言葉足らず時間足らず・その4。@フットルース
2012年7月18日 タカラヅカ 『フットルース』覚え書き、だらだらと。
町議会での演説練習をするレン@キム。
万能な主人公がひとりでなんでもやってしまうのではなく、ふつーの男の子が仲間たちと一緒に困難を乗り越えていくのがいい。
ダンスパーティが開催できる前提で、体育館の飾りを作っているのかな、周りの子たちは。
上手側にいる不良チーム4人組が、手作りのお花で遊んでいるのが愉快。
毎回なにかしらやってるんだね。レオくんがあのトサカリーゼントにお花を挿していたり、投げてみたり、もーいちいちかわいい。
不良もふつーの子も、みんなみんな、心はひとつ。
同じ傷を持ち、同じ希望を持って前へ進もうとしている。
ここでレンのダンス教室になる。
教えてくれるのはいいし、音楽付きで実際に舞台と一緒に踊るのもイイ。
客席下りもにぎやかだし、降りるのは下級生たちで、主要メンバーは舞台上にいるので、2階3階が置き去りにされることもない。
ただ、音楽付きではじまったあと、客席が放置されるのは、要改善だと思う。
だれでも踊れる簡単な振付、で、プロの彼らが1曲踊るわけにはいかない。曲の頭だけその振付で、そのあとは彼らはプロのダンスと芝居に戻ってしまい、客席は「え? あたしたち、どうすればいいの?」状態になる。
舞台の上では、ただのダンスではなく、レンたちは原稿作りの続きをやっているし、女の子たちも自分たちで盛り上がっている。
ペンライト振ってる客席の立場は……?
レンたちが一緒に踊ってくれるのって1ターンだけ、観客は惰性で2ターンまでやるけど、そのあとはほんと、なにをどうすればいいかわかんないんだもんなあ。
レンたちがもう踊ってなくても、客席はずーーーっと同じ振付で踊り続けるとか、手拍子に切り替えるとか、誰か仕切ってくれ……ぐだぐだになって自然消滅、てのは、つまらない……。
ここのラスティ@あゆっちの歌は好き。女の子たちみんなかわいい。
お祭り騒ぎの終了は、アリエル@みみの登場で。
みみちゃん出てきたら、みんなペンライト消すのですよ。
そう、みみちゃんはこの楽しい場面に出ていないんだ。
そして、トークショーのことを思う。
キムみみまっつきんぐ、司会きゃびいのトークショーで、やたらと「客席参加型、舞台上からダンス指南」ネタを振るんだけど、……このメンバーで、ダンス指南場面に出てるのって、キムだけやん! で、反対にコマあゆ出演トークショーでは、その話題なしだったのだわ。
劇団ってほんとバカ……。なんでそんなトークショー台本書くかなー。(今回の目玉としているもんだから、2回あるトークショーの1回目は息せき切ってソレを台本に盛り込んでしまったんだろう、出演メンバーのことも考えず)
質問されても、その場面に出ているのはキムひとり、他のみんなは返答に困り(まっつはハナから答える気なさそうだった・笑)、案の定キムくんひとりが気を遣いまくってえんえん喋っていた、印象。
アリエルの言う「天国に近い場所」でのふたり……レンとアリエルの場面は、毎回もれなくだだ泣きになる。
列車の高架下でひとり詩を書く少女、アリエルの抱いていた孤独は、どれほどのものだろう。
特別なにも語られないのに、彼女の孤独、傷の深さに息が詰まる。
そして、それを理解し、シンクロするレンの優しさと、……その心の傷にも。
アリエルがいじらしくて、レンがいとしくて。
シンプルに、このふたりを好きだと思う。
このふたりが出逢えて良かった。
そう思う。
えーと、キスシーンで暗転して、翌朝?になってるんだけど、アメリカンな高校生的に、それはどういうことなんだろうなあ。レンとアリエル、ふたりで出勤してるんだけど。
……まあいいや。
ほんと、どっちでもいい。どっちでも、かわいいと思うし、萌えだと思う。
町議会場面はまた、目がひと組では足りない。生徒たちがみんなそれぞれ小芝居してるんだもの。
つか、カップルが出来上がってるんだよみんな……(笑)。ひとつの目標に向けて闘いだしたから、恋愛階段上りやすかったんだろうな。
しかし、「飼い犬の登録料値上げ」→「これでペットは家族になったのよ」はよくわからん……。
レンは舞い上がっちゃって、決して「すばらしい演説」にはなっていない。
だけど彼の一生懸命さや、高校生たちの心がひとつになっている様子を見れば、心ある大人は彼らを支持してもおかしくない。
彼らが「成長した」のがわかるもの。
ただバカ騒ぎがしたい、遊びたい、ってだけで主張しているんじゃないって、わかるもの。
だけど結果は、子どもたちの完敗。
……大人の汚さによって。
カーテン前のエセル@ヒメとレンの会話が好き。
なんかもお、リアルに「親子」。
イケメンの息子を思わず抱きしめちゃって、息子に嫌がられるとか、ありがちよねー(笑)。
正攻法で、相手のルールブックに則って闘いを挑んだレン。まさか相手が不正をしているなんて、夢にも思わない。
そういうところが、好きすぎる。エセルと同じように。
エセル相手のレンの言葉遣いがいいの。他の誰ともチガウの。「僕は負けたんだぜ」とか、「~~だぜ」喋りがツボ。
仲間たちにはもう少しチガウ喋り方をしている。
家族なんだなあ。ママにだけ、他の誰ともチガウ話し方をするって。
レンとムーア牧師@まっつのくだりはまた、腰を落ち着けて語るとして。
まっつの演技、すごいよなああ。
レンが去り、アリエルが去ったあとの演技、そしてソロがまた、すごい濃度で。
ステンドグラスと十字架、下手の階段席にうつむき坐り込んだムーア、この画が鳥肌モノの美しさ。
そこから画面がどんどん開いてゆき、教会内ではなく外……広がる空のもと、ムーアが演壇で語る……この演出が、画面が、すごいなと。
教会内の演壇は、一段高いところにあるんだけど、ここではフラットなの。わざわざセリが沈んで、同じ高さになるのよ。
ムーアも、街の人々も、みんな同じ位置にいる。
広い空の下。
ムーアが条例撤廃を、ダンスパーティを可としたとき、学生たちが歓声を上げ大喜びするのは当然として、興味深いのは他の大人たち。
彼らも、解き放たれたんだと思う。
もともと及び腰だった副校長@がおりはともかくとして、強固だった校長先生@杏奈ちゃんもが、やわらかく笑って目元をぬぐう。
ダンス禁止タカ派であったことは確かだけど、彼女も行き詰まっていたんだなあと。
エセルが前もって説得していたらしい、ザッキーとすずちゃん夫婦はすんなり受けて入れているようだし、大変そうなのは警官@亜聖くんとダンバー先生@香音くんか。ダンバー先生は、奥さん@いのりちゃんになだめられてたけど……奥さんは大丈夫そう。警官はエセルとハグするから受け入れてるのかな、帽子で表情がよくわからない。
大人たちのドラマも、ちゃんと見てみたいよ。
ダンバー先生気になる(笑)。ムーア氏との関係ごと、気になる(笑)。
続く。
町議会での演説練習をするレン@キム。
万能な主人公がひとりでなんでもやってしまうのではなく、ふつーの男の子が仲間たちと一緒に困難を乗り越えていくのがいい。
ダンスパーティが開催できる前提で、体育館の飾りを作っているのかな、周りの子たちは。
上手側にいる不良チーム4人組が、手作りのお花で遊んでいるのが愉快。
毎回なにかしらやってるんだね。レオくんがあのトサカリーゼントにお花を挿していたり、投げてみたり、もーいちいちかわいい。
不良もふつーの子も、みんなみんな、心はひとつ。
同じ傷を持ち、同じ希望を持って前へ進もうとしている。
ここでレンのダンス教室になる。
教えてくれるのはいいし、音楽付きで実際に舞台と一緒に踊るのもイイ。
客席下りもにぎやかだし、降りるのは下級生たちで、主要メンバーは舞台上にいるので、2階3階が置き去りにされることもない。
ただ、音楽付きではじまったあと、客席が放置されるのは、要改善だと思う。
だれでも踊れる簡単な振付、で、プロの彼らが1曲踊るわけにはいかない。曲の頭だけその振付で、そのあとは彼らはプロのダンスと芝居に戻ってしまい、客席は「え? あたしたち、どうすればいいの?」状態になる。
舞台の上では、ただのダンスではなく、レンたちは原稿作りの続きをやっているし、女の子たちも自分たちで盛り上がっている。
ペンライト振ってる客席の立場は……?
レンたちが一緒に踊ってくれるのって1ターンだけ、観客は惰性で2ターンまでやるけど、そのあとはほんと、なにをどうすればいいかわかんないんだもんなあ。
レンたちがもう踊ってなくても、客席はずーーーっと同じ振付で踊り続けるとか、手拍子に切り替えるとか、誰か仕切ってくれ……ぐだぐだになって自然消滅、てのは、つまらない……。
ここのラスティ@あゆっちの歌は好き。女の子たちみんなかわいい。
お祭り騒ぎの終了は、アリエル@みみの登場で。
みみちゃん出てきたら、みんなペンライト消すのですよ。
そう、みみちゃんはこの楽しい場面に出ていないんだ。
そして、トークショーのことを思う。
キムみみまっつきんぐ、司会きゃびいのトークショーで、やたらと「客席参加型、舞台上からダンス指南」ネタを振るんだけど、……このメンバーで、ダンス指南場面に出てるのって、キムだけやん! で、反対にコマあゆ出演トークショーでは、その話題なしだったのだわ。
劇団ってほんとバカ……。なんでそんなトークショー台本書くかなー。(今回の目玉としているもんだから、2回あるトークショーの1回目は息せき切ってソレを台本に盛り込んでしまったんだろう、出演メンバーのことも考えず)
質問されても、その場面に出ているのはキムひとり、他のみんなは返答に困り(まっつはハナから答える気なさそうだった・笑)、案の定キムくんひとりが気を遣いまくってえんえん喋っていた、印象。
アリエルの言う「天国に近い場所」でのふたり……レンとアリエルの場面は、毎回もれなくだだ泣きになる。
列車の高架下でひとり詩を書く少女、アリエルの抱いていた孤独は、どれほどのものだろう。
特別なにも語られないのに、彼女の孤独、傷の深さに息が詰まる。
そして、それを理解し、シンクロするレンの優しさと、……その心の傷にも。
アリエルがいじらしくて、レンがいとしくて。
シンプルに、このふたりを好きだと思う。
このふたりが出逢えて良かった。
そう思う。
えーと、キスシーンで暗転して、翌朝?になってるんだけど、アメリカンな高校生的に、それはどういうことなんだろうなあ。レンとアリエル、ふたりで出勤してるんだけど。
……まあいいや。
ほんと、どっちでもいい。どっちでも、かわいいと思うし、萌えだと思う。
町議会場面はまた、目がひと組では足りない。生徒たちがみんなそれぞれ小芝居してるんだもの。
つか、カップルが出来上がってるんだよみんな……(笑)。ひとつの目標に向けて闘いだしたから、恋愛階段上りやすかったんだろうな。
しかし、「飼い犬の登録料値上げ」→「これでペットは家族になったのよ」はよくわからん……。
レンは舞い上がっちゃって、決して「すばらしい演説」にはなっていない。
だけど彼の一生懸命さや、高校生たちの心がひとつになっている様子を見れば、心ある大人は彼らを支持してもおかしくない。
彼らが「成長した」のがわかるもの。
ただバカ騒ぎがしたい、遊びたい、ってだけで主張しているんじゃないって、わかるもの。
だけど結果は、子どもたちの完敗。
……大人の汚さによって。
カーテン前のエセル@ヒメとレンの会話が好き。
なんかもお、リアルに「親子」。
イケメンの息子を思わず抱きしめちゃって、息子に嫌がられるとか、ありがちよねー(笑)。
正攻法で、相手のルールブックに則って闘いを挑んだレン。まさか相手が不正をしているなんて、夢にも思わない。
そういうところが、好きすぎる。エセルと同じように。
エセル相手のレンの言葉遣いがいいの。他の誰ともチガウの。「僕は負けたんだぜ」とか、「~~だぜ」喋りがツボ。
仲間たちにはもう少しチガウ喋り方をしている。
家族なんだなあ。ママにだけ、他の誰ともチガウ話し方をするって。
レンとムーア牧師@まっつのくだりはまた、腰を落ち着けて語るとして。
まっつの演技、すごいよなああ。
レンが去り、アリエルが去ったあとの演技、そしてソロがまた、すごい濃度で。
ステンドグラスと十字架、下手の階段席にうつむき坐り込んだムーア、この画が鳥肌モノの美しさ。
そこから画面がどんどん開いてゆき、教会内ではなく外……広がる空のもと、ムーアが演壇で語る……この演出が、画面が、すごいなと。
教会内の演壇は、一段高いところにあるんだけど、ここではフラットなの。わざわざセリが沈んで、同じ高さになるのよ。
ムーアも、街の人々も、みんな同じ位置にいる。
広い空の下。
ムーアが条例撤廃を、ダンスパーティを可としたとき、学生たちが歓声を上げ大喜びするのは当然として、興味深いのは他の大人たち。
彼らも、解き放たれたんだと思う。
もともと及び腰だった副校長@がおりはともかくとして、強固だった校長先生@杏奈ちゃんもが、やわらかく笑って目元をぬぐう。
ダンス禁止タカ派であったことは確かだけど、彼女も行き詰まっていたんだなあと。
エセルが前もって説得していたらしい、ザッキーとすずちゃん夫婦はすんなり受けて入れているようだし、大変そうなのは警官@亜聖くんとダンバー先生@香音くんか。ダンバー先生は、奥さん@いのりちゃんになだめられてたけど……奥さんは大丈夫そう。警官はエセルとハグするから受け入れてるのかな、帽子で表情がよくわからない。
大人たちのドラマも、ちゃんと見てみたいよ。
ダンバー先生気になる(笑)。ムーア氏との関係ごと、気になる(笑)。
続く。
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