたしが、今後も当日券に懸ける、そのための数字。

 とにかくわたしにチケ運がないのはいつものこと。
 前もってチケットを持ってないのは当たり前、今回も前楽から当日券に並びに行った。

 水くん、まとぶんのときの記憶があるから、きりやんはこんなもんだろう、と大体見当を付けていた。や、あくまでも自分勝手にだが。

 で。
 きりやんって、けっこう人気あるんだ、と驚いた。

 てゆーか、まとぶんが人気なさすぎたのか……?

2012年3月 きりやん
 前楽 座席券50枚 立見券140枚 並んだ人数500人ほど
 大楽 座席券60枚 立見券100枚 バウホール券500枚 並んだ人数700人弱

 去年のまとぶんのデータは、ハンドヘルドPCが臨終したため消失。ちゃんとブログに書いておかなきゃダメだと反省。
 まとぶんのときは、前楽もはずれる人の方が少ない人数しか並んでいなかった。本当に観たくて早朝からやって来た人は、ほとんど劇場に入れたと記憶。

 それでわたし、今年も大丈夫かなと思ってたんだ。

 ……前楽はわたし、はずれました……。
 休み取って1日空けて、ムラまで行ってたんだけど、同じくはずれた友だちとモーニングだけ食べて帰った。いやその、仕事詰まってたから、サバキ待ちには懸けられない……。

 ちなみに、水くんのときのデータ。

2010年8月 水くん
 前楽 座席券50枚、立見券140枚、並んだ人数500人。
 大楽 座席券42枚、立見券100枚、バウ500枚、並んだ人数800人。

 それより前のあさこやトウコのときは、1500人とか並んでいたので、各スター個人の問題というより、「タカラヅカ」自体が大きく傾いたのだと思う。
 まとぶんは、当たりくじ(当日券+バウ券)より少ない人数しか、大楽に並んでなかったし。


 で、今回のきりやんの話。
 大楽はS席が何枚か当日券にあった模様。友人は当日券で2階S席をゲットしていた。
 わたしは自分のくじ運を信じていないので、バウで見られればよしと思っていた。まとぶんがバウホール3分の一以上空席だったわけだし、水しぇんだって売り切れてなかったし、きりやんも並びに行きさえすれば、バウでなら見られるだろうと思っていた。
 大楽当日券の抽選確率を係員に尋ねると、「ご安心ください、はずれはありません!」と言われたので、並んだ人数は660人以下だったのかもしれない。もっと多かったとしても、確率的にはずれる人はほんのわずかだから、その係員はそういう言い方をしたのかもしれない。自分の整理番号と並び位置から、700か、あるいはちょい切るくらいかなという手応えだったが。

 やはりバウホール券は売りきれなかったらしく、ふつうに窓口販売に切り替わっていた。
 開演時刻前にふらりと来た人でも、バウでなら見られたかも。
 バウが売り切れたかどうかは未確認。


 千秋楽進行にて驚いたのは、越リュウが読む退団者からのメッセージ。
 もちろんこれはお約束、トップ退団でなくても、退団者のいる公演なら必ずある。
 驚いたのは、その内容だ。

 退団者ひとりずつの、出演舞台名を全羅列していた。

 ただ、羅列。
 この公演のこの役が好きでした、とか、この作品でこんなことがありました、ではなく。
 ただただ、公演名を読み上げる。
 メッセージはそのあと。

 あのー……退団者、8人いるんですが……。
 しかも、今回それなりの上級生の退団者が多い。
 長い。
 あとになればなるほど、どんどん長い。
 一色さんなんか、研17だよ。17年間の公演名だよ。
 ……長い……。
 退団者への好意とか愛着とかいう問題ではなく、純粋に「どうしよう、これ」と思った。
 誰か止めるモノはいなかったのか。変だと言うモノはいなかったのか。

 出演公演名は「メッセージ」じゃない。ただの記録だ。今ここで聞く必要のない情報だ。あとからでも誰でも調べられる。
 それに時間を割くくらいなら、その分多く本人の言葉を聞かせてくれよ。

 客席も微妙に困惑が広がっていた。緊張感が下がっていくというか、集中力が途絶えていくというか。
 サヨナラショー前とそのあとと2回に分けてのメッセージ朗読なのに、あとの方の朗読時間だけで、25分以上もかかってた……。時計見たもんよ……。
 メッセージを読み終わったあとに「舞台の準備も整ったようです」と言うのがお約束なんだけど、通常公演の休憩時間と同じかそれ以上の時間が経ってるんだ、ヨーロッパ人から黒塗りに変更できるくらいの時間だよ、そりゃ準備も整うだろうよ、と突っ込んだよ……。

 そして、この微妙な越リュウひとり舞台(25分以上、たったひとりで喋り続けたんだ……お疲れ)の間、緞帳には退団者たちの舞台映像と、似ていない、微妙な似顔絵が映し出されていた。
 あれは、いったい……。
 組子の有志が描いたのかな……でも、それならそれで教えてよ、越リュウ。絵の微妙さに、客席がとまどってたじゃん。「組子の誰々が描いてくれました」なら、微笑ましい話で済むのに。
 まあ、公演名羅列している間に、映像は終わっちゃってるんだけどね……。

 ってまさか、プロの絵じゃないよね、あれ??


 退団者からのメッセージで時間を取り過ぎたせいだと思う。
 カーテンコールは少なかった。
 すぐに緞帳前挨拶になってたもの。
 マスコミだの警備だのの都合もあり、時間は決まっている。妙なところで時間を取り過ぎたら、他で帳尻合わせをされる。
 全員の出演公演名を越リュウの声で朗読して欲しかった、それが夢だったんだ、叶って嬉しい、と言う人もいるだろうから、その人には申し訳ないが、わたしはもう勘弁、と思う。
 それよりも、カーテンコールできりやんたちの笑顔をいっぱい見られる方が良かった。

 終演は午後6時10分くらい……1時開演だったのに、5時間以上かかっていた。
 予定所要時間とあちこちに貼ってあったものより、軽く1時間以上オーバー。
 そりゃ、カテコも省略されるわ。

 あと、めーっちゃ時間が長かったとはいえ、トップサヨナラ千秋楽公演中に、携帯電話が9回鳴ったのは、いかがなものか。
 わたしに聞こえる範囲内だけで、だから、劇場全体では何十回と鳴っていたんじゃないか?
 もちろんほとんどはバイブで、音が鳴ったのは1回だけだったかな。
 でも、緊張した空間に、バイブの音は響き渡るよ。
 純粋に、疑問だ。
 何故、電源自体切らないんだろう。
 携帯が鳴ったあと、携帯片手にあわてて劇場を飛び出して、電話したりメールしたりする人はなかった。みんな、携帯が鳴ったら音を止めて、そのまま観劇してるんだよね?
 「いつ緊急の連絡が入るかわからない。携帯を切ることはできない。でも、どうしてもどうしても、きりやんの千秋楽が見たいの!」という、どうしようもない事情と愛情がある人もいるだろう。
 だがその場合、携帯が鳴ったら、席を立つんじゃないのか? きりやんの千秋楽公演中に携帯が鳴り響くリスクを冒してまで緊急の用件を抜けてきているわけでしょ?
 携帯が鳴った、でも無視して観劇してよし、程度の用件のために電源を入れているのか。
 たまたまうっかり、電源を切るのを忘れてしまう場合だってあるだろう。
 じゃあどうして、9回も鳴るのか。誰が1回鳴らしてしまった段階で、我が身を省みて、切らないのか。

 わかんないわー。
 ガイ@まさおが、「マナーモードではなく、電源をお切りください」って言ってるのに。

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