アイ・ガッチャ!!@Shining Rhythm!
2012年5月20日 タカラヅカ つねづね、思っていることがある。
すべての組で、「I Gotcha」をやるべきだ。
「I Gotcha」……フジイくんショー『TAKARAZUKA舞夢!』の中詰め、男たちの乱舞。トップスターたちはもちろんのこと、上は組長から、下は研2のペーペーまでずらり勢揃い。
花男たちの戦闘服、黒タキに身を包み、舞台全部を黒一色に染め上げ、キザりまくる。
まだなんにもできないぴよぴよのひよっこたちもが、全霊を挙げてキザっている。舞台の隅、「誰もおめーなんか見てねーよ!」な位置の男の子たちまでが「オレこそがセクスィスタァ!」と鼻息荒く陶酔しまくる。
これぞ花組!!という場面。
舞台上も客席も、テンション上がりまくり、みんな大好物。
この「I Gotcha」を、全組でやるべきだ。
男役が格好良くて、ヅカファンが喜ぶ場面だってのは、確か。
でも、それだけじゃないんだ。
「I Gotcha」は、男役を成長させる。
ただカッコイイダンスシーンってだけじゃなくて。
そこには、フリーゾーンがある。
決められた振りの中に、自己表現の余白があるの。
もちろん他の場面やダンスにも余白は多かれ少なかれあるだろうけど、「I Gotcha」が秀逸なのは、その余白を埋める方法が、色気勝負なのよ。
さらに、下は研2から参加していたように、総力戦。
一部のスター様たちだけに与えられた場ではないの。
歌と違ってダンス、ましてや男役の色気なんてもんは、どんな隅っこだろうと舞台に立ってさえいれば発揮できる。それこそ「誰もおめーなんか見てねーよ!」なひよっこだって「オレを見ている!」と思ってキザりまくれる。
色気勝負、「オレを見ている」と思って真剣勝負、しかも手本になる素晴らしい先輩たちが同じ舞台にいる、この状況で3ヶ月公演してみなさいよ、成長するって。
花男たちはこうやって磨かれていくんだ! と、当時花担でもなんでもないわたしは、大興奮して観劇していました。
男役としての立ち居振る舞い、見せ方、なによりも、意識。
それらが急速に付いていく、成長していくのを見るのは楽しいっすよ。
全組全公演で、「I Gotcha」をやるべきだ。
そうやって若手男役を鍛えるべきだ。
最近の男役は成長が遅く、男装したオンナノコのままの時間が長すぎる。
カッコイイ場面を出来上がったスターだけで独占してちゃダメ、未来のために、なんにもできないひよっこたちも舞台に上げるのよ。
そうつねづね、思ってきた。じれったく、思ってきた。
そして。
『Shining Rhythm!』にて、開眼する。
これは、「I Gotcha」だ!!
プロローグのあと、スーツ姿のちぎくんが登場する場面。
最初にちぎくん、続いてヲヅキたちスタークラス、そのあとにどどーんとみんないっぱい。
Bryant Baldwin氏振付の場面ね。場面名は「Shining Cool Rhythm!」。
黒スーツ男たちのダンス、そのあとセクシーなミニドレス姿のショーガールたちが登場する、アレ。
ムラの初日あたりは、あまり感動はなかった。
たしかにちぎくんはかっこいいけど、それはわかっている範疇というか。衣装も振付も格好いいけど、だからどうってこともないというか。
ちぎくんやヲヅキたちがかっこいいのは、場面でも振付でもなく、もともと彼らがカッコイイってだけ。
場面としても振付としても、抜きん出たものはなかった。や、振付自体はいいんだろうけど、それがキャストを活かしていないというか。
むしろ、無駄に長くてどうしようかと思った。
振付に振り回されている感が、落ち着き悪かったの。
一生懸命キザっているけど、身についていない感じ、その「一生懸命さ」が振りのクールさによって悪目立ちしているというか。
タカラヅカ的でない分、空回っているというか。
うわ、きっつー……。てな感じが、あった。
それが。
回数を重ねるごとに、変わっていった。
男の子たちが、もお、劇的に。
キザることを、楽しみだした。
それこそ、端っこの研2のひよっこたちまで。
これは……知ってる……知ってるよこれ、この興奮。
「I Gotcha」だ!
今の時代の、雪組の、「I Gotcha」だ!
初日から「出来上がっている」のが雪組の特徴だ。だから初日であれれな出来のこの場面に、疑問符がとびまくった。
そうか、初日はまだ出来てなかったんだ。
だってこれは、観客がいてはじめてスタートするものなんだもの!
男の子たちが変わった、そのあとはもお、楽しくてならない。
隅の隅まで、みんな楽しそうにキザっている。色気を振りまいている。
わたしは凰くんがやたら目に付くんだが、研3の彼までもが絶好調でキザっているのを見ると、胸が熱くなるっす。
こんな下級生まで、こんだけやっちゃいますか……。
雪組は真面目でおとなしい、小さく堅実にまとまりがちな組だ。
それゆえに、初日あたりは見ていてキツかった。
しかし、そんな組だからこそ、必要なんだ。
この場面を体験したことで、男の子たちはどーんと成長するはずだ。
舞台での在り方が、わかったんじゃないかな。男役として、そこに立つということ。
理屈はともかく、この場面が楽しくてならない。
下級生チェックしているだけで終わっちゃうよー。
また、ここが花組でない、雪組だからこそ、男たちだけの場面でなく、女の子たちも活躍するのがらしいなと思う。
女の子たちも、成長に加速度が付いている。
キュートでセクシーな場面であり、彼女たちにも自己表現の余白が与えられている。
美しく、セクシーに、自己表現していく彼女たちを見るのが、楽しくてならない。
そして、相乗効果。
男たちは女の子を意識してより格好良く男らしくなろうとし、女の子たちは男たちの視線を受けてさらに磨かれる。
男だけで磨かれる花組との違い(笑)。いいぞー、もっとやれー。
この場面、ほんと好き。
ナガさんとゆめみちゃんの活躍もうれしいし。
上から下まで、見どころだらけ。
目がいくつあっても足りない。
すべての組で、「I Gotcha」をやるべきだ。
「I Gotcha」……フジイくんショー『TAKARAZUKA舞夢!』の中詰め、男たちの乱舞。トップスターたちはもちろんのこと、上は組長から、下は研2のペーペーまでずらり勢揃い。
花男たちの戦闘服、黒タキに身を包み、舞台全部を黒一色に染め上げ、キザりまくる。
まだなんにもできないぴよぴよのひよっこたちもが、全霊を挙げてキザっている。舞台の隅、「誰もおめーなんか見てねーよ!」な位置の男の子たちまでが「オレこそがセクスィスタァ!」と鼻息荒く陶酔しまくる。
これぞ花組!!という場面。
舞台上も客席も、テンション上がりまくり、みんな大好物。
この「I Gotcha」を、全組でやるべきだ。
男役が格好良くて、ヅカファンが喜ぶ場面だってのは、確か。
でも、それだけじゃないんだ。
「I Gotcha」は、男役を成長させる。
ただカッコイイダンスシーンってだけじゃなくて。
そこには、フリーゾーンがある。
決められた振りの中に、自己表現の余白があるの。
もちろん他の場面やダンスにも余白は多かれ少なかれあるだろうけど、「I Gotcha」が秀逸なのは、その余白を埋める方法が、色気勝負なのよ。
さらに、下は研2から参加していたように、総力戦。
一部のスター様たちだけに与えられた場ではないの。
歌と違ってダンス、ましてや男役の色気なんてもんは、どんな隅っこだろうと舞台に立ってさえいれば発揮できる。それこそ「誰もおめーなんか見てねーよ!」なひよっこだって「オレを見ている!」と思ってキザりまくれる。
色気勝負、「オレを見ている」と思って真剣勝負、しかも手本になる素晴らしい先輩たちが同じ舞台にいる、この状況で3ヶ月公演してみなさいよ、成長するって。
花男たちはこうやって磨かれていくんだ! と、当時花担でもなんでもないわたしは、大興奮して観劇していました。
男役としての立ち居振る舞い、見せ方、なによりも、意識。
それらが急速に付いていく、成長していくのを見るのは楽しいっすよ。
全組全公演で、「I Gotcha」をやるべきだ。
そうやって若手男役を鍛えるべきだ。
最近の男役は成長が遅く、男装したオンナノコのままの時間が長すぎる。
カッコイイ場面を出来上がったスターだけで独占してちゃダメ、未来のために、なんにもできないひよっこたちも舞台に上げるのよ。
そうつねづね、思ってきた。じれったく、思ってきた。
そして。
『Shining Rhythm!』にて、開眼する。
これは、「I Gotcha」だ!!
プロローグのあと、スーツ姿のちぎくんが登場する場面。
最初にちぎくん、続いてヲヅキたちスタークラス、そのあとにどどーんとみんないっぱい。
Bryant Baldwin氏振付の場面ね。場面名は「Shining Cool Rhythm!」。
黒スーツ男たちのダンス、そのあとセクシーなミニドレス姿のショーガールたちが登場する、アレ。
ムラの初日あたりは、あまり感動はなかった。
たしかにちぎくんはかっこいいけど、それはわかっている範疇というか。衣装も振付も格好いいけど、だからどうってこともないというか。
ちぎくんやヲヅキたちがかっこいいのは、場面でも振付でもなく、もともと彼らがカッコイイってだけ。
場面としても振付としても、抜きん出たものはなかった。や、振付自体はいいんだろうけど、それがキャストを活かしていないというか。
むしろ、無駄に長くてどうしようかと思った。
振付に振り回されている感が、落ち着き悪かったの。
一生懸命キザっているけど、身についていない感じ、その「一生懸命さ」が振りのクールさによって悪目立ちしているというか。
タカラヅカ的でない分、空回っているというか。
うわ、きっつー……。てな感じが、あった。
それが。
回数を重ねるごとに、変わっていった。
男の子たちが、もお、劇的に。
キザることを、楽しみだした。
それこそ、端っこの研2のひよっこたちまで。
これは……知ってる……知ってるよこれ、この興奮。
「I Gotcha」だ!
今の時代の、雪組の、「I Gotcha」だ!
初日から「出来上がっている」のが雪組の特徴だ。だから初日であれれな出来のこの場面に、疑問符がとびまくった。
そうか、初日はまだ出来てなかったんだ。
だってこれは、観客がいてはじめてスタートするものなんだもの!
男の子たちが変わった、そのあとはもお、楽しくてならない。
隅の隅まで、みんな楽しそうにキザっている。色気を振りまいている。
わたしは凰くんがやたら目に付くんだが、研3の彼までもが絶好調でキザっているのを見ると、胸が熱くなるっす。
こんな下級生まで、こんだけやっちゃいますか……。
雪組は真面目でおとなしい、小さく堅実にまとまりがちな組だ。
それゆえに、初日あたりは見ていてキツかった。
しかし、そんな組だからこそ、必要なんだ。
この場面を体験したことで、男の子たちはどーんと成長するはずだ。
舞台での在り方が、わかったんじゃないかな。男役として、そこに立つということ。
理屈はともかく、この場面が楽しくてならない。
下級生チェックしているだけで終わっちゃうよー。
また、ここが花組でない、雪組だからこそ、男たちだけの場面でなく、女の子たちも活躍するのがらしいなと思う。
女の子たちも、成長に加速度が付いている。
キュートでセクシーな場面であり、彼女たちにも自己表現の余白が与えられている。
美しく、セクシーに、自己表現していく彼女たちを見るのが、楽しくてならない。
そして、相乗効果。
男たちは女の子を意識してより格好良く男らしくなろうとし、女の子たちは男たちの視線を受けてさらに磨かれる。
男だけで磨かれる花組との違い(笑)。いいぞー、もっとやれー。
この場面、ほんと好き。
ナガさんとゆめみちゃんの活躍もうれしいし。
上から下まで、見どころだらけ。
目がいくつあっても足りない。
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