作品ファンの覚え書き・その1。@フランス版『ロミオとジュリエット』イベント
2012年5月23日 タカラヅカ 『ロミジュリ』ファンとしての、覚え書き。
フランス招聘版ミュージカル『ロミオ&ジュリエット』ライブ付来日イベントに行ってきました。
すっかり忘れていて、今日の朝に「今日、なんかあったような……」と手帳見て思い出した。あぶねえあぶねえ。
あわてて阪急電車に飛び乗ったはいいが、「で、場所どこだっけ?」。
フランス版『ロミジュリ』が梅芸で上演されることはもちろん知っているが、今日のイベントがどこで開催されるか確認していなかったという。
よかったよ、梅芸で。(去年の梅芸公演『H2$』は、制作発表会がバウホールだった。上演劇場とイベント会場は、必ずしもイコールではない)
入口で、プレス向けっぽい資料(お手製カラーコピー)をもらう。わーい、こんなのはじめてだー、『H2$』と『フットルース』も、マスコミの人には資料渡してるのに、一般人にはナニもくれなかったもん。
資料中身は、チラシに載っている程度の舞台写真と、文字ぎっしりの作品紹介、本日ゲストのプロフィール。
わたしは、「わたしが愛してやまない雪組『ロミオとジュリエット』の、フランス版」ということしか知らない。本家、なのはわかるけど、初演まんまじゃないだろうし。
2001年の初演から、どんな遍歴があって、実際に日本上陸するのがどーゆーバージョンで、誰が来る・なにをやるなど、なんにも知らない。
ぶっちゃけ、あんまし興味もない。
雪組『ロミジュリ』を愛しすぎ、タカラヅカ板『ロミジュリ』が大好きなだけで、それと同じカテゴリのものなら観てみたいってだけ。初演から12年の間、誰がロミオ役を演じて来たとか、日本に来るのがその人なのかとか、なーんにも知らない。
知っているのは、チラシの写真くらいのもん。
でも、こーゆーロングラン・ミュージカルの宿命ってゆーかお約束ってゆーか、チラシは「イメージ画像です」で、そこに写っている人や舞台と、実際に上演されるモノは別モノだよね?
「ロミオとジュリエットでございます」とチラシ表にどーんと載っている男女だって、実際に日本に来てくれるかどうかわかんないよね? まったくの別キャストでお茶濁しされることも、いくらでもあるよね?
てことで、ここではじめて、キャストの写真を見た。もらった資料で。
最初の驚き。
ロミオが、金髪だ。
…………わたしの「ロミオ」のイメージは、金髪です。金髪の優男です。ハンサムくんです。髪サラサラの王子様キャラです。
だけど、フランス版『ロミジュリ』のチラシには、わたしのロミオ像とはほど遠い、黒髪短髪チリチリ毛のローマ人みたいなおっちゃ……ゲフンゲフン、にーちゃんが「ロミオです」と載ってます。
イメージ違いすぎて、テンション上がりませんでした。わたしが持っているのが、「日本人が考えたロミオ」であり、本場だと黒髪短髪マッチョだったりするんだろう、世の中そーゆーもんなんだろう、と深く考えずにいました。
なのに。
もらった資料のロミオは、金髪サラサラロン毛のイケメンでした。
ちょ……っ。
コレ、ロミオ?!
黒髪短髪マッチョぢゃなくて、王子様系キャスティングしてくれたんですか、日本人用に?!(笑)
ロミオ役をやる前は、ベンヴォーリオをやっていたらしい。うわ、そっちもイメージハマる……。
ポスターやチラシ、この金髪ロミオ様で作り直せばいいのに……。
わたし程度のナニも知らない人間には、こっちのロミオで宣伝した方が、絶対集客力あるよ……。
それともこれは、写真が間に合わないから金髪のままで、実際は黒髪短髪で登場するのかしら。
資料写真はいろんなところから持ち寄ったみたいで、全員ばらばらテイストでした。紹介文も。
開演するまでの間、客席ではえんえんフランス版『ロミジュリ』のサントラが流れている。
『ロミジュリ』が好きすぎるもんで、歌っているのが誰であれ、何語であれ、『ロミジュリ』の曲を聴くと胸が痛い。
そーして、イベントスタート。
まずは過去ステージのハイライト映像。
金髪ロン毛のベンヴォーリオが映っていたんだが、あれは今回のロミオ様かしら……。イケメンだったぞ。
タカラヅカ版や日本版も、画像が映った。
星組はちえねねバルコニー、雪組版はキムちぎまっつの「世界の王」だった。
油断してた。
まさかここで、ロミオ@キム、マーキューシオ@ちぎ、ベンヴォーリオ@まっつに会えるとは、思ってなかった。
しあわせだった、ただただしあわせだった、あの頃。
ずきんと、胸が痛む。
んで次に、出演者のパフォーマンス。
ブルーのロングコート姿のロミオ@シリル・ニコライ、赤いドレスのジュリエット@ジョイ・エステールが「いつか」をまるまる歌う。
彼らを見た感想。
でかっ。どすこいっ。若くないっ。
……失礼しました。
でも正直なとこ、まずそのごつさにびびった。縦にも横にもでけえ。胴の丸さと太さ、腕の太さってば……ロミオだけでなく、ジュリエットも(笑)。
あ、ロミオ様はちゃんと金髪でした。
日本の芸能人は、スリムさが大きな美の基準だもんなあ。女性はもちろん、男子だって細マッチョが好まれるんだもんなあ。
タカラジェンヌなんてほんと、内臓入っているのか不安になるほど細い体躯でないと、デブ扱いされるもんなあ。
そして、資料写真の嘘がよくわかるっちゅーか……ええっと、年齢はどうなってるんだろう……そういやふたりとも生年は記載されてなかった……ロミオという年齢にも、ジュリエットと言っていい年齢にも、まったく見えない……。
いやその、映画じゃない、舞台なんだから、役者の年齢はどーでもいいと思っています。50歳が18歳を演じたりするのが舞台ですとも。ただ、少年にしか見えないキムくんロミオを見過ぎていて、若くぴちぴちした次の月組『ロミジュリ』のポスターがあちこちに貼られているのを見て、ロミオ=少年の外見役者の思い込みが強くなりすぎていたの。
丸太のような腕、プロテクター付けたみたいな分厚い肩……なんか猫背……うーむ……ロミオ様か……。
大人の女むんむん、魔女みたいな顔立ちのむちむちジュリエット……。つか、あの胴(ウエスト……?)の太さは……。
まずは視覚でそう、びびり。
歌はほら、「うまいのが当たり前」だと思っているから特になにも思わず。
そんな、アタマ悪い感想からスタートしたくせに。
やっぱ、『ロミジュリ』はいいねっ。
どんどん、引き込まれる。
「いつか」はそれほどラヴってないんだが、2曲目の「エメ」になると、ふたりの雰囲気がやわらかく、甘くなるのね。
わたしはロミオ様を中心に眺めていたんだけど、ジュリエットが歌っているときに、彼女を見つめるロミオ様の目が、ぐだぐだに甘いの。
どわー、そんな目で見ちゃいますか。顔にはけっこーシワがあるんだけど、くしゃっとシワ寄せて見つめているのが、なんか、キュン(笑)。
ラストなんか、おでここっつんですよ。
ちょ……っ、かーわーいーいー。
縦にも横にもごつくて、遠近感狂う感じなんだけど(笑)、でもたしかに彼らはロミオとジュリエットなんだろう。
続く。
フランス招聘版ミュージカル『ロミオ&ジュリエット』ライブ付来日イベントに行ってきました。
すっかり忘れていて、今日の朝に「今日、なんかあったような……」と手帳見て思い出した。あぶねえあぶねえ。
あわてて阪急電車に飛び乗ったはいいが、「で、場所どこだっけ?」。
フランス版『ロミジュリ』が梅芸で上演されることはもちろん知っているが、今日のイベントがどこで開催されるか確認していなかったという。
よかったよ、梅芸で。(去年の梅芸公演『H2$』は、制作発表会がバウホールだった。上演劇場とイベント会場は、必ずしもイコールではない)
入口で、プレス向けっぽい資料(お手製カラーコピー)をもらう。わーい、こんなのはじめてだー、『H2$』と『フットルース』も、マスコミの人には資料渡してるのに、一般人にはナニもくれなかったもん。
資料中身は、チラシに載っている程度の舞台写真と、文字ぎっしりの作品紹介、本日ゲストのプロフィール。
わたしは、「わたしが愛してやまない雪組『ロミオとジュリエット』の、フランス版」ということしか知らない。本家、なのはわかるけど、初演まんまじゃないだろうし。
2001年の初演から、どんな遍歴があって、実際に日本上陸するのがどーゆーバージョンで、誰が来る・なにをやるなど、なんにも知らない。
ぶっちゃけ、あんまし興味もない。
雪組『ロミジュリ』を愛しすぎ、タカラヅカ板『ロミジュリ』が大好きなだけで、それと同じカテゴリのものなら観てみたいってだけ。初演から12年の間、誰がロミオ役を演じて来たとか、日本に来るのがその人なのかとか、なーんにも知らない。
知っているのは、チラシの写真くらいのもん。
でも、こーゆーロングラン・ミュージカルの宿命ってゆーかお約束ってゆーか、チラシは「イメージ画像です」で、そこに写っている人や舞台と、実際に上演されるモノは別モノだよね?
「ロミオとジュリエットでございます」とチラシ表にどーんと載っている男女だって、実際に日本に来てくれるかどうかわかんないよね? まったくの別キャストでお茶濁しされることも、いくらでもあるよね?
てことで、ここではじめて、キャストの写真を見た。もらった資料で。
最初の驚き。
ロミオが、金髪だ。
…………わたしの「ロミオ」のイメージは、金髪です。金髪の優男です。ハンサムくんです。髪サラサラの王子様キャラです。
だけど、フランス版『ロミジュリ』のチラシには、わたしのロミオ像とはほど遠い、黒髪短髪チリチリ毛のローマ人みたいなおっちゃ……ゲフンゲフン、にーちゃんが「ロミオです」と載ってます。
イメージ違いすぎて、テンション上がりませんでした。わたしが持っているのが、「日本人が考えたロミオ」であり、本場だと黒髪短髪マッチョだったりするんだろう、世の中そーゆーもんなんだろう、と深く考えずにいました。
なのに。
もらった資料のロミオは、金髪サラサラロン毛のイケメンでした。
ちょ……っ。
コレ、ロミオ?!
黒髪短髪マッチョぢゃなくて、王子様系キャスティングしてくれたんですか、日本人用に?!(笑)
ロミオ役をやる前は、ベンヴォーリオをやっていたらしい。うわ、そっちもイメージハマる……。
ポスターやチラシ、この金髪ロミオ様で作り直せばいいのに……。
わたし程度のナニも知らない人間には、こっちのロミオで宣伝した方が、絶対集客力あるよ……。
それともこれは、写真が間に合わないから金髪のままで、実際は黒髪短髪で登場するのかしら。
資料写真はいろんなところから持ち寄ったみたいで、全員ばらばらテイストでした。紹介文も。
開演するまでの間、客席ではえんえんフランス版『ロミジュリ』のサントラが流れている。
『ロミジュリ』が好きすぎるもんで、歌っているのが誰であれ、何語であれ、『ロミジュリ』の曲を聴くと胸が痛い。
そーして、イベントスタート。
まずは過去ステージのハイライト映像。
金髪ロン毛のベンヴォーリオが映っていたんだが、あれは今回のロミオ様かしら……。イケメンだったぞ。
タカラヅカ版や日本版も、画像が映った。
星組はちえねねバルコニー、雪組版はキムちぎまっつの「世界の王」だった。
油断してた。
まさかここで、ロミオ@キム、マーキューシオ@ちぎ、ベンヴォーリオ@まっつに会えるとは、思ってなかった。
しあわせだった、ただただしあわせだった、あの頃。
ずきんと、胸が痛む。
んで次に、出演者のパフォーマンス。
ブルーのロングコート姿のロミオ@シリル・ニコライ、赤いドレスのジュリエット@ジョイ・エステールが「いつか」をまるまる歌う。
彼らを見た感想。
でかっ。どすこいっ。若くないっ。
……失礼しました。
でも正直なとこ、まずそのごつさにびびった。縦にも横にもでけえ。胴の丸さと太さ、腕の太さってば……ロミオだけでなく、ジュリエットも(笑)。
あ、ロミオ様はちゃんと金髪でした。
日本の芸能人は、スリムさが大きな美の基準だもんなあ。女性はもちろん、男子だって細マッチョが好まれるんだもんなあ。
タカラジェンヌなんてほんと、内臓入っているのか不安になるほど細い体躯でないと、デブ扱いされるもんなあ。
そして、資料写真の嘘がよくわかるっちゅーか……ええっと、年齢はどうなってるんだろう……そういやふたりとも生年は記載されてなかった……ロミオという年齢にも、ジュリエットと言っていい年齢にも、まったく見えない……。
いやその、映画じゃない、舞台なんだから、役者の年齢はどーでもいいと思っています。50歳が18歳を演じたりするのが舞台ですとも。ただ、少年にしか見えないキムくんロミオを見過ぎていて、若くぴちぴちした次の月組『ロミジュリ』のポスターがあちこちに貼られているのを見て、ロミオ=少年の外見役者の思い込みが強くなりすぎていたの。
丸太のような腕、プロテクター付けたみたいな分厚い肩……なんか猫背……うーむ……ロミオ様か……。
大人の女むんむん、魔女みたいな顔立ちのむちむちジュリエット……。つか、あの胴(ウエスト……?)の太さは……。
まずは視覚でそう、びびり。
歌はほら、「うまいのが当たり前」だと思っているから特になにも思わず。
そんな、アタマ悪い感想からスタートしたくせに。
やっぱ、『ロミジュリ』はいいねっ。
どんどん、引き込まれる。
「いつか」はそれほどラヴってないんだが、2曲目の「エメ」になると、ふたりの雰囲気がやわらかく、甘くなるのね。
わたしはロミオ様を中心に眺めていたんだけど、ジュリエットが歌っているときに、彼女を見つめるロミオ様の目が、ぐだぐだに甘いの。
どわー、そんな目で見ちゃいますか。顔にはけっこーシワがあるんだけど、くしゃっとシワ寄せて見つめているのが、なんか、キュン(笑)。
ラストなんか、おでここっつんですよ。
ちょ……っ、かーわーいーいー。
縦にも横にもごつくて、遠近感狂う感じなんだけど(笑)、でもたしかに彼らはロミオとジュリエットなんだろう。
続く。
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