準トップスターとして、大劇場主演する、初日。@ロミオとジュリエット
2012年6月25日 タカラヅカ 準トップお披露目初日おめでとう、みりおくん。
……準トップ、というモノの是非はおくとして。
とんでもない重圧だろうに、よくぞやり抜いて。
てことで、『ロミオとジュリエット』みりおロミオ初日行ってきました。
公演の幕が開いてまだ4日目だっつーに、そのうち3日観劇している、って、ナニやってんだ、今もまだめちゃくちゃ時間なくて、ひーひー言いながら生きているくせに!
……『ロミジュリ』ファンなので、悔いはないです(笑)。
ちえねねはじめ、星組さんご一行観劇で、なんか豪華な客席でした。
ヅカヲタやって20年強。
トップスター以外の組子が、大劇場でトップを差し置いて主役を張る公演を観るのは、はじめてです。
わたしがヅカヲタになる前はあったらしいし、トップスター休演に伴う代役公演というカタチでなら、わたしがヲタになってからもあったと思う。ただ、わたしは観ていないので、知らない。
「準トップ」というものが、マスコミ発表によると「史上初」の肩書きらしいので、過去の例がどうあれ、宝塚歌劇団98年の歴史ではじめての出来事の、初日だったわけです。
大変だなあ。
ともかく。
なんかしみじみと、これって奇跡的なことだよな、 と思っていました。
みりおくんみたいな美しい人が、生まれたこと。
で、その美しい人が、よりによってタカラヅカに入団したこと。
で、その美しいタカラジェンヌが、外見だけでなく、実力もあるということ。
で、その美しく実力のあるスターが、よりによってロミオ役をやっていること。
ものすごい確率が重なって出来た、奇跡のようなもん。
すばらしく、ロミオ。
「ロミオとジュリエット」の「ロミオ」という、イメージまんま。
こんだけ美形でいいの?ってくらい、美形。
しかもその美形が、笑ったり悩んだりするし。愛を語ったり、するし。
なんのご褒美?
この美しい人のいろーんな顔を眺められる、それだけで「いいもん見た」「得した」と思えるわ。
みりおくんの素晴らしいとこは、ロミオが、子どもではないってことに、尽きると思う。
若い青年なんだけど、子どもじゃない。少年、というのともチガウな。ちゃんと「青年」「若者」だ。
その上で、なんとも初々しく、若い恋をしている。
彼の場合、中2病じゃないんだもんよー。
「まだ恋に恋してるのか」とベンヴォーリオ@マギーにからかわれても、「そうだよ」とするっと流す。むきにったなり心外だとは言わない。なんか、そんな次元を超えてる。
「大人」だから、「まだ子どもだな」とからかわれても、笑ってスルーしちゃうんだ。んなくだらないことは、気にも留めない。
恋に落ちる様はかわいいけど、幼くはない。
そのブレなさが、かっこいい。
原作がどうあれ元のミュージカルがどうあれ、タカラヅカでは「子ども」は歓迎されない。
大人の観客がときめくことのできる、「青年」でなくては。
まさおロミオが精神的にかなり幼く感じたのに、みりおロミオはちゃんと年相応の若者だったよ。
なんつっても、あのビジュアル!
髪型だって、いちばん似合う鉄板ヘアで来ましたよ! ロミオだからって奇をてらわない! れおんもキムもアシンメトリーがイケコ指定だったっぽいのに、みりおはいつものみりおくん! 本気で勝ちに来た感じ。や、その心意気やよし!
ティボルトやってるときは小柄さが目立って違和感だったけれど、ロミオなら理想的なサイズ感。長身ではないあたりも「ロミオ」っぽい。
顔眺めてるだけで楽しかった。いやあ、やっぱ舞台人は鼻ですよ鼻! 高い鼻はいいですな。
一方、ティボルト@まさおは。
本領発揮(笑)。……ごめん、語尾に(笑)が付く。
気持ち悪いよな、ティボルト。変な人だよな、ティボルト。いや、これ褒め言葉ですってば。
ロミオ役より、絶対こっちの方がまさおに合ってる。安心して見ていられるわ、ああ、いつものまさおだ、と。
なんで役替わりなんだろう。
このまま、みりおくんがロミオで、まさおくんがティボルトで、ずっと公演を続けてくれたら、もっともっと深化して、すばらしい公演になるだろうに。
数回ずつでリセットされるんじゃ、進化速度はかなり落ちるよな……で、そのうち公演が終わっちゃうんだよな。
もったいない。
まさおくんがトップスターであることは、なんの異議も疑問もないが、『ロミオとジュリエット』に関してだけは、まさおはティボルト役者だし、みりおはロミオ役者だ。
まさおはまだロミオも演じられるけど、ティボルトの方が魅力的かつ得意分野だし、みりおに至ってはティボルトは無理、ロミオこそが彼の天分。
や、わたしの勝手な感想ですが。
準トップ制度なんていらん、やめとけ、と今でも思っているけれど、それゆえにみりおロミオが見られたことはありがたいことで……ああジレンマ。
複雑だなあ。
ただわたしは、まさおの中2病全開のロミオも大好物だ。みりおこそが正統派ロミオだろうけど、まさおのどーしよーもなさが好き。
だから、言えることは。
役替わりは、どっちを見に行ってもオイシイ。
雪『ロミジュリ』は、役替わりの片方を観る気になれなかった。彼女の芝居が心に響かなかったためだ。
でも、月『ロミジュリ』は、役替わり両方観たい。どっちも楽しめる。
フィナーレは役替わり関係なく同一。
みやるり銀橋ソロ、「愛の為に」を歌うから、それを受けてハートのロケット「結婚の申し込み」になる。
雪が「天使の歌が聞こえる」の銀橋ソロで、天使のロケットだったように。月はハートなんだね。
で、愛つながりで「愛なんて気まぐれさ♪」と「綺麗は汚い」とみりおくんのスーツでラップ、大階段にまさおと4組のカップル登場で「エメ」……一昔前のディスコみたいな世界が展開される。
んでたしか総踊りで「愛の誓い」……ホストスーツの男たちとホステスドレスの女たち……イケコェ……。
それからまさおとちゃぴのデュエットダンス。「結婚だけは」。
パレードは「世界の王」。
ちゃんと最後にナイアガラ付けて降りてくるのはトップスターまさおくん。
……主役じゃないのに、やっぱり不思議な感じ。
修学旅行生がかなりいたんだが、誰がトップスターか、理解できたんだろうか。
ともあれ、『ロミジュリ』は、やっぱり楽しいっす。
……準トップ、というモノの是非はおくとして。
とんでもない重圧だろうに、よくぞやり抜いて。
てことで、『ロミオとジュリエット』みりおロミオ初日行ってきました。
公演の幕が開いてまだ4日目だっつーに、そのうち3日観劇している、って、ナニやってんだ、今もまだめちゃくちゃ時間なくて、ひーひー言いながら生きているくせに!
……『ロミジュリ』ファンなので、悔いはないです(笑)。
ちえねねはじめ、星組さんご一行観劇で、なんか豪華な客席でした。
ヅカヲタやって20年強。
トップスター以外の組子が、大劇場でトップを差し置いて主役を張る公演を観るのは、はじめてです。
わたしがヅカヲタになる前はあったらしいし、トップスター休演に伴う代役公演というカタチでなら、わたしがヲタになってからもあったと思う。ただ、わたしは観ていないので、知らない。
「準トップ」というものが、マスコミ発表によると「史上初」の肩書きらしいので、過去の例がどうあれ、宝塚歌劇団98年の歴史ではじめての出来事の、初日だったわけです。
大変だなあ。
ともかく。
なんかしみじみと、これって奇跡的なことだよな、 と思っていました。
みりおくんみたいな美しい人が、生まれたこと。
で、その美しい人が、よりによってタカラヅカに入団したこと。
で、その美しいタカラジェンヌが、外見だけでなく、実力もあるということ。
で、その美しく実力のあるスターが、よりによってロミオ役をやっていること。
ものすごい確率が重なって出来た、奇跡のようなもん。
すばらしく、ロミオ。
「ロミオとジュリエット」の「ロミオ」という、イメージまんま。
こんだけ美形でいいの?ってくらい、美形。
しかもその美形が、笑ったり悩んだりするし。愛を語ったり、するし。
なんのご褒美?
この美しい人のいろーんな顔を眺められる、それだけで「いいもん見た」「得した」と思えるわ。
みりおくんの素晴らしいとこは、ロミオが、子どもではないってことに、尽きると思う。
若い青年なんだけど、子どもじゃない。少年、というのともチガウな。ちゃんと「青年」「若者」だ。
その上で、なんとも初々しく、若い恋をしている。
彼の場合、中2病じゃないんだもんよー。
「まだ恋に恋してるのか」とベンヴォーリオ@マギーにからかわれても、「そうだよ」とするっと流す。むきにったなり心外だとは言わない。なんか、そんな次元を超えてる。
「大人」だから、「まだ子どもだな」とからかわれても、笑ってスルーしちゃうんだ。んなくだらないことは、気にも留めない。
恋に落ちる様はかわいいけど、幼くはない。
そのブレなさが、かっこいい。
原作がどうあれ元のミュージカルがどうあれ、タカラヅカでは「子ども」は歓迎されない。
大人の観客がときめくことのできる、「青年」でなくては。
まさおロミオが精神的にかなり幼く感じたのに、みりおロミオはちゃんと年相応の若者だったよ。
なんつっても、あのビジュアル!
髪型だって、いちばん似合う鉄板ヘアで来ましたよ! ロミオだからって奇をてらわない! れおんもキムもアシンメトリーがイケコ指定だったっぽいのに、みりおはいつものみりおくん! 本気で勝ちに来た感じ。や、その心意気やよし!
ティボルトやってるときは小柄さが目立って違和感だったけれど、ロミオなら理想的なサイズ感。長身ではないあたりも「ロミオ」っぽい。
顔眺めてるだけで楽しかった。いやあ、やっぱ舞台人は鼻ですよ鼻! 高い鼻はいいですな。
一方、ティボルト@まさおは。
本領発揮(笑)。……ごめん、語尾に(笑)が付く。
気持ち悪いよな、ティボルト。変な人だよな、ティボルト。いや、これ褒め言葉ですってば。
ロミオ役より、絶対こっちの方がまさおに合ってる。安心して見ていられるわ、ああ、いつものまさおだ、と。
なんで役替わりなんだろう。
このまま、みりおくんがロミオで、まさおくんがティボルトで、ずっと公演を続けてくれたら、もっともっと深化して、すばらしい公演になるだろうに。
数回ずつでリセットされるんじゃ、進化速度はかなり落ちるよな……で、そのうち公演が終わっちゃうんだよな。
もったいない。
まさおくんがトップスターであることは、なんの異議も疑問もないが、『ロミオとジュリエット』に関してだけは、まさおはティボルト役者だし、みりおはロミオ役者だ。
まさおはまだロミオも演じられるけど、ティボルトの方が魅力的かつ得意分野だし、みりおに至ってはティボルトは無理、ロミオこそが彼の天分。
や、わたしの勝手な感想ですが。
準トップ制度なんていらん、やめとけ、と今でも思っているけれど、それゆえにみりおロミオが見られたことはありがたいことで……ああジレンマ。
複雑だなあ。
ただわたしは、まさおの中2病全開のロミオも大好物だ。みりおこそが正統派ロミオだろうけど、まさおのどーしよーもなさが好き。
だから、言えることは。
役替わりは、どっちを見に行ってもオイシイ。
雪『ロミジュリ』は、役替わりの片方を観る気になれなかった。彼女の芝居が心に響かなかったためだ。
でも、月『ロミジュリ』は、役替わり両方観たい。どっちも楽しめる。
フィナーレは役替わり関係なく同一。
みやるり銀橋ソロ、「愛の為に」を歌うから、それを受けてハートのロケット「結婚の申し込み」になる。
雪が「天使の歌が聞こえる」の銀橋ソロで、天使のロケットだったように。月はハートなんだね。
で、愛つながりで「愛なんて気まぐれさ♪」と「綺麗は汚い」とみりおくんのスーツでラップ、大階段にまさおと4組のカップル登場で「エメ」……一昔前のディスコみたいな世界が展開される。
んでたしか総踊りで「愛の誓い」……ホストスーツの男たちとホステスドレスの女たち……イケコェ……。
それからまさおとちゃぴのデュエットダンス。「結婚だけは」。
パレードは「世界の王」。
ちゃんと最後にナイアガラ付けて降りてくるのはトップスターまさおくん。
……主役じゃないのに、やっぱり不思議な感じ。
修学旅行生がかなりいたんだが、誰がトップスターか、理解できたんだろうか。
ともあれ、『ロミジュリ』は、やっぱり楽しいっす。
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