日付は1日ズレてますが、『フットルース』アフタートークショー「音月桂・舞羽美海・未涼亜希・蓮城まこと/司会:早花まこ」に行ってきました。

 当方ルポ機能はないので、相変わらずただの感想です。

 1本物芝居の終演後だから、みんな役の衣装姿でトークですよっと。

 このトークのテーマは、ずばり「喋りの虫に屈したまつださん」でした、わたし的に(笑)。

 とゆーのも、アフタートーク開始当初、われらがまっつさんはあまり喋る気がなさそうでした。
 たぶん、コンディションの問題もあるんだと思う。できるだけ喋らないでいようと思っている感じ。

 みんな個々にマイクを手にして、司会のきゃびいの言葉に従って自由に話すんだけど、まっつさんってばマイクを下げたまなんだもん(笑)。
 手にしたマイクが膝の上。他の子たちがマイクを(喋っていないときでも)口元に持ってきてるっつーのに。

 なのに、だ。
 トークが進むにつれ、まっつさんが喋り出す。
 ツッコミ冴える(笑)。大阪人の血が騒いでいるのか……?!

 で、後半からラストにかけて、いつものまっつ節というか、最近のトークショーで「まっつが全部持って行った」的に笑いをどっかんどっかん取る、あの調子になってアフタートーク終了。

 まっつ……!!
 なんておいしい人なの……。

 最初喋らなくて、後半エンジンかかって、ラスト持って行く、って。
 そうやってしれっと終わるのが、すごい勢いで膝叩いたよ、まっつらしい!!と。

 まっつが喋り出すきっかけを作ってくれたのはキムくんだっけ?
 まっつに話を振るんだよね。
 たしか、フィナーレ2種類あるけど、オススメどっち?って。
 んでまっつが「どっちも。甲乙つけがたい」ってぼそぼそ喋り出して。あれ? オタ芸の話振ったのはその前? あと?(客席参加型『フットルース』、お客さんがすでに振付マスターしていることから、牧師さんがオタ芸披露まで話が飛躍した)
 とにかく、キムくんが話振るもんだから。

 まつださん、なんかスイッチ入った?

 自分のこの役のここがこだわり、っていう質問に対し、みんな一瞬悩んで沈黙したその瞬間、間髪入れずまっつのツッコミが入る。

「ここ」と、キムくんのブーツを指さす。

 まつださん。質問、聞いてました? 「自分の」役のこだわりですってば!!
 キムくんのこだわり指摘ぢゃないって!(笑)

 キムくん爆笑、「気づいてた?!」と。レンのブーツの折り返し部分。わざと一部だけ折って履いてるんだって。
 まっつ、どや顔。

 自分の役のこと聞かれて、自分のことそっちのけで「キムくんをよく見ている」ゆえの「こだわりポイント」を披露してくれるなんて、キムまつ萌えの人を喜ばせるネタだなあ、と感心した。
 で、キムくんが打てば響く子だなあと思うのは、それに対し自分の話で終わらせず、「まっつのこだわり知ってる、これでしょ!」と返すこと。
 ……それが本当に「日頃からこだわりだと見抜いている」様子ではなく、単に今話の流れで思いついただけ、という感じであったとしても(笑)。

 キムくんはまっつ牧師様の緑色のストール?を、「こだわり」と決めつけてました。まっつは否定も肯定もせず。キムくんの「緞帳みたい」という表現にウケてた。

 きんぐのこだわりが、いかつい指輪。
 レンを殴るときに「痛そう」と思ってもらうように、わざとしているらしい。
 それはいいけど舞台稽古にて、ほんとに痛い指輪らしく、自分で自分の手を傷つけてしまったきんぐ、血がどばっと出て、組んで踊るみみちゃんにも血が付いてしまったそうな。
 舞台上も客席もその話にざわざわしているっつーに。

「うちの娘になにすんの」(大阪弁)

 ツッコミ入りました、場内爆笑。

 まっつパパはどんどん親バカぶりを発揮して。

 娘は両親のどっちに似てるんだろう、っていう話題に対し、

「絶対お父さん」

 言い切りました。親バカ。親バカですよこの人!!
 アリエルのこと、「かわいい」って言ってた。

 ……自分に似てかわいい、って言ったのかな? 娘が美少女なのは、自分に似ているから、自分が美形だから……って暗に言っているのかもしれぬ(笑)。

 カルロス@キムくんのパパだったときは、そんなことまったく言ってなかったと思うから、ほんとに今、娘がかわいいんだな~~、まあ、男親ってそうだよな~~。

 ムーア家は、イイ家族なんだと思う。
 まっつも自分で家族ネタにのっていた。
 ヴァイ@きゃびいの作った夕飯を、アリエルも自分も食べないでリビングを出て行ってしまう。ものすごいごちそう、かつ、ものすごい大量なのに。
 それで、「この人ひとりで食べるの」と、きゃびいを指す。この人って言ったよね? なんて身内感覚の表現(笑)。
 それを受けてきゃびい、「ふたりがいなくなったあとなにげにちらっと料理を見てるんです。これどうすんのよって」……リアルだ……リアル過ぎる家庭の風景……。

 んで、どういう流れでその話になったか忘れたけど、たしかキムくんが「きんぐのあの袋の中なに入ってんの?」といきなり聞いたんだ。
 あの袋……ひとり街を出ていく不良青年チャックくんが抱えている、ズタ袋。
 きんぐ、間髪いれず、さらっと。

「あの中には、夢と希望が」

 うまい。これはうまい返しだー! 一斉に拍手! ……キムくん笑いすぎ。
 その満場の拍手と笑いまくるキムくん、というタイミングで。

「ドス黒いんだろうね。ブラックホールみたいになってるの」

 ぼそっと低音ツッコミ入りましたーー!!

 場内爆笑。……ってゆーか、いちばん爆笑してるのがキムくん。笑いすぎ(笑)。

 いやあ、いいなあほんと! きんぐをいじるまっつの容赦なさ、ステキ!

 まっつ→きんぐはまだあって。
 ラストにひとりずつ締めの挨拶するところで。

 まっつは「いろんな愛の形のある役」というよーな意味のことを言っていた。娘や妻に対する愛……だけでなく、レン@キムに対しても「愛」という言葉を使った。「親子じゃないけど、親子のような愛の形」と。
 ああやっぱ、そーゆーことなんだねえ、としみじみしていたら。
「残念なのは、チャックを公正させられなかったこと」
 と、しれっと言うんだもの。

 いきなり話を振られたきんぐびっくり、キムくんはさっそく口を出して混ぜっ返すし。

「ひとこと言ってくれたらいいのに。いつでも話聞くよ?」
 と、牧師様。なんかわざとらしいほどに、やさしげ。
 それを聞いてきんぐは、
「夢と希望を持って次の街に……」
 と、「ストーリーをただ口にしました」って感じに言う。牧師様のやさしさが届かなかったよ残念、と。
 そしたらそのやさしい牧師様が、

「行っちまえ行っちまえ!」

 手のひら返した。

 爆笑。
 やさしげだったのは、そのあと落とす前振り? コントとして脚本あるんじゃなく、即興でこんなことやってんの?

 なんつーか。
 まっつって、面白い人だなあ。

 大阪人として、話にオチがあるのは当然だけど(大阪では、日常会話でもオチがないと嫌がられます。鍛えられます)、それにしても素でこれって、すごいわー。

 前半おとなしかったくせに、後半どっかんどっかん笑い取って、爆笑で終わってるよ。

 ほんと面白かった……。なにを言ってもしれっと低温なところがまた、おかしい。

 愉快なアフタートークでした。満足満足。


 それと。
 このトークがまともに「会話」として盛り上がったのはきんぐに司会をさせなかった功績だと思います(笑)。
 参照は『ドン・カルロス』アフタートークね。
 http://koala.diarynote.jp/201203211215549936/

 きんぐかわいいよきんぐ。

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